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第五番
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第五番の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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新型コロナ禍において、数年ぶりに再読すると本書の記載が現状を適確に予測・描写している事に驚く。P364「新しい疫病が発生し」「メディアの過剰反応で、人々は過剰に恐怖心を煽られ」「テレビで医師への感謝を繰り返したり」「医師の活動を称賛する特集が組まれたりもしております」。これが2012に出版されたことが信じられない。 | ||||
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新型コロナの日本人の対応を見ていると「守健奴」という言葉がぴったり。 こんなもん寝て食ってりゃ治るし死んじゃう人は自然の摂理。 医療が万能と信じる人間はこの本読んで悔い改めよ。 | ||||
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「青いビニール袋を頭にかぶせられ、顔の皮膚ははぎとられていた。 」この事件。 第五番の前編の「無痛」とこの作品「第五番」をまねて起きた事件なのでしょうか。 だとすれば、犯人はこの作品を読んでいる。 | ||||
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病の性質展開は面白い。 「自閉症」という言葉の使い方がよく分からなかった。(←自分的には「脳の機能障害」と認識してるんで、「治療」で治る場合は「心因性」で「自閉症」とは言わない感じ。故に「昔、自閉症だった」的使い方には違和感を感じる)皮膚科医で野望持ちってのもピンと来なかった(眼科と皮膚科は「他の科より楽だろう」的選択の印象が強い)。 サトミは絡ませたいのは分かるが、サビーネと伊部はいなくても良かった感じ。印象が散らばる感じで邪魔だったw グロ描写に「グロ」しかないトコが惜しい感じ。グロの中に耽美とか抒情が欲しい気がする。もしくは簡潔なグロ(ヘンな言い方ですが)の方がいいなあ。「前の日の酔っ払いのゲロを朝の通勤時に目撃してしまった」的グロなんですよねー。氏のグロは。これは単に自分の好みの話です。 イバラの処遇は安易。「危険な人物が自ら危険な存在と悟って退場しました」では、何の為に39条提起したのか。まあそれ以外にやりようないとは思いますが。正直なトコが「面倒な問題が自ずから片付いてくれて良かったね」ですから。 概ねは楽しんで読んだ | ||||
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新型カポジ肉腫が急速に広まりパニックとなる日本. 一方,「無痛」の事件の関係者たちに再び起きる事件. すべてを支配する黒幕は? グロテスクで悪性度の高い新型肉腫の描写と 治療の内容はなかなかリアルで真に迫っている. 医学サスペンスではここにリアリティがないと白けてしまうが, その点ではかなりレベルが高い. 一方,世界の医療をコントロールするらしいメディカーサには 少々違和感を感じる. 「病気は自然現象だから仕方がない」とは この作品の前作に当たる「無痛」で出てきたセリフだが, 感染性病原体が計算通りに機能するとは限らず, いくらなんでも医学を過大評価した内容に感じられる. 為頼とイバラを中心とした「無痛」の後日談も然るべき結末を迎える. その結末は,それぞれの苦悩が解決されないまま,悲劇的とも言える形ではあるが, これしかないと納得できる結末でもある. | ||||
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エボラ出血熱、エイズ、変異型クロイツフェルト・ヤコブソン病(狂牛病)、SARS(中国から広がる新型肺炎)の4つの疫病に続く、5番目「新型カポシ肉腫」の拡散の恐怖を描いています。 久坂部さんの作品「無痛」(2006)に登場したキャラクターが継続して描かれており、その続編的要素も含んでいます。医師として病院での外科医、在外公館の医務官、在宅医療の経験があるだけに、医療界に対する視線は厳しく、我々が知らない裏側を見せてくれて興味深いです。主人公の医師は、外見を見ただけで、その人の病変を判定できるという異能を持つという設定も面白いです。 ちょっと無茶なストーリー展開もあるけど、投げかけられるテーマは重たく、医療関係者ならずとも、おすすめできる一冊です。 | ||||
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さすがだと思いました。 前作(無痛)よりオススメです。 前作と別のストーリーになってはいますが、このストーリーとは直接関係なくても登場人物のキャラクターが気になり、この本だけ読む人はストレスになると思います。 みんなに勧めたいのですが、長編2冊なのでそうそう勧められない(笑) | ||||
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いつもながらこの作者の作品は考えさせられる。「無痛」を読んでいたのであれから6年くらい立っての話だろうか?自宅周辺が物語の舞台になっていて余計に興奮して読んでいた。 | ||||
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現在もまだ読み続けていますが、為頼医師の活躍が面白いです、菜見子さんとの恋の行方も気になります(笑) | ||||
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「無痛」の続きです。 先天性無痛無汗症という病気はリアルに存在します。 それはさておき、第5番の疫病、「新型カポジ肉腫」 一応、ミステリーなんでネタバレしない程度の感想となると・・・難しい(笑) 病状とか、とにかく結構リアルに想像できてエグイです。 で、登場人物たちがまた相当に癖があり気持ち悪いです。 そしてなにより、ここまで書いていいの?あなたもドクターなのにっ?ってくらいに 日本医師会&医師の悪口満載(笑) まあ、無駄な延命治療はされる人間の尊厳を損ない、 医者が儲かるだけって作者の一貫した主張がこの小説にも満ち溢れてます。 好き嫌いはあると思うけど・・・アマゾン中古買いだったんで納得でした | ||||
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久坂部シリーズここにあり。他のシリーズを読んでから読むと、内容理解が深くなります。 | ||||
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WHOのシンボルの意味が、この物語の中だけのことであると願います。 | ||||
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多くの作品がシリーズで出ているので、読み出した。 どれも労作で、面白かった。 | ||||
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無痛ほどの衝撃はありませんでしたが、久坂部羊さんの作品はどれも、とても面白いです。 | ||||
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前作を踏まえて読むと、展開に関する推理は難しくないが、でも、この著者ならではの結末の付け方に、考えさせられるところが多い。 | ||||
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怖い病気ですね。 無痛をもう一度読み返したくなりました。 ページをめくるのが 楽しみと思える本に出会えて良かったです。 | ||||
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主人公や、その周りの人がまた登場する、いわゆる「無痛」の続編です。 無痛よりも、ずっと面白く感じましたよ。 無痛を読んでない方は、面白みが半減しちゃうと思います。 ただ、無痛でもそうでしたけど、「敗因症のM」の字という設定が苦手です。 作者が本当に医師であるというリアリティが(ある意味で)売りの本だと思いますが、 どうもこの「M」の設定だけは…。 それから、作者が実際にウイーンに住んでいたことがあるからでしょうが、 どの作品にもウイーンが(しかもかなり詳細に)出てきますね。 ちょっと食傷気味になっちゃったような。 (私自身も、ウイーンにしばらく住んでいたことがあるせいかな) ザビーネちゃんと、口ばかりピアニストの話は、必要性があったのでしょうか。 あと、サトミちゃんの扱いも、ちょっとひどいかな。 久坂部先生の本は、すべて読んでいますが、一貫して 「尊厳死(延命治療)」や、「早死に(笑)」が出てきますね。 ラストの、「60歳が死に頃」ってね。私は作者の意見に賛成派ですけど。 いろいろ書きましたが、結論は「まあ、おもしろかった。4つ」です。 | ||||
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無痛では池田小学校のあの犯人がモデルかなと思いましたが、今度は日本画家の松井冬子がモデルなんでしょうか。 チーズにはめ込んだガラス玉の様な目ってどう解釈していいのか未だにわかりません。 私はこの著者の書く変な人たちの描写が意地悪すぎて、発する言葉が余りにも下賤で面白すぎて(無痛でも出てきたけど特に罵倒している場面の語彙の豊富さに驚きます。病院は色んな人が来るところですし。)すっかりファンになってしまいました。 と思えば上品な趣味も垣間見えて人間て本当に多面的だと思います。 女性作家で言えば桐野夏生にも何となく共通する・・かな。 この次はぜひ子宮頸癌の話を書いてほしいです。本当に必要なワクチンなのかどうか。 | ||||
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エボラ熱、エイズ、狂牛病、SARS。 これらの疫病がもし意図的に研究室でつくられ、 特定の団体が世界に放ち、特効薬までもを操作していたとしたら。 得をするのはWHO? 本作では5番目の疫病が日本を襲います。 ウィーン在住の主人公・タメヨリは、 患者の外見からあらゆる病気を読み取ることができる優秀な医師です。 彼が日本へ戻り、5番目の疫病と闘うのがメインストーリーです。 書店で本書のプロローグを立ち読みしました。 特に、プロローグのどこまでが事実なのか判らない書き方と、 出版社が力を入れている作品なんだなあという思いからの購入です。 前半部分は、違う立場の登場人物がそれぞれ物語りを進めて、 痛みを感じない無痛症の精神虚弱者など、 キャラクターが立っていて物語に引き込まれました。 後半に向かってその物語が一つに収束する構成です。 『ジェノサイド』を読んだ人にとっては、 乱暴に言えば、縮小版ジェノサイド、のようなイメージでしょうか。 個人的には、ネタが面白いだけに、 気になった部分の多い作品でやや残念です。 中欧と日本を舞台にしているのに、 イマヒトツ伝わってこなかった物語の広がり。 愛に狂い中欧を迷走する部分がややくどかった。 (必要性をあまり感じない) 一番げんなりしたのが、 催眠術にかかった登場人物のラスト。 展開がご都合主義的で、それはないだろう、 という肩透かし感があって、私はとても残念でした。 書きおろしで990枚、1900円+税。 全体として面白い作品とは思いますが、 僭越ながら個人的には文庫で十分と思います。 (文庫だと上下巻でしょうか) | ||||
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購入した金額がもったいないと、 つまらないエンタメ長編を我慢して最後まで読んだ時の徒労感、何度味わっても嫌ですねぇ。 作者は医者、WHO絡みのパンデミック陰謀論、お、面白そうと思ったのですが。 大きな新聞広告で、この本を絶賛していたお歴々は、 本当に読了してからコメントを寄せたのでしょうか? 本書のテーマだけ聞かされて書いた人もいたのでは? なんて勘ぐりたくなります。 前作の登場人物が再び登場するのが、読んでいてわかりますが、 残虐犯罪を犯した異形の青年、もう、こういうのやめてよ、って感じです。 サイコパスまがいの日本画家の女など、漫画チックで、登場するたびに読むに耐えなくてページを斜め読み。 現在の日本の医療制度批判、医師批判も、 市井のおばさん(私のことです)でも言えそうな、常識的なもの。 海堂氏のような、専門家ならではの具体的で鋭い医療批判ではない。 テーマがテーマだから、書きようによっては刺激的な物語が展開してもいいはずなのに、 もったいないなぁ。作家としての力量でしょうか。 お医者さんて頭いいんだから(多分)、もうちょっと文学して欲しいなぁ。 | ||||
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