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笑う警官(うたう警官)



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【この小説が収録されている参考書籍】
うたう警官
笑う警官 (ハルキ文庫)

笑う警官(うたう警官)の評価: 3.61/5点 レビュー 79件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 1~20 1/3ページ
123>>
No.50:
(4pt)

面白いです

私は読書習慣がなく、読書に抵抗を感じていました。とあるバーで、読書好きのマスターから勧められ、この本を購入しました。
ネタバレになるので、内容は書くことができませんが、面白い本だと思います。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.49:
(4pt)

サスペンスというよりも冒険小説

文庫版2009年7月8日第四十一刷で読了、
久しぶりに読む佐々木譲作品、
ほどほどに軽く、十分に重さもあるよくできた中間小説だった、
何人かすっきりと造形の際立った登場人物はいるが突出したほどではなく、北海道警察を舞台にした集団劇であり、濡れ衣を着せられた同僚を救うため刑事たちの一部がボランティアとして道警主流たちを相手に奮闘するミステリ風味の強い冒険小説と評したほうが未読のかたに誤解を与えないかと思う、

物語に登場するのは札幌市大通公園そばの道警本部を中心にした半径10キロほどの狭い範囲、
私は札幌は土地勘があるので、登場人物たちの右往左往するアクションが目に見えるようだった、
季節を雪が消えた春に設定しているのも本作がアクションを語る物語だからだと思う、

本作が稲葉事件を扱っていると知り手に取ったのだが、同事件により激震を受けた道警が事件の混乱を引きずっている年を舞台に、作者は事件の深部をいかに処理するのが正義か?と小説的解決を語ってゆく、
現実には道警も道もふたをしてしまったようにしか見えないのが、いやはやなんとも、と嘆息するしかないが、本作は長いシリーズ作の第一作らしいので、いずれ続編も読みたいと思う、

以下蛇足、

あれ、ここでも、と思うのが一つ、
作者世代、並びに作者世代以上はジャズが大好きな人が多いのである、

急ごしらえされたボランティア捜査班が本部とするのは道警OBが経営するジャズバー、
そこで名前が挙がるジャズメンは、アート・ブレイキー、オスカー・ピーターソン、アート・ペッパーである、
半世紀以上前の邦画を見ていてもなぜかアート・ブレイキーの名が登場し、先日読んだ安井かずみの評伝にも彼女がアート・ブレイキーのファンだったとあった、
ザ・ビートルズの人気化以前の1960年前後、時代の流行に敏感な層が聞いていたのがモダン・ジャズであり、アート・ブレイキーは幸運にもその時代に来日公演を行ったので特に人気が高いということらしい、
私はジャズはとりあえず教養の一部として知っておけばいいレベルでしか聞いていないが、その程度の知識で最初に名前があがるマイルスやコルトレーンではなく、前期三者のほうが日本のある世代以上のジャズ・ファンにはビッグということなのかもしれない、
やはり最近読んだ”罪の声”では、1979年生まれの作者の世代を反映しているからだろう、主人公がカーステレオで繰り返し聞くのはジャズではなく、スティングであった、
さて、さらに若い1980年以降に生まれた作家たちなら、主人公にグランジやオルタナやラップを聞かせるのだろうか?
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No.48:
(4pt)

腐敗した警察内部を抉り出す痛快さはよい。

札幌市内の警察アジトで道警の美人巡査が殺された。実際に起きた現職警部の覚せい剤所持と警察幹部の裏金作りをモデルに、著者は警察機構の深い闇に切込む。警察は被害者の同僚警官の抹殺を謀る。
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No.47:
(5pt)

描写力も高く、そしてテンポよく読める

北海道警の不祥事が、この物語の土台になったとか。とにかく実録さながらなので、テンポよく読めます。描写もしっかりしています。

ワンシーン。ネタバレかもしれませんが。特に自分が実体験として近い出来事があったからか、拍動を感じた一コマ。

作品中、佐伯警部補は警察官であると身バレしそうになり「若い男たちがたちまち佐伯をはがい締めにした。ひとりが拳銃を抜き出し、佐伯の頭に銃口を突きつけた。津久井の胸にも、ナイフが突きつけられた。」という絶体絶命のピンチに陥ります。このシーンで、恐怖した佐伯警部補はたまらず、ブリーフに”おもらし”してしまいます。「恐怖で失禁をするというのはこれかと、初めて知った」とあり、40代の彼にとって、警察官としての任務を遂行中におしっこ失敗してしまったことへの驚きがリアルに描かれています。着衣について「ズボンに染みが出るほどではなかったが、佐伯は小便でまちがいなくブリーフを濡らした。」との記述があり、パンツのブリーフが完璧に濡れてしまったことが窺えます。薄手のトランクスじゃなく綿のブリーフだったことがズボンを守ったのでしょう。ズボンに染みていない、だからその場にいた誰にも気づかれていない、けれど、実はおもらしをしていてズボン下のブリーフを濡らしてしまっている、ていう状況ですから、佐伯警部補にはその場を離れるまで相当な焦りがあったと思います。他では見ない失禁についての描写に現実味、ベースとなる実話があったことさえ思わせる匂いを感じさせてもくれました。

自分自身も職務上、恐怖を感じた場面があり、同様の出来事があったことを思い出しました。30を前にして、職歴的にも少し経験を重ね、自信もつけてきていた自分が、ある人物から恐喝を受け、胸ぐらをつかまれた瞬間に”おもらし”をしました。自分もブリーフを付けているのですが、ぴったりしたブリーフが生温かくなって濡れていった感触を今も覚えています。白のブリーフへの失禁で、布が黄色く変色しているのを見たときは、屈辱的でした。

数行の一コマ、ストーリーの主たる場面ではない一コマなのですが、グンゼを濡らした描写に自分が重ね合わさり、いっそう読み入りました。
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No.46:
(4pt)

良いと思います。

北海道警察シリーズは面白く一気に読むことができた。良いと思います。
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No.45:
(5pt)

佐々木作品にハマるきっかけになりました。

警察・司法モノは前から好きだったのですが、これ読んですっかり佐々木作品にハマりました。

凄いザックリ言うと横山秀夫のリアリティと今野敏のエンターテインメントを足して2で割って、そこに巧妙な表現と会話のふりかけを掛けた感じです。強引に言うと。
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No.44:
(4pt)

警察が腐敗したら、どうするのか?

組織が継続すること。その中で腐敗が始まる。
その腐敗を誰が告発し、是正するのか。そして 原点を確認する。
企業とは 永続的ではないが、警察機構というのは永続的な存在。
政治が体たらくでも 警察機構が 体たらくになってはいけない。
犯罪があるから、警察があるだけでなく、
犯罪を起こさないためにも 警察がある。
しかし、警察の中で 犯罪や腐敗があったら どうするのか?
新しいようで 古い問題が、
警察の警部が 覚せい剤を扱って 逮捕されるという実際の事件があった。
それを題材として『笑う警官』が作られた。
実は『笑う警官』のDVD を先に見ているので、
見たものは あまり読みたくないなぁ
という へんなものがあって、読むことができなかった。
しかし、読んでみて 違う面白さを感じた。
たしかに 登場人物が 具体的な俳優のイメージと重なるので、
それが 邪魔をする。
大森南朋と松雪泰子の二人の存在感は 小説を読みながら、湧き上がってくる。
でも 小説に出てくる 佐伯と小島百合はもう少し違う。
佐伯はくたびれているが友人への信頼を力の源としてそのリーダー的な存在となる。
それに追随する警察官。
このリーダーを支えるのは 警察の甘い情報管理。
その隙間を うまく つかいながら 真相に たどり着いていく。
会話部分が テンポが早く 誰が話しているのか
わからないところがあっても、面白い作品に なっている。
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No.43:
(4pt)

面白い!

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。
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No.42:
(4pt)

「濡れ衣を着せたことに加えて、発砲許可だ。ただごとじゃない――」

北海道警察内部で起きた事件を
蚊帳の外に追いやられた所轄の人間たちが、
力を合わせて解決へ導くミステリーです。

全体的によく練られているし、
伏線の張り方や回収の仕方も緻密です。
エンターテイメントの要素も盛り込まれていて、
楽しめる読書が味わえました。
映画を楽しむ感覚に近い作品、という印象です。

個人的な感想を付け加えると、
エンターテイメントとして盛り込まれた要素は、
実はそう単純な話でないことが、
巻末を読むことで理解できるので、
読み終えてからすっと腑に落ちる感じが心地よかったです。
巻末に何があるのか。

本書の解説があります。

評論家の西上心太さんが解説を寄せているんですが、
そこに『本書の内容と密接に関わる』話が書かれています。

私は予備知識なしに本書を読みました。
映画になったことだけしかしらず、
内容については先入観なしで読んだのですが、
今回に限ってはそれが良かったようです。
なので、今回はその解説の内容も控えます。

補足ですが、特に序盤から中盤にかけては、
人物の言動がとても細かく描写されているので、
本を開いてから目の前に物語の世界が広がるのが、
とても速いと思います。
おそらく、5分や10分の短い読書を強いられるような環境
(例えば電車で立ち読み、乗換など)でも、
十分に楽しめるのではないでしょうか。

佐々木さんの本を初めて読みましたが、
他の作品も読んでみたいと思えました。
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No.41:
(5pt)

北海道警シリーズの第1冊

私も題名は「うたう警官」のほうがよかったと思う。これ1冊でもよくまとまっているが(シリーズ化されていない時期なので、人物造形はやや荒削り)、シリーズとしてみると、必ずここにもどってくるものがある。
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No.40:
(4pt)

「笑う警官」というより「うたう警官」

「笑う警官」という題名からスェーデンのマイ・シューバル、ペール・バリューの名作を思い出すが、この作品の元々のタイトルは
「うたう警官」だという。つまり、何か組織の情報をもらすことを「うたう」という表現を使うらしいが、その意味
では元々の意味の方がこの作品をよく表現している。実在する事件として大騒ぎとなった北海道警察の裏金をめぐる
スキャンダルをかなり事実の部分を生かしながら、スピード感ある警察ものとして描かれていく。なかなか、事件の背景も
掴ませないようにストーリーも展開して結構面白い。警察が組織を守るために、刑事を犯人に仕立て上げて、射殺命令を
出すというのもやや唐突な感はあるものの、事件の前半はほぼ実在する事件を使っているだけに恐ろしい話でもある。
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No.39:
(5pt)

笑う?うたう方が良かったです。

本当になぜこの題名にしたのか!読んでみると全く「笑う警官」が違うことがわかります。
「警官の正義」に改名してはどうでしょうか?
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No.38:
(4pt)

タイトル論

殆どの方が指摘されているように、タイトルの変更は安易だった。
もともと作者がリスペクトするマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーの「笑う警官」を意識した作品だったことから、角川春樹が文庫化に伴い改題を求めたそうだが、作者の佐々木譲はなぜ受け入れてしまったのか、理解に苦しむところである。頑なに拒絶するべきだった。
今からでも遅くはない。重版を機に元に戻したらどうだろうか。
かの映画化された同タイトルの愚作とは全くの別物だと区別するためにも…。
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No.37:
(4pt)

「うたう警官」からの改題が残念 警察小説としては一級品

警察用語?で「うたう」とは容疑者が自白・自供することを言うそうだが、本書では、さらに警官が組織を裏切って、警察の暗部について証言するという意味で使われている。本書の末尾で、原題の「うたう警官」を海外の小説に擬えて「笑う警官」にした旨の説明が書かれているが、何とも違和感のある改題である。

本のモチーフとなっている警察の不祥事は、頻繁に報道されており、ほぼ実態なのだろう。犯罪捜査にかかる行動様式は、「まさか!」とは思うが、これが実態であれば恐ろしい。かなり取材した上で書かれていると思われるだけの説得性がある。(でも、さすがに、いきなり射殺命令なんて出ないだろうが…)。

ストーリーとしては、400頁を超えるが、最後まで緊張感のある筆致であり、飛躍もなく充実した内容になっている。警察小説として一級に仕上がっている。
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No.36:
(4pt)

改題せずに「うたう警官」のままだったならば星5つでした

離島の駐在所に左遷された警官が拳銃自殺を遂げる冒頭の数ページは
よくわからないが警察組織への重大な裏切り行為であることは見当がつく
「うたう」という行為に対する読者の関心を見事に煽っており、
それは具体的にどのような行為なのか?興味をもってページを捲っていくと、
仲間を守りながら事件の真相を追う刑事たちに熱くさせられます。
幹部や組織の理不尽さに対して現場の本分を貫き通そうとする彼らのカッコ良さは
(コメディ・笑いの要素の有無という大きな違いはありますが)
「踊る大捜査線」シリーズが好きな方にオススメできるでしょう。

作品内容そのものは星5つ級の面白さなのですが、
あとがきで改題に至った事情を読んでがっかりされられました。
冒頭で自殺した警官が日報に書き残した最期の言葉を思い出せば、
何が道警上層部をありえない過激な対応に走らせたのかを考えれば、
そのうえでラストの締めの一行をもう一度読めば、
どう考えてもタイトルは改題前の「うたう警官」の方が妥当です。
DVDが星一つの酷評まみれになっている映画版のために
傑作というべき原作がワケのわからない改題を強いられたのは残念です。
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No.35:
(5pt)

うたい、笑い、そして驚く。

何と言うか、もうお見事でした。

 舞台は北海道警察。そこで繰り広げられた幾多の問題に、メスを
入れるのは誰?
 と言う、Localなんだけど、localとは言えない、そこが札幌なの
かな?というテイストで、お見事!!!でした。

 踊る大捜査線を見ているようで、お得感がイッパイ。満足度一杯。
迫力満点。スリル、スピードともに良好でした。

 どこからどこまでが真実なのか、ちょっと分からないのですが、
きっとこれに類似したことが世に存在したんでしょうね。
 警察官僚も信じられない、外務官僚は腰抜けで、財務省はいい加減。
警察官僚が罪を犯して、人に擦り付けて、口封じなんてことが起こっ
たら、その人一人自殺したなんてことで済まされない。
 北朝鮮の批判も、中国の批判もする資格は無いでしょうね。
 って、5年も前の小説に言う台詞ではないか。
 
 100点。面白い本ない?ってさがしているあなたに。お勧めします。
 

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No.34:
(4pt)

胸躍る警察小説

警察官でもなかったのに、よくこういう小説が書けるなと感心してしまった。警察内部のことをどうやって調べたのだろうか。餃子耳じゃない人が選ばれるとか、そういう小ネタに、へえ、と何度か声を上げてしまった。
時間制限のある真相追求に中だるみもなく、どうなることかと一気に読んだ。最後にもう一盛り上がりがあり、読後は素直に面白かったと言えた。自分が女性ということもあるが、個人的には小島百合さんが格好良くて好きだった。出しゃばらないけど、真実を見極めて、自分がなにをするべきか、常に適切に判断してましたね。このあと、佐伯と結ばれるのかな。
あえて気に入らなかったところを書けば、町田と植村が最初から最後のほうまで区別がつきづらくて難儀をしたこと、あの人、待ったらそうなるでしょって思ってたとおりになったこと、その2つですね。
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No.33:
(4pt)

最後まで慌てない主人公あっぱれでした

映画にはうってつけな内容です。
読んでいてその情景が浮かんでくる描写も◎。

佐々木譲の本はこれで4冊目です。
映画にもなったというので読んでみるもその展開に引き込まれました。
警察の裏側についてよく考えさせられます。
こんなもんか警察になるような人間はと落ちこむ部分もありました。

警察対警察による攻防では主人公がアジトを設置して
信頼できるチームを組むくだりなんかはわくわくしました。
裏切りも覚悟の上の即席チームでも最後まで慌てない主人公あっぱれでした。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.32:
(4pt)

いろいろな意見がありますが

著者の作品を初めて読んだが、とても面白かった。
タイトルについての意見は色々とあるようだが、
作品としてはなかなかよいと思った。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
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No.31:
(5pt)

わたしにはとっても面白かった

北海道警察の大スキャンダルを素材に、なんと道警シリーズを立ち上げてしまった佐々木氏。なまじな書き方では負けてしまうくらいの重たい素材と舞台である。これをすっかり消化して、しかもエンターテイメントとして楽しんでさえいるような書きぶりだ。いわくありげなマスターのいるジャズ・バーなんて、きっと作者の趣味ですよね。解説にあるように、海外作品へのリスペクトもあるのでしょう。
 裏捜査本部なんて荒唐無稽な物語をつむぎながら、最後に佐伯がキャリア幹部と道警全体には逃げ道も作ってやるリアリズム。佐伯は組織人だし、骨の髄まで警察官なのだ。四角四面な正義の味方ではない。わたしは隅から隅まで面白かったなあ。

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