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幸福な食卓
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幸福な食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 121~140 7/9ページ
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大浦くんみたいな人がいたらいいのに。 新聞配達しないでほしかったな。 映画はどんななのか。 映画は見てないのだが、気になるのは坂戸くんだ。 坂戸くんもとっても重要な存在なのだ。 私は映画化するとのことでこの本を読んだけど、 配役すごくいいと思う。 大浦くんが亡くなってからの家族の回復があっさりな感じがした。 でもそれが家族の良さなのかな。 | ||||
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この作品の見所といえば、直ちゃんと特に大浦勉学の二人の魅力的な登場人物にあると思う。しかし大浦勉学が居なくなってからは、面白くない。大浦勉学を居なくするなといいたい。それまでは★5つで良いんだが…しかし映画の方はしっかりフォローしてあるのでOKである(色んな意味を含めて)。ぜひ映画の方もお勧めする。 | ||||
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読みやすく「あっ」という間に読みきってしまいました。主人公中原佐和子は清々しく、知的で、恋愛もさわやかで、今の日本の女性にないものがあり、懐かしさを感じました。 文中に出てくる食べ物がどれもおいしそうで、リアルに表現されており、このこだわりは面白かった。 少しサビというか盛り上がり部分にかけるところが星4つになったところです。 | ||||
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のほほんと始まりのほほんと終った感じがしました。友人は「私はファンタジーものが好きだからつまらなかった」といいましたが、私は日常モノが大好きなので、「のほほん」が好きな方にはとてもおすすめです。また、学級委員をしてる方にもおすすめで、とても共感できますよ。映画もみましたがこちらは本を読んでからの方がよいかもしれません。映画は時間が限られている分、登場人物の細かい心境の変化が表しずらいのか、少し浅い感じにつくられている部分があると感じました。 | ||||
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久しぶりにいい本に巡り会えました。 ここの評価をみるとイマイチなのかな?って思ってたんですが、いざ読みだすと止まらなくなりました。 読み終わると、なにか伝ってくるものがあります。 是非、読んでみて下さい。 | ||||
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「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」。 冒頭のこの一行で、この小説のすべてが表されているような、そんな本でした。 その大きな契機となっているのが、父親の自殺未遂です。 母親は、この自殺未遂を感知し止められなかったということを苦にして、精神的にまいってしまい、別居状態をしています。 兄は、進学校でTOPを通しながら、大学へ行かず、農業へ。 それに父親も、教師生活にピリオドをうって、改めて大学進学を目指しています。 どう考えても、普通の「家族」の状態ではありません。 これを引き起こしているのが、「役割」という問題です。 「父親」としての、「母親」或いは「妻」としての、「長男」或いは「優等生」という役割等々です。 人は、何らかの「役割」を持って生活をしています。 これが長く続くと、そうした「役割」に疲れてきます。その時、どうするかということです。 大学を卒業して定年まで仕事をするとすると、約40年間仕事をすることになります。 今、身体的には元気なので、60歳で仕事を止めるのは早すぎるという議論もあります。 でも、この約40年間の「役割」は、精神的にはかなり辛いものがあります。 そういったことを考えると、やはりどこかでリフレッシュが必要になるのでしょう。 その上で、もう一度その「役割」に戻るということが、必要なのかも知れません。 この本でも、異常な「家族」の状態から、元に戻ろうとするような形で終わろうとしています。でも、この時、同じ「父親」の役割でも、このインターバルがその性格を変えてしまっているのかも知れません。 長い「役割」に対しては、意識的にピリオドを設けて考えるようにする必要があるのかも知れません。 | ||||
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父さんをやめる」そう宣言した父親もすごいけど それを受け入れる家族ももっとすごい。 父親は自殺未遂を起こし、 母親は父親が自殺するまで追い詰められていたことに 気づかなかったことで、自分を責め、 家を出ることで心を平静に保っている。 兄は大学に行かず、農業をし、自分の好きなように生きている感がある。 妹は梅雨の時期にやってくる体調不良(父親の自殺未遂が原因)と闘い、 家族一見ばらばらに見えて、 でも実は根っこの部分ではしっかり繋がっている、 お互いのことを思いやっている、 家族ってそうなんだよな、って語りかけるような物語。 ただ・・・ 最後がね、 そういう終わり方って、あまり好きではないので そこは減点ポイントです。 そういう結末を持ってくることで 家族とのつながりを強調したかったのか、 それとも別の意図があったのか、 分からないけど、 一番「お手軽」な終わり方だったと思う。 それで感動は・・・しないだろうな、とも思うけど。 文章自体は瀬尾さんらしく読みやすいものでした。 でも、読後感は・・・やはり本当のハッピーエンドで終わってほしかったなぁ〜。 | ||||
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平易な文章で、物語自体も淡々としていて読みやすかったです。 ただ、急すぎる、というかあまりに唐突な展開にガッカリさせられました。 というのも、自分は“死にオチ”が大嫌いなのです。 「セカチュー」「今会い」などに見られる、死んできれいに終わる、 何も汚れないまま刹那的な「泣き」に酔いしれさせる手法(とそれにまんまと嵌る人)に我慢ならないのです。 そこには分かち合う“痛み”などどこにもありません。 しかしこれのラストはそれらとは、微妙にではあるが、趣が違ったようで、なんとか最後まで読めました。 | ||||
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瀬尾さんの文章は、とても読みやすい。 回りくどいところがなくて、さっぱりしていて。 でも、ちゃんと心に残る・・・ 初めての感覚に、一瞬で虜になってしまいました。 一見バラバラで、違う方向を向いているような「家族」4人。 だけど、ちゃんとどこかで繋がっている。 ちゃんとどこかでお互いのことを思ってる、そんな気がしました。 不思議な家族だな、という印象だったのが、 読み終える頃には普通の家族に思えました。 でも、ちょっとクライマックスは意外でした。 意外すぎて涙が止まらなかった。 | ||||
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小説の一行目がどんなに重要な物であるか感じさせます。 新聞でそのくだりを読んだ時、本屋に行こうと思い買いました。 ちょっと不思議で温かい家族の姿。 お母さんは家を出て、お父さんはお父さんを辞めて、何かが欠けてしまったお兄ちゃん、梅雨になると体を崩す妹。傍目には家庭崩壊しているといえるのに、ちゃんと家族をしている。 こん家族のな形であってもいいのかもしれない。 始めは嫌な人に見えたお兄ちゃんの恋人のヨシコだって、最後には悪くないように思える。 各タイトルもストレートだけど意味深で好きです。 最後の話は涙が出ましたけど、「プレゼントの効能」か。 最後の話の最後のシーンは心温まります。 | ||||
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「卵の緒」から2冊目です。朗らかな文章と展開。和んだ世界観は相変わらず好きだなあと思いました。 ただ、やっぱり殺さなくっても良かったんじゃないかなあと感じてしまいます。ボクには彼が交通事故で「死んでしまった」のではなく、どうしても作者が「殺してしまった」ように思えてしまった。突然起こる悲劇は確かにある。でも、なぜかやはり作られたもののように思わされてしまう。「さくら」といいちょっと主要人物を殺すことにちょっと食傷気味なのかもしれない。 瀬尾さんの作品の中心は家族なのかな。今回の小説のテーマも青春群像でもなく、家族だったように感じます。その描き方は見方はとても好きだなあと思います。 | ||||
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少し重たい話をユーモラスに描き、肩の力が抜けつつも頑張れる気にさせてくれるそんな作品。 作者の人間愛への眼差しは前に紹介した「ポプラの木」にも通じるものがあるような気がします。ただしラストは若干作りすぎな気もします。感動したけど… 誰かが勝手につくり上げた、ありもしない生き方に無理してあわせて苦しくなっている人。そしてその事にさえ気づいていない人。そんな「こうあらねばならない症候群」にかかってしまったすべての人に効く、胃にやさしい処方箋です。 | ||||
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親による子殺し、子供による親殺しといった痛ましい事件が こう毎日のようにマスコミを騒がせるようになると、 一体、家族ってなんだ?と、 到底答えの見出せない思考のスパイラルにはまり込んでしまいそうになる。 多分、いつからか、多くの家族が壊れて始めているのだろう。 でも、じゃあ、普通のお父さん、普通のお母さん、普通の子供って? そんな漫然たる疑問を日常的に抱える私たち現代人が 何の気なしに、この小説を手にすれば、 複雑なスパイラルから知らず知らずにふっと抜け出て、 「なぁ〜んだ、いいっか、このまんまで。」と 肩の力がすとーんと抜ける、そんな感動的な1作だと言えよう。 子供にも、そして、大人にも読んでもらいたい。 すると、読んだ人たちが、家族問題の袋小路に、 優しい風穴を少しずつ開けてくれるのではないだろうか。 小説が社会を救う、おそらくこの可能性を信じるのは私だけではないはず。 この作品を読んで、共に「幸せな社会」を少しずつ取り戻していきませんか? | ||||
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こんなに心地よく感動できた本は、ここ最近ではありませんでした。 素直でさわやかな文章。ボロボロ泣いたというのではありませんが、読んだあとに温かい波が押し寄せます。 はっきりいって、最後は展開がよめます。ああ、こうなるんじやないかなって。でも、よめたところで、この感動はとまりません。 それまでの経緯がすばらしいからです。 人を思いやり、思われる事を改めて感じさせてくれる作品です。 はっきりいって、人が死ぬことで感動させる作品は好きじゃありません。 世界の中心で・・然り、今会いに行きます・・然り。 これは違います。 | ||||
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「父さんは今日で父さんをやめようと思う」 父の自殺未遂。母の別居。それにも関わらず、表面上何もなく、むしろお互いへの思いやりを失わない「やさしい」家族像。 とにかく家族の会話や恋人同士の会話が軽妙で、読んでいてクスリとさせられる。家族崩壊という重い状況を全く感じさせない、暖かな雰囲気。そのギャップが面白いと同時に、不気味さを感じさせる。 本編では、佐和子の深刻な苦悩は描かれるが、父の自殺の真相も、母や兄の苦悩の詳細も語られない。起きる事件は家族の外のことで、家族を巡ってのドラマティックな展開は描かれない。「家族の話の割には、父、母、兄の影が薄いな」と考えられる向きもあると思う。 しかし、僕は、むしろ、佐和子の事件と同時進行で、家族それぞれが感じていたであろう苦悩とその克服の体験をしていたことを想像してしまった。作品の端々にそんな姿が窺えた。 本作は、さまざまな事件に関わらずやさしさを失わない家族と、佐和子の恋愛と悲劇とその克服、という文脈で捉えるのが自然とは思うが、父、母、兄のちょっとした変化からそれぞれの苦悩とその克服の過程を読みとるのも面白い・・・深読みしすぎでしょうか? 読み終えた後、シュークリームが食べたくなります。 | ||||
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この話を読み終えたあと、なんかふんわ〜りとした気分にさせられました。家族の日常が描かれていて、とてもいぃ。言えば、リアルなのかもしれない。最後の方で涙がこぼれ落ち、最後の最後で、笑顔があがる。それまでは、何でもない、普通な感じだけど、ビックリする展開が待ち受けていた。心の中は、すっごく温まり、“自分の本”として、大切にしようと思った。宝物にしようと思った。普通に読んでいき、読み終わったら、表紙の絵を見てください。「あぁ〜、なるほどネ」ってきっと、つぶやきたくなりますから!!家族の心温まる支えと、日常風景がうつし出され、この本から教わるコトが、きっとあります。 『どんなにつらい夜でも、朝は必ずやってくる。』 ―これが、この本のキャッチフレーズです。 私は、どんな暗闇からでも、希望の光は必ずある、というふうな意味をとらえました。 一度、読んでみては?? | ||||
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主人公や家族が段々と自分を取り戻していき、幸せな日常をかみしめるという途中まではふんわりした気分で読めました。 でも、あのような結末にする必要性が感じられません。「幸せに歯車が動き出した家族」で話を止めていれば、心地よい余韻が残ったのにと思います。 「世界の中心で・・」もそうですが、あのような話にすると読み手に簡単に悲しみを伝えることができるということでしょうか。何だか悲しみの安売りをしている気がしますし、結局何がこの本の主題なのかわからなくしていると思います。 | ||||
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この小説に描かれている家族はとっくの昔に崩壊しているはずなのだが、それを深刻にならずに微温的に描けるのは、作者の優れた手腕と一応はいえるだろう。要するに、「父」も「母」も「兄」も、役割という重荷から来る精神的重圧に耐えかね、一度それを放棄し、相互の関係性を規定しなおそうとしているわけだ。しかし、それは示唆されるにとどまり、途中で「わたし」と勉学の話にシフトし、最後は「わたし」の成長物語のような具合になる。登場人物の全てに、作者の心が透けて見えるので、台詞が連続する部分で、誰の発話かちょっとわかりにくいところが出てくるのだが、文章自体は軽妙なユーモアを含むもので、なかなかセンスが良い。ヨシコは良いキャラで、彼女が作るシュークリームには、「兄」が飼う鶏が産んだ卵が使われているに違いない。前向きな感じで終わるのも良い。 | ||||
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この話を読み終えたあと、なんかふんわ~りとした気分にさせられました。家族の日常が描かれていて、とてもいぃ。言えば、リアルなのかもしれない。最後の方で涙がこぼれ落ち、最後の最後で、笑顔があがる。それまでは、何でもない、普通な感じだけど、ビックリする展開が待ち受けていた。心の中は、すっごく温まり、「自分の本」として、大切にしようと思った。宝にしようと思った。普通に読んでいき、読み終わったら、表紙の絵を見てください。「あぁ~、なるほどネ」ってきっと、つぶやきたくなりますから!!家族の心温まる支えと、日常風景がうつし出され、この本がいぃ事を、きっと教えてくれることがあります。『どんなにつらい夜でも、朝は必ずやってくる。』これが、この本のキャッチフレーズです。私は、どんな暗闇からでも、希望の光は必ずある、というふうな意味をとらえました。一度、読んでみては?? | ||||
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瀬尾さんの本はこれが初めてでした。健気に振舞っているけど、ここに登場する家族はそれぞれが内面的にかなり張り詰めています。それを重苦しくなく描いているので、どんどん読めます。家族だから気を使わない、なんて絶対嘘で、家族だから気詰まりなことや気を使うことが一杯あるということが伝わってきて共感がもてます。そういう意味で、お父さんがお父さんを辞めるというアプローチをもう少し突っ込んでほしかった気がします。それと、お母さんとお父さんの心の再生が、主人公に降りかかる重い出来事と重なって少しぼやけるきらいがあるように思いました。会話で理解しあうとは違った形の、それであるから尚更お互いのことに鋭敏な家族のあり方。この家族、繊細ですね。 | ||||
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