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しゃぼん玉
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しゃぼん玉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 61~80 4/5ページ
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ストーリーがベタすぎて驚いた。 間延びして退屈で、最後まで読むのが苦痛だった。 こじんまりと、まとまっているので、 それなりの小説ではあるのでしょうが。 | ||||
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しゃぼん玉のようにフラフラと居場所を持たず、そして人と接触すると調和できずぶつかって破裂する。そんな人生をおくってきた伊豆見翔人は24才にしてひったくり、コンビニ強盗の常習犯。そんな翔人が偶然に迷い込んだド田舎、宮崎県椎葉村。そこでは90才にもなろうという老婆が、翔人の正体も知らずまるで自分の孫のように接してくれた。そしてシゲ爺は働く喜びを教えてくれた。それでもすさみきった翔人の心は簡単には変われない。いったいどういう結末になるのか? 乃南 アサの作品は初めてだけど、この作品は特に評価が高かったので読んだ。主人公であるはずの伊豆見翔人があまりに最低なヤツで最初はいったいこの話どういう展開になるのかまったく想像がつかないのが逆に面白かった。 一方後半は、村の人々があまりにも「いい人」すぎたり最後の展開がちょっと出来すぎというか小説っぽいというか、予想される流れになっているのが少し残念でした。若い読者には共感できるところも多いと思うのでいい作品だとは思います。 | ||||
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ここですごく評価が高いのでびっくりしました。 個人的にはまぁまぁでした。涙なくしては読めない!と紹介文に 書いてありましたが、特に泣けもせず。 2か所ほど、違和感を感じてしまったので、あまり入り込めなかった というのもあるかもしれません。 主人公、結構ワルの設定の割には、最初から「ばーちゃん」と言ったり、 「しゃぼん玉」という単語が出てきて、あぁこういう意味だったのか、 とわかったはいいものの、その後何度もしゃぼん玉が出てきて、くどい。 結局、家庭環境が悪い子は、自分のせいじゃないのにとても生きづらい 人生を送ってしまうのですよね。 そう考えると自分も環境が悪かったら不良になったり犯罪を犯したり そんな人間になっていてもおかしくなかったかも。 自分が恵まれている環境だと感謝することもしないで不良は悪いと 決めつける人たちって、ものすごい自分を驕(おご)っていると思う。 話はそれましたが、どうしてこの短期間であの生活であこまで改心できたのか 私にはまったく理解できませんでした。 たぶん、主人公目線で書かれているけれど、主人公がそんなにワルな感じ がしないからだと思いました。乃南アサさんは、ワルの考え方がわからない、 いい人なんだと思ってしまいました。 | ||||
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2011新潮文庫の100冊に入っていたので手に取ってみました。 ストーリー自体はわかりやすく、最後の展開にも しみじみ感じ入るところはありました。 が、どうにもベタ過ぎて、私の中では似たような話の中の一つとして埋没してしまい、 「しゃぼん玉」としてはこの物語が印象には残らないかな、と感じました。 | ||||
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出版社の紹介文にある「涙なくしては読めない・・・」。 自分にとってのキラーワードにやられて購入しました。 家庭環境の影響で荒んだ生活をしていた青年が、ひょんな拍子で 辿りついた九州の山村でさまざまな人に出会い、心を開いていく 様子が描かれています。 オーソドックスな筋書きではありますが、登場人物や景色が丁寧に 描写されており、読んでいる内容が情景として浮かんできて非常に 気持ちが良いです。 また、最初は読みづらかった「方言」が全体に温かい雰囲気を 醸し出しながらも適当なストーリー展開でどんどん先を読み進めたく なる良書だと思います。 個人的ですが、自分がお祖母ちゃん子だったので最後のほうの ページは涙無しでは読めませんでした。 同じお祖母ちゃん子は電車の中など、人目が気になる場所では 読まないほうが気持ちのいい涙が流せるのではないでしょうか。 | ||||
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舞台になった地方の出身者ですが、 方言が明らかに違うので違和感を持ちました。 きちんと取材されているのかな?って 思ってしまいます。 | ||||
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読み終わった瞬間に溜め息が出るほど、この作品に没頭しました。 人を惹きつけてやまない魅力が、ギッシリと詰まった味わい深い物語です。 序盤でうすうす感じていた「どこにでもあるような日常話」かと思いきや シゲ爺、スマ嬢をはじめ、キャラが自分の足で立ってるんですよ。 それこそ、現地に出向いたら軽く立ち話でも出来そうな(笑) 自分勝手で人の話なんか聞きゃしねえ、散々人をこき使いやがって‥なんて、 不満タラタラな主人公も、次第に村の空気に、人に触れ、呑まれていきます。 平々凡々な話に終始せず、主人公の人間更生物語をテーマに、 各所に散らばった、主人公を刺激するネタ(スマの○○、十年ぶりに里帰りした美○の過去)が いい味だしてます。 そして、忘れちゃならない影の主人公スマ嬢の包み込むような言葉の数々。 シゲ爺の年季を帯びた言葉に、揺さぶられ、主人公の凝り固まった「しかたねぇ」が溶け出して。 詳しくは、本を手にとって確かめてくださいね。 大きく葛藤し、涙し、成長し、と。本当に見所満載ですよ。 著者の他の作品にも安心して手が伸ばせそうで、嬉しいかぎりです。 | ||||
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不良少年がおばあさんや村の人々に触れて、 変わってゆく姿を丁寧に描いています。 ストーリー自体は、とてもベタで、おどろくことはありませんが、 内容や読後感のよさにオススメしたい作品のため、レビューします。 詳しく書くよりも、手にとって読んでみてほしい作品です。 なにが良いのか分析するよりも、感覚的によかったですw | ||||
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当たり前のように生活することの大切さを教えてもらい、少なからず荒んでいる心が主人公と一緒に洗われた気がしました。山奥の村、朝霧の情景が今でも目に浮かびます。 | ||||
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学んだこと(楽しみながら学べます) 1)通り魔や引ったくりをする者たちの心理と言うのが、少しわかりました。持って生まれた性格もあるのかも知れないけれど、幼児期の環境が大切なのだとつくづく思いました。 2)大都市から遠い過疎村の様子。年寄りの村人達が都会から来た“若者”の主人公に比べ、逞しい! | ||||
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評価を下げて申し訳ないのですが、私には合わなかったようです。 なんというか、全体的に退屈でした。主人公の男の子(ちょい悪)が小さいな村で老婆と会い、段々心を動かされていく、というストーりーですが、内容のほとんどが彼と老婆の触れ合いで、正直退屈でした。 乃波あさの作品は今まで何冊か読ませて頂き、とても面白かったので、評価の高いこの作品に期待していたのですが、残念です。 恐らく私みたいなミステリー/ホラー好きには、こういう心が温まるような話は向いていないのでしょう。 | ||||
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「ふわふわと漂っていて、いつかパチンと弾けてしまうしゃぼん玉」のような生きかたをしている若者がここは四国だと思いこんだ宮崎県椎葉村に迷い込んで、そこでしっかり根を張った人々と接したとき、彼は変わっていった。彼を変えたのは何であったのか。「平家を追っかけて源氏がやって来て、戦にもならず、仲良く暮らしたのはここ(椎葉)だけじゃ」という言葉(p.121)にそのヒントが隠れています。すなわちこの本の主役は椎葉という土地とそこに住む人々です。圧倒的な自然が持つ包容力とそれが与える恵みを糧に生きていると人間本来の生き方に戻っていくということを訴えていると思います。私も椎葉に行ったことがありますが、日本人の生き方のルーツのようなものがあると感じました。乃南さんも同じような思いをもたれたのではないでしょうか。主人公の若者はそこで自分の行くべき道を見つけたということです。乃南さんは細かく取材したらしく、椎葉の人々の生活、食べもの、言葉を正確に描写しています。椎葉に行って、山で暮らす人々と話してみると、この物語は本当にありそうなことだということが分かるでしょう。 | ||||
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女刑事音道シリーズも好きですが、この作品は特別感動しました。どう表現すればいいのかが思い浮かばず、「これいい!!」とその一言で友人に勧めました。即日読んだその友人も「電車の中で泣いてしまった!」。しかし、決してお涙頂戴ものではなく、人の心の奥にある闇を探り出し、また一方では(あるいはそれ故)皆安息を求めているということを気付かせてくれました。 | ||||
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きっかけは、新聞のコラム(山本さんちの台所)でした。 素朴だけれど、食べたくなるような献立がたくさん出てきて しかも、そのごはんで人が立ち直る。 野菜や豆腐といった、素朴な食材での料理がとてもおいしそうでした。 確かに、こんなごはんを食べていればまともにもなるなぁ、と思います。 また、ごはんとともに、主人公の焦りや恐怖、立ち直りたいという心がとても迫ってくる作品です。 くいしんぼうがきっかけで出会った本ですが、自分が食いしん坊でよかったなと思ってます。 | ||||
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乃南アサさんの小説は何冊か読んだことがありました。 人間に対する観察眼は素晴らしいものがあるとずっと思ってきました。 一言で言えば、破滅の人生を送りつつあった若者が再生する話・・・なのですが、田舎の舞台装置が良すぎて、じーんとくることしばしばでした。 今さえ良ければいい、と刹那的に毎日を送っている若い世代の人に読んでもらえたら・・・・ | ||||
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本を読んでこんなにも涙を流したのは何年ぶりだろう 乃南さんの無駄のない文章で、 主人公の痛々しいくらいの気持ちが伝わる。 純粋な村の「おスマ嬢(婆ちゃん)」たちと 親に愛されなかった為に歪んでしまった「青年」との やりとり…そして心の触れ合いや変化がじんわりと実感できる。 「親に愛されている」子供というのは実際、少ない。 だから自分をいつのまにか重ねてしまう。 彼が叫ぶ言葉の端々に「本当はとっても愛されたかった」 という気持ちが詰まっていて、読み手の私たちはいつのまにかそれに 自分を重ねて、涙が溢れてしまう。 | ||||
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いきなり,犯罪,しかもひったくり.そして.ナイフで人をさしてしまうなんて.はっとさせられたのもつかの間.ありきたりな都会のチンピラが,逃げていった先にまつ,人々との出会いでの更正.ストーリーはありきたりで,予想がつくものの,ありがちな,家庭内の不和,親子の不和.どこの家でも陥っていたかもしれないものを心に響かせます.冷めた主人公が,いつのまにか,人の心を持つようになり,自首して,ふたたび.戻ってきたときの人々との再会.最後は,スタバで涙がほろりでした.引き込まれます.時間がかけぬけていくような小説です. | ||||
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ストーリー展開読める話ですが、 それでものめり込んで感動してしまいました。 人物も魅力的です。 最後のほうで登場するヒロインとの展開はもう少し ボリュームあってもいいのでは・・・とも思いますが 乃南さんが描きたかったのは、恋愛ではなかったのでしょうから このぐらいのおまけくらいのボリュームでいいのでしょうね。 「いずみ」のその後の人生を応援したくなるラストです。 | ||||
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荒んでしまった若者が、田舎で人の温かさに触れて更生していく……このストーリーが分かっていても、どんどん引き込まれてしまいます。若者が老婆を助けざるを得ない状況の書き方や、その時の若者の少しの優しさ。それに他人と分かっていながら、周りに他人と悟られないよう若者を住まわせてやる老婆。更には、おせっかいなくらい世話好きな周りの人たち。それぞれの登場人物を細かく丁寧に書いているから、その場面場面での状況がすごくよく分かり、次はどうなるの?その次は?という風に一気に読んでしまいました。最後の20ページぐらいはホントに涙なくして読めません。 | ||||
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愚かであまりにも無知な主人公の青年が、見知らぬ田舎の村で 再生していくお話。 共に住む事になる老婆スマのさりげない思いやりに、 心の深さに、、、優しさに、、、 おばあちゃんっ子の私はすっかり読みふけってしまいました。 大好きな韓国映画「おばあちゃんの家」の構成に少し似たところも あり、感動にあふれた作品でした。 | ||||
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