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幸福な食卓
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幸福な食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 101~120 6/9ページ
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家族って心強い。同時に煩わしくもある。 父は父であり、母は母であること。 自慢の兄はなぜ彼女と長く続かないのか? 当たり前に続くと思っていた日常がふいに崩れた時、修復できるのは「家族」だからなのか? やわらかい言葉で紡がれてはいるが、作者の持ち味である(と勝手に思うのですが)しっかりとした現実がそこにある。 人生には喜びと同じぐらい悲しみや挫折があるけど、幾つになっても違う道を歩くチャンスはあるんだと感じた。 | ||||
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気に入って読んでいる、瀬尾まい子さんの作品。 映画化もされた作品ですが、映画を観ていないので、色々想像できて良かったです。瀬尾さんの文体は読み易い上に、全く飽きません。 どの作品も動きが大きい訳では無く、単調になりがちなテーマばかりなのに。 途中途中でくすりと笑ってしまうものがあったり、予想もしない出来事が自然に起こっていたり・・・・・・不思議です。 | ||||
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父親は父親をやめると言いだし、 母親は離婚を考えるわけでもなく別居、 兄は感情がわからないほど飄々と生きている、 形は不自然だけど普通の家族という不思議な話です。 主人公の学校生活や兄の恋愛事情、 読んでて気分が優しくなるような雰囲気で好きです。 一言で言えば青春だなぁ〜と! 読んでいて温かい気持ちになれますよ。 淡々と進んでいきますがラストは… 勢いにのまれて涙が出そうでした。 話全体として薄い感じは否めませんが それがこの雰囲気を作り出していると思えば ありかなと思えます。優しい一冊! | ||||
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「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」 こんな一言からきっかけで家族に変化が訪れていく。 そこに現れるのは父・母・兄・妹のそれぞれが抱く家族への想いです。 生まれた瞬間からそこにある家族。 そんな当たり前の存在に対して人はどんな想いを抱いているのか。 普段であれば考えないそんな疑問を考えさせられる一冊でした。 | ||||
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家族を作るのって、確かに大変だよね。 家族のうっとおしさ、いとしさ、はかなさ、強さ。 家族を感じられる一冊。 | ||||
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たくさんのレビューをみて感じたこと。 1.父親の自殺未遂の原因がわからない だからいいんですよ。推理小説ではないので、すべてに解答を与える必要なし。 自殺未遂した事実だけが重要で、あとは想像してください。 2.両親の心の葛藤が見えない。 母親はPTSDになってしまっている。それは、自殺未遂した風呂場を毎日 毎日ピカピカに磨くことでわかる。自分のこころのバランスを取るために やること、話すこと、生活ぶりが大雑把、大らか。葛藤の末の、身のおき 方だ。 3.内容が薄いから軽く感じる。 状況設定から言えば、もっとドロドロしてもっと感情を直接的にゆすぶる 小説になってもいいが、それでは芸がない。感情表現が薄いほど、読み手の こころはゆらぐ。(そう読めない人もいるようですが) ふんだんにかかれる食卓を飾る料理の数々。これもこの小説では大切な小道具だ。 状況設定もテーマも結構重い。軽妙に、コミカルに、軽薄っぽく書かれれば 書かれるほど、こっちは深読みしてしまう。実に計算ずくの小説と 言わざるを得ない。 | ||||
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4人家族。 佐和子(中2〜高1)には父と母と兄がいる。 なごやかで幸福そうな一家なのだが、母さんは数年前から一緒に住んでいない。 でも仲違いをしているのとはちょっとちがう。 母さんは毎日食事を運んでくれるし、掃除や洗濯も手伝っている。 兄ちゃんは高校で一番の成績だったが大学へは行かずに農業(ヤマギシ会みたいな団体)へ行った。 ある日、父さんは「父さん業」をやめると宣言する。 こんな家族の中で わりと普通な佐和子は、中学受験のときに知り合ったボーイフレンドの大浦君と、ごく普通の中高生活を過ごしている。 とってもいい奴の大浦君、佐和子の心の支えである。 後半、こんなに気分が悪いのに(悪いからかも)メソメソ泣いてしまった。 ストーリーに感動したんだか、気分が悪いのが飽和状態になったんだか、よくわからないが、よしもとばななの「ムーンライトシャドウ」を思い出さずには居られない。 青春小説の王道を行くストーリー展開。。。 ある意味で古典、すごくわかりやすい。 今年の1月か2月に映画化されて劇場公開もされている。 この原作なら、感じのよい映画に仕上ったと思います。 | ||||
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読みやすさ、そして程よく感情移入することのできる文体が 瀬尾さんの特徴ではないか、と私は思っています。 また、派手な展開はありませんが、心に沁みてくるものばかりです。 主人公の数年間を通して語られる出会いや別れ、 家族、恋人という存在をもう一度考えさせられます。 安っぽく描かれがちな恋愛や死というものを、 瀬尾さんの作品ではリアルに捉えることができます。 是非読んでほしいですという意味をこめて、星5つ。 | ||||
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最後の鬱な展開を除くと、ちょっとリアルでシリアスな小説版ちびまるこちゃんを読んでいるような気がした。登場人物は皆個性的であるし(無自覚ながらも主人公を含めて)、たまにほんのりと可笑しい。 しばしば文章が稚拙だというような批判を見かけるが、それはそれで読んでいて、まるで自分が女子中・高生になったように思えて面白かった。 僕自身も読後、鏡を見て初めて自分が男であるということに気付いたくらいだ。 なんてことはまるで無い。 | ||||
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人間関係の複雑な世の中。その人間関係に悩む人は少なくないはず。会社や学校、家族、恋愛。楽しい人生の裏に素敵な人間関係があり、そのまた裏に複雑な人間関係があります。 人間関係につかれてしまったとき、ふっと現実から逃避したくなったときに、実社会に戻る強さをくれる一冊です。 正直に生きる等身大の女子高生の姿に強く生きることための勇気をもらいました。 | ||||
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この話の、家族の愛や学校の悩みや甘酸っぱい恋、そういう青春って感じの雰囲気はとても好きです。その雰囲気のまま結末を迎えていたら、星5つでした。でも終盤、ある人の死で話の雰囲気が、ガラリと変わってしまった気がします。そして煮えきらない終わり方。なので星4つにしました。ん〜結末が本当に惜しい。 | ||||
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・・・・内容が薄いです。全く引き込まれず、30ページあまりで苦痛になり本を閉じました。ケータイ小説のひどさには遠く及びませんが、「スパイスの効いていないイド料理」のような感じでした。高評価している人は、幸せです。(多分それがまともで、私は辛すぎるか文学への要求のハードルが高いのでしょう)このような作品が映画化までされる、ということにもどうもピンときませんでした。 これが世にもてはやされるなら、ちょっと人間性のまともな(徳の高い)人が小説書けば売れるんじゃないかという幻想を抱かせそうですね。 | ||||
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とても良い話でした。誰でも考えられそうな話でしたけど、瀬尾まい子さんだけが描く世界観に感動しました。僕は読み終わった後、心が温かくなりました。ごく普通にありそうな話だったけど、普通だからこそ幸せと感じれる話だと思います。今度の瀬尾さんの作品が楽しみですね。 | ||||
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また10代の少女作家がデビューしたのかと思いながら読んでいたのに、読んだあとにプロフィールを見てびっくり。この稚拙な描写が30代作家のもので、しかも中学教師が書いたのだと知っていたら、途中で読むのを放棄していたかもしれません。先生ということですから、あえて10代の少女向けに、活字離れを防止するために書いていらっしゃるのだとしたら、ある意味立派ですが。あまりにもそれぞれのキャラクターに奥行きがなく、どこかで読んだことのある設定。ちょっぴり日常からずれている家族を描きながら、人間的な魅力が感じられず残念です。テーマ的には吉本ばななを意識しているのかもしれませんが、二人の実力はあまりにもかけ離れています。 | ||||
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少女漫画があまり好きでは無く、小説として読んでしまったので、星も少ないです…。 そもそもが、4つの短編として発表(連載)されたため、なのでしょうか。随所に山場はあるのですが、いちいちツメが甘い、と感じました。読後に作者の年齢をみて、生きてきた中での経験が薄いのか、敢えて薄く生きる(作品中の兄のような)時代の人だからなのか、また考えさせられました。 そもそも、父親の自殺未遂の原因が伝わってこなかったので星1個。でも感情移入して泣いてしまったので、1個足しました。 | ||||
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あったかい感じがしました。全体を通して、午後の陽だまりに包まれた感じ。あくまで感じですが。 ストーリー展開的には、決して「あったかい」場面ばかりではないんだけど、それでもどこか余裕があって、お昼寝って感じ。悪く言えば、臨場感がない?悪く言う必要なんてないのですがね(苦笑)それが作品にいい影響を与えてる感じなのでね。 家族のあり方、大切さ。生活の中での人の「役割」。人それぞれ持った悩みと解決方法。等など、それぞれの登場人物を見ると面白い。というか共感できたり考えさせられたり、「人間」が見える。 実際、世の中そんなに簡単ではないと思うけどなぁって思うとこもあるし、あっけない感じのとこもあったし、「作り物」を感じさせるところもたくさんあったけど、でも、それでも作品の持つ優しさとかあったかさが勝ってます。「なんかいいな」って思わせてくれる作品でした。好きです。 | ||||
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映画化になると知ってから読みました。 本のなかの世界はすごくゆったりとしています。 読みやすいし、なにより直ちゃんと大浦くんの存在は 読む人の心を暖かくしてくれます。 兄のいない私ですが、こんなお兄ちゃんいたらいいなーと思います。 でも直ちゃんの暖かさって、どの家族でも持ってるものなんですよね。 決して中原家だけの特別じゃなくて、私もあなたも誰かに守られてる。 愛をもらってる。 そんなことを気付かせてくれる本です。 何回も何回も読み直していきたいと思います。 | ||||
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男性人が良かった。 直ちゃんの話すことは、実践で試してみようかなと思うくらい魅力的だった。 ぜひ注目して読んでほしいです。 大浦くんも素敵でした。 だから、彼が亡くなってからがあっさりし過ぎていて寂しかったです。 坂戸くんもナイスでした。 最後出てきてくれないかな・・・って、期待してしまいました。 もっと出番を増やしてほしいくらいでした。 あと、お話のなかに出てくる食べ物が美味しそうでした。 表現がとても素晴らしかったです。 作ってみようかなと思うくらいでした。 ・・・久しぶりにいいお話に出会いました。 読み終わって、自分のなかで何か変わったような気がします。 今自分の周りにいる大切な人を、もっと大事にしないとな。 失う前に、後悔する前に、出来る限り実行しよう。 この一冊で多くの想いが膨らみました。 | ||||
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毎日朝食は家族4人そろって食べる。 その食卓から物語は始まる。 父の自殺未遂、母の家出、兄の大学進学断念、 そして、一応「普通」と位置づけられている妹。 こんな4人家族の日常を淡々と描いているだけなのだが、 それが温かくもあり、切なくもある雰囲気を醸しだしている。 「家族っていいな」と 重くなく、さり気なく気づかされます。 | ||||
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新聞で映画の評を見て原作が読みたくなったので注文した。結局勘違いしてコミックになったものを買ってしまったのだけれど……。 やっぱりコミックだから、たぶん、原作よりは軽かったのではないかと想像している。そのわりに、読み終わったあと、ちょっとふわっと自分も救われたような温かいものを感じた。自分が主人公と同じ年代だったら、もっと感じたものが多かったかもしれない。 自分と同年代の父親・母親の葛藤が描かれているかと思ったのだけれど、その部分が軽かったので☆4つ。……でも主人公じゃないから仕方ないかぁ。 | ||||
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