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魂萌え!



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【この小説が収録されている参考書籍】
魂萌え !
魂萌え!〔上〕 (新潮文庫)
魂萌え!〔下〕 (新潮文庫)

魂萌え!の評価: 4.06/5点 レビュー 111件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 81~84 5/5ページ
No.4:
(5pt)

「野田」役は笹野高史で

読み始めたらとまらなくなり、一気に読んでしまったのはいつもの桐野作品と同じです。
 もし映画化されるとしたら、「野田」役は、ぜひ笹野高史さんでお願いします。登場人物のなかでは、マモルに惚れました。
魂萌え !Amazon書評・レビュー:魂萌え !より
4620106909
No.3:
(5pt)

一つの道標に成るかも!

久々の桐野作品、500頁に成ろうかと思われる実に読みごたえの有る作品でした。内容事態は紆余曲折は有るが50代で夫を亡くした一人の女性が自分という存在を見つめ直し新たな希望をむねに生きていこうとする物語である。
ひょっとすると何処にでも有りそうな作品で、がっかりする方も居るかも知れませんが、とかく自分を見失いがちな現代において、この作品は、これから作中の敏子さんと同じ年代を経過しなければ成らない人々には貴重な道標に成るのかも知れないと思いながら読ませて頂きました。そういう意味で星五つとしました。老いは誰にでも訪れるもの、その時周りに左右される事無くより自分らしく生きたいものです。
魂萌え !Amazon書評・レビュー:魂萌え !より
4620106909
No.2:
(4pt)

老いにも希望はある・・と思わせる一冊

平凡な主婦である敏子が、突然夫を亡くすという、誰にでも起こりうる話から始まるが、その先からテレビドラマのようにくるくると展開していく。
 内容そのものは、夫の死後現れた愛人、遺産相続問題、子離れ親離れによる主人公の孤独感などありふれたものだ。しかし、それらを息もつかせず読ませる作者の筆力は凄い。
 最近の高齢の方々が、パソコンやスイミングなどを励む姿を見て、どうしてそんなパワーがあるのかと思っていた。たが、一例として敏子のように家族のためだけに日々暮らし、自分を押さえてきた人が、老いて、いろんな枷がはずれたとき、変わろうとする姿勢の表れではないかと思い当たった。もちろんその後も悠々自適というわけではないのだろうが・・・
 この本は現役の主婦、夫だけでなく、子どもの立場にある人も一読の価値はあると思う。
魂萌え !Amazon書評・レビュー:魂萌え !より
4620106909
No.1:
(4pt)

還暦後も「萌え!」

毎日新聞に連載していただけあって、近作のような暴走小説ではありませんでした(ホッ)。60歳前後の、初老の主婦をめぐって繰り広げられる物語です。ささいな意趣返しや喧嘩、恋愛感情や不倫のうしろめたさなどの日常的小説です。ですが、40歳くらいまでなら当たり前なことが、60歳後も続いているという目からウロコの設定に価値があります。
 私は前半が面白かったのですが、登場人物に「風呂ばあさん」という強烈なキャラクターが登場します。このキャラクターを味わうだけで、十分楽しめます。やや地味ですが、桐野夏生の’まともな’小説を読みたかったファンとしては、満足です。さあ、一息ついたんで、次はどんな暴走小説にもついていきますよ、桐野様!
 ちなみに、老年小説のタイトルに「萌え」とか「!」を使うセンスに、皮肉っぽいものを感じました。やはりこの人ワカッテラッシャル。
魂萌え !Amazon書評・レビュー:魂萌え !より
4620106909

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