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悪女について



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悪女についての評価: 4.52/5点 レビュー 96件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.52pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81~85 5/5ページ
No.5:
(5pt)

恐い女を書かせたら天下一品

有吉佐和子さんって、すごい作家だと思いますが、特に恐い女、むかつく女を書かせたら天下一品だと思います。故人のことどうこう言いたくないけど、こんな事がこんな風に見事に書ける人は、ご本人も少しはそういう性格なのか、それともそういう人に振り回されてきた人生だったのか?と勘ぐってしまいます。鈴木君子みたいな女、知ってますよ。本当の悪女というのは、人に悪女と思わせない人じゃないといけない、のでしょうか。とにかく、圧巻!という一冊です。
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))Amazon書評・レビュー:悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))より
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No.4:
(5pt)

何度読み返しても楽しめる傑作

週刊朝日連載当時から読んでいた。その後も何度読み返したことか。ミステリータッチだがミステリーではない。が、凡百のミステリーの何十倍も面白い。謎の死を遂げたひとりの女を周辺の人たちが語る。その中に浮き上がる真実とは……。人というのは見方でこんなにも変わるものか。その毀誉褒貶ぶりの描き方はさすが有吉佐和子である。連載と並行してかつてTVドラマ化されたこともある。是非またドラマでも見てみたいもの。
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))Amazon書評・レビュー:悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))より
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No.3:
(5pt)

鈴木その子さんに似ている?

有吉さんが亡くなられる前に鈴木その子さんが有名な女性実業家であったかどうかは定かではありません。しかし、謎めいた亡くなられ方といい、あまりにも冨小路公子に似ている?
この小説のヒロイン、冨小路公子の本名は「鈴木君子」だし。確か新潮の連載と同時にドラマ放送が進行していたと記憶しています。主演の方の名前は失念しましたが、とても原作にイメージぴったりでした。愛人の1人は細川隆之さんが演じておられましたね。作品は、ヒロインに関わった人々が証言していく形式ですが、人によっては君子のことを何も知らない、特に良い印象だけを持っている人がそのような語り口です。しかし誰も彼女の正体を知らない…
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))Amazon書評・レビュー:悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))より
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No.2:
(5pt)

TWO THUMBS UP! AND WAY UP!

有吉作品の中で「非色」に続く快進作!とにかく見せ場が多い。展開も素晴らしく、キャラクター一人一人、妙にリアリティがあり、これも有吉佐和子自身調査魔という所から来ているからか?とにかく大長編にもかかわらず一気に読めた最近の日本の文壇ではトント見かけなくなった秀作。映画化を熱望。
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))Amazon書評・レビュー:悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))より
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No.1:
(5pt)

ミステリー・ファン必読

富小路公子という、一代で財を成した女性実業家が飛び降り自殺した。その原因を探るべく、彼女を知る人々に雑誌記者がインタビューを試みる。この小説は、インタビューを受けた人たちが記者の質問に答えるのを一人語りで再現した形をとっていて、オーソン・ウェルズの映画「市民ケーン」を思わせる。何より、年齢も背景も違う関係者たちの話し方をすべて書き分けているのがすごい。殊に、麻雀好き、ホスト好きの宮家の女性の章は抱腹絶倒もの。宮部みゆきの「理由」も関係者たちの証言で綴る構成をとっていたが、話し方はどれも似ていて、有吉佐和子の芸には及ばなかった。読み進むにつれて自殺の原因が明らかになってくるスリルはミステリーとして一級品だと思う。豪華スターを配したテレビドラマ版もよく!出来ていた。著者の代表作に数えてよいのではないか。
悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))Amazon書評・レビュー:悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))より
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