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第五番
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第五番の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「青いビニール袋を頭にかぶせられ、顔の皮膚ははぎとられていた。 」この事件。 第五番の前編の「無痛」とこの作品「第五番」をまねて起きた事件なのでしょうか。 だとすれば、犯人はこの作品を読んでいる。 | ||||
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病の性質展開は面白い。 「自閉症」という言葉の使い方がよく分からなかった。(←自分的には「脳の機能障害」と認識してるんで、「治療」で治る場合は「心因性」で「自閉症」とは言わない感じ。故に「昔、自閉症だった」的使い方には違和感を感じる)皮膚科医で野望持ちってのもピンと来なかった(眼科と皮膚科は「他の科より楽だろう」的選択の印象が強い)。 サトミは絡ませたいのは分かるが、サビーネと伊部はいなくても良かった感じ。印象が散らばる感じで邪魔だったw グロ描写に「グロ」しかないトコが惜しい感じ。グロの中に耽美とか抒情が欲しい気がする。もしくは簡潔なグロ(ヘンな言い方ですが)の方がいいなあ。「前の日の酔っ払いのゲロを朝の通勤時に目撃してしまった」的グロなんですよねー。氏のグロは。これは単に自分の好みの話です。 イバラの処遇は安易。「危険な人物が自ら危険な存在と悟って退場しました」では、何の為に39条提起したのか。まあそれ以外にやりようないとは思いますが。正直なトコが「面倒な問題が自ずから片付いてくれて良かったね」ですから。 概ねは楽しんで読んだ | ||||
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エボラ熱、エイズ、狂牛病、SARS。 これらの疫病がもし意図的に研究室でつくられ、 特定の団体が世界に放ち、特効薬までもを操作していたとしたら。 得をするのはWHO? 本作では5番目の疫病が日本を襲います。 ウィーン在住の主人公・タメヨリは、 患者の外見からあらゆる病気を読み取ることができる優秀な医師です。 彼が日本へ戻り、5番目の疫病と闘うのがメインストーリーです。 書店で本書のプロローグを立ち読みしました。 特に、プロローグのどこまでが事実なのか判らない書き方と、 出版社が力を入れている作品なんだなあという思いからの購入です。 前半部分は、違う立場の登場人物がそれぞれ物語りを進めて、 痛みを感じない無痛症の精神虚弱者など、 キャラクターが立っていて物語に引き込まれました。 後半に向かってその物語が一つに収束する構成です。 『ジェノサイド』を読んだ人にとっては、 乱暴に言えば、縮小版ジェノサイド、のようなイメージでしょうか。 個人的には、ネタが面白いだけに、 気になった部分の多い作品でやや残念です。 中欧と日本を舞台にしているのに、 イマヒトツ伝わってこなかった物語の広がり。 愛に狂い中欧を迷走する部分がややくどかった。 (必要性をあまり感じない) 一番げんなりしたのが、 催眠術にかかった登場人物のラスト。 展開がご都合主義的で、それはないだろう、 という肩透かし感があって、私はとても残念でした。 書きおろしで990枚、1900円+税。 全体として面白い作品とは思いますが、 僭越ながら個人的には文庫で十分と思います。 (文庫だと上下巻でしょうか) | ||||
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