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(短編集)
町長選挙
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町長選挙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 61~80 4/10ページ
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前2作同様、伊良部ワールド炸裂です。 しかし、題名と同じ『町長選挙』以外は、前作と大きく違い、患者が誰もが知る有名人を彷彿させられ、世を風刺するかの如しです。 悩みがシンクロする人には、こんなに凄い人たちにも、色々苦労はあるのだと、気持ちが楽になるに違い無いです。 私のように悩みが重ならなくても、前作と同じように笑えます。 | ||||
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実在する球界のオーナーのあの人らしき人や、世間を騒がせたIT長者のあの人らしき人、 某歌劇団娘役出身のあの人らしき人が出てきます 今作は伊良部医師のエピソードよりも 生き方は違えどもそれぞれの人間ドラマが描かれていて 温かい気持ちにさせてくれる物語になっています 前半は伊良部医師ってホントはとてもイイヤツ?と思わされるけど 「町長選挙」ではあまりの無責任さにちょっと腹が立ちます やっぱり伊良部医師とはつかず離れず”マユミさん”のような付き合いが 一番良さそうです 第4弾はあるのか、ないのか。 楽しみに待っています イン・ザ・プールでは確か「色白の小太り」と形容されていた伊良部医師ですが 空中ブランコを経た町長選挙では「よく太った」になっていますwww 伊良部医師が診察される側になった作品も読んでみたいかも。 メタボでw | ||||
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愛すべきキャラクター達がこのシリーズの特徴。そして軽妙な語り口が重なって前に前に読み進めてしまう。この先はどうなるのかな?と思いながら・・。 奥田英朗さんは何か持っておられて固定ファンも多いのでは・・・・。いかにも奥田英朗といったお茶目で少し洒落たような所がありますね! | ||||
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本作は、Dr.伊良部シリーズ三部作の最終部だが、最終話「町長選挙」の終わり方がどうも・・・ そのうえ最終話は、一人の患者に焦点をあてた話として見ることができない。町全体の話である。 そもそもこれは短編集なので、最終部まで見なくてはならないというわけではない。 したがって、見るとしたら一部と二部の「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」でストップすることをお勧めする。 | ||||
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毎度おなじみ、はちゃめちゃ精神科医伊良部が主人公の、シリーズ第3弾。さすがに安定したおもしろさがあります。 ただ今回は、題材になっている人物が、もろにホリエモンや読売の渡辺オーナーだったりするので、読んでいて本人の顔がちらちら浮かんでしまい、いまいち楽しめませんでした。 このシリーズのいいところは、極端な症例を扱っていながら、実は誰の身にも置き換えられるような普遍的な悩みを語っているところだと思うのですが、今回は実話っぽくてその普遍性があまりなく、前作ほどは共感はできませんでした。 でも、エンターテインメント小説としては十分な出来なので、読んで損はないと思います。 | ||||
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これまでの2つのシリーズとちょっと異色で、好みが分かれるかもしれない。 前2作と毛色が変わり、一編も少し長くなった。 イン・ザ・プール、空中ブランコと同じ感覚で読むと、残念に思うファンと、前2作に飽きはじめて楽しめる人に分かれるのではないか。 伊良部先生との絡みが減って、他の人たちの自問が増えたように思います。 マユミさんファンとしては、発言が増えてちょっと気になりました。 | ||||
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トンデモ精神科医伊良部シリーズ第三作目。 やはり、このシリーズは抜群の安定感がある。 どの短編も高水準に面白く、飽きが来ない。 表題作の「町長選挙」は、これまでの作風とは一風変わったテイストになっていて良い。 ただ、前作に比べると若干劣っている。「町長選挙」は長編にしても良かったのでは。 | ||||
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「オーナー」はナベツネこと渡辺恒雄をモデルに、「アンポンマン」では、ホリエモンこと堀江貴文をモデルに短編がかかれている。 読んでいると、ありのままでは!?というくらい実在の人物を思い浮かべてしまうのが不思議。 モデルにされた本人の方々にはあったことがないので、どういう人なのかは、わかりませんが作品中のイメージである程度納得してしまうのは、作品中での振る舞いや考えが一般的なイメージ(TVなので報道されている一面でしかないと思うが)とかなり近いせいなのかなぁと思う。 毎度のことながら主役である精神科医:伊良部は、相手がだれであろうとマイペース。 それ以上に、本作では、ミニの白衣を身にまとったスタイルの良い「マユミ」の存在が大きいように感じる。 「アンポンマン」でのマユミのセリフ 「一人で勝っていると遊び相手がいなくなるよ」 が印象的だった。(作品を読んでいないとなんのことやらだと思いますが) 「カリスマ稼業」は女優が主役なのだが、コレはモデルがいるのかな? それと「町長選挙」。 現金と罵声が飛び交う、どうみても公職選挙法違反だろ!と突っ込みを入れたくなるが、これにモデルがあったらスゴイな。 なんとなく、この作品はそれぞれのストーリーにメッセージがあるようで、なかなか楽しめました。 オススメの1冊です。 | ||||
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1作目から好きになり、ここまで一気に読みました。 うーん。 さすがに3作目まで同じパタン引っ張ると飽きます。 マユミちゃんのキャラが確立していくけど、個人的に納得がいかなかった。相変わらず伊良部もダサくてかわいいけど。 男は情けなく書かれ、女はプライドの塊として書かれ続けているような気がするのは私だけでしょうか | ||||
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精神科医、伊良部シリーズの第3作品目。 色々とフリーダムな伊良部が、精神疾患を抱える患者を、 アブノーマル&イレギュラーな方法で治癒していく物語です。 この基本路線は前2作品と変わらないまでも、 どういう意図があったのか、明らかにこれまでとは異なる趣向が。 それは<実在の人物がモデルとなっている>こと。 収録作品のほとんどがそうでした。 実際のところ、モデルとなった人たちに、劇中の精神疾患があるわけではない(と思う)。 彼らが苦しむであろう問題を想定して、劇中人物を動かしています。 かなりステレオタイプな決め付けがあるようですが、 逆に変なヒネりがなく、これまでのシリーズと比べれば、”マトモな”患者だったように思います。 実在人物を使うことには、賛否両論あるようですが、 私は好きなエピソードがひとつあったので、結構満足してしまいました。 仮想ナベツネ(劇中は大日本新聞会長、ナベマン)が 強力なフォロワーがいなかった為か、孤独とリタイヤ・死への恐怖が膨らんでしまい、 パニック障害を発症してまいます。 彼は本当に病気に苦しんでいるのですが、 その言動はチャーミングにも描かれていたし、孤独も切なくも描けています。 結果的に対照的な存在である、若者たちを巻き込んで ハッピーエンドに持っていく流れは、奥田作品らしさがあり良かったです。 やっぱり読んで元気になるということが一番。 一方、伊良部シリーズの限界も垣間見えます。 彼のキャラクタはこれまで、奇想天外で雲をつかむような存在でありましたが、 本作では少しは人間臭さが出てきます。 もちろん、それはそれで面白いのですが、 無限に広がってた伊良部ワールドが、急に縮んだような印象も受けます。 彼を媒体として、患者の心情について集中していたのが前作までです。 今回は患者に集中しきれなかった所はあるかもしれません。 第4作目がこれからあるか分かりませんが、 相当な転調がないと、読者の期待には答えられないかもしんないです。 | ||||
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伊良部先生シリーズ大好き! 通勤途中に読みましたが顔がにやけてにやけて、 先が読みたくて読みたくて思わず乗り過ごしてしまいそうになります とにかく現実を忘れて伊良部ワールドに没頭できます! | ||||
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「イン・ザ・プール」を偶然読んでから直ぐに3巻を読み終えた。 なんか、最初はスタイリッシュな話なのかと勝手に(カバーのイメージが大きい)思っていたのですが、こんなに笑える話だとは思いませんでした。 ただ3巻ともに微妙に作風が異なり、特に「町長選挙」は誰が読んでも分かるレベルで有名人がモチーフになっているので、やや風刺というか棘がある感じ。 「あの時こうやっときゃあいつらあんなに嫌われなかったのに」みたいな。 前作より伊良部が目立たないかも?それでも騎馬戦には笑いましたが。 後面白いのはマユミが段々とパンクになっていき、最初の頃より登場シーンが増えていった事。 | ||||
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トンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第3弾です。私、もうすっかり伊良部先生と看護婦のマユミさんにはまっています。今回は次の四篇の短編で成り立っている。( )で表示したのは物語の中で神経症に罹り伊良部医師を訪ねる主人公の名です。 1.オーナー (田辺満雄) 2.アンポンマン (安保貴明) 3.カリスマ稼業 (白木カオル) 4.町長選挙 (宮崎良平) そして1〜3の主人公にはそれぞれ実在の有名人モデルがあります。すなわち、「田辺満男」(通称ナベマン)=「渡辺恒雄」(通称ナベツネ)、「安保貴明」(通称アンポンマン)=「堀江貴文」(通称ホリエモン)、「白木カオル」=「黒木瞳」です。この点が前二作(『イン・ザ・プール』と『空中ブランコ』)と異なる点です。読者の中で主人公が実像を結んでいて物語を楽しみやすい反面、イメージが実在の人物に引きずられてしまう嫌いがあります。四篇目の「町長選挙」も主人公に有名人モデルはないものの、舞台となった島にはモデルがありそうな気がします。たとえば私は「選挙のたびに島を二分して実弾(金)飛び交う激しい選挙戦が繰り広げられる島」として徳之島をイメージしながら読みました。今回は病んだ人だけでなく病んだ島まで伊良部流に治療してしまうところが何とも不思議であっぱれです。そして今回も私はいつか伊良部総合病院の薄暗い地下にある神経科を患者として訪ねそうな気がしながら読みました。私はけっして物語のモデルになったような有名人でもなければ重要人物でもないけれど……。マユミさんになら注射を打たれてもいいなぁ。(笑) | ||||
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たしかに面白いけど 前作の二つに比べると弱いというか 少し期待はずれな部分もある でもそれはその前作の二つがそれだけ面白かったという事 普通に考えればかなり楽しめる | ||||
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『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』に続けて一気に読みました。 みなさんの感想と同じで、パロディーの3作では少々ワンパターンな感じになって残念。 それでも、電車の中で読みながら笑いをこらえるシーンがありましたが。 最後の「町長選挙」は、新趣向でなかなか面白かった。今後に期待します。それにしても、この選挙のモデルになった島ってあるのかな。 | ||||
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伊良部精神科医シリーズ第3弾。このシリーズの面白さは、普通の感覚の人が心の病のために抜き差しならない状況に追い込まれる緊迫感と、医伊良部先生のテキトーぶりとのコントラストであったと思う。 本作は、患者側も個性が強いせいなのか、時事ネタで損をしているせいなのか、あるいは単にこちらが飽きたせいなのかは分からないが、全2作で感じた爽快な面白さは得られなかった。 表題作はこれまでとはパターンが違うが、島の人たちが目立つばかりで、たまに鋭いことを言う伊良部らしさがなく残念。 好きなシリーズなだけに残念な3作目であった。 | ||||
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四篇の短編集であるが、表題作と他作品では趣が異なる。 表題作以外の作品は、時事的またはワイドショー的ネタをパロディ化している。 文庫を手に取る時点では、ネタに新鮮さが無いが、それでも、色々な意味で、それなりに面白い。 それは、建前と本音が交互に語られる形式で物語が進んでゆき、両者の落差に天地程の差がある。 こんな無理をしているから、神経科の伊良部ハチャメチャ医師のお世話になる事になるのだ。 ただ、こんなハチャメチャ治療でも、驚くばかりの治療成果だ。 表題作「町長選挙」は、なかなかのものだ。 実弾と罵声が飛び交う、小さな離島のおおっぴらな不正選挙が、実は町を支えているという点が面白い。 僅差で競り合う両陣営は、町の診療所の短期赴任の伊良部医師を身方につけようと必死だ。 つまり、伊良部医師の持つ強大なバックと島の敬老会の票を取り込む事が出来る。 果たして伊良部医師はどちらの陣営に付くのか? 唖然とする成り行きと、味のある結末が待っている。 ただ、本書は表題作には唸らされたが、その他のパロディ作品はインパクトに乏しい。 実在の人物をネタにした作品は、パロディであっても、心からは笑えない。 表題作はなかなか良い。 | ||||
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社会で生きていくのは疲れる。 小さいことを気にしてもっと疲れてしまう。 すべてを捨て去ることができればいいのに。 みなさんもどこか病んでいらっしゃるのでしょう? 伊良部先生に診てもらいましょうよ。 | ||||
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当サイトの“おすすめ”で購入してみたものの、 有名人をパロった三作もオリジナルの“町長選挙” も拷問かと思えるほどのつまらなさ。 これって、文字になおしたナンセンスマンガだよね。 登場人物の誰にも共感できるところが無く、何故 これが人気シリーズ(なんでしょ?)なのか全く 判らない。 あ〜…時間とお金がもったいない…。 | ||||
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伊良部総合病院地下にある神経科。 訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。 シリーズ第3弾。 今回は有名人のパロディネタ。 シリーズの中で一番毒が強いのではないか。 すごい笑ってしまった。 シリーズを重ねるごとに、土台に違うものを次々載せている。 この作家はすごい。 だが、ややパワーダウンしている感じがした。 単に慣れて、飽きてきただけだろうか。 | ||||
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