(短編集)

まほろ駅前多田便利軒

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

まほろ駅前多田便利軒の評価:

3.93/5点 レビュー 229件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全462件 361〜380 19/24ページ
No.102
(4pt)

不思議な二人がコンビの連作短編集

三浦しをんさんの文庫最新刊です。
 箱根駅伝を描いた「風が強く吹いている」で更に爆発的に知名度をあげた彼女ですのでいまさら紹介をしなくてもいいかと思いますが、彼女は作品や内容によって文章のスタイルががらりと変わる方です。シリアスなタッチから軽妙なもの、そしてエッセイでの破壊力満点の語りのスタイルまで自由自在にタッチやスタイルがかわります。
 本書は、その中ではわりあいとかっちりとしたスタイルで書いた小説になると思うのですが、基本設定と話の運びがユーモアたっぷりなので、読みやすかったです。
 主人公は、多田というバツイチの便利屋と、真冬の寒い日にバスのベンチで再会したかつてのクラスメートの行天。二人は、さして親しかったわけではなく、むしろとある因縁があって卒業してから一度も会ったことがなかったのですが、再会したその日からずるずるとコンビを組むことになります。やむなく、仕方なくコンビを組んだ多田は行天の変貌ぶりに首をひねります。学生のときは無口で学校では一言も話さないものの勉強もスポーツもできるデキスギくんだった行天は、大きくなったら、何故だかだらだらとしていて、住む家もなく着のみ着のままで、真冬なのにサンダルしかはいていないような変な大人になっていたからです。多田は、そんな彼にイラっときたり呆れたり嘆いたりしながらも一緒に事務所兼自宅で共同生活を営みます。
 そんな彼らがいくつかの事件を解決していくうちに、二人の抱えた過去や想いが明かされていく連作短編集という体裁の本書。コンビ探偵もの特有のかけあいの面白さや、一つの事件をめぐる考え方の違いや、絶妙のコンビプレーなどもしっかり楽しませてくれますし、連作全体を通じて二人がじょじょに気持ちの交流を深めていく過程等もしっかりと描かれていて楽しめます。
 三浦しをんさんの著書で、男性二人の共同生活、と紹介すると違うものを想像(ひらたくいえばBL)するかも知れませんが、そういう要素はないですので、そちらを毛嫌いする人も安心して読んでいただけます。
 本当に面白かったです。 
 この作品、うまく映像化できたらいい映画原作になるんじゃないかなと思います。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.101
(3pt)

伏線がうまく張ってあるので、後半はひきつけられる。

他の方もおっしゃっていたように、これが直木賞?と言う感じは否めない。
文章は整っていて、伏線に引きずられるようにして後半はグングン読み進めることが出来、1冊の本としてなら十分に楽しめる内容。

登場人物は誰も個性的だが、地の文に個性がない。
そのせいで、物語が佳境を迎えるまでの間、読むのに集中力が必要なのが残念。
優等生の書く作文のように整っているが、
「これが三浦しをん!」と言うものはあまり感じられなかったかも。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.100
(5pt)

不思議な友情(?)のお話

「まほろ市」なんて都市が本当に東京にあるのかと検索してみたら、ヴィキで「様々な小説の舞台となる架空の都市の名。幻(まぼろし)を都市名にしたものでユートピアと同じく『どこにも存在しない場所』の意味を持つ」と書かれていました。
でも、なんだかとってもリアリティのある町並です。

そのまほろ市で便利屋を営む多田といきなり転がり込んできた行天の、そっけないような、でも、どこかで深く結びついているような不思議な距離感が興味深い主人公です。
各々の話で出てくる登場人物も、現実にいそうな人間なんですが、どこかに一癖を持っていて面白い。
人間というのは、通り一遍で見ればありふれているかもしれないけど、よく見てみると本当は珠玉のように光る部分を持っているのかもしれないなぁと思わされました。

便利屋稼業が仕事なのでともかく生活感が溢れているのに、所帯染みない楽しい作品です。

最後までチワワをチワワと呼ぶ感性と、結局は行天を拾ってしまう多田の見かけによらぬお人よしぶりが気に入りました。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.99
(5pt)

不思議な友情(?)のお話

「まほろ市」なんて都市が本当に東京にあるのかと検索してみたら、ヴィキで「様々な小説の舞台となる架空の都市の名。幻(まぼろし)を都市名にしたものでユートピアと同じく『どこにも存在しない場所』の意味を持つ」と書かれていました。
でも、なんだかとってもリアリティのある町並です。

そのまほろ市で便利屋を営む多田といきなり転がり込んできた行天の、そっけないような、でも、どこかで深く結びついているような不思議な距離感が興味深い主人公です。
各々の話で出てくる登場人物も、現実にいそうな人間なんですが、どこかに一癖を持っていて面白い。
人間というのは、通り一遍で見ればありふれているかもしれないけど、よく見てみると本当は珠玉のように光る部分を持っているのかもしれないなぁと思わされました。

便利屋稼業が仕事なのでともかく生活感が溢れているのに、所帯染みない楽しい作品です。

最後までチワワをチワワと呼ぶ感性と、結局は行天を拾ってしまう多田の見かけによらぬお人よしぶりが気に入りました。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.98
(4pt)

暖かい不器用な人間たち

東京郊外のまほろ市で地域密着型の便利屋を営む主人公:多田啓介は,お得意先の岡という人物から正月明けに雑用を申しつけられていた。その帰りに高校時代の同級生:行天春彦と出会う。そこから仕事で預けられた小さなチワワとともに奇妙な同居生活が始まる・・・

まほろ市の便利屋を舞台にして,6編の短編集とともに1年間を綴った物語である。それぞれ心に傷を負った個性的な登場人物達が,暖かく不器用に人生を生きている様が描かれているのが大変印象的な物語である。前回読んだ『仏価を得ず』と同様に大変読みやすい物語でありながらも,色々と考えさせられる話であると感じた。行天恐るべしである・・・
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.97
(4pt)

暖かい不器用な人間たち

東京郊外のまほろ市で地域密着型の便利屋を営む主人公:多田啓介は,お得意先の岡という人物から正月明けに雑用を申しつけられていた。その帰りに高校時代の同級生:行天春彦と出会う。そこから仕事で預けられた小さなチワワとともに奇妙な同居生活が始まる・・・

まほろ市の便利屋を舞台にして,6編の短編集とともに1年間を綴った物語である。それぞれ心に傷を負った個性的な登場人物達が,暖かく不器用に人生を生きている様が描かれているのが大変印象的な物語である。前回読んだ『仏価を得ず』と同様に大変読みやすい物語でありながらも,色々と考えさせられる話であると感じた。行天恐るべしである・・・
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.96
(2pt)

これが直木賞なの?

直木賞や直木賞候補の作品を中心に読んでますが、今までに読んだ中で一番面白くありませんでした。小説の技術的な評価をできる知識はないので、素人の率直な読後感です。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.95
(2pt)

これが直木賞なの?

直木賞や直木賞候補の作品を中心に読んでますが、今までに読んだ中で一番面白くありませんでした。小説の技術的な評価をできる知識はないので、素人の率直な読後感です。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.94
(4pt)

低め安定

キャラクターがとても魅力的です。便利屋からはじまる物語の展開は読みやすくて
劇的な展開や恋愛の絡みがないスルスルと最後まで読んでしまいました。
気軽な感じでかまえなくても読めるぶん、どこか物足りなさも感じてしまい
ますね。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.93
(4pt)

低め安定

キャラクターがとても魅力的です。便利屋からはじまる物語の展開は読みやすくて
劇的な展開や恋愛の絡みがないスルスルと最後まで読んでしまいました。
気軽な感じでかまえなくても読めるぶん、どこか物足りなさも感じてしまい
ますね。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.92
(3pt)

読みやすいとは思うけど・・・

これが直木賞・・・
宮部みゆきの火車、横山秀夫の半落ち、浅田次郎の蒼穹の昴、他にも多数が落ちてこれですか・・・
選考委員の老人達は、何考えてるんだ?
あっ、文藝春秋から出てるからか。

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.91
(3pt)

読みやすいとは思うけど・・・

これが直木賞・・・
宮部みゆきの火車、横山秀夫の半落ち、浅田次郎の蒼穹の昴、他にも多数が落ちてこれですか・・・
選考委員の老人達は、何考えてるんだ?
あっ、文藝春秋から出てるからか。

まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.90
(3pt)

肩凝りたくない時はいいけれど……

難しい漢字はないし、字は大きいし、一話が50ページ程なので、移動時間に読むには最適な本だと思います。読んでいて全く疲れませんでした。
しかし、驚くほど全く何も残らない内容です。事件解決の部分でワクワクさせられるでもなし、人間の闇の部分で共感させられるわけでもない。多田と行天のキャラクターも本の世界では掃いて捨てるほどいるタイプです。
ラストにかけての展開も、無理矢理多田に暗い過去を作った感じがしてなんだかな〜と思いました。うわっつらをなでて書いたような本で、期待はずれでした。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.89
(3pt)

肩凝りたくない時はいいけれど……

難しい漢字はないし、字は大きいし、一話が50ページ程なので、移動時間に読むには最適な本だと思います。読んでいて全く疲れませんでした。
しかし、驚くほど全く何も残らない内容です。事件解決の部分でワクワクさせられるでもなし、人間の闇の部分で共感させられるわけでもない。多田と行天のキャラクターも本の世界では掃いて捨てるほどいるタイプです。
ラストにかけての展開も、無理矢理多田に暗い過去を作った感じがしてなんだかな〜と思いました。うわっつらをなでて書いたような本で、期待はずれでした。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.88
(3pt)

キャラクターが魅力的、ストーリーはある意味予定調和

この作品の最大の魅力はキャラクターだと思う。キャラクターが立っている作品が好みの人は気に入るだろう。「まほろ」という架空の土地の設定も、どこかにありそうな雰囲気を漂わせていてよい。
ただ、一話完結の読みきり形式の連続で大きな物語を形成する、というのは良し悪し。読みやすい一方で、ひとつひとつのエピソードがこじんまりとして、どこかしら予測のつくものになっているのは、この作品の一番の難点だと思う。
キャラクターが一番の売り、とはいうものの、語り手である主人公がやや紋切り型であまり魅力が感じられないのもどうかと思う。(一見軽いが、ハードボイルドなんかによくある、心に傷を持ち、どことなく影のある感じ)
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.87
(3pt)

キャラクターが魅力的、ストーリーはある意味予定調和

この作品の最大の魅力はキャラクターだと思う。キャラクターが立っている作品が好みの人は気に入るだろう。「まほろ」という架空の土地の設定も、どこかにありそうな雰囲気を漂わせていてよい。
ただ、一話完結の読みきり形式の連続で大きな物語を形成する、というのは良し悪し。読みやすい一方で、ひとつひとつのエピソードがこじんまりとして、どこかしら予測のつくものになっているのは、この作品の一番の難点だと思う。
キャラクターが一番の売り、とはいうものの、語り手である主人公がやや紋切り型であまり魅力が感じられないのもどうかと思う。(一見軽いが、ハードボイルドなんかによくある、心に傷を持ち、どことなく影のある感じ)
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.86
(5pt)

キャラが素敵

初めて読んだ三浦しをんの本でしたが
それぞれのキャラがいい味だしてたように思います。
恋愛が入ってないのもまたいい感じです。
ちょっと設定がマンガ(イラストもマンガですが)っぽいかな。
三浦しをんの本のなかで一押しです。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.85
(5pt)

キャラが素敵

初めて読んだ三浦しをんの本でしたが
それぞれのキャラがいい味だしてたように思います。
恋愛が入ってないのもまたいい感じです。
ちょっと設定がマンガ(イラストもマンガですが)っぽいかな。
三浦しをんの本のなかで一押しです。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.84
(4pt)

好きだなあ

三浦さんは好きな作家です。
『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』もいいのですが、ボクは最近の『風が強く吹いている』『仏果を得ず』そしてこの作品のタッチの方が好きです。
文学としてはわからないのですが、肩を張らないスタイルがとても好きです。
漫画やドラマの原作?風なのですが、ボクは好きです。
『風が』『仏果』そしてこの『まほろ』も二人の男が主人公。
その二人の描き方がうまい。
距離感というか、空気(『まほろ』の二人の場合煙かな)の描き方がとてもうまい。
男同士って、もう少しウェットかなと思いつつ(槙原の歌のように)、ちょっと女性の願望じゃないのと思いつつも、でもいやじゃない。
そして二人にからんでいく女たち。
その設定もにくい。
今回は影でありながら、物語の輪郭をはっきりさせる登場の仕方。
いいなあ。

文章の鋭さやきれで勝負する作品より、本を読んでいる時間全体で勝負する作品のほうが三浦さんに向いている気がした。

続編を望んでいるレビューを拝見しましたが、続編を起こすための続編はいやだなあ。
おそらくかわらない日々を二人は送っている、街の片隅で。
そのほうがいいなあ。
絶対に書かなければならない物語でないかぎり、続編のための続編はいいかなあ。
それくらい素敵な物語でした。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)より
4167761017
No.83
(4pt)

好きだなあ

三浦さんは好きな作家です。
『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』もいいのですが、ボクは最近の『風が強く吹いている』『仏果を得ず』そしてこの作品のタッチの方が好きです。
文学としてはわからないのですが、肩を張らないスタイルがとても好きです。
漫画やドラマの原作?風なのですが、ボクは好きです。
『風が』『仏果』そしてこの『まほろ』も二人の男が主人公。
その二人の描き方がうまい。
距離感というか、空気(『まほろ』の二人の場合煙かな)の描き方がとてもうまい。
男同士って、もう少しウェットかなと思いつつ(槙原の歌のように)、ちょっと女性の願望じゃないのと思いつつも、でもいやじゃない。
そして二人にからんでいく女たち。
その設定もにくい。
今回は影でありながら、物語の輪郭をはっきりさせる登場の仕方。
いいなあ。

文章の鋭さやきれで勝負する作品より、本を読んでいる時間全体で勝負する作品のほうが三浦さんに向いている気がした。

続編を望んでいるレビューを拝見しましたが、続編を起こすための続編はいやだなあ。
おそらくかわらない日々を二人は送っている、街の片隅で。
そのほうがいいなあ。
絶対に書かなければならない物語でないかぎり、続編のための続編はいいかなあ。
それくらい素敵な物語でした。
まほろ駅前多田便利軒 Amazon書評・レビュー: まほろ駅前多田便利軒より
4163246703