■スポンサードリンク
フランケンシュタイン 支配
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
フランケンシュタイン 支配の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かった。 続きが出るといいな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「野望」がかなり面白かったので、 (ここのレビューの評価がイマイチなのは気になったものの)ワクワクしながら続編を読み始めたのですが・・・。 結論。もうガッカリでした! 私が面白くないと感じた理由は以下の3つ。 1、異常をきたした新人種たちのエピソードが、これでもかというくらい続くのだが、どれも薄っぺらな内容で、正直飽きる。 異常のきたし方も、あまりにアホくさくてウンザリ。 残酷なシーンも「はあ、またですか」的な感覚におちいる。 2、刑事2人を筆頭に、登場人物たちの会話がくどい。 作者の「気が利いたセリフだろ?ここ笑うところだぜ。面白いだろ?」という気持ちが伝わってくるようで萎える。 まあアメリカ的といえばアメリカ的なのかな。 3、カーソン、マイクル、デュカリオンの影が薄い。 特に刑事2人は、打倒ヘリオスというミッションに関して、武装した以外は何するわけでもなく車でウロウロ。常に受け身の態勢。 「対決」も読んだのですが、本当に肩透かしをくらったようなラストでした。 ただまあ、小人のジョッコとエリカ5のエピソードは面白かったので☆2。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「野望」がクールでスマートに変貌した新人類第一号デュカリオンを全面的にフューチャーしたマーベル・コミック的なテンポの良いSF色の強い作品 で、三部作の最高の導入となり、本作ではいよいよヘリオス率いる新人類 VS デュカリオン・チームの戦いが激化、と思いきや 話が「モロー博士の島」的方向にひたすら突き進んでゆくのには、ちょっと驚いた。それも新人類たちの自我の崩壊が ことさらデフォルメされており、廃棄物センターでの下層階級新人類のハチャメチャな廃棄セレモニー、足が4本生えて来てゴキブリ化 しつつある男、殺しの衝動が抑えられない上級新人類検事夫婦、自分の指を食らう執事、突然現れた死体を奪うクモの様な生物、 踊る小人、いやはやエンタメと言うにはあまりに地獄絵図の如き描写が延々と続きます。 三部作の真ん中ということで、中継ぎ的役割だとは思いますが、これらの”地獄”がどこに着地して行くのか、第三部を 読まずには「支配」の評価は難しいと思う。私は戸惑いながらも、刑事たちの軽口の応酬とかも結構楽しめたのだが、 上記の如き描写は好き嫌いが大きく分かれる所故、嫌悪感が先立つと、評価は低くなるのでは...。 それと、前作で期待させた超能力系新人類が全く無視されていたり、結構その行動にページを割いて”謎”をかき立てたNo.6 が、アッサリとした(と言うか、スカな)決着の付け方だったりと、確かに”粗さ”を感じることは間違いない所。 まあっ、最終章を読んでからですか....全体的評価は... | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ほぼ完全無比に思われた前巻「フランケンシュタイン 野望」に比べると荒さが目立つ感があります。 日常の中に密かに潜行していくヴィクター・ヘリオスの野望と、たった2人+1人でそれに立ち向かう主人公たちの立ち位置が紹介されるまでが前巻。 すなわち、まだ状況設定が済んだばかりであったにも関わらず、本巻では一気にヴィクター・ヘリオスの計画が暴走し、主人公たちもまた、あっさりと非日常へと一線を越えてしまいます。 起承転結の承を飛ばしていきなり転に移行したようで、読者置き去りの印象は否めません。 蟻の穴から堤が崩れるように綻びていくかと思われたヘリオスの計画は、突然、あちらでもこちらでもいきなり破綻しまくります。 前巻ではごく一部の新人種に異変が生じ、ヘリオスの統制が及ばなくなる、といった進行だったように思いますが、本巻では出てくる新人種全員がヘリオスも対処できないような変異を起こしたり、タブーを破ったりとやりたい放題。 ヘリオスの新妻、エリカ5(ヘリオス作の新人種)も、ヘリオスはなぜ過去の失敗を省みることなく似たようなミスを繰り返してこのタイプの新人種を造ってしまうのだろうと思わせる、先代に輪をかけたパープー娘。 ついでに、3D電子秘書、アナンシエータまでが暴走し、ヘリオスの野望の基盤を揺るがします。 これだけアクシデントが続くと、これまでヘリオスが200年間うまくやってこられたことの方が不思議に思えてしまいます。 主人公サイドも主人公サイドで、ニューオリンズ市警の刑事たるカースンとマイクルが、他の誰も信用できないと、闇ルートでショットガンと大口径の拳銃を入手し、市街地で新人種たちとガンファイト。 足手まといになりそうなカースンの弟・アーニーはデュカリオンがチベットの僧院に送り届けるという方法で安全確保。 雷の力で時空を超越する力を得たデュカリオンは、カースンとマイクルがピンチに陥ると抜群のタイミングで現れて新人種と肉弾戦。旧タイプであるにも関わらず敵を圧倒。 ストーリーに合わせてキャラクターを動かしているというか何というか、はっきり言ってしまえば御都合主義が目立ちます。 唯一迫力があったのは、ヴィクター・ヘリオス=フランケンシュタインと、デュカリオン=フランケンシュタインの怪物の再会のシーンくらいでしょうか。 次巻に期待……といきたいところですが、次巻を定価で買うのも躊躇するかもしれない残念な出来の「フランケンシュタイン 支配」でありました。 「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!