まほろ駅前多田便利軒
評判
まほろ駅前多田便利軒の評価:
3.93/5点 レビュー 229件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全462件 261〜280 14/24ページ
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まほろ駅前多田便利軒の評価:
3.93/5点 レビュー 229件。 B ランク
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書店でよく見るので面白いのかと手に取って見たが、、、うーむ。
なんだろう、このしっくりこないというか、中途半端というか、気持ち悪いというか。
この「しっくりこない」という感覚は、おそらく二つのことに由来されると評者は思う。
一つはその世界観。
ジャンル的には、ただの便利屋なのに次々事件に巻き込まれていく…というハードボイルドものによくあるパターンながら、起きる事件は(一部は殺人や暴行事件のからんでいるものはあるものの)比較的穏当で、作品全体のトーンもどちらかというとハートウォーミングなそれだ。この「どっちつかず」の感じが、適温で心地よいと感じる人もいるのかもしれないが、評者にはただただしっくりこない、おさまりの悪いというイメージしか与えなかった。
もう一つは語り手だ。
本作は伝統的なバディ物のお約束を踏襲し、几帳面な多田と、がさつで何を考えているかわからない行天という性格のかみ合わない2人という設定だが、物語の語り手はなぜか三人称なのだ。ここは、どちらかというとまともな多田による一人称の方がしっくりくるはずで、現に物語中盤にて二人が別行動をとったときの行天の側のエピソードの記述では「すべて、あとから聞いた話だ」という一文があり、この時点で誰の視点なのかが定まらなくなってきている。
以上の2つのしっくりこなさは、最後まで尾を引きづっていた。
本作は、著者の「こうであってほしい男の友情」を描こうとしているのはありありとわかるのだけれど(ちなみに著者はBLに明るいことでも有名)、男からしたらそれは非現実的で飲みこみがたく、また、出てくる悪役の(と呼んでも差し支えない)男も、どうもキャラクターとして薄っぺらい。というか、悪役のイメージが古い。ツラかった。