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しゃぼん玉
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しゃぼん玉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 21~40 2/5ページ
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初めて読んだのは5年ほど前、図書館から借りてきてでした。 それから折に触れまた読みたくなり、この本は手元に置きたいと購入しました。 中毒性のある本です。何度も読み返し、その度に泣けて心が温かくなります。 | ||||
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レビュータイトルのフレーズ(やや間違ってるかも)がキーワードかもしれない。出先で泣いてしまいそうでした。 未来なく通り魔強盗を繰り返すまだ若い主人公の伊豆見翔人が、たまたま辿り着いた山奥の村で事故にあった“スマ婆”を助けるが、まさかの、その息子の孫と勘違いされ、更にまさかの、その周囲にもそのままの位置で受け入れられる。実際にはありえない展開だが、フィクションであるし、とりあえずは一般の大人では味わえない翔人の流れ者生活に魅力を感じた。 村人誰もが翔人がスマ婆の孫であることを疑わずない故に、翔人は村人のペースに巻き込まれていく。 | ||||
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乃南さんの作品は音道貴子シリーズが気に入って何冊か読んでいましたが、ミステリーとか、感動ものといった先入観なしに偶々オーディブルで見つけて聴きました。 私は翔人ほどすさんだ経験がありませんので本当かどうか確かなことは言えないのですが、若年層が短絡的な犯罪に手を染めていく過程は、こういうことなんだろうなぁと、少しわかった気がしました。 生まれ育ちは自分では選べない。判断力がない子供が否応なく、ある環境に身を置くことになる。 偶々自分が今こうしてそこそこに生きていられるのは、そこそこにありがたい環境にいられたからだと思う。 翔人のような環境に自分がいたら、翔人と同じような犯罪をするかは別にして、少なくとも今の自分とは違った生き方になっていたと思う。 山村の老人たちの翔人に対する関りは、特別なものではないが、現代社会では失われてしまった関係性。 山村の人々は、恐らくコーチングもメンタリングもコンピテンシーも知らない。 身構えて翔人を育てようとしているわけでもない。 自然に翔人を理解し、受け容れ、時には厳しく、時には見守る。 実際はこんなにうまくいかないのかもしれないが、それでもなるほどと思わせる。 また単に村人たちが”優しい人たち”というのでもない。 最近の風潮の無責任な祖父母の優しさとは明らかに違う。 翔人が人を金を引っ張る道具としてしか見ていなかったのが、ただその人の存在を大切に思うようになっていく。 できれば生まれ落ちた環境に、誰か一人だけでも互いを大切に思う人がいれば翔人のように道に迷うことはなかったのかもしれない。 | ||||
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自然豊かな椎葉村に都会の男の子が逃避してきて、村人の皆さんとの交流を深め更生していく物語。映像化されたら、素敵だろうなと思います。本は最初から最後から、笑いと感動でいっぱいです。早くDVDを観てみたいです。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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先日林遣都がNHKのトーク番組でこの本が原作の映画に出演したことを伝えていました。 林君の役者としての力量はかなりなものだと以前から思っていてふと原作を読みたくなり購入しました。 | ||||
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何かで紹介されていた本なので古本で購入しました。有名な作家だそうですが、内容は楽しめました。一読を勧めます。 | ||||
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何と現代社会の闇というか、家庭環境を現しているのでしょう。とても考えさせられました。自分の子育てはどうなのだろう。正しいことは分からない。この小説はそんな現代社会の大人になっていない子供が犯した犯罪を超高齢化の村の人々が浄化させる過程の物語です。読んでよかったです。 | ||||
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主人公の青年は、複雑な家庭環境を背景に自堕落な生活を送っていた。 女性や老人を狙ったひったくりなどを繰り返し、逃避行の末に宮崎県の山村で、老婆と出会う。 青年は偶然ながら老婆の命の恩人となったこともあって老婆は青年の正体も訊ねないまま優しく受け入れる(村人は老婆の孫であると思っている)。 村での生活は、退屈なものであるが、過疎化の進んだ村では若い青年に温かく接してくれ、爺さんと山に入ったり祭りの手伝いをする中で、忘れかけていた人の優しさを思い出し心に変化が起きてくる。 乃南アサさんの作品は、人の心の奥底を見抜いているような描写が多く、気に入っている作家の一人であるが本作品でも(もちろん本作品はフィクションではあるが)前向きに進もうとする青年に感動し読後は私自身も前向きな気持ちとなった。 サスペンスでありながら作品を通して読者に影響を与える著者の筆力には驚愕。 | ||||
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題名やあらすじから、どんな話かと思いきや、どうしようもない少年が罪を犯し逃げ、たどり着いた村で成長していく話。 少年がだんだんと変わっていく様が、さすが乃南アサと言いたくなる、うまい書き方。 ばあちゃんの息子が戻ってきたときに、自分の父親と重ねていた所が泣けた。 最後の展開は、想像できますが、やっぱり書き方がうまくて泣けます。 乃南作品のなかでもベスト3に入るくらい、いい作品でした。 | ||||
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口語体でまとめられていて、新鮮でした。 話の結末は予想できて、その通りハッピーエンドだったので、安堵しました。 時代をよく反映されていて、好ましい一作です。疲れた時に一読をお勧めです。 ゆっくりと希望が湧いてきます。 | ||||
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どうしようもなく無気力な生活を送っている主人公は、かっぱらいをして世過ぎをしています。 ある時、ナイフで女性を刺してしまい、九州の山奥まで流れてゆきます。 そこで、純朴だがちゃんと地に足がついた暮らしをするうちに、今までの自分の人生を振り返り、新たな人生に一歩踏み出すという話です。 言ってみれば、それだけの話という事になるのですが、たどり着いた家のお婆さんの家族と自分の家族と言う対比や、自分が犯してきた犯罪に類似した事件の被害者の女性に出会うなど、実にうまい設定の小説となっています。 若者の「しゃぼん玉」の様な人生からの脱却が見事に描かれた、素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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昔は観てました。でも当たり外れが私的にはあり本屋で観ても買わなくなり…今回Amazonでつい目に付いたので。期待を込めて星4つ‼️ | ||||
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申し訳ないが涙を流すどころか、主人公の自己中心的な考えや再生も甘えた考えだと感じました。主人公は幼少期に不幸な境遇で育ち、良い人間と出会い更生出来たような内容だが全て他人よがりの人生論。この世の中どうゆう境遇であれ、第一線は越えない者がほとんどだと常々思って生きている。関係ない第三者に対し自己都合で犯罪を犯す心理が全く理解出来ない。自分自身で自分の人生は作るもの。他人では無く主役は自分で演じる人生であるべき。 | ||||
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皆さんのレビューの多くも オビのうたい文句も 泣かずして読めない みたいな 評価が高く たまには「感動」「ウルウル」も良いなと思いつつ読み始める 最初の前振り1/4は悪行の数々 そして田舎で出会い 中盤からおじさんに連れられ 更正へ向けてのマインド形成 っと 気が付くと !!! いかん!! もう残1/4 一ったらしの涙も ウルウルダム眼 も全くない 勇気を出して読み進めると 絵に描いたような女性の登場 無理無理のエンディングへ ん〜 これでねえ〜 私の心が冷酷なのか 心配になっています(笑) | ||||
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劣悪な家計環境により、自暴自棄となり、ひったくりや強盗を繰り返す、翔人。 ヒッチハイクしたトラック、居眠りしている間に叩き出される。 見ず知らずの土地、たまたま老婆を助けた事により、居候の身と成る。 時間の経過と共に土地や近所の住人に親しみを覚え、ここから逃げ出す事に関心が薄れていくが、 美加との出会いによって過去に犯した罪と嫌でも向き合う事や老婆の息子と実父が重なり、 やがて罪を償いやり直す事を決意、数年後再び戻るというお話。 乃南さん、やはり上手い!併読した「家族趣味」も良かったです。 | ||||
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投げやりな青年が、迷いこんだ九州の山村で、お年寄り達と生活を共にする中、人間性を取り戻す、読後ホッとする話でした。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かったです。 すぐに読み終わる所も気に入りました。 | ||||
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良かった。 クズ人間が、バアちゃんを守るために自分と同等のクズに立ち向かい、バアちゃんの痛みや愛を知って、まっとうな人間になるべく一歩を踏み出す。 自首する前夜のシーンが泣ける。 凍える牙から入ったが、しゃぼん玉からでも乃南ファンになること必至。 | ||||
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背表紙にある あらすじ を読んで、読みたいと思い、読みました。こちらの著書は、この「しゃぼん玉」が初めてです。 読みやすく、スムーズに読み進められました。 捨て鉢?になった翔人が、偶然ある村の老婆や、その村の周りの人々と出会い、流されるままに過ごしていく。そんな所から始まっていく物語。 スマじょうの心の広さ・深さ・温かさに、惹かれながらも、この「しゃぼん玉」では私には、シゲ爺の存在が大きく印象に残りました。 翔人の身体が鍛えられたのも、心にいい意味で突き刺さる、核心を衝く説教や言葉。 シゲ爺みたいな人に出会えた翔人は、翔人のそれまでの人生の中で、本当に大きな貴重な出会いだったと思います。 読んでいる私も、ハッと核心を衝かれた様な気になりました。私自身も、犯罪を犯す訳ではないにしろ、ある意味しゃぼん玉の様な、逃げ癖?の様な気持ちが、今までの人生で全くなかったとは言えませんし。 シゲ爺やスマじょうの様な人との出会いが、羨ましい様な気持ちになりました。 物語の流れは、翔人が改心するまでが長く、「気付いて」からの展開は、早くドンドン話が進んでいきました。その流れは、この著書を読む事をお薦めします。 読後、気になったのは 翔人とスマじょうの再会場面を少しでも書いてほしかったのと、黒木美知のその時現在の状況と、翔人と美知が、いずれ再会するのか?どんな風に?と言った所が、心残りな感じにはなりました。 後は、自分の勝手な想像で、翔人は村に住み続けるだろうし、美知が帰ってきたら、いずれ再会するだろう。と、自分の想像で思うしかありませんが。 「人生のやり直し」という事がどういう事か!?を考える・気づかせてくれる1冊だと思います。何事も、最後は自分の気持ち次第!ですね。 | ||||
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