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虚構船団
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虚構船団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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NHK「100分de名著」に取り上げられたおかげで近所の書店からは、あっという間に平積みの山が消えていた・・ 知ってはいたけど手を出さずにいたが、NHKの番組があまりに面白かったので(といっても自分が知ってるのは過去の作品がほとんどですが)とうとう読み始めて1か月・・ようやく読了。いやあ大変でした(汗) これは何なんだろうなホントに。句読点も段落も章立ても、およそ物語を読ませるための工夫や約束事をことごとく排除された畳敷き詰めたような文章(筒井康隆絶賛の最近読んだ「百年の孤独」もそんな感じだったが、意識してたのかな?)、その合間に入る地図やらホチキスの針やら家系図やら年表やら図表やらなにやらがあり、で、世界史の寓話的な何かかと思いきや物語の終盤は著者のきわめて個人的な生活の叙述やら繰り言やら、これまた書き手と読み手の間の理を無視したような筋立てが延々と続きます。 で、結局何をテーマにどんなことをしたかったのか、そもそもそういったブンガクのアーキテクトや虚構を破壊したかったのか、さっぱりわからないまま、最後の一文を読んで”あ、そういうこと”とちょっと納得させられたような、それにしても、んじゃこの長大は無為はなんだったのよ、と突っ込みたくなったりもする、きわめて筒井康隆的な試行と思考と嗜好と指向に華々しく彩られた壮大な「ブンガク」もどきの話でした(今気づいたけど、これって初期の作品にもみられたフリージャズ的ブンガクの集成かもしれません)。いや、ついていくのが大変だったのと物語としては破綻と繕いを繰り返した点で星2つです! | ||||
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内容は折り紙付き(既読)ですが、固定フォーマットなのはいただけない 最近老眼なので紙の文庫本が厳しく買ったのですがフォントの拡大ができないなんて(ToT) | ||||
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内容は文句無しです。 電子書籍化を楽しみにしていましたが、ただの本のスキャンじゃないですか。 こんな電子書籍化もあるんですね。 同時期の旅のラゴスはテキスト化されてるのに。 | ||||
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この著者は、収縮型であって、拡散型ではない。 つまり、原稿用紙(orPC)を前にして、ひとつの限定的な世界を好き勝手に捏ね繰り回すことが得意であって、多空間多次元の世界を縦横無尽に想像力の羽を拡げて飛び回ることが土台無理な、作家である。 ガルシア・マルケスと云う風車に向かって行く「ドンキ・ホ~テ筒井」ここにアリ! | ||||
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ちなみにこの評価はとっつきづらさによる評価です。 作品としては文句なしの面白さ、着眼点がすごいです。 ですが… 読了労力が非常にいる本です。 まだ中盤当たりまではいいのです。 文房具側の描写と鼬側の描写部分は。 ただし本筋の戦争描写からは かなり物語を追うのがきつく感じるぐらいに 読むスピードが遅くなってくるはずです。 その要因は段落間が長いのと後半からは段落すら 欠落し、文章も断片化するからです。 本当にここはきついので根性で 読んでいってください。 この本は文章を読むのではなく 構成、感性を読む本の様に感じました。 ある種のチャレンジな本。 なので普通の読み方は通用しないということを 読む前に覚えておいてください。 | ||||
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