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三匹のおっさん
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三匹のおっさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 161~165 9/9ページ
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最初は絵に惹かれて手に取りました。 次に作者が有川さんだったので、購入を決意しました。 『図書館戦争』からのファンです。 『三匹のおっさん』という作品は、定年を迎えたおじさんが、赤いちゃんちゃんこを着て棺桶に片足をつっこまされるのは、納得がいかないと奮起し、昔ながらの悪ガキ三人組で地域限定の自警団を結成し、いろいろな悪事に立ち向かっていくというストーリーです。 読んでいて心がほっこりしました。 日常に潜んでそうな悪事が出てくるので、ありそう・・・と思いながら読めるし、還暦を迎えたおじさんの気持ちがなんとなくですが、分かる気がしました。 | ||||
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有川さんの新作はベタな甘甘な話ではなかった〜。 還暦を過ぎた3人のおじいさん、ではなく、おっさんたちが 町の平和を守る。 剣道の達人、キヨさん。 柔道の達人、シゲさん。 頭脳派、ノリさん。 この3人が町で起こる事件をそれぞれの得意分野で解決していく。 とにかくこのおっさんたちがかっこいい。 60を超えてもなお現役。 老人扱いされることを嫌い、自分たちに出来ることを しっかりやっている、そのかっこよさ、爽快さ、が これまでの有川さんのイメージを覆すものでした。 まぁ、しっかりラブコメっぽい展開も設定されてるんですけどね。 そのラブコメ担当の祐希(キヨさんの孫)と早苗(ノリさんの娘)の二人も なんか初々しくて さすがの有川さん、でした。 6話からなる短編集ですが、 サクサク読めるし、 なにより面白い。 有川さんにはこういった話もどんどん書いていってもらいたいものです。 | ||||
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まだまだ若さのある3人の主人公達。 有川先生らしい話の流れで、さくさく読み進められてとても良かったです。 ただ一つ文句があるのは、表紙です。 有川作品といえば、素敵な表紙にそうめったにない挿絵。 ですが、今回は扉絵はあるし、ちょっとした挿絵もあってかなりがっかりです。 それに今まで登場人物画は、あってもシルエット画だったのに対して、今回は児童書程度のクオリティーの有り様。 全く画力と本の内容が釣り合ってません。 これでは想像の中の登場人物より先に表紙の絵が頭をよぎってしまい、せっかくの作品の完成度が下がってしまいます。 次回作はいつもの有川作品に戻っていることを祈ります。 | ||||
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タイトルを見てあらすじを読んで、年配の人が現代社会の愚痴をこぼしたり上から目線で説教する内容かとも思ったのですが、その思い込みはちょっと違いましたね。三匹のおっさんは、身近な犯罪を見つけ出し快刀乱麻と断つ正義の味方なのですが、その前に被害者なり、何なり、相手の懐にスッと入り込んでいる。だから、部外者による断罪ではなく、身内からの救いの手なのです。それが傲慢さではなく、やさしい気持ちを感じさせる理由の気がします。 昔は三匹の悪ガキと称された、還暦近くのおっさん三人組が、周囲のジジイ扱いを嫌い、本業の傍らご町内の自警団を結成します。剣道師範のキヨさん、柔道の猛者シゲさんという武闘派と、機械いじり大好き情報収集担当の頭脳派ノリさんという圧倒的な個性の三人組に加え、キヨさんの孫の祐希やノリさんの娘の早苗など高校生も登場します。 ご家庭内の問題から、強盗・痴漢の撃退、中学校の動物虐待や催眠商法など、身近な人たちがかかわる事件を、時には圧倒的な武力で、時には情報戦で解決していきます。はじめはおっさんたちがメインなんだけれど、いつの間にやら祐希や早苗が舞台に躍り出て、いつものような有川ワールドが展開されたりもします。 こういう問題って、若い世代が悪いとか、年配の世代が悪いとか、行政が悪いとか、誰かに責任を押し付けて、それで解決したような気分になってしまいがちです。でも、時代は変化していくものだし、変わったこと自体が悪い訳ではないのだから、限られた条件の中で解決策を模索していくしかないのです。 このお話は、祖父世代もゆっくり変わるし、孫世代も少しずつ歩み寄る。物語だから都合の良い展開もあるけれど、理想にだけ流されることもない。そんなところが良いと思います。 | ||||
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往年の「三匹の悪ガキ」たちが、一人の定年退職を機に自警団「三匹のおっさん」を結成し 趣味と自己満足のボランティアを始める。三匹とは清一、重雄、則夫。 なんか今ひとつテンション上がりませんな。おっさん達の血圧は上がっても。 文体自体は著者のラブコメもののパターンだが、流石に台詞は還暦おやじのそれなので仕方ないのか。 パートごとに三匹のカバーイラストが入る。重雄のインパクト強過ぎ。 そもそも物語のコンセプトからして『定年ゴジラ』なんかと被るのでは。って読んだことありませんが。 世代イメージからして大差ないと思うのだが。 清一の孫の祐希と則夫の娘早苗がある事件をきっかけに知り合う。で、勿論ラブコメモード突入! だんだんこの二人にスポットがあたる割合が増えて来る。やはりこっちの方がテンポいいな。 息子夫婦や孫なんかとの家族関係は結構リアルに描けてる気がする。 この著者がごく普通に身近な出来事を扱ったらこんな人情ドラマになりました。というところか。 従来のラブコメ路線からするとサイズの合わない服を着せられた感があったかな。 | ||||
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