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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全431件 81~100 5/22ページ
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| 続けて「暗幕のゲルニカ」を読むことをお勧めします! | ||||
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| 非常に面白かった!今までに無い画期的な内容で、とても興味深く、あっという間に読了! | ||||
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| 元キュレイター原田マハのお家芸、アート・ミステリー。しかし、その代表作をこれまで読んでいなかったので、今更ながらチャレンジ。アート・ミステリーとは言うものの、本作は殺人や犯罪を扱うミステリーではなく、画家と絵画にまつわる歴史的真実を、物語という手法によって敢えて紐解こうとする仕掛けの多い作品である。 絵画の向こうにかつて実在した画家という人間。そして、画家に関わる様々な時代の人間たちの真実を探る物語。現代、そして過去。二人の時代も国籍も異なる主人公により紡がれる作品。まずは本作の構成が素晴らしい。二つの時代の二人の男女を主人公としていながら、二人を隔てる壁や距離を徐々に取り除いて、かつて生きた独りの画家、アンリ・ルソーという人の真実を求めるストーリーである。 本作の見かけ上の主人公は、過去においてはニューヨークの美術館MoMAのキュレイター、ティム・ブラウン。現代においては美術館監視員の早川織絵。しかし本当の主人公は作品『夢』を描いた画家であるアンリ・ルソー。ましてやその絵の向こうには、パブロ・ピカソの影も見え隠れする。 作中、様々な美術作品が登場するので、本書は文学であるのだが、ぼくは今という便利な時代に感謝しつつ、ネットで検索してはそれぞれの作品を確認し、かつ楽しみながら、ふたたび小説世界に没頭する。 本書の主役である『夢』というルソーの作品は、カバーにも描かれているが、より精緻に見るなら、ネットで拡大してみるのも読書の副産物的楽しみとなるのだ。 こうして、小説と絵画の合わせ技という、楽しさ倍増の味わいができるのもアート・ミステリーならではの長所。そして、ただ美術館員の説明を聴いたり、何の説明もなく絵を見つめるというだけのリアルと異なり、小説としての楽しみと絵画の奥に潜む物語ということも本書からは得ることができる。 作品『夢』関わる画家ルソーと、蒐集家たちの時代の作中作とも言えるある物語を、二人の主人公は一日一章ずつ七日間読むことになる。本書の中に潜んでいる重層的構成である。謎の書物を二人が交互に読む七日間の物語。その進め方も奇妙であるのだが、つい読者は引き込まれると思う。 アンリ・ルソーを知らなくても、作品『夢』を知らなくても、本書が楽しめる上に、読後、この作品の意味や由来やその向こうに潜む古い時代の人々の躍動や吐息のような温もりさえも感じることができる。絵画が保ち、観る者に放つ生の感覚を小説というかたちでもう一度再生する。そんな試みのように思えるのが、本書であり、その独創性をもたらすのが、あまりに個性的で特殊な経験を持つ美術界出身の作家・原田マハという作家なのだ。 何よりも彼女が語りたいことが何であるのかを読み解いて頂くと良いだろう。距離を置かなくて大丈夫。難しくはなく平易な言葉で語られる作品だから。心地よい物語という言葉で。 | ||||
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| アンリルソーの絵画1枚から拡がるミステリ。 確信と覚悟と愛情。 登場人物たちの絵画への愛が伝染ります。 物語の中に登場する絵画をネットで確認したり、十年ほど前に現地で購入した大原美術館の画集を改めて観てみたり。よい時代になりましたね。 | ||||
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| これは傑作。すごく久しぶりに涙がにじんだ。一拍おいて考えると、あれ?という部分もあるのだけれど、読書中は疑問で立ち止まるような隙を与えない。これぞ読書の醍醐味。よいものを読ませて頂いた。 | ||||
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| 内容はどこまで本当かどうかわからないですが、物語として面白かったです。アンリルソー、あああの画家ね言う程度しか知らなかったのですが、バーゼルにいって作品を見てみたいと思いました。 | ||||
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| 知らない画家のことを新たに知ることが出来た。また、当時の様子かがよくわかりこれから絵を見る参考になった。 | ||||
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| 原田マハさんの作品は好きで結構読んでます。本作品が一番好きです。有名な絵画にこんな秘密が... と、思わずゾクゾクさせられました。最初から最後まで飽きずに楽しませてもらいました。ルソーはよく知らなかったけど、これを機会に詳しく調べるきっかけにもなり、読後には真剣に"夢を見た"も調べてしまいました。 | ||||
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| 著者の美術への造詣の深さに畏れ入った。 美術館にはたびたび足を運んだことはあってもここまで細かに作品と向き合ったことはない。この小説を読んで、次回美術館に行った時に今までよりも深く作品と向き合える気がする。 | ||||
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| 読書からずいぶん離れており、約30年ぶりの小説。レビューが良かったので本書を選びました。 読み終えた後の高揚感に「小説ってこんなに面白かったっけ?」と驚きました。 久しぶりの読書がとても心地よいひとときになりました。 | ||||
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| タイトルのとおりの感想。 美術作品についての小説とあって身構えてしまったが、気にすることはない。 面白い。ただそれだけ。 | ||||
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| 印象派の画家の人達が認められるまでの苦悩等が読み取れて現代の評価と違い。興味深く読みました。 | ||||
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| 暗幕のゲルニカからの、楽園のカンヴァスを手にしました。個人的には、こちらの方が一気に読んでしまう感じで、次の展開にドキドキしました。 ルソーの絵は元々結構好きでしたが、本当にこんな現実があったのではないか?という感覚に陥ります。 改めて絵画の魅力を見出させてもくれますし、原田マハさんの本を他にも漁って読みたくさせられる一冊でした。 | ||||
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| アートが題材のミステリーに、困難な人生の中で登場人物たちが受け取る様々な思いやりの描かれ方に、心温まる作品でもありました。本筋のミステリーももちろん秀逸。 | ||||
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| ルソーの作品をめぐる様々な人間模様、その中に絵画への深い造詣が端々に感じられとても読みごたえがありました。とても作品に品もあり、爽やかな読後感でした。 | ||||
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| 目の前に映像が艶やかに映し出されるような表現力に引き込まれてしまった。 | ||||
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| アンリ・ルソーを愛する若き研究者二人が、謎のコレクターからスイスの豪壮な屋敷に招かれ、晩年の名作「夢」の双子の妹のような作品「夢を見た」について真贋の鑑定を依頼され、古書に記された物語を手掛かりに、スリリングな謎解きが繰り広げられます。 登場人物のルソーへの愛と造詣の深さ、作品を目にしたときの忘我と喜び、の描写にはとても惹きつけられました。また作中作の物語で当時のルソーと周辺の人々の暮らしが生き生きと描かれ、洗濯女のヤドヴィカが徐々にルソーに心を開き、彼の作品の中で永遠に生きると決意してアトリエに向かう所は中でも胸を打ちます。 美術館やアート業界の内幕や政治的力関係なども、自分の知らない世界を垣間見るような面白さです。 ルソーの作品世界への関心を高めてくれ、アートを愛する人たちの贅沢な世界にどっぷり浸かる夢を見させてくれました。 そのように読書の喜びを大いに味わえた作品なのですが、主要人物である織絵がその後に選んだ生き方に納得がいかず、娘の真絵が置かれた状況があまりにも不憫で、彼女たちの現在の描写が出てくると夢から醒めさせられる思いがしました。織絵がそれほど知力と探究心がある女性ならば、アートへの情熱を隠し知性を発揮できない生き方は、半分死んでいるようなものでしょう。ハーフとして父を知らず日本で育つ娘も、周囲との疎外感を抱えながら、このまま閉鎖的な環境で暮らさせるのか、と怒りすら覚えます。外国語という翼を与え、都会や外国で広い世界に触れながら、自分が生まれたことに誇りを持って育って欲しい。そのためには母親も自分を偽らない生き方を娘に見せないといけないのに、とそこが凄く残念でした。 ティムとの再会とその後のロマンスを予感させるラストでしたが、ティムは織絵の研究者としての稀有な才能に惚れたから再会を熱望したけれど、もし織絵が研究活動を再開したらライバル心や嫉妬心が湧いて男女としてはうまくいかないだろうなと思い、そこにはうっとりできませんでした。 | ||||
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| 本書が評価が高かった理由が読み終えてわかった。飽きさせない展開と構成。誘われるようにアンリ・ルソーが好きになる。それは作者が読者の立場に立ってアートへの道先案内人をしてくれているからだろう。ルソーの大作「夢」。その絵の中のミューズの左手の秘密。日本の片隅に住むシングルマザーで一介の美術館監視員の早川織絵がニューヨークの近代美術館MoMAのチーフキュレーターに交渉人として指名された過程が実に興味深い。爽快な展開に胸のすくような心地良さを感じて「アートっていいなあ!」としみじみ思った。 現在ではルソーが晩年に恋したのはウージェニー・レオニー・Vという未亡人であり、作中のヤドヴィガは存在しないし、晩年は絵が売れ始めて経済的に余裕が出てきて貧困ではなかったこともわかっているが、それを差し引いてもこの小説は面白さが勝る。 第25回山本周五郎賞 | ||||
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| 言いようのない不安に苛まれていた中で巡り会えた一冊。 “ルソーの『夢』は真作か贋作か”を主軸に、過去と現在・恋愛と駆け引きなど、 読めば読むほどに‘真実か虚構/Fictionか’を深く考えさせられ、最高の読書を味わえる。 何より、小説の中にある一つの謎である“7文字のCapital/ローマ字は何か?”が明らかになり、 そこからのEpilogueとともに湧き上がる読後の余韻こそ極上だった。 『楽園のカンヴァス』とは‘私の心の中にもあった’と気づかされ、 不安に対する大事なものが得られた傑作であった。 | ||||
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| 泣きました。 読書、あんましませんが、すっごく面白い! 読書しない方は、もしかして途中断念するかもだけど、最後まで読んで欲しい。 ものすごく感動しやす。 | ||||
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