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鴨川ホルモー
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鴨川ホルモーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 121~140 7/10ページ
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これは相当面白い! 久しぶりに出遭った超お勧め小説です!! ■ホルモーって何? 結局なんなのかわかりません。 登場人物もよくしらないみたいです。 でも、読んでいくうちになんとなくわかったような・・・わからないような・・・ 登場人物もきっとそんな気持ちなのです。 ■ラブコメ? 「ラブ」と「コメディ」が若干分離しているような気がしますが、 私はこの小説はラブコメに分類すべきだと考えます。 あと、ラブコメとは関係ないですが、戦略シミュレーション的な属性もあるようです。 ■笑える! シリアスな局面から一転、急におばかな展開になったりして・・・ 私はスターバックスコーヒーでこの本を読んでいたのですが、 うっかり噴出してしまい、周囲から怪訝な顔をされてしまいました。 | ||||
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友人から「面白い」と勧められた小説です。 確かに。。。 設定もストーリーも荒唐無稽ですが、 背景にあるのは京都の若者の青春。 本書の最大の魅力だと思います。 京都、大学生、陰陽師。 この組み合わせの妙が、 「鴨川モルホー」を面白く、 読者をちょっと切なくさせてくれる理由でしょう。 | ||||
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僕はこの作品は、大好きです。 ホルモーという名の白い咆哮が、青春の泥沼の戦いを一挙さわやかに、まるで真っ白の雲のように浄化してしまいます。 全体としては、清潔感吹き抜けるバラエティコメディとして、又、ささやかな悩みによって自分を越えてゆく青年達の成長物語として、笑いながらも終始充実感を失わず一挙に読める流れを感覚しました。 とってもビターで、透明感のある笑いと粛正、恋心とが、冴えない青春を青空如く冴え渡らせています。 映画も楽しみにしています。 | ||||
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単行本の発売時から不思議なタイトルは気になっていた。でも表紙の漫画イラストがちょっと52歳のオジサンには無理かなぁ、という感じだった。 でもその後嵌ったTVドラマ「鹿男あをによし」の原作者が鴨川ホルモーと同じ万城目学氏と知って、がぜん興味がわいてきた。 そこで文庫化をきっかけに読んでみたら、ホント面白かった。何年ぶりで買った角川文庫だろう。サイドストーリーである「ホルモー六景」も合わせて読むとさらにどっぷりホルモーワールドに浸れます。 | ||||
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06年04月の単行本の文庫化,第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作でデビュー作になります. 気になる『ホルモー』の意味については,はじまりの段階ですぐに明らかにされます. ただ,それは文字通り『はじまり』に過ぎず,何も知らなかった主人公らと同じように, 読み進めながら本当の意味,昔から代々受け継がれてきた謎を知っていくことになります. とはいうものの,歴史や謎解きどうこうというのではなく,基本は大学生の青春物語で, 『ホルモー』から始まった恋や友情,鬱屈,そこからの脱却?がおかしく描かれています. また,ユーモアにも富んでいて,バカバカしい,あえてずれた所を狙っていそうなそれらは, 何気ない語りや表現にも顔を覗かせ,ちょっと気を緩めているとすぐに噴き出してしまいます. 舞台は京都で主人公はモテない大学生,そして少し不思議な和の世界観というあたりが, 森見登美彦さんとよく比べられるようですが,あちらほど言い回しに『クセ』はない印象. ユーモアについては,田中啓文さんや東川篤哉さんらのセンスがお好みならおすすめします. 爆笑や爽快感などとはまた違うのですが,テンポのよさは難しいことを考えずに読めますし, オーソドックスながらもキレイに締められるラストまで気持ちよく楽しませてくれる作品です. | ||||
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鴨川ホルモー。映画化だそうで、文庫に落ちたことですしと遅ればせながら読んでみました。ちょっと前に読んだ森見登美彦さんの「夜は短し恋せよ乙女」もそうでしたが、この万城目学さんの「鴨川ホルモー」も面白くって、もっと早めに読んどけばよかったなぁと思った次第です。 舞台は京都。 若者たちの青春と、馬鹿馬鹿しくも古代から連綿と受け継がれて来たとあるイベントを描いた作品で、気持ちよく楽しませていただきました。古代から受け継がれてきたイベントというのが、今流行りの陰陽道がらみのもので、主人公たちは古代からの契約に乗っ取り、人外のものを使役して京都を舞台にいくつかの勢力に別れて戦うんですが、、、たぶん、これだけでは間違ったニュアンスで伝わっちゃうと思います。今説明したような内容なのは間違いないんですが、文面から受ける、まるで週刊少年ジャンプ的な闘いの物語でもなく、ハリーポッターのようなファンタジーなものでもなく、もっと馬鹿馬鹿しくてどこかしょぼい、でも一風変わったゲームを彼らはやるのです。ホルモーという言葉が実に絶妙にその感覚を伝えてはいるのですが、そのあたりは読んでのお楽しみです。 あらすじとしては、主人公たちが京都の葵祭の夜にサークル勧誘をされるところから始まり、実は先輩達の用意周到な作戦により、一学年置きにしかメンバーがいない不思議なサークルの謎を追う中で徐々に彼らの目論みやホルモーという謎のイベントの正体がわかっていくというもの。その中で、恋あり、冒険あり、学園ものあり、といろいろ楽しいイベントが次々に起こります。 キャラクターが主人公をはじめとして、全員くっきりとキャラ立ちしているのでそういう風に青春小説的に読んでも十二分に面白いです。デビュー作ということでか、ちょっとところどころ構成が不自然なところもありますが、それを補ってあまりある楽しさがこの本にはあります。 映画のほうは、今ちょっと予告とか見た限りでは山田孝之やら栗山千明という異色キャスティングで、、大丈夫かなと思わせるものですが、映像にすればしたで結構面白そうな作品です。 龍谷大学とか京都大学とか京都産業大学とか同志社大学とか、本当にローカルで懐かしい大学の面々が主役なので関西だとさらに楽しめる仕上がり、かな? (ただ、映画予告とかキャスト見ていると、オリジナルキャラが大量投入されているようです。笑福亭鶴光だとかパパイヤ鈴木がそのあたりに振られていますので、全然別ものっぽくなっているかも知れません) | ||||
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【鴨川ホルモー】ホルモンじゃなくて、ホルモーが青春だ 「ホルモン」ではなく、「ホルモー」。 この小説を手に取ったら、たぶん、頭の中で確認してしまうだろう。 この「ホルモー」という響き。何のことだろう?と興味をひかれる。 「ホルモー」とは、「オニ」を使って戦う競技のことだ。 舞台は、京都。 京都大学に入学したばかりの俺、「安倍」が主人公。 いきなり、怪しげなサークルに勧誘され、「オニ」の使い方を伝授されていく。 そして、京都にある大学対抗競技「ホルモー」に参戦することになる。 「ホルモー」は団体競技。大学、サークル、団体競技とくれば、メンバー同士の人間関係、恋愛がミソになる。 「オニ」の使い方を伝授されていく過程は、「オニ」の存在が浮いている感じがして、「マンガみたいだなぁ」という印象が強かった。 しかし、サークルのメンバー同士の人間関係、恋愛模様が色濃く描かれだす後半部分は、「オニ」について、「まあ、こういう存在があってもいいかぁ」と思えてきた。 青春の思い出となるような出会い、出来事。誰にでも似たような経験があるだろう。 そこに「オニ」を使った「ホルモー」を、スパイスに使っている。 大学卒業から時間が経っている人は、読み終わった後に、懐かしく、爽やかな気持ちになれる。 | ||||
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ハリポタのクィディッチよりよっぽど楽しそうな、ホルモー。二年しかできないのが残念…か?ちょっと不気味なホルモー自体の設定もいいのだけれど、なによりすばらしいのは、貧乏な大学生の生態、サークル活動のやるせないユルさ、若い男女の妙な意地の張り合いを見事に書ききったことだと思う。三十越えた身には、あ〜こうだったなぁ、みたいな懐かしさがあふれる。主人公より、あ〜こういう帰国子女いるよね、とか、こういう妙に穏やかな先輩いるよね、みたいな脇役に愛着が沸く。惜しむらくは少し文章堅いか。映画化されるみたいなのでちょっと楽しみです。 | ||||
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「鹿男あをによし」の万城目学のデビュー作であり、ボイルドエッグズ新人賞受賞作品。何気ない大学生活の日常と、ホルモーという競技を描く青春ファンタジー。最近知ったが、何気ない日常と、それととなりあわせるファンタジーやSFを描いた作品を「マジックリアリズム」というらしい。万城目もそうだが、森見登美彦(「夜は短し歩けよ乙女」など)や桜庭一樹(「赤朽葉家の伝説」など)も、この手法を得意とするそうだ。最近読む本、人気のある本は、このマジックリアリズムの手法を用いた作品が多いと思う今日この頃。きっと、みんなこの息苦しい世の中から逃げ出したいのかもしれないなぁ。。ということはおいといて。 大学生となった主人公安倍は、「京大青竜会」という名のサークルに誘われる。タダ飯を食うために参加した新歓コンパで女性に一目ぼれ。サークル活動に参加することとなる。そして知る、京大青竜会と、「ホルモー」の秘密。吉田神社で彼らが目にしたものとは神かはたまたオニなのか。恋に友情にホルモーに、安倍は青春を駆け抜ける。 「鹿男あをによし」のときよりは設定の薄っぺらさを感じるが、それでも京都を舞台としたことで世界観と設定がマッチしている。森見もそうだが、京都や奈良って、いまだに何かありそうな神秘的なイメージ。加えて、魅力あるキャラクターたち。ああ、学生時代に戻りたい。。という気持ちにさせる、秀逸な作品であった。ただ、表紙の絵はなぜ4人なのか、そしてなぜ、3人目がはだしではないのか、納得できる答えをほしいものである。 | ||||
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ホルモーって何?そんな疑問から読み進むうちに、軽快で潔い文体に引き込まれました。 もう一度学生時代を、そして京都を闊歩したくなる読後感爽快な一冊です。 | ||||
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まず一言、面白かったー(笑)!!! そして、ちゃんちゃらあり得ない話なので、そういうのを楽しめない方は、読まない方がよい。 アホらしくて、下らなくて、けれどこの限りなく時間を浪費し続けてる感じが、学生時代なのよ(笑)。 現在30代半ばであるが、今20代以下の方は、この物語の中で重大な意味を持つあのCMソングを歌えないのでは? 覚えてらっしゃる方は、是非、声に出して歌って頂きたい(笑)。 情景が脳裏に焼きついて、笑いがとまらなくなることうけあい! せえのっ(笑)、レエナウーン、レナウン、レナウン♪ …おっと、お話の内容についてはこれは「ホルモー」のネタばれになるので省略するが、「ホルモー」と「サークル」内の恋を中心とした人間関係が二代柱。 あなたの学生時代を思い出しながら、マンガ感覚で読むのが正解。 | ||||
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青春小説を読みたいと思ってアマゾンのレビューを参考に買いました。 読みやすく設定もおもしろかったです。 ただ、サークルを舞台にしている割に人間関係が狭い…… 最大20人、同期だけでも10人いるサークルなのに(しかもチーム競技)まともに描かれているのは友人一人と女の子二人ぐらい。 会長(とりあえず便利)もライバル(とりあえず敵)のテンプレートっぽさを感じました。 他の部員は論外。他チームも空気 最近すごい売れたらしいラノベも読んだのですが主人公のキャラクターが結構似てました 仲間は欲しいけど結局女の子にしか興味ないって主人公が流行り? | ||||
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この話の舞台と同じように、私も京都で大学生活を過ごした。 お仕着せの遊びでなく、楽しいことを創造し、遊びを企画し、 ばからしいことにも能動的に取り組み、大真面目に遊んだ。 大学生らしく知的好奇心がそそられることを好み、興味の赴くままに探求した。 また外せないのが京都という環境。 歴史があり、風流で雅な京都はアカデミックな季節を過ごすにはもってこいだった。 鴨川や神社仏閣、また大学生が多い環境。 学生文化の街、京都。 忘れていたあの頃の、好奇心に満ちた、能動的な姿勢を、“楽しむ姿勢”を、思い出した。 | ||||
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★4.5個 まったくバカバカしい話でもあるのだが、思い切りのめり込んでみるととても面白い。 実際鴨川ホルモーという行事が突飛であるということ以外は、割と正統派な青春娯楽小説でもある。 登場順物のキャラクター設定がうまく出来ているし、心理描写も巧みである。 何だか現実世界から離れてスッキリしたいときなどには向いている本ではないだろうか。 特に京都で学生時代を過ごした経験のある人には、とても懐かしい地名も出てきます。 ただし万人受けするとは思えないので、実際に購入する際には一度パラパラと試読することをお勧めします。 | ||||
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『ホルモー』って、こういう戦い?競技ぃ?。だったのね。 ついつい、足元気になっちゃいました。よ。アタシ。 青春物語?ホルモー物語だよね? って、思っております。 あれ?って、少ぉし荒さも感じますが。 おかまいなしに、つきすすむ物語。 面白いっ!どす。 | ||||
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さえない学生を主人公にして,日常を面白おかしく描いている点は,以前読んだ森見登美彦「太陽の塔」と一緒。しかし,おかしな設定の中にもそれなりの背景と根拠を描き込んでいる万城目に対して,徹底的にファンタジーを追求する森見,という差を感じます。どちらがうまい,ではなく好みの問題と思います。 なかなか競技の正体が現れない前半に比べると,中盤以降は急展開。その原因は他愛無い物この上ないのですが,それに多大なパワーをつぎ込めるのも学生の特権。学生時代何かに打ち込んでいた人は,主人公たちに自分を投影することができるでしょう。 この作品,京都の地名が説明抜きでどんどん登場してきます。作者によればこれは意図的なものだそうな。他大学のサークルの会報を読んでいるような,ちょっとしたアウェイ感にそそられます。 | ||||
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「夜は短し歩けよ乙女」京都の学生つながりで読み始めました。 興奮度は"乙女"の方に軍配。 しかしながら、通勤電車で読みふけっていて 乗り換えホームを間違えたり 折り返し電車に乗ってるのにそのまま元の駅に折り返しちゃったり 集中度は"ホルモー"に軍配。 "ホルモー"はストーリーもなんとなく想像でき サラサラした読み味で胸躍る感じはあまりなかったけど 何故か読みふけってしまう本でした。 私が京都の学生だったら、間違いなく勧誘され 間違いなく大活躍したんじゃないか っと内心実はウズウズしていたのかもしれません。 | ||||
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八坂神社をバックに四条通を闊歩する青い着物を着た4人の若者・・・京都版「Abbey Road」のようなこの表紙に惹かれて買ったものの読んでいなかった「鴨川ホルモー」。 実は最近まで毎週楽しく観ていたドラマ「鹿男あをによし」の作者のデビュー作だった。 この「鴨川ホルモー」は来年、松竹系で映画化されるそうだ。 これは京都人としても押さえておかねばなるまい(笑)。 「ホルモー」とは何ぞや?それはネタバレしてしまうと面白くないので、大学対抗で行なわれる架空の「何か」だとしておく。 「鹿男」と同じように突飛な発想が面白く、確かに映像化すべき作品だと思う。 内容に関して事細かに書くと、これから読む人、来年映画を観る人に気の毒なので、大筋に影響の無い個人的突っ込みどころを何点か。 まず主人公を始め「ホルモー」のメンバー男女10人は、京都三大祭のひとつ「葵祭」に学生バイトで参加したのがきっかけで集められるのだが、この葵祭の学生バイトは現実には男子限定である。 女人列に参加する女性は、実はぶっちゃけコネで集められ、斎王代(女人の主役)には老舗のお嬢さんが多い。私も学生時代女人列に参加した事があるので、ちょっと拘ってしまうが、あくまでバイトではなく奉仕。ここ最近は逆に結構な額の参加費用が必要とか。 | ||||
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鴨川ホルモーって何??って思っていてもなかなか明かされずちょっと じれったいのですが、これが作戦か!!ってくらい引き込まれます。 はっきり言ってギャグだと思うのですが、なんだか笑わそうとしている おかしさじゃなく、本人真剣なのになぜか周りは笑ってしまう的な不思議な おかしさがあります。 設定はファンタジーっぽいのですが、内容はほとんど、青春小説で 大学生って今も、昔とあんまり変わらないんだろうな〜っと なぜか頬が緩むお話でした。 | ||||
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こんな若い作者が、さまださしとかを持ち出してくるなんて、少しばかりあざとい気もしましたが、内容も面白く許せるでしょう。 しかし、京都大学は綾辻〜森見〜この人、とその他多数の作家を輩出してますけど、なぜなんでしょう? 作中の芦屋は、実は京都人かた見た神戸の人間を象徴してるんでしょうねえ。 | ||||
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