■スポンサードリンク
(短編集)
町長選挙
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
町長選挙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 141~160 8/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「空中ブランコ」を読んで、正直もういいなと思ったのに、 性懲りもなく読んでしまいました。 やっぱりやめておくべきだった。 「イン・ザ・プール」を最初に読み、笑いましたね。 馬鹿馬鹿しさかげんが面白くて、人にも薦めました。 伊良部が患者と同じ事を図々しくドジ臭くやっていくうちに、患者はあきれていつしか治る、このパターンが面白かったのに、 今回は、間違いなくモデルが特定される患者をだすのは、どうしてでしょう。 本人たちからクレームがこないんでしょうか。 「サウスバウンド」は「イン・ザ・プール」を読んだときと同じくらい面白いと思いました。 「ガール」は、まあまあでした。 伊良部シリーズ以外で期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
寂しさもがまんする。弱さも見せない。年齢の衰えも平気なふりを する。強がってみても、心が悲鳴を上げるときがある。病んでしまった 心を治すのは精神科医の仕事だが、こんなのが治療なのかと伊良部の 仕事ぶりにはいつも首をかしげてしまう。ふざけているのか真面目 なのか?だが、伊良部の何気ない一言が患者を救うこともある。 ん?偶然? 深刻な患者には深刻に考える医者は必要ないのかもしれない。伊良部と 一緒に笑ったり怒ったりしているうちに、いつの間にか治ってしまう。 こんな医者が実際にいたら楽しいだろうといつも思う。伊良部医師の 今後の活躍(?)に期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とんでも神経科医伊良部シリーズ第3弾は、クランケに著名人3名を登場させているため、どちらかというとクランケ中心のストーリー展開となっており、伊良部医師のハチャメチャぶりがトーンダウンしているのが何とも残念。 唯一笑えたのが、<町長選挙>で公演会場に呼ばれた伊良部医師が「特別養護老人ホーム、フォー」と叫ぶシーンのみ。どちらかというと、全体的に一発ギャグが多くプロットで笑わせるようなパートはあまりせん。伊良部医師が本当は名医なんだよとにおわせるような伏線も無いため、前2作とは異なり単なるオバカなピエロとして描かれています。 その代わり、伊良部医師のアシスタント・マユミちゃんの大活躍が目立ちます。前2作では、注射を打つ時だけに現れる露出マニアの看護婦だったのが、本書の中で、彼女が実はパンクロッカーである事実があかされ、アンチエイジング強迫症のベテラン女優をからかったり、ひきこもった伊良部医師を母親をネタに脅したり、クランケの代わりに金だらいで伊良部医師に天誅を加えたりします。そろそろワンパターン化してきたこのシリーズ。さては奥田さん、マユミちゃんシリーズへの転換を画策しているのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有名人をパロってる為か、3作は、患者側が際立ってしまい、伊良部のいい意味での馬鹿らしさが半減してしまっているのが残念です(それなりに面白いのですが) 「町長選挙」は、伊良部らしさがい1番出ていて面白いです。 今でも地方には、ありそうなドロドロ選挙戦に伊良部が、更に火に油を注ぎ・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊良部シリーズ3作目。伊良部キャラ炸裂か?と思いながら読み始めた。4編入っているのだが、最初の3編はすぐに某有名人が浮かんで来た。単にモデルにしただけなのか、それともおちょくっているのか微妙なところを書いている。正直ガッカリした。そんな気分のまま読み出した町長選挙なので期待していなかった。一応表題作だから前の3編とは違うと思っていた。だが、何故島なのか?シリーズ物はやはり大変なんだろう、と思ってしまった。良平がはっきりしなくてイライラし、伊良部のキャラの良さがイマイチかなと思ったり…。全体的に中途半端な感じがして仕方なかった。楽しみにしてただけにとても残念でした。次もこのシリーズあるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊良部シリーズ第3弾 読売渡辺会長、ホリエモンと女優をモデルにした3篇とタイトルの町長選挙の短編4本。町長選挙以外は??です。前作が面白かったので期待していましたが。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
精神科医・伊良部シリーズの3冊目。 相変わらず、伊良部のハチャメチャぶりは楽しめます。 でも、この短編集に入っている4作の内3つまでがモデルがありありと分かるというのはどう言うこと? 「オーナー」は明らかに読売のナベツネがモデル。行動や言動は「たかが選手」発言でスポーツ紙を騒がせた頃のまんまです。 次の「アンポンマン」はホリエモンが主人公。突然ひらがなを忘れるという設定はホリエモンと関係ないのでしょうが、放送局を乗っ取ろうとしたりする事業内容やしゃべり方は堀江そっくりです。 そして、「カリスマ稼業」は女優の黒木瞳がモチーフ。若作りに夢中になる女優が美貌とプロポーションを保つために、我を忘れてしまうというシチュエーションです。 3作でここまで露骨に現実の人物を模倣したというのは、当然、意図的なのでしょうね。モデルが分かっても面白く読めるのだから奥田さんの筆力は素晴らしいとは思いますが、やはり読者としては、オリジナルの登場人物で読みたいですよね。 その点、最後に収録されていて表題にもなっている「町長選挙」はグッド。オリジナルの伊良部ものが帰ってきたような感覚で面白く読めます。東京都の離島・千寿島の診療所に2ヵ月限定でやってきた伊良部とマユミ。折りしも島の2大陣営がしのぎを削る町長選挙が真っ盛り。都庁からの出向で両陣営に翻弄される若い役人と一緒に選挙戦に巻き込まれる伊良部たち。大団円に向けてグルーブしていく感覚はまさに伊良部ものならでは。一気に読めちゃう爽快な小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作とは趣が異なっているが 著者の作風自体に変化は無いように思えた。 「オーナー」「アンポンマン」は登場人物が実在の某人物に似せていて、かなり風刺的ではあるが 前作の様な伊良部の無邪気な一言に救われるという展開は変わらないので、安心して読むことが出来た。 「町長選挙」は今までの様な明確な病に対処する話では無いので少し違和感があったが 物語が進むにつれて社会的には悪い慣習が、実は生活に欠かせない物であった、という姿が明かされていく流れは この作品らしい不思議な爽快感があり十分に楽しめる内容となっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、精神科医伊良部シリーズの第3作目に当たる作品です。今回の作品は、有名人と重ね合わせているので、その有名人を茶化しているという面白さが先にたっていて、伊良部の面白さは半減したような気がします。また、今回は看護婦のマユミちゃんが活躍するシーンが多かったように思います。 『イン・ザ・プール』や『空中ブランコ』に比べたら、『町長選挙』の評価は多少低くなるでしょうね。 各章の概略を紹介します。 ・オーナー:某新聞会長のナ○○ネ氏の話ですね。その人について知っている人ならば面白いでしょうね。その人について茶化してみるとこういう風になるかなという感じがしています。この人については嫌いな人が多いでしょうから、スカッとするかもしれない。 ・アンポンマン:実業家のホ○○○ンの話ですね。この人が、突然ひらがなを忘れるというシチュエーションです。 ・カリスマ稼業:某女優の黒○○の話ですね。美容のことについては我を忘れるというシチュエーションです。マユミと付き人の久美との口げんかみたいな攻防が面白かったかな。 ・町長選挙:伊良部とマユミがある離島の町長選挙に巻き込まれる。今回の話のなかでは、一番好きですね。伊良部を取り込むかということで両陣営が戦うところで無邪気な伊良部を見て面白いのかもしれない。それと同時で田舎は選挙が生活に密着するんだなという苦しさがあるのかもしれない。途中で、伊良部が引きこもったのだけども、子供だなあと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊良部シリーズとは知らなかったので 読み始めて気がついて得した気分になりました。 今回はちょっと毒がある? 絶対モデルはあの方でしょーっていう著名人シリーズが続き、 さくさく読めたものの・・うーん、ちょっと変わった?かな まゆみちゃん、ちょっと前に出すぎでしょ。 それがいいって人もいるかもしれないけど なーーんかなぁ。。 それでもやっぱり面白かったけど 悩みが解消していく過程もおざなりだった感が否めないな | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作2作ともとても楽しく読ませていただきました。 なんだかんだといいながら伊良部の行動に巻き込まれていく過程がとても楽しいものでした。なので今回もとても楽しみに購入したのですが…。どうしたんでしょうか?らしさがないし、当時のニュースで話題の人がモデルと言わんばかりの設定。(それが狙いだとしたら少しも笑えなかった。)なんか読んでいてものめり込めず、どんどん冷めていってしまいました。 私は基本的に本は文庫本になってから買うので単行本を買うのはとても文庫本になるのを待ってられないと感じたものだけなのです。その貴重な数少ない「新刊が出たらすぐに買おう!」と感じた本の一つだけに非常に残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読売渡辺会長、ホリエモン、黒木瞳のみなさんをモデルにしたとしか考えられない3編と、離島に2ヶ月だけ(おとうさんにポルシェを買い換えてもらう条件で)赴任して町長選挙に巻き込まれる一編。 この本から買うのではなく、他ので伊良部ファンになってから読むなら、物凄く楽しめる。これから入っても、ファンになれない。シリーズ物の中の、変り種という感じだ。 いわば、スマップが小学生やおじいさんになってやるコント。釣りバカの江戸時代の一編。カップヌードルの「しょうゆ・カレー・シーフード」以外の変り種。たまにならこういうのもいいか、という感じ。やや書き方が荒いけれども、今の奥田の筆力で、きちんと形にはしている。 ただし、町長選挙は、かなりの傑作で、最後の方には涙が出てくる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはりインザプールの衝撃を求めるのが酷なのかもしれない。「同じ程度」ではやはり満足できない。残念だがインザプール以降確実に面白くなくなっていると私は思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ3作目。作者のテンションは明らかに下がってます。 少なくとも、1作目を読んだ感動(?)はないです。 週間マンガのギャグものつもりで読めばそれなりに楽しめますが・・。 今回は実在(としか思えない)のキャラ(○エモンとか▲ツネ)が登場しますが、リアルの方がずっとキャラが立ってって小説の方が負けてます・・。 まあ前作のファンなら買っても損はしないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
心の病を抱えてにっちもさっちも行かなくなった人々が飛び込んだ神経科。そこにいたのはデブでオタクで注射フェチでマザコンで幼稚園児並みの言動の精神科医、伊良部だった。 悩みを抱えた患者たちが、なにもかもがめちゃくちゃな伊良部に振り回されるうちに勝手に治癒していくという破天荒なシリーズ。この作品の面白いところは、伊良部はあくまでも自分のやりたいように振舞っているだけであり、治癒した患者たちは一様に伊良部に感謝などしないところだったりする。 今作は今までの2作と比べると少々異色だった。 4人の患者のうち、3人は容易にモデルが想像できる有名人だ。 パニック障害の「球界のドン」。若年性健忘の「IT業界の寵児(今は…)」。 そしてアンチエイジングにとりつかれる「元宝塚女優」。 「えーどこまで皮肉っちゃうのかなこの人(作者)」というところに気をとられるあまり、伊良部のバカさにキレがなく感じられてしまったのが残念。あんなにバカなのにおかしいな。 多分前2作に思い入れがない方が楽しめるかもしれない。 しかし、シリーズものとしてではなく一つの娯楽ノベル(ちょっと社会派)として読めば十分面白いので、ちょっとした息抜きにおすすめ。特になんだか疲れてるなーってときに読めば、ふっと肩の力が抜けていい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらず笑えるし面白いのだが、前の2作と比べるとどうかなぁーと思ってしまう。 前の二作が素晴らしかったのは、現代の日本人が抱える心の問題を描いているにも拘わらず、それをそのまま描くのではなく、レベルの高い「笑い」にまで転化されているところなのだろうと考えていた。さらに、現実にはいそうもない伊良部先生に「私(僕やオレ)もこういう風に治療されてみたいなぁ」と思わせるという意味では、『笑える大人のおとぎ話』のようにも感じられたのである。だから私は何度も繰り返し読むことができた。 しかし、この作品は今のところ繰り返し読んではいない。収められている4作品のうち3作品に登場する患者は、誰が読んでもすぐにわかる著名人(仮名)である。その人物の顔を頭に浮かべながら彼(彼女)と伊良部先生のやりとりは確かに面白く読めるのだが、「患者」のキャラクター勝負という感じがしてしまう。「町長選挙」もドタバタが強調されすぎているような気がする。 前の二作を読まないでこの作品を読めば充分満足できたのかもしれないが、やはりどうしても比べてしまう。かといって同じような内容であればマンネリといわれてしまったりするのだからシリーズものは難しい。 イン・ザ・プールでは「市井の人びと」を、空中ブランコでは「一芸に秀でたプロ的な人びと」を、そして本作では「実在する著名人(仮名)」が患者で登場した。次に登場する患者は一体どんな人達なのだろうか。というか、マンネリを嫌う作家なので次作はあるのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の三部は対象人物がはっきりしているので、初めて伊良部シリーズを読む人にとっては最適の一冊だと思います。タイトルの「町長選挙」あいかわらずの伊良部先生でしたが、「インザプール」「空中ブランコ」を経験?している患者?にとっては、もうちょっとパワーが欲しかったと思います。伊良部先生に期待する人にとっては最初の三部は刺激が少なかった(まあ、そこまで伊良部先生におかされている証拠でもあるわけで)と思います。空中ブランコを飛ぶパワーを期待しているのです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、町長選挙で町のおばあちゃんが言う言葉です。最初の3編はいつものように面白かったけれども、最後の町長選挙は、何かこの一言でジーンときました。前作にくらべると、ハチャメチャさは、減速した感じはしますがその分、もっと現実の人間の心に近い話になっているのではないかなと思いました。とにもかくにも、読んだ後、不思議と元気になり、そんなにクヨクヨ考えても仕方ないかと明るく社会に出ていけるような気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
続編を楽しみにしており、まさに書店に並ぶやいなや購入したのだが、正直、がっかりした。 他の方もレビューに書いているように、全4編中、最初の3編が、あまりにも簡単にモデルの人物がわかってしまい、底の浅い作品と感じた。 球界再編問題に絡む大新聞社の「ナベマン」 時代の寵児、ライブファスト社長「アンポンマン」 四十台のカリスマ女優「白木カオル」 こう書いただけで、未読の人も、ストーリーの想像がつくのではないのだろうか? もちろん、実在の人物をモデルにした作品はいくらでもあると思うが、ここまで露骨にそのままだと、読んでいても、その人達の顔や言動が浮かんでしまい、作品とは別のところに気持ちが移ってしまった。 とにかく、作者、編集者の意図が全く読めない。実在の人物を論評したいのであれば他にエッセイも書いているのだからそちらでやってもらいたいし、そうでなければ、人物造型の手間を省いた手抜きにも見える。 最終話「町長選挙」のような作品もまだまだ書けるのだから、脱線(あえて、こう書かせて頂くが)せず、元の路線に戻してシリーズを続けてもらいたい。 とにかく、がっかりだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回はあまりにも毒気・ハチャメチャぶりの無い伊良部先生には少々がっかり。内容は町長選挙がその中でも一番伊良部節が見られるのでタイトルになったのもうなずけるし、読む前はタイトルに惹かれたが、はなから(あえて言わせてもらえば)高揚感無し、最後で其れまでの平坦さをカヴァー出来るほどまでの展開ではなく、終焉。加えて、それぞれの話があまりにも中途半端。この後は?と欲は出るが終わりは終わり、かなりの消化不良感に陥ります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!