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(短編集)
サクラ咲く
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サクラ咲くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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短編でしたが、全部がちょっとずつ繋がっててらしくて、楽しかったです。甘酸っぱい感じできゅんきゅんしますね。 あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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中学生の子供と一緒に読めるかな、と思って、あらすじを読んで面白そうなので、購入しました。初めてこの作家さんの小説を読みましたが、とても良かったです。三つの作品が、少しずつリンクしてるのも、再度楽しめるなと思いました。 少年少女の心の機微がとてもよく表現されていて、また謎解きのような展開もあり、ぐんぐんと引き込まれました。 違う作品もこれから読んでみたいと思います。 | ||||
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個人的に、メフィスト賞を獲った作家さんの作風が好きなので、辻村深月さんの小説も、いつかは読んでみたいと常々思っていました。 が、受賞作も含め、なにしろ肉厚。一冊読むのにも時間がかかる私には、敷居が高かった。 けれど今回、著者初の児童書に挑戦ということで、ライト目なら入り易かろうと、手に取りました。 結果、【やはりメフィスト外れナシ!】と確信。 3編収録ですが、登場人物がリンクしているので、連作として楽しめます。 「お、やっぱりこうなったか」と、思わずニヤリとし、「わかるよ…」と、ホロリと涙。 進研ゼミ『中学講座』に連載されていたということで、「今の中学生も、良いもの読んでるな」と、嬉しくなりました。 【未来はきっと君の手で変えられる】 多感な時期に、一歩を踏み出す勇気をくれる作品。 光文社の『BOOK WITH YOU』シリーズは、多分ヤングアダルト(中高生〜大人まで)対象ですので、もちろん、大人の方にも。ちなみに当方30代です。 | ||||
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三篇から綴られる素敵な物語です。 それぞれの人物が関わり笑い、泣き、悩み、考え。 影響され葛藤しながら成長していく。 過去から現在、未来に全てが紡がれていく。 伏線を回収しながらその構成の素晴らしさに驚愕しかなかったです! 読み終えて全てが繋がると心がほっこりして涙がでました。 途中も涙腺ゆるみっぱなしでしたけど。 個人的に僕のメジャースプーンが今まで一番好きな作品だったのですがサクラ咲くが一番好きな作品になりました! | ||||
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最初の二つの話は、丁寧に作られてるけどやっぱり子供向けだな〜と 思いつつ読んだのですが、最後の「世界で一番美しい宝石」で ほろりとさせられました。 短編集だけど、ほのかに繋がっているのがいいですね。 職人の結末は印象的でした。 | ||||
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辻村深月さんの作品はほとんど読んでいるのですが、見逃していた一冊。 ……ですが、ちょっと装丁がライトノベルっぽく、通勤時に持ち歩くのにはちょっと躊躇したので、読了が遅くなってしまいました。 「サクラ咲く」は若美谷中学を舞台にした「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」の2作品と、ボーナストラックのような「世界で一番美しい宝石」の計3作品を収めた短編集。 前知識なく読み始めたのですが、最初の作品「約束の場所、約束の時間」がタイムトラベル小説で、しかも100年後の未来とかゲームソフトとか、ちょっと物語が幼すぎる……と、思ったら初出が「進研ゼミ 中二講座」でした。 そうか、ウチみたいなおっさん向けの小説じゃなかったんや。 3作品とも、気恥ずかしくなるような瑞々しい気持ちが浮かぶ作品。 辻村深月さんらしい、ネガティブな感情に葛藤したり、キリキリと読み手に染みる展開は抑えめ。 中高生には入り込みやすい要素が一杯詰まっています。 ……が、やっぱりそこは辻村深月さん。「世界で一番美しい宝石」で、きちんとこの一冊を読んでいる人に向けての仕掛けを仕込んであります。気付かなくても、十分楽しめるのですが、気付くと「あぁ、良かったなぁ」と思える納め方。 やっぱり、辻村深月さんの作品は良いなぁ。 | ||||
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表題作をはじめ、中高生の純粋な想い、友情や恋愛、夢といったものが描かれている。 『約束の場所、約束の時間』では、転校生の悠と朋彦の友情が描かれている。 病弱で真面目な悠と、活発でちょっと不真面目な朋彦。 ここまでは普通のお話だが、そこに二人だけの秘密と約束が混ざる。 『サクラ咲く』では、中学に入学した塚原マチの悩み、出会い、成長が描かれている。 ミステリーではないんだけど、伏線が敷かれていて面白い。 図書室で見つけた謎のメモから素敵なラストへとつながっていく。 3つのお話は、それぞれがどこかでつながっていて、そこを見つけるだけでうれしい気持ちになってしまう。 子供の成長を見守る親の心境に近い気持ちで、大丈夫かなとハラハラしながら読んでしまいますね。 | ||||
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BOOK WITH YOUの中学生向け連載小説とあって、辻村さんの普段の学生もの作品に見られる、青春の鋭い痛々しさや毒々しさは薄めで、どちらかと言うと全体的に爽やかな印象。 だけれど、それでも辻村さんにしか描けない青春の中での悩みや葛藤、懐かしさ、いたいたけな真っ直ぐさが登場人物たちやお話からヒシヒシと伝わってきて、ただただ中学生向けに優しく書かれた爽やか青春物語ではない、ということがハッキリと分かります。 三作からなる短編集で、連作では無いものの、辻村さんの特徴とも言える細やかなリンクは顕在。「あっ!もしやこの人は○○に出ていたあの人?」と、今回も密かに楽しむことが出来ます。 個人的には、三作目の「世界で一番美しい宝石」が一番好きなお話。活発な子たちと目立たない自分たち…身に覚えのある懐かしさに胸をギュッと締め付けられながらも、「学校は誰のものなのか」と言う言葉の意味と共に、やはり爽やかな読後感。 こうしてみると、やっぱり私は辻村深月さんの学生ものが好きだなぁ…と思う。青春を描いた作品は五万とあるけれど、辻村さんほど痛々しくも愛おしい10代を描ける人はいない。 ただ、やっぱりちょっと表紙のイラストに、手に取るのを一瞬気後れしてしまうのは否めません(笑) | ||||
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