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かなたの子
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かなたの子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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ホラーっぽい短編集で著者の作風の広さに驚いた。 ただ不気味なだけのもあるけど、『前世』 『わたしとわたしではない女』は死から生を見つめる感覚で、ちょっと感動した。 NHKで映像化もされているらしい。 オーディブルは無料。 | ||||
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オーディブルで聴きました。 普通に過ごす日常だったのに、ふっと気づくと全く違う世界に立っていた。 そんな感じのホラー短編です。 派手な何かが起こるわけでないのだが、気づいたら引き返せない場所にいた。 地味だが逃れることが非常に難しい怪異? ホラー小説や映画は登場人物の選択に「そこでそっち選ぶ?」と思うこともありますが、この本では気づいたらそこにいた。選ぶ余地すら無かった。 という逃れにくい恐怖がありました。 | ||||
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数年前に読んで、今レビューすると殆ど印象に残っていない、そんな感じの内容です | ||||
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うまい作家です。好きな作家です。 しかし,この短編集は,つまらないわけではないのですが,後味が悪い。 | ||||
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多分... 誤→低音が凄いので机が振動する 正→机を振動させて低音を出している なので、振動がくる割には低音の量感はありません。 でも、サイズを考えればよく出てるとは思う。 自分的には、低音より人の声やアコースティック楽器のリアルさのほうが驚異です。 とてもこの価格帯の音じゃありません。 重量があって質感もあるので、数万円したといっても信じてもらえると思う。 欠点は灰皿に見えてしまうことかな | ||||
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ホラーだという事前知識で読み始めましたが、そうではありませんでした。自分の実在が不確かになる危うさを描いた短編集でした。 喜びと苦しみ、恨みと許し、意味と無意味、過去と未来など、対立する概念が境界を失っていく物語群です。自分の立脚点が消えていくことに、安心感を覚えるラストもあれば、言い知れぬ不安で終わる結末もありました。 しかしいずれにしろ、よく雰囲気をそろえた作品群でした。 | ||||
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どれを読んでも、以前に夢で見たことがあるような話だなと思えるような既視感が得られる。 それは、人が生きていくうえで感じている漠然とした不安や恐怖のようなもの、自分が平穏な 生活を送れているのは単なる幸運によるもので、もしかしたら取り返しのつかない過ちを犯して いたかもしれないと考えた時の背筋が寒くなるような感覚が、筆者の筆力のおかけで、リアリティー のある物語として言語化されているからだろう。 夢十夜、井上靖の補陀落渡海記を思い出した。 | ||||
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語り口や全体的な雰囲気はホラー小説なんですが、 意味深なエピソードを、あれこれ無駄に多く散りばめる割に ぼんやりしたままでオチもなく終了。 数々のエピソードの意味も、最後に明かされることもなく 「結局、なにが言いたいの?」で終わってしまいます。 短編集なので、そのうちの一つがハズレならまだしも 全編が、そんな感じであまりに曖昧模糊。 わけのわからない話ばかり続き、テンポも悪いので 最後まで登場人物に感情移入もできません。 後年の故・坂東眞砂子さんの短編ホラーも 本来のシンプルなホラーではなく、 なんともいえない抽象的な作品が多かったですが それに似ていると感じました。 土俗的でじめじめした湿気のある作品です。 でも、角田光代さんのほうは怖くないし 土俗的な因習の雰囲気は感じつつも いまいちしっくりこない、上滑りしている感じがあります。 角田さんの本は、だいたい読んでいて どれも良い印象を持っていましたが (イマドキのセリフや背景、テンポも良く面白い) こちらは完全に失敗ですね。 角田さんの魅力も良さもありません。 彼女は本来、都会的な話が得意であって こういったジャンルは実は苦手なんだろうなと思わせる、 非常に角田さんらしくない一冊でした。 | ||||
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ちょっと期待はずれでした。テーマというか内容やオチが曖昧で、よく分からない話が多かった。他のれんあいけいの短編のほうが面白い。 | ||||
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これは面白かった。テレビで見てから小説を買いました。買ってよかったです。 | ||||
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日常に潜む異世界への入り口… 誰にでもある心の闇… 正体があかされないまま次の話へ… ゾクッとするし不安が残ります。 角田光代さんは、ほとんど読んでいますが 作品によって本当に印象が違う! さすがです。 時代設定が大正・昭和のような感じの短編も多くて少し違和感があったので星ひとつ減です。 | ||||
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■映画化された『八日目の蝉』などでおなじみのベテラン角田(かくた)光代の最新短編集。8作品が収録されている■「闇の梯子(はしご)」は、中古住宅を購入した夫婦が巻き込まれた怪異譚。押入れになぜか梯子があり、そこを登ると異様な空間がある。妻はどうも再々そこに行っており、最近様子がおかしい。夫はある夜、帰宅途中に、見知らぬ人々がぞろぞろ自宅に入ってゆくのを目撃する。家に飛び込んで確認するが誰もいない。やがて夫の精神も不安定になってゆく―。不気味な不条理世界をたくみに描いている■表題作は、山村に嫁ぎ同地の因習の中で暮らす文江が主人公。彼女は、最初の子を早産で亡くした。その子に如月(きさらぎ)と名をつけ、折に触れ語りかける日々を送っている。文江は、亡くした子に会えるという《くけど》のことを知り、そこを目指す。《くけど》には無数の地蔵があり、女たちが石を積み上げ塔を作っているのだった。極めて幻想性に富み、不安感を誘う■「おみちゆき」は寺の住職の入定(にゅうじょう)(=生きながら即身仏になる修行)を支援する村人達の話■「同窓会」は小学生の頃に、同級生をスーツケースに閉じ込めて放置し死なせてしまったグループの現在を描いた作品。罪を背負って生きる恐ろしい心情が描かれる■禍々しい異世界が読み手の日常を侵食してくるような独特の作品群だ。いや、参った。 | ||||
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『森に眠る魚』で完全に角田さんのファンになってしまいました。 この作品は 1 おみちゆき 2 同窓会 3 闇の梯子 4 道理 5 前世 6 わたしとわたしではない女 7 かなたの子 8 巡る の8篇が収録された短編集 今までの作品とは全く雰囲気が変わり、なにげない日常の隙間に口を開けている闇。 そしてそれを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖が描かれています。 読んでいて、うすら寒い様な気分になって来ますが、面白い、途中で本を閉じれなくなります。 角田さんは長編が上手い作家さんだと思っていましたが、短編集も見事でした。 又早く次回作が読みたいです。 | ||||
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角田さんは 好きな作家さんですが、短編より長編のほうが 好みです。 かなたの子は、短編のホラーなんだろうけど、物語をじっくりと深く 観察している角田さんがいいなぁ | ||||
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異界に誘う短編集。過去を背負いながらも生きていく人たちの姿が、ある種の恐れとともに描かれている。ささっと読む短編ではなく、じっくりと読んだほうがいいように思える。角田光代さんはとても好きな作家。角田さんが描くテーマの範囲ではあるが、対岸の彼女、八日目の蝉、ひそやかな花園などの長編に親しんだ人には、別の意味での「異界」に映るかもしれない。 | ||||
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