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三匹のおっさん
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三匹のおっさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 121~140 7/9ページ
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表紙のイラストで、ズッコケ三人組のパクリだという印象を持ちました。 しかしやたらと本屋さんで売れているこの本。 気になって購入したら、全然パクリなんかではなく、 純粋に面白いし、 真面目で昭和と平成をうまくオッサンと孫を使って描いていて、 有川さんが人気がある理由がわかった気がしました。 ズッコケ三人組ではないです。 ほんと偏見はだめですね。 読んで良かったです。 | ||||
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あ〜読んで良かったなぁって思える、元気が出る作品ですよ。 内容等は他のレビューを読んでください。 本を読んだ人にはわかると思いますが。。。。 駅のホームのワンシーン!とってもカッコよかったですよねぇ〜?? 本当の優しさや思いやり、包容力のある、”おやじ”になりたいと 思わせてくれるシーンです。 ぜひぜひ、読んでみてくださいね。 | ||||
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60歳で定年を迎えたサラリーマンと、同級生の3人組が、 定年を機会に開始した、「地域限定正義の味方」活動の物語です。 御隠居が困っている人を助け、時には荒事もしつつ、 水戸黄門のような感じで、悪者を退治していきます。 3人は、頭脳労働担当、剣の達人、柔道の達人なので、御隠居と助さん角さん的でもあります。 社会問題や世相についての切り込みもありますが、不条理な現実に対する無力感や虚無感といったものとは無縁です。 どんな難問も、最後は、3匹がきっちり解決してくれます。 60歳のスーパー熟年3人の活躍は、熟年世代のエールのようでもあります。 3匹のおっさんと、孫や娘たちの世の交流もあり、恋愛や学園生活などがサイドストーリーとして楽しめます。 悪人は登場しますが、善人サイドからの物語なので、さわやかです。 できすぎなくらいに、みんな仲良く、強い絆で結ばれて、幸せな人生を送っています。 あこがれるくらいに、すてきな友人関係、家族関係です。 | ||||
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レビュータイトルは中江有里さんによる文庫本解説の中に出てくる言葉ですが、まさに我が意を得たりという感じです。 三匹のおっさんというタイトルからは、痛々しいような中高年が出てきて、ちょっとしみるような話かななどと想像していたのですが、パワフルで大人でちょっと服装のセンスが悪いけれど、別の意味で格好良い還暦オヤジが三人でてきて、知恵と腕力を駆使しつつ、正義の味方として、ご近所の悪を退治していきます。 なかなか好ましい若者が登場し、このオヤジ達と若者との絡みも心地良いです。 児玉清さんが絶賛しておられ、「いやいや、面白かった!」で終わるラジオ番組での児玉清さんのレビューも文庫本には収録されています。本当に痛快で面白い作品で、年齢、性別の別なく、多くの人が楽しめる傑作だと思います。 | ||||
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有川浩の小説 間違いはないって感じで大変面白く読みました。ただの老年期に入った3人と孫1人娘1人なかなかの役者ぞろいで毎回ながらわくわくしながら読ませていただきました。第2弾も新刊で発売とのこと これも読まなくてはという気持ちです。はずれはないのでお勧めです。 | ||||
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中二の息子と回し読みしました。息子は孫のユウキの視点で読み、私はおっさん達の視点で読めて、年齢それぞれで楽しめる作品だなあと思いました。息子は珍しく、読後いろいろ感想を述べていました。「世の中には貴子さんみたいな人が多いような気がする」とか言い出して、アンタ意外に深いこと考えながら読んでるのね・・・・とちょっと驚きました。人物がよく描けていて魅力があるというか、そこから考えることがあったようです。話自体は勧善懲悪モノですが、随所に剣道のことや、嫁姑の機微、シニアのファッションなど、いろんな小引き出しがちりばめられていて、それも楽しかったです。 | ||||
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幼馴染みの「悪ガキ三匹」が60歳を迎え、「三匹のおっさん」のボランティア自警団として、大活躍の物語は、とても愉快です。 団塊の世代に、これまで会社勤めや仕事で忙しくて、その存在と価値も知らなかった自治会や町内会に目を向け、社会貢献を身近な問題としているところに、作家・有川浩さんの視点の素晴らしさを感じます。 いろいろな世代の考え方、ファッションの感覚、世情に触れ、感情の機微、言葉の深みと心理描写、場面設定の上手さ、とても共感しながら、楽しませて頂いています。 | ||||
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読後の感じは時代小説のようです。1冊に数話あり、そこそこの推理に活劇、恋愛ほかが絡むというところです・・・ | ||||
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還暦を迎えたかつての悪がき3人組が自警団を組み悪い奴を次々と やっつけていく痛快な話である一方、世代間で遮断されがちな個々 の人となりを見事に浮かび上がらせてるのが本書の魅力です。 団塊の世代として共感できる部分もあり、読後感としては本当に 面白いの一言です。是非一読をお薦めします。 | ||||
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どこかにありそうで、実際には無さそうな話。 おっさん達がカッコ良かったりかわいかったりする。 世代間で色々と物事の捉え方が違うが様々な事件を通して 影響されあい理解が進んで行くのが良い。 祐希の成長が目立ってるけど、3世代それぞれが影響され、変化してるんですね。 事件も表面的な解決ではなく根っこの部分にまで(できる範囲で) 踏み込んで解決してるのがまた凄い。 現実はそんなに単純じゃないけど…。 祐希と早苗の交流も微笑ましく良い感じでアクセントになってると思います。 | ||||
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有川さんがとらえている還暦のイメージは少々古いのでは?と思います。 この本が書かれた2008年の還暦は、現在(2012年)64歳の方々ですが、三匹のおっさんほどダサくないような気がします。2008年当時36歳の有川さんから観る24歳年上の人たちは、この本にあるように「見た目ジジムサイ&ババクサイ」と感じられたのでしょうか…。1948年生まれの方々は、小学生時代にビートルズを知り、武道館公演をライブで観て、加山雄三に憧れ、中学時代にはグループサウンズに熱狂し、高校時代には男性はVANの石津賢介からアイビーを、女性はツイギーからミニスカートを学び、大学時代には学生運動の渦中に居て、しっかりとその時代の青年の主張をしてきたので、ファッションにも関心があり、生き方も自由に選択出来た世代です。 この本に出てくる三匹のおっさん達はどうも7歳から10歳は年上に感じます。「小学校の卒業アルバムが買えない人」は居なかったですよ。だってそういう物や修学旅行費等のために積立金というのを毎月徴収されていたのですから。有川さんはその辺りの取材が出来ていない感じがします。 とは言え、この本は面白かった! まだまだ体力も気力もある世代。おまけに正義感という魔物も抱えている。おっさんらしい正義感とテレくささがとても可愛く感じます。ドラマ化されたらヒットすると思う。 | ||||
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60歳を迎えた三人の男性が、定年・老後、という目線に反発し、自警団を結成して、町内の事件に対処。 剣道師範、柔道の猛者、とここまでは、まあ現実にもあるかなというところですが、三人目の有村さんは工場経営の発明家で、盗聴器から強化スタンガンから高圧電流銃まで、危ない武器を開発し、服の下に携帯中。 ゲーセンのゆすり、痴漢事件、ペット虐待事件など、ご町内のかなり危険な事件も解決していきます。この三匹のおっさんは、等身大というより、「ありえねー」ヒーロー像で痛快。 「ありえねー」理由のひとつは、彼らとその家族や何やかやが20世紀の昭和レトロな感じで、この世代はこういうもの、という概念によって少々類型化されていること。特に最後の、勧誘催眠商法にひっかかるお年寄りがみな孤独だから、という流れで、「三匹」の提言により、市役所がお達者倶楽部のようなものを立ち上げ、解決、という話は、リアルではなく、ちょっと教科書的で手垢がついているかな、と思います。 しかしもうひとつは、もちろんいいほうの意味でスーパーマン的であること。頭脳明晰、行動の敏速さ・・・高校生の孫、祐希をすっかり心服させてしまう、古きよき日本の快男児ぶりです。 この三人のスーパーな「ありえねー」活躍とうらはらに、「あるある」感の強いのは、祐希や早苗たち高校生の日常や生活感。微妙な気持ちの揺れや、友達どうしの力学などもうまくすくいあげられていて、こちらは等身大にリアルで優しい。ふたつの世代がお互いを思いやる目線も育ってゆきます。 「ありえなさ」と「あるある」の両面がジャストミートした快作だ、と思います。続篇もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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三匹のおっさん達が自警団としてやんちゃする勧善懲悪モノです。 中身は短編連作になっています。 それぞれの短編の間に間にも扉絵や話に則したイラストが入っていて可愛いです。 一か所小さいイラストで吹きました。 有川さん著の他シリーズでは「ベタ甘」と言われる程、恋愛要素が濃い物が多いですが、この作品ではラブはやや控えめです。 主役のおっさん達のお孫さん達(高校生)がほんのりラブコメする程度。 図書館シリーズや自衛隊シリーズを読まれた方で、ベタ甘が甘過ぎた!と言う方は読み易いと思います。 ベタ甘を期待して!と言う方はご注意を…。 内容は勧善懲悪ですが、現代版だけあって悪い者をバシッとやっつけてはい終わり!とは行きません。 寂しいお年寄りや主婦を狙った詐欺・動物虐待など、悪い事は悪いのだけどそもそも何故そんな悪事が成り立ってしまったのか(悪事を働ける状況が出来てしまったのか)などを、考えさせられるテーマが多かったと思います。 でも基本的には三匹のおっさん達が元気にやんちゃするコメディです。 登場人物平均年齢が高い中に、お孫さんが添えるフレッシュ感が爽やか。 楽しくも味わい深く、面白くて読み易い作品だと思います。 | ||||
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定年を迎えて退職した剣道家。 飲み屋経営の柔道家。 工場経営の機械オタク。 個性豊かな三人のおっさんたちが、 地域の困りごとを解決するために自警団のようなものを立ち上げ、 困難を解決する、というストーリー。 オムニバス形式でテンポよく読了! 孫と娘との淡いラブシーンもあり、 これがやっぱり有川浩!という思わずニヤリとしてしまうシチュエーションで、 面白かった。 還暦過ぎのおっさん3人がいろんなものを守るところもいい。 誰か1人、ああいうじいさんがそばにいると、頼もしいですね。 | ||||
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還暦、定年を迎えた途端に「ジジイ」の箱に入れられてしまいそうになった清田清一(キヨさん)は、冗談じゃないと幼い頃からの友人、柔道家の立花重雄(シゲさん)、工場経営で機械マニアの有村則夫(ノリさん)と人知れず街のお助け役に勝手に就任するのだった。 ジジイ……じゃない「おっさん」3人を主人公に街のやっかいごとを次々と痛快に解決する連作短編集。 有川浩さんお得意のラブコメ色は薄めに、すぐそこの街でも起きてしまいそうな事件を、近所の「おっさん」が解決する手際が鮮やかで、有川さん曰く「現代時代劇」だと。なるほど、納得です。 後半部分はキヨさんの孫・祐希とノリさんの娘・早苗に視点が結構移ってしまうので残念ですが、軽く楽しめる作品です。 娘にお薦めしてみようかな。 | ||||
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タイトルでは微妙だな〜と思っていたものの、 読むとやはりおもしろかったです! こんな素敵なおっさんが周りにいたらいいのにななんて思います。 | ||||
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主人公は還暦を超えた清田清一。剣道の達人で,幼なじみの2人とともに身の回りに関わってきた悪者を成敗する話。 とここまで書くと中年向けのシルバー小説家と思いきや,少年少女小説風の展開なのだった。 どっちなんだ?ときになりつつ,中年のぼくは,途中でやめることができずに,最後まで一気に読んでしまった。 | ||||
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“あら環”世代のおっちゃん3人が街の自警団を作った。 「じじいと呼ぶな、おっさんと呼べ」 定年し、飲み仲間の三人グループは、なかなか味がある。 パワーもある。 のみ仲間の繰り広げる世界に共鳴して読みはじめる。 途中から孫と娘の男女高校生が加わり少々若向けの展開にはなるものの、パワーをもらった気になる。 今、『阪急電車』で注目の作者だ。 じつは、この本を私の飲み仲間のおっさんに貸したままになっている。もう帰ってこないだろう。 そのおっさんも、もう帰ってこないのだ。 | ||||
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有川浩さんの作品の中では珍しいおじさんたちが主役の本です。おじさん好きの私にはとっても面白かったです。 定年する年になってもまだまだ現役で、色んな意味でも若い人には負けない、嫌、年を重ねている分、知識も増えていて人情味があり、しかも二人は武道の達人でもう一人はメカに強い。こんな人たちが身近にいたら頼もしいだろうなあ。 起こる事件はあまり気持ちのいいものではありませんが、その解決方法が暖かみがあって後味はいいです。続編が出たら是非読みたいです。 | ||||
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そうですよね、今どきの60歳なんてまだ若い。 昨日と今日、24時間の差なのに、いきなり「はいおしまい」ってなんかショックだよね、と思った。 いつもの疾走(ラブ)コメで、さらっと読めて面白かったです。 半世紀前には悪ガキとよばれたおっちゃんたちが世直しをするという、有川さんのお家芸ともいえるかっとんだお話です。 自分たちの目の届く範囲くらいは自分たちで手入れする。 できないことはやらない。 少しがんばれば手が届くならがんばる。 こういうおじさんたちの話を読むと毎回「今すれ違ったあのおっちゃんにはどんな歴史があるんだろう!?」と思いますね。 あたりまえのことですが、オバサンは最初からオバサンだったわけではなく、お父さんもかつては少年だったのですよ。 有川さんの作品には「当たり前のことを当たり前に叱る大人」が出てきます。 そこが好き。 ただ、文章に「〜としたものだ」が多用されていて、ちょっと読みづらく感じました。 図書館戦争の時にも堂上教官の台詞や地の文に時々出てきましたが、今回は誰も彼もが「〜としたもんだ」を使っています。 これって一般的に使われている言い回しでしょうか? 少なくともわたしの周りにはいない。 図書館戦争は軍隊用語の一種としてとらえられましたが、今回はフツーのおじさんの暮らすフツーの町が舞台なので、どうしても違和感がぬぐえません。 自衛隊独特の言い回しが作者にうつっているのか?とも思いますが・・・。 「一般の公立高校生」という設定の現代の女の子に「先生はなんておっしゃいまして?」「このご本、おもしろうございましたわ」とかしゃべらせたらリアリティがないでしょう? 戦前の女の子がタイムスリップして・・・という設定なら反対にリアリティがでるのかもしれませんが。 同様に「〜したもんだ」が出るたびに、「つくりごとなんだなあ」と我に返るいうか、「有川浩」という作者の姿が背後に見え隠れしてしまって、小説の世界に入りこめませんでした。 この文体は再考をお願いしたいです。 | ||||
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