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幸福な食卓
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幸福な食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 61~80 4/9ページ
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ほのぼの系ですがリアリティーがなさすぎて退屈。最後まで読んでいません。 | ||||
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映画を観てとても感動した作品です。 新品な状態でした。ぜひ両方で楽しんで下さい。 | ||||
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父さんが父さんを辞め、母は別居。兄は生まれながらの才能を持ちながらも、晴耕雨読な日々を送る。 家族崩壊の絵図が広がりながらも、物語は全く陰鬱でない。むしろ著書のライトな文章や感受性が、重くない一風変わった家族の物語として表現させ、その内部を主人公の学生佐和子を通じて分かりやすくも深く読者に訴える。 佐和子は物語のクライマックスで、衝撃の出来事に直面する事になる。それは生きていく上で乗り越えなくてはいけないもの。 明確な詳細は描かれていないが、同時進行形で家族もそれぞれが抱える問題を解決していくのが窺える。 それは読み進めていけば、心が温かくなるほど分かるのだが、なによりも「家族」というものの大切さを改めて感じさせてくれる作品である。 真面目な佐和子の恋愛はとても微笑ましい。 また小林ヨシコは物語に深みを与えてくれている。 | ||||
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瀬尾さんの著書の素敵なところは、小説ならではの突拍子のない設定と必ず出てくる食卓のシーン。 主人公の女の子、佐和子の学校生活や兄、直ちゃんの恋人とのいざこざなど日常生活を描きながら 家庭崩壊というテーマを柔らかく取り扱っています。 現実では、もっと悲惨な状況に陥ってしまったり家族の既存の在り方に縛られてしまっている家庭が 数えきれないほどあるはずです。 しかし、家族ひとりひとりに対し思いやりと深い愛情を持っていれば 同じ家に住んでいなくても、父さんが父さんでなくなっても家族でいられる、 そんなことを気付かせてくれる一冊でした。 | ||||
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幸せな食卓。つい忘れてしまいそうな事を気づかせてもらいました。 食卓は、家族かそれに近い親しい人としか囲まないものです。 家族の絆は、食卓で育まれるのかも知れないですね。 大事にしないといけませんね。 | ||||
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最初は凄く惹きこまれて読み応えがあったのだけど、途中から家族よりも恋愛中心になり本当に本当に残念でガッカリしました。 これは恋愛小説なんですか? 彼氏が死んで悲しい・・・って「恋空(笑)」を思い出しました。 最後に彼氏が死ぬ意味がわかりません。 やっぱり恋愛が絡むと途端に安っぽく軽い感じになりますね。 少なくともこの小説にそんなのは求めていなかった。 家族がテーマの心温まる良い話し、それだけで良かったのに。 | ||||
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自殺未遂の父、家出して一人暮らしをする母、というような設定なのに、家族の会話はほのぼのとしている。そこに違和感を感じる。家族の再生の物語という宣伝だけれども、これだけ親密に会話しているのなら崩壊はしていないのでは?特に、崩壊した家族の再生の物語を期待していたのに、それは感じない。もっと心の奥のどろどろとした闇が光に変わる過程を読みたかった者には期待外れ。でも、ほのぼのとした家族のちょっとしたすれ違いが元に戻るくらいの期待ならお勧めかも知れない。 | ||||
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予想できなくて、どんどん読めた。 衝撃的な始まりで、気になった商品でした♪ | ||||
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うーん、読みやすい文章は嫌いではないんですが、ただそれだけって感じだなぁ。 読みやすい軽やかな文章を書ける、と言うのはある意味才能だとは思うんですが、中身が伴わないと、本当に 「ただの読みやすい小説」 になってしまいます。 これは、つまるところ暇つぶしのミステリーと同じ。 と言っても、普段読書しない人や、中学生、高校生には十分な内容なのかもしれないですが。 感想を列挙。 ・読みやすい ・人物の状況設定がちょっと特殊。それに対しての説明と言うか、感情移入のための工夫はほとほとんど無い。よって感情移入はしにくい。人によるかもしれないけど。 ・淡々とした生活を描いているが、「心の機微」と言うところまで描いてはいない。そもそも描こうとはしていないのではないか。 ・最後に彼氏が死ぬところは如何にも唐突。 ・彼氏が死ぬ意味がわからない。それもアリかもしれないが、そこだけがこの小説から浮いている。父親の自殺未遂とも上手くつながらない。 と言うことで、まぁ凡作、と言うしかないでしょうねぇ。 キャラは立っているので、もうちょっと上手く書けばいいのになぁ、とか思いました。 中高生向き、ならこれくらいがちょうどいいのでしょうか。 青春物が嫌いな僕にはわかりません。 青春物と言うこともあり、星二つ。 中高生には面白いと思いますよ。 | ||||
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読み終わっても フィクションなのに、ノンフィクションのように心に残った。 | ||||
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「人生、辛いことや苦しいことがあるけれど、それを受け入れて前に進んでいかなければならない。」ということを、読み終わった後に自然と感じられて、とても良かったと思います。映画化もされていますが、ミスチルの歌う主題歌『くるみ』が小説の世界観を上手く表しているなぁと思いました。気になる方はチェックしてみてください。 | ||||
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瀬尾作品初体験でした。 タイトルとはうらはらに、ぞれぞれがいえない傷を抱えた四人家族。 それなのに、話全体が暗くならず、清々しさすら感じさせる。 痛々しいほどの繊細さを持っているからこそ ひとりひとりがなかなか前に踏み出せないのだと思う。 だから自殺未遂をした夫のそばにいられずに、 母は一人暮らしをはじめ、 天才の兄は深くものごとを考えずに生きることにした。 佐和子は毎年、事件のあった梅雨入りの時期になると体調を崩す。 それでもどこかでつながろうとしている、 その真摯さが痛々しいながらも微笑ましい。 佐和子の彼氏、大浦くんのキャラクターが 作品全体のいいエッセンスになっていると思う。 成績はあんまり良くないけど、 まっすぐで、すごくいいやつ。 クラスで浮きかけた佐和子を救ったのも大浦くん。 このまま佐和子を立ち直らせることが出来るのかな、と思ったら・・・ ラストは電車の中で読んでいて、泣きそうになってしまいました。 他の作品もぜひ読んでみたい。 そして、この作品も、何度も読み返したくなる そんな素晴らしい作品でした。 | ||||
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「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」衝撃的な台詞から物語が始まる。 何の変哲もない家族の朝食の光景と思っていたのに、あっという間にちぐはぐで、まとまりのない光景に早変わりする。 佐和子の父は突然仕事も、父さんも辞めてしまう。 辞めることで、本人も家族も戸惑う。家族にはそれぞれの役割があるので、戸惑うのも当然のことだと思う。 父さんが父さんを辞めるということは、その役割を放棄することであり、従来の枠組みからはずれる行為に他ならない。 なぜ、そこに至ったのか…。佐和子の家族の歴史を紐解いていくことで明らかになっていきます。 この本を読んでいると、どんな形であれ、家族は家族なんだ。 どこにいても何をしていても、いつでも愛されているんだって思えるんです。 そんな家族について考えさせられる一冊です。 | ||||
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今回久しぶりに読みましたが、やっぱりすごく良かったです。 父親を辞めると宣言したお父さん、家を出たのにまだ家事をしに来る母親、天才で、のほほんとしている兄の直ちゃん。そして主人公の佐和子。 みんな良い人だけど、どこか変。そのおかしさを抱えながら、繋がり、もう一度家族として歩み寄ろうとしている。その姿が切なくて、悲しくて。でも、どこか温かくて。 途中からラストまで、ちょっと辛い場面もありましたが、良かったです。 久しぶりに読んだので、少し感想も変わるかな、とは思いましたが、初めて読んだ時とそう変わらなくて安心しました。 佐和子のボーイフレンドの話は涙なしには読めません・・・。 個人的に兄の直ちゃんが結構好きです。 | ||||
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毒がなさ過ぎるというか。ピリッとした隠し味がないというか。お利口さん的というか。 雰囲気はいいんですけどね。最初読んだ時点で最後がわかっちゃう。 作者の方中学校(高校?)の教師なんですね。そのわりに、学生の内面観察がイマイチな気が・・・。「現場を知っている」と思わせる描写は、合唱祭のくだりだけ。 読みやすいのはいいけれど、心に残りませんでした。 | ||||
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「佐和子のためなら、相手がアントニオ猪木みたいでも勇敢に戦うし、 セーラみたいなかわいそうな相手でも同情せずにぶっ飛ばすってこと」 家を出て一人暮らしをする母、「父親」と教師を辞めて浪人生・フリーターになる父、晴天雨読で農業をする、器用で音感のない暢気な兄と、努力家の妹。 主人公の妹が「うちって崩壊してるの?」と聞きたくなるほど世間とは違った形の家族ですが、母親が「恐ろしくいい家庭よ」と答えたとおり、恐ろしくは無いかもしれないけれど自分が愛されていることを感じれる家庭ではないでしょうか。 作中では死別という題材もあるのですが、読みやすく簡潔な文章で綴られています。 中学生でも、もちろん成人して幾分立ってからでも心を温めてもらえます。 両親はもちろんのこと、お互いに補い思いあう兄妹に惹かれる物語でした。 | ||||
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自分はほのぼと系というか、読んでやさしい気持ちになれる作品は好きです。 ですので、このジャンルがダメということではないんです。 でもこの本はダメでした。みなさんがおっしゃるように文章が稚拙というのも ありますが、一方で中学生の女の子のリアルなひとり語りともいえなくはない。 (それにしても情緒も何もあったもんじゃありませんが。多感な時期の少女なら もう少しひとつの出来事に対して何か感じてもいいのでは?) 個人的に一番疑問だったのは、あまりに登場人物の存在感が希薄だったこと。 全員、顔を思い浮かべようと思っても、まったく想像できませんでした。 父親が自殺を決行した理由もわからないし(子どもがいる父親がそんな行為に出た んですよ? それって相当根深いものがあるはずでは?) 大浦君という恋人にいたっては、もうただの都合のよい人形にしか思えませんでした。 小林ヨシコという人もです。けばいけど、でもいい人だから兄の直は選んだって 主人公は納得するけど、説得力がなさすぎる……。外見だって人間の立派な個性の ひとつです。やさしくて思いやりがある人間が、周囲も顔をしかめるくらい香水 つけまくって街を歩きますかね? と、とにかく首をひねりたくなることばかりでした。 人気作みたいだから自分の感性がおかしいと言われればそれまでなのですが。 | ||||
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主人公の年代の少女が実際に使いそうな軽い文体で書かれていて、 語彙が豊富だとは言えないし、主人公の世界を見る目が深い洞察を備えているわけでもない。 それは作者の実力がないという意味ではなくて等身大の主人公が描かれているんだと思う。 登場人物のキャラクター設定がすごく上手い。 不完全な人が寄り添いぎこちない家族関係、恋愛関係を紡いでいて、 日常の中に幸せは転がっているんだと互いに気付き合う。 「すごいだろ? 気付かないところで中原っていろいろ守られてるってこと」 という坂戸君の言葉が本作の一貫したテーマなのではないだろうか。 読み進めると自殺への直ちゃんなりの解釈や、父から娘への感謝の気持ちがより深く描かれ、 それまでの人物描写は伏線だったのかな、と私は作者の実力を見ました。 特に佐和子とヨシコの会話は秀逸です。 ヨシコの初登場の場面で私は明らかに佐和子と反りが合わないだろうと勝手に決め付けてしまいましたが、 ヨシコは佐和子から直ちゃんへの理解を仲介します。そして物語最後にヨシコは直ちゃんでなく佐和子の救世主となるのです。 ところで最後に弟を登場させたのはなぜだろうと私は引っかかります。 まさか弟が佐和子の新しい恋人にはならないと思いますが、あのタイミングで新しい人物を登場させたのは、 佐和子は過去から未来へ連続的に生きていて、大切な人がたくさんいるという象徴なのかなあと、 私は前向きに解釈しました。 | ||||
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馬鹿で単純で佐和子が大好きな大浦君、すごく好きです。 佐和子へのプレゼントを買うためにバイトする場所も、 マクドナルドみたいなポップな所は佐和子の好みじゃないから 身体を動かしてお金をもらう、新聞配達を選ぶ思い込みの激しさ。 真面目で人付き合いが得意でない佐和子にとって、 大浦君の天真爛漫な明るさはすごく大きな存在なんだろうなと。 ヨシコが家族に代わりはいないと言うけれど、大浦君の代わりもいない。 でも自分を支えてくれる家族がいるから、大浦君がいない佐和子のこれからもきっと幸せであって欲しいと願います。 | ||||
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この本の書き出しが大好きです。 象徴的で刺激的で。 少しずつずれた一家を描くお話。 すこしつなぎとつなぎが「粗い」感は否めないが その辺りは大人の都合もあるだろうし。 3話目か4話目あたりの 直ちゃんのせりふが素晴らしい 集団の仕事を誰かが効率よく全てこなせば、 最初はみんな感謝するかもしれない。 しかし、それが集団の中で「当たり前」になってしまえば、もはや感謝することはない。 むしろ、役割を奪われたその他の人は、コミットメントが下がったり、反感を抱くようになるのではないだろうか。 数年前から気になっていたことをこんなにうまく表現してくれるなんて素晴らしい。 学校の先生だから書けることなのだろうか。 役割からの逸脱と役割によってもたらされるモティベーション。時には誠実に時には思い切ってはずれて見ることも大事だ。 | ||||
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