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九州特急「ソニックにちりん」殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
九州特急「ソニックにちりん」殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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大雑把に書くと十津川 vs 政界という定番ものです。で、悪がこの作品に 限らず政界の時は(現実と同様に)真の悪までは手が届きません。 ミステリものでネタばれするのも、どうかと思いますが・・・ そういう意味で、読後感はちょっとね・・・と思ってしまうのです。 「物語」を読むという目的の一つには現実からの逃避という面も有るので・・・ 逃避先で現実と同じものを見てもね・・・と思うのです。逆に言えば地に 足がついている、ということなのでしょうが。 作品自体は悪くありません。前述したような読後感というのは或る意味嗜好の 類なので。ただ、「ソニックにちりん」という博多−大分間を走る特急を題材に している割には、物語は別のところで進みます。 氏の優れたトラベルミステリーは、例えるなら列車を刺身のつまでは無く 刺身そのものにしています。ところが今作は正直そこら辺が弱いのです。 十津川&亀井コンビは九州だけでなく、他のところにも足を伸ばしています。 (移動だけなら結構あちこち出かけている) でも、その分散漫になったせいか旅情感も感じられず・・・ 西村先生も偶には外すのだ・・・ということを実感した次第です(それでも 星3つなのだから、読むだけ損・・・ではありません。娯楽として割り切れば 楽しめます)。 | ||||
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