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絆回廊 新宿鮫Ⅹ
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絆回廊 新宿鮫Ⅹの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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長期シリーズの常かもしれないが、たとえば第2作の『毒猿』などの傑作に比べ、やや迫力が不足してきたように感じます。 | ||||
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組織に頼らずすべて一人で行動し解決(フォローしてくれる数少ない上司 仲間もいますが) する鮫島はかっこよかった。 でももし自分の部下だったら・・・ とんでもない奴だろうなー とづくづく思ってしまうのです。 リアルタイムで読んできた・・・そう読者が年が取ってしまったのです。 鮫島はデビュー当時は36才ぐらいだったと思います。今は、45歳くらいかな。 でも一匹狼的ではあるけれど、 実は「アクション(行動)によるフォローアップ(追査)なきプロジェクト(計画) はパフォーマンス(実績)を生まない」なのでした。 そしてついに新宿署に全署を挙げて擁護すると言わしめた。 今回はシリーズのターニングポイントとなる作品かも? 次回作の展開が楽しみです。 | ||||
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定評がある新宿鮫シリーズを初めて読んだ。 新宿が舞台の刑事モノ、ハードボイルド、ヤクザ社会、 マフィア、論理的・合理的でない義理人情、生と死・・・。 なんとなく、展開が予想できるような気がして、 敬遠してた次第。 展開や構成、文脈等の完成度は高いのだが、 やはり、事前予測と相違なかった。 孤独な一匹狼が、鋭い視線で、命をいとわず活躍する 爽快感、人のつながりの妙と運命、裏社会の経済倫理、 信じる者は裏切られるデフォルト・・・。 第1作から読んでないので、印象が強く伝わってこない のかもしれないが、既読感が過った。 もともとこういったジャンルの作品は、拙私の好みじゃ ないことも評価が低い理由なのだろうが、プロットの キモが、なぜかすべて一つに収束してくるところが なじめない。 また、警察用語や略語に対する、しつこい棒点も、 バカにされているようで、読みにくい。 一度出てきたら、読者はその後も理解できるはず。 概して、ファンには申し訳ないが、このシリーズを また読んでみたいとは思えなかった。 | ||||
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「俺は警察官を辞めたくても、辞めれないんだ。」と叫んだ鮫島が、恋人のために警察官を辞めてもいいとまで考える。 そして、新宿署で唯一鮫島の理解者である桃井まで失ってしまう。 しかし、新宿署で孤立した存在だった鮫島にも新しい理解者が生まれる。 新宿鮫5年ぶりの待望の新作にして、区切りの10作品目。 鮫島は最後まで新宿鮫でありつづける。 | ||||
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何時よんでも「新宿鮫」は期待を裏切らない。本作はシリーズ'10作目の区切りの1作ながら、主人公新宿鮫こと「鮫島」が愛する恋人「昌」と、絶対の信頼をおくる上司「桃井」との、悲しい別れが訪れる。本作の内容は、22年間の長期刑を終えた「伝説の人物」が新宿に帰ってきて、ある警察官を殺すとの行動より、物語は展開します。本作は、物語のプロット、登場人物云々より、読みだしたら止まらない、激走、爆発するストーリー展開が本当にお見事。 本作も、まさに一気読みです。鮫島の恋人と仕事のどちらを取るかとの葛藤、次作を早く読みたくなる登場人物達の今後、本当なら、本作を大長編の上巻、次作を下巻に一気に読ませてほしかった。それだけ、次のページを捲りたくなる葛藤を、久々に感じた一作です。鮫島が今後、どうなってしまうのか、非常に気になります。 | ||||
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新宿鮫をシリーズで読んでいる読者としては、たまらない内容です。晶との関係も、桃井との関係も新たな局面を迎えます。(と聞くと、一日も早く読みたくなるはず・・) 今回のエピソードとしては、敵との戦いもこれからが本番。当然、後半に続くものと思います。 | ||||
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「ほぼ日」の連載で前半は読んでいたが、後半は今回の出版で読んだ。 そのような読み方でも、おそらくじゅうぶん楽しめるであろうとの確信があったが、 その期待は裏切られることは無かった。 今回も完成度の高い作品に仕上がっている。 自信をもってお薦めできる一冊である。 | ||||
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昔から「新宿鮫」は面白いと聞いていたが、ハードボイルドとかミステリーとか、ジャンルでくくられるものとそれを熱く語る人たちに嫌悪感があったので敬遠していた。 しかし今回は、複数の人間に「とにかく読め!内容は教えられないけど」と同じような表現で進められたので購入。 一気に読了。よくある「感動の物語」が薄らぐ怒濤の感動。 「とにかく読め!」の意味分かりました。どこをどう説明しても、ネタバレになるからなんですね(笑)。 シリーズの主人公は刑事だが今回は「大男を待つ人」でしょう。その人以外も、脇役たちの人生、心情の描き方が素晴らしい。…とはいうものの、それらが淡々と描かれるのならただの人情物だが、狂気をはらんだ男が帰還することによって巻き起こる一連の事件の描き方の、なんと不気味なことよ。 そして怒濤の後半に突入、読了し、感情の根本を揺さぶられるような衝撃が走り、しばらく小説から抜け出せなかった。 小難しいことは一切描かれていない。物語も古典的と言っていいほど明快。だけど深い。それはこの作品が「人間」に正面から向き合っているからだろう。 食わず嫌いを反省。シリーズ一巻から読みます。遡るのも悪くないでしょう。 | ||||
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あっという間に読み終わりました。面白かったんですが、薄いです。 正直、前・後篇に分かれた前篇を読んでいるのかと思いました。 序盤は、いつもの鮫島の捜査力が少し発揮されるのですが、 中盤以降あまり苦労することなくトントン拍子で捜査が進んでいきます。 物足りない!"新宿鮫"っぽさが、全然足りない。 音も無く近寄り、喰らいつくという鮫島の捜査は何処へ行ったんだ!! 鮫島の他、オカマのママの視点から描いているのも、薄くなった原因かな。 もっと、新宿鮫らしい鮫島の捜査や、濃い人間関係を描いてほしかったな。 まあ、中休みといった感じでしょうか。 鮫島と鮫島の大事な人達との関係も変化が訪れ、次巻が楽しみです。 これから何巻続くか知りませんが、一巻一巻読み応えのあるものを期待します。 そして、しっかりとした結末も。 | ||||
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ある警官に拳銃で復讐しようとする大男を追っていた鮫島は、図らずも『風化水脈』の事件で衰退した藤野組に代わって栄勇会が伸長したカラクリを知ることに。一方、恋人の周辺には麻薬捜査の手が。果たして鮫島は動き出した殺人の連鎖と警官殺しを止められるのか? 恋人との関係は? 前作で警察内外の好敵手との決着をつけた新宿鮫シリーズ。区切りの10作目となる本作では、警察官としての鮫島を長く見守り擁護してきた上司、そして人間・鮫島を理解し心の支えとなってきた恋人との関係が、転機を迎えます。 殺人を未然に防ごうとした鮫島の捜査は、仮面を被って社会に浸透する犯罪組織に脅威を与え、過剰な防衛行動を招いてしまう。死体が増えていく中、鮫島は事件の全体像を理解しますが、肝心の大男の姿を捉えられない。報恩の機会を求めた暴力団幹部、大男の帰りを待ち続けた女、中国から来日した青年、彼らの絆が交錯する場に鮫島が辿り着いたとき……。 序盤から漂う不穏な空気、ひたひたと迫る見えない敵、追い詰められているのは敵か鮫島か。雲を掴むような話を少しずつ具体化していく前半にはワクワクしますし、材料が出揃いスピーディーに展開する後半もいい。クライマックス後の描写を端的に切り上げる恒例のスタイルも、余韻を残すのが私好みです。偶発的でシンプルな事件を描くこと、登場人物の個性がしつこくないことから、食い足りない印象を持つ方もいるでしょうが、私にはむしろ余計なところで引っ掛からずに読めてよかったです。 ラスト、もはや鮫島は孤立した存在ではなく、新宿署の中では幹部が一致して人格と能力を認める存在となっていることが示されます。悲劇の先に、今後の展開への希望を見ました。 | ||||
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最近の作品は多少くじけてしまうものが多かったがさすがにこのシリーズは多少力が戻ったのかという感想です。 ただ、これまでのものと比べるともう一息ほしい感は否めません。 濃い味に慣れたファンとしてはもっと濃い味を味わってみたいというところでしょうか。 まあ、変わらないこともそれなりに重要かもしれません。 | ||||
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待望の新宿鮫Xに胸をときめかせ、じっくり読もうと思ったにもかかわらず数時間で読み終わってしまった。 やはり新宿鮫はおもしろい。なにがあっても★は5つです。 しかし、全体的な構成は新宿鮫のそれだったが、いかんせん内容が薄いというか、これまでの新宿鮫における人間関係を散りばめたばかりにまとまりが無かったように思う。 「まったく、新宿って街は妙なところだ。いろんなことがあって、ばらばらに飛び散ったもんが、いつのまにかまた集まってきちまうのだからな」 バーに来た吉田のこのセリフで、いろいろなものを結びつけたかったのかもしれないが、それは残念ながら叶っていない。 登場人物同士の因果が弱すぎて、何かをまとめることができてない。 絆と書いてあるにもかかわらず、その絆がうまく説明出来ていないというか、すべてが感傷的になりすぎていて読者のイマジネーションに任せきりになっている感がいなめない。ファンだったら分かってくれるだろうという大沢在昌の甘えだろうか。 期待しすぎてちょっとがっかりしたのかもしれない。 連載ものなので仕方ないかもしれないが、もう少しボリュームを持たせて、いろいろと引っ張ってくれたらさらに良かったのにと思う。 次回作も間違いなく買う。 今回書ききれていない内容(人間関係の結末)がどのように描かれるのか、今から楽しみだ。 | ||||
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待望の新宿鮫Xに胸をときめかせ、じっくり読もうと思ったにもかかわらず数時間で読み終わってしまった。 やはり新宿鮫はおもしろい。なにがあっても★は5つです。 しかし、全体的な構成は新宿鮫のそれだったが、いかんせん内容が薄いというか、これまでの新宿鮫における人間関係を散りばめたばかりにまとまりが無かったように思う。 「まったく、新宿って街は妙なところだ。いろんなことがあって、ばらばらに飛び散ったもんが、いつのまにかまた集まってきちまうのだからな」 バーに来た吉田のこのセリフで、いろいろなものを結びつけたかったのかもしれないが、それは残念ながら叶っていない。 登場人物同士の因果が弱すぎて、何かをまとめることができてない。 絆と書いてあるにもかかわらず、その絆がうまく説明出来ていないというか、すべてが感傷的になりすぎていて読者のイマジネーションに任せきりになっている感がいなめない。ファンだったら分かってくれるだろうという大沢在昌の甘えだろうか。 期待しすぎてちょっとがっかりしたのかもしれない。 連載ものなので仕方ないかもしれないが、もう少しボリュームを持たせて、いろいろと引っ張ってくれたらさらに良かったのにと思う。 次回作も間違いなく買う。 今回書ききれていない内容(人間関係の結末)がどのように描かれるのか、今から楽しみだ。 | ||||
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登場人物の作り込みや彼らの人生が物語の後半に向かって収束する展開は相変わらず圧巻でした。出所した男の心情設定にやや無理があるものの、荒唐無稽な要素は少なく、ここにも作者の熟成ぶりが伺えます。 ただし、過去作品の説明的要素が簡素な分、初めて読む方には分かりづらい部分が多いのではないかと思います。 クライマックスに関しては桃井、晶ともに心理描写を掘り下げない分、彼らのセリフや行動に心情が反映されており非常に効果的演出になっていたと思います。ラストはあっけない感がありますが、それもまた「あとは読者の想像にお任せ」的余韻を残しており、スマートな印象を受けました。 新宿鮫も10シリーズ目になり一区切りついた感がありますが、作者にとっては縛られる設定が少なくなった分、今後は書きやすくなるのではないでしょうか。それがファンに受け入れられるかは別問題ですが…。 新宿鮫と出会って15年以上になり自分も鮫島と同じくらいの年齢になりました。変わらない鮫でいて欲しいのですが、時代や新宿と共に変わるのも鮫なのかもしれません。 | ||||
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タイトル通り様々な人と人の「絆」に赴きをおいた内容。 今回の鮫は今までのシリーズを読んでいないと背分かりづらいので過去作品を未読の方は、過去作品を読んでから読むことをおススメします。 いきなり連載中止になったのかな?と思わせるラストに星3つ。出来れば出版にあたり加筆して欲しかったなぁ。多分「まだまだ続くよ」とのメッセージだとしたら次の鮫を早く出して欲しい。5年とか待ちたくないから。 でも、鮫島が追い詰めていく疾走感と文章のリズム感は健在で鮫ファンであれば絶対に買いですよ。 | ||||
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人気シリーズの最新刊。 登場人物の誰にも救いがない感じが、ある種リアリスティックな 味わいとなっていると思います。 普通に考えれば「鮫」も年をとっていくのが自然ですが 本作品は「鮫」の老いを感じます。 それもまたリアルなれど、ヒーローなんだからあまり弱くならないでほしいなぁと思ったりして少し複雑でした。 桃井、晶という長らくおなじみの登場人物との関係が 新たな局面となります。 大沢さんは出来るだけクールに描いたのかもしれません。 ただ、新宿鮫ファンの私は、もっともっとディテールを 描きこんでほしかったです。 材料はいい味付けも基本的にはいい。 だけど、コクが足りない感じなのです。 「鮫」の心情、「桃井」の心情、「晶」の心情を もっと踏み込んで、その痛々しい傷をえぐって 描いてほしかったのです。 新宿鮫シリーズはこれにて終わりなのでしょうか? 不完全燃焼な気持ちなので、未だ続いてほしいのですが。 桃井のように枯れた境地の「鮫」も少し興味ありますし。 率直な評価は星3つですが、このシリーズが好きなので 次回作への期待を込めて星4つです。 | ||||
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非常に複雑な人間模様で、この本だけ読んだ人には背景が理解できないのではないか。 また今までに一番中途半端な終わり方。これは続きが有りそうで、 鮫島と金石の対決の第二ラウンドがありそうな予感。 その分マイナス1 今回10作目まで主人公と一緒に活躍してきた鮫島の上司や恋人が去ったことから、 物語も次は大きな転換が予想され、新宿鮫の再出発を期待してしまう。 本作の評価は次の新宿鮫11で評価されるだろう | ||||
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