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三匹のおっさん
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三匹のおっさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 101~120 6/9ページ
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なんというか実にベタですな。元気な60代オヤジ三人が大暴れという設定自体はさして斬新ではありませんし (30年近く前にNHKの銀河テレビ小説で「やつらの戦い」という三人の幼馴染のオヤジが暴れるという 設定だけならそのまんまの作品があった)彼らを取り巻く人物の描き方も孫や娘、その他の家族の描き方が 台詞回しも含めて実に「ベタ」なのであります 特に主人公である三人のおっさんの描き方が武芸や自作の過激すぎる護身具を振り回して、ほとんど犯罪者同然の 連中から不良学生までバッタバッタとなぎ倒す腕っ節の強さを披露するわ、ミステリの私立探偵もかくやという 捜査能力・推理力を見せるわ、情けない30〜40代に説教しまくるわ、その一方で10代の孫や娘と妙に仲良く ファッションについての教えを受けるわ…ケンシロウじゃないが「お前のようなジジイがいるか!」と突っ込みたくなる 読者が多いのも分からんではないです しかし、この作品にリアリティなんかは求めてはいけません。そんなものは糞っくらえです。なぜならこの本はリアルな 60代を描いた物ではなく、あくまで「萌えるオヤジ」を楽しむための作品だからです。だから60過ぎたおっさんが 若者よりはるかに強くても、10代の意見を素直に受け入れてファッションセンスに目覚めるのも「あり」なのです 萌えキャラにはリアリティなんか要らんのですよ 児玉清氏が絶賛したということですが、児玉清氏には若い女性ファンも多かったと聞きますし、「おっさん萌え」を 大いに堪能したい方には十分楽しめる「萌えラノベ」となっております | ||||
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野田政権は、「三丁目の夕日」についてあるべき日本の姿であるかのようにおっしゃっていますが、いえいえ、「三丁目」ではなくて、「3匹のおっさん」こそ、ありたき日本の姿です。ったく、言い直していただきたいものですよ。 さて、ご近所の関係をベースに、家庭内における嫁姑問題、今時の若者問題、はたまた親子など、どっぷり日常のすべてが出て来ます。 従って、身につまされてしまう感も否めませんが、それよりも勧善懲悪ベースですから、現代の水戸黄門ですね、実は。 読めば、どなたも3匹のファンになり、町内にいてくれないかなぁと心から思うはず。 さぁさぁ、まずは読んでみてください。日本の未来が見えてきますからね。 | ||||
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いやいや面白かった。そしていい話だった。 還暦を迎えた三人のおっさんが、自警団を結成して街の平和を守る。 孫と娘も絡んで、痛快な現代の勧善懲悪物語だ。 剣道の師範・柔道の達人・頭脳派メカ担当と、いい意味でステレオタイプの人物設定も安心感がある。 メインからサブまで、それぞれのキャラの絡みも微笑ましく、素直にいいなぁ、面白いなぁと感じさせる。 時々はさまれる世の中への苦言も説教くさくなく、解決法も自己満足ではない優しさがある。 今、こんなおっさんを私たちは待っていたんじゃないだろうか。 拍手喝采で三匹のおっさまの活躍を称えたい。 | ||||
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軽くてサクサク読める。登場人物キャラも立ってるし。 けど孫の口調が汚い割りにジジくさい。 今時の高校生がこんな口調や言い回しするか?(するのかしら) それとも意外に古風な物の考え方は祖父譲りと考えればいいのか。 ストーリー的には意外性は無く特筆すべき点は無い。 やはりキャラ物ですよね。 | ||||
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おっさん3人の話なんて。。。世代違うし。。。本当に楽しいのだろうか? 何の何の。おっさん3人の活躍のお話なのですが視線はおっさんからだけでは無いのです。 おっさんにはおばちゃんな奥さんがいて、中年の息子夫婦がいて、高校生の孫がいて、孫にはおっさんのお友達の娘という彼女未満の友人が居て。。。 いろんな世代、いろんな性別からのアスペクトが絡み合って居ます。 そして、現代版勧善懲悪。すっきりぃ。 | ||||
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若者もおっさんも、おばちゃんも、それぞれの年代のひとがそれらしく描かれていて、奇をてらっていなくて、とても読みやすかったです。人にも薦めやすい本ですね。ヤットカメ探偵団を思い出しました。あちらはおばあちゃんですが。 | ||||
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『図書館戦争』シリーズなどで人気作家になった有川浩さんの作品。『図書館戦争』に関しては、ラブコメが得意でないのと「ペンで戦うならともかく図書館が武力行使はどうなのか」という点がどうしても気になり手を出しませんでしたが、今回「おっさん」が主人公の作品ということで敷居が低くなり(?)読んでみました。 定年を迎えた三人(匹)のおっさんが、町内の秘密自警団を結成して勝手に近隣の平和を守りながら、それぞれの家族や知人が巻き起こす問題とも取り組んで解決していくというこのお話。 家族のいざこざとか色々、極端に表現してあるなあと思う部分はありましたし、お話の流れも王道で意外性がある訳ではないのですが、何というか名探偵コナン的な「皆が望むベタ」をある程度のそれらしさ、説得力のある設定の中で描くのが上手というか(褒めています)有川さんの「こういうのほんとキュンキュンするよね!!」的な気持ちのパワーみたいなものをヒシヒシ感じました。この方はきっとヒーローものもお好きなのだろうな思います。 言葉使いとか台詞の漫画っぽさとか何やかや気になる点はあるのですが、それにもかかわらず「・・でも、まあ、これ面白いよね」と言わせる何かがこの作品にはあるなあと感じます。そして早苗ちゃんと祐希のラブコメ部分が放射するキュンキュン光線の威力は流石でした。有川さんは恐らく、光線を浴びた人間をキュン死にさせるキュンキュンの実の能力者ですね。 あと、有川さん自らが選んだ漫画家さんを起用されただけあり、イラストが凄くいい味出しています。特に折り返し部分のキヨさん&ノリさんのファッションbefore→afterが大好きです。beforeのおっさんファッションのリアルさ(タックイン振りが絶妙)、作中の人物描写をしっかり読み込んで細部までちゃんと描いておられる描き手の姿勢に打たれます。小さい絵なのに祐希の付けてるジャラジャラ(おっさんの表現)もばっちり描いてあるし。キヨノリが垢抜けファッションでポージングする横で、漢一匹・黒ジャージスタイルを貫くシゲさんの「ケッ」みたいな表情もいいなあと思います(笑)。 購入とまではいかないですが、今度続編を図書館で借りて読んでみようかなと思います。 取っ付きやすいエンターテイメント小説を探している方にはいい作品です。 | ||||
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剣道家と柔道家、そして機械を操る三人のおっさんたちが、街の平和を守る、というストーリー。 というと、とにかく爽快な話を想像します。 確かに基本的はそうなのですが、一筋縄ではいかないのが本書。 事件にもよりますが、結局解決がうやむやになってしまったり、民間では手を出せないレベルの話になってしまったりと、「完全解決!」とはいかない話もあり、ちょっと考えさせられます。 「三匹のおっさん」のキャラクターは、いかにもフィクションらしいフィクション。 一方で、取り扱う事件は変なリアリティがある。 そんな、ちょっと不思議な感覚の一冊でもありました。 それに抵抗感がある人もいるかもしれませんが、私は作品の奥深さと感じられました。 とまぁ、そんなことを思いつつも、基本的には爽快で、一気読みできる本です。 それにしても有川さんの書く男女の恋話はいつも激甘で、背中がむずがゆくなります(笑)。 | ||||
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児玉清氏の書評に惹かれて読んでいる本がいくつかあり、この本もその一つ。児玉氏の本読みとしての眼力のすばらしさと、それに答えようとする作家のプライドを感じさせる素敵な本ですね。内容は、読んだ方が楽しめればよいのでここでは触れません。 | ||||
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平成のベストセラー作家の一人である有川浩は、読ませる物語を書くのが本当にうまい。これは、清一(剣道)、重雄(柔道)、則夫(メカ)の還暦を過ぎた仲良し3人組みが力を合わせて身近な悪に挑むお話。元々雑誌で連載されていたシリーズの文庫化である。 気楽に読めるし、楽しめる。ただ、単純に痛快活劇一本槍ではなく、6つのストーリーはどれも少し趣が異なっているし、得意のラブコメで磨いたテクニックを高校生の祐希と早苗の関係に活かしたり、娘夫婦や孫といった世代間で折り合いをつけていく内容も織り込んである。このため、基本的には著者が最後に書いているように、狙い通り「時代劇を現代でやった感じ」ではあるものの、なかなか立体感のある構成になっている。素直に、面白かった。 | ||||
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題名からはあまり食指が動かなかったんですが、 アマゾンのレビューが高評価だったので読んでみました。 いや、面白かった。 年代的にはおっさんたちより若干下の私ですが なんとなくいろいろわかる気がして笑えた。 恋愛小説は苦手なので有川さんの作品は、初めて読みましたが 文章的に読みやすいし、状況が画として思い浮かびます。 恋愛小説じゃなさそうなものをまた読んでみたいと思います。 | ||||
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有川先生ファンの高2女子です。 1話目は読んでて普通に面白いと思ったのですが、読み進めるにつれて気になるところが出てきました。 …それは、祐希(キヨの孫)と早苗(ノリの娘)の言動です。 「こんな高校生いない」とか、「こんなことはしないだろ」とか、つっこまずにはいられないところが結構ありました。 特に気になったところは2話目で、早苗が男に襲われかけた帰りのシーンでした。 普通、早苗は「男」に警戒するはずであろうはずなのに、祐希と手を握ったり、抱きついたりしています。(いくら祐希が助けてくれたとはいえ、まだお互いのことは知りません) 私的に理解不能でした。 … ちょっと分かりづらくてすみません(>_<) 主役はあくまでもおっさん逹なので、無視できることです。 そして内容的にはかなり面白い作品だと思います。 …という訳で?☆3つです | ||||
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久しぶりに読後のスッキリする本を読みました。 勧善懲悪モノで、単純にカッコイイと思います。 孫とおっさんの距離感の縮まり方が絶妙。 | ||||
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内容を端的にまとめてしまうと、還暦を間近に控えた幼なじみの三人が、 「このまま『ジジィ』というカテゴリーに押し込められてたまるか!」 という意気込みのもと、身内やご近所のトラブルをバッタバッタとなぎ倒す勧善懲悪コメディ。 メインの「おっさん」たちの活躍が面白くて、気負わず気軽に読めた。 有川浩といえばベタ甘全快のラブコメ展開だが、 そちらに関してはおっさんたちの孫や娘が担当してくれるので、 ラブコメ好きの読者もどうかご安心を。 でも、個人的には若者たちの青春よりも、老夫婦が積み重ねてきた絆を描いた話の方がぐっと来たかも。 | ||||
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四十近い身空ながら、その衝撃的なタイトルに惹かれて購入。 いやはや、年甲斐もなくワクワクしました。 子供っぽさを残したオッサン三人による活躍が、なんとも言えない痛快さです。 | ||||
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私は、てっきり若者向け専門の作家だと思っていた筆者が、本書のような還暦過ぎのおっさんを主人公とした作品を発表しているのを知って、本当に驚いた。もっと驚いたのが、そんな本書が、続編が発売されるほど売れているということだった。筆者の著作歴を見る限り、本書が中高年の読者だけで支えられているとはとても思えないし、今どきの若者が、還暦過ぎのおっさんを主人公とした作品に興味を持つとは思えなかったのだ。 しかし、本書を実際に読んでみて、売れている理由がよくわかった。三匹のおっさんと同等の扱いで、彼らの孫や娘である祐希と早苗が登場しており、活劇は三匹のおっさん、淡いラヴロマンスは祐希と早苗というように、両者が車の両輪となって物語が進んでいくのだ。この内容なら、中高年、若者、男女を問わず、幅広い層の読者が楽しめると思う。 各話の事件の内容から見ても、全六話中四話がカツアゲ事件、強姦未遂事件、動物虐待事件、偽モデルスカウト事件といった青少年絡みの事件、二話がオレオレ詐欺的な結婚詐欺事件、中高年をターゲットとした催眠商法となっており、幅広い読者層を意識したものとなっている。 ただ、こうした事件の大半が、基本的には、どこの街でも起き、あるいは起こり得るものばかりであることも相俟って、三匹のおっさんが主役となる活劇部分については、サスペンス、ミステリ的な面白さはほぼ皆無であり、事件によっては、ページ数の長さや退屈を感じてしまう面があったことは否めない。そういった意味で、私は、三匹のおっさんが主役となって活躍する場面よりは、むしろ、第二話から第六話に向けて徐々に深まっていく祐希と早苗の微笑ましい淡いラヴロマンスの方が、面白く読むことができた。 そんなわけで、続編の「三匹のおっさんふたたび」も読んでみたいと思ったかということになると、祐希と早苗の淡いラヴロマンスの結末は気になるものの、正直いって文庫本ならともかく、この三匹のおっさんの活劇に1,680円を掛ける気にはなれなかった。 | ||||
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仕事のからみで「失敗学会」のwebにたどり着き、そこで、この本および有川浩さんを知りました。さっそく読んでみたところ、当初の目的とは違うものの、ものすごく爽快で痛快愉快なストーリー。「ふたたび」も文庫になったらぜひ・・・と思います。(ハードカバーが苦手なもので) | ||||
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町内の悪を懲らしめる三匹のおっさん達の活躍がとても愉快で壮快です。特に機械オタクのノリさんは最高です!! かなり笑えますよ。 | ||||
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会社年齢でいくと定年を迎えた幼馴染の三人のおっさんが、 身近に起きる事件を片付けていく快感なお話です。 短編連作の形をとっていて、一話一話の内容が、 恐喝、マルチ商法、痴漢、結婚詐欺、動物虐待など 今社会で問題になっている話題を取り上げています。 有川作品は、甘甘のラブストーリーというイメージが ありますが、代表作である図書館シリーズでも垣間見せた 社会背景をあぶりだしていく手法&視点には、 感心させるばかりです。 そして、おっさん達の孫である祐希と早苗との甘い恋愛模様も 有川作品ならではと思います。 現状、希薄なものになっている人間関係、親子関係を物語の展開の中で、 深めていく過程には、考えさせられることが多いです。 人の温もりを感じることができる、とても優しい物語です。 是非シリーズ化をして欲しい作品です。(待望の次回作が出ましたね!!) | ||||
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シニア世代のおっさんたちが活躍するストーリーに若い男女もからむとてもいい小説です。住んでいる地域限定で人助けをするおっさんたち、世の中いろいろありますけど、人が人をしっかりと見つめいっしょに人生を生きていく、すてきなお話です。 | ||||
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