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(短編集)
町長選挙
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町長選挙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 121~140 7/10ページ
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「インザプール」と「天使のブランコ」を読んで 大変に面白かったので、つづいて伊良部一郎ワールド を楽しみたかったため、この本を読んだ。 しかし、作成当時の出来事を下敷きにして書いていることや 登場人物のキャラクターがたちすぎた為か 前作のような伊良部一郎ワールドが展開されていない。 けれども、これらのシリーズは、読書が苦手な方でも スラスラとあっというまに読み終えてしまうため、 お勧めですが、まずは「インザプール」と「天使のブランコ」 を読んでから、この本を読むかを判断をしたほうが 宜しいかと思います。 | ||||
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伊良部先生シリーズの「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」を読んで面白さにすっかりはまってしまい、立て続けに第3作となる本書にも手に取った。 様々な心身症の患者が伊良部先生のところへ訪れる設定は過去の作品と共通だが、従来との相違点は今回の患者のうち4名中3名が実在有名人をモデルにしているところだ。この点に関しては賛否両論があると思うが、個人的には面白く読めた。 一方、タイトル作でもある、町長選挙は今一歩であった。離れ島の過激な町長選挙に伊良部先生が巻き込まれてしまうのだが、設定自体が荒唐無稽なので、さすがの伊良部先生も思うような活躍ができなかった感じがする。このシリーズの面白さは、悩みをかかえた患者が伊良部先生の無茶苦茶な言動に振り回されながらも悩みを解決していく展開にあると思うので、政治のような生臭い世界には相性が悪い気がした。 | ||||
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伊良部は ただ自由に振舞っているだけかもしれません。 実在する人々をモチーフにするのが気にならない方は楽しめると思います。 既刊とともに気軽に読めます。 | ||||
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相手を対等だと思わなければ腹も立たないのである。 なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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相変わらず派茶目茶な伊良部先生。 今回の患者さんは、ナベ○ネさん、ホリ○モン、○木瞳さんと思しき方々。 彼らが伊良部先生にかかるとどんな風になるかと想像して「勝手に」書いた訳だが、伊良部先生にかかれば彼らもこんな風な一面を見せるのではないかと感じて楽しい。 本当の彼らに対する好感度もあがった。 題名にもなっている「町長選挙」本当に狭い社会ではこのような活動が繰り広げられているのではないかな?と思った。 やはりこのシリーズは楽しいです。 今回は看護婦のマユミさん、前作以上の活躍です。いつの間にかバンド活動してます。 | ||||
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伊良部シリーズもパターンが決まってきて、そろそろマンネリを感じ始めた読者もいるというのを見越した上でか、やや変化をつけてきた本書。 実在の有名人を患者にしたて、伊良部と絡ませたり、伊良部を地下の診療所から出して離島で活躍(?)させたり。 これらの試みが必ずしも成功してるとも思わないが、失敗でもないと思う。「空中ブランコ」を読んだときのインパクトはなくなったが、それでも面白く読めた。 とことんまでこのシリーズを続けていってほしい。 | ||||
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奥田英朗の作品が好きだ。 読んだ後爽やかな気分になれるから。 こんなことはありえない。でもいいのだ。小説なんだから。 伊良部医師は相変わらずめちゃくちゃな人で、引っ掻き回したまま去っていく。 「物事、死人が出なきゃ成功なのだ。」 と、バカボンのパパのような台詞を吐いて。 何故か納得してしまう。説得力なんか全然ないのに。 なんとなく元気が出る本だと思う。 | ||||
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あぁぁぁ、すっかり伊良部医師にはまってしまってる・・・。 シリーズ最初の1冊は、「なんじゃ、この医者」って思って、嫌悪感の方が強かったはずなのに。 中編4作品のうち、最初の3作品は実在の人物がモチーフ。 そこまでリンクさせちゃっていいのか? と思う反面で、そんなに現実に頼らなくても、 面白い作品かけるでしょー!! と、作者の尻を叩きたくなりました。 なので、星を1個削ってみた。 | ||||
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面白いには面白いですが,「インザプール」「空中ブランコ」収録作の完成度が高かったゆえに・・・シリーズ3作の中では,下の評価をせざるを得ないです. 現実のキャラクターをそれとわかる形でもってくるのはどうなんでしょうね.作者なりの狙いはあったのでしょうが,個人的には作品の魅力を半減させているように感じました. 次回作での巻き返しに期待です. | ||||
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ナベツネ、ホリエモン、黒木瞳(だって隠す気なさそうだし)は 相変わらずの大爆笑でした。 表題作は打って変わって伊良部のパワー半減、しかし、私は この町長選挙という作品が一番楽しめました。 サウスバウンドの舞台にも共通するような、全員顔見知りという ような狭い社会。 その中で因習や業に引きずられてしまう、一見弱い庶民を描きながら それで何が悪いと言うような突き抜けたメッセージは、会社を舞台に した別作品にも流れていた作者の通奏低音ではないかと思いました。 他の伊良部作品と同じようにしっかり元気出てきましたよ | ||||
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今までの本と比べると笑いは少しと言った感じでした。でも、伊良部先生の良さは健在ですね。なぜか、少し笑えて憎めない存在です。本当にこんな精神科医がいたらいいなと思います。この本の登場人物は全て実在する人物がモデルになっているような気がしましたが、奥田英朗独特の感性で描いてあってとてもよかったです。 | ||||
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イン・ザ・プール、空中ブランコそしてこの町長選挙と読んできたが今までの面白さのミソであった謎の診療所という感じが薄れてしまった気がする。その原因のひとつにマユミの普通化があると思う。友達ができたり、趣味ができたり・・・。今までの冷たいけど何かクスッと笑ってしまうようなマユミではなくなってしまった(残念↓)。 ストーリーは良かったけど最後の町長選挙ははずれだと思う。やっぱあの薄暗い診療所から離れちゃだめじゃないかな? | ||||
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今までのシリーズって、患者が自分ではどうしようもなくて、困ったあげく、伊良部センセーの部屋に訪れるって感じだったから、なんか切迫したものを感じたし、病気と伊良部先生のどこまでほんとなのかわかんない治療との駆け引きみたいなのが面白かった。でも今回はあまり登場人物に差し迫ったものを感じないんだよね。それに実在の人物をモデルにしてあるだろう、のお話は、読めば読むほど映像が重なってきちゃって、オリジナリティがないというか・・・前作までのおもしろさがなくなっちゃったみたい。残念です。 | ||||
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このシリーズ、どんどん笑えなくなってきています。 (というか、伊良部の変態っぷりに読者が慣れてきている) 今回は4話が収録されていて、 そのうちの3つは恐ろしいことに「実在の有名人がモデル」になっている。 本人から苦情くるんじゃないかってくらいやばい(苦笑) よく書けたな〜、と奥田先生の勇気にまず驚き、 そしてなぜ、この3人を題材にしなければならなかったのかというギモンも沸き・・・。 手近な所から安易に題材を選んだような気がして残念です。 伊良部の無邪気さとバカさが不思議に作用して、 患者達の症状が緩和していくという展開。 実は伊良部って「無意識の名医」なのかとも思っていたんだけど、 今回はマザコンの一面や、 お金にやけに汚いとこがすんごくやらしく描かれていて、 キモくて嫌な人度は確実にエスカレートしてる。 ここまでくると、もうただのバカなボンボンにしか見えませんー。 人気シリーズも潔い幕引きが必要なんじゃないですかね? | ||||
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空中ブランコを読んで期待が大きすぎたせいか、タイトルの町長選挙に 1番 がっかりしました。 伊良部は器が大きくて、なかなかの切れ者! と思っていたので、実はマザコンだったと分かった時には、正直言って 幻滅しました。 他の3話: オーナー、アンポンマン、カリスマ稼業は、実在の人物を 基に書いてあるので、野球、IT長者、若作り女優などに関心がある方 には、きっと 面白く読めると思います。 | ||||
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伊良部医師モノ、第三作目。 形式は前二作と同じく中編集で、こちらには四編が収められている。 今までと趣きが違うのは、四作全てにモデルが存在するということ。 読めばわかるが、作家の創造力の枯渇ではないと思う。 意図は明らかではないが、作家なりのアプローチがあって、ぼくはとても楽しめた。 ホリエモンのくだりが今にしてみれば、メルヘンで複雑かも。 現実のホリエモンも早めに目覚めてくれれば良かったのにねぇ。 精神医学モノとしては、逢坂さんら先人に無いオフビートな感覚がとても良いと思う。 | ||||
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◆オーナー 実在のモデルがいますねw プロ野球改革をしようとしてたあの方ですw 著者は野球好きだそうで、満雄の意見も支持しておられるようです。 マスコミの卑劣さを挙げておられることからも、なんとなくそれが伺えます。 が、引退を促してもいるので、どっちなんだろうかw 今回も伊良部先生は無神経ですが、身体を張った治療をしてますよv ラストはあたたかい雰囲気で終わりますv ◆町長選挙 これもまた、規模は違えど、 職場ではありがちな派閥が問題になっています。 まじめな良平といい加減な伊良部医師の対比がいいコンビですw これまで看護婦のマユミはいまいちわからないキャラですが、今回の本の中では、だいぶキャラが見えてきます。 そしてこの町長選挙で、好きになりましたv 世の中を達観しているようで、自分を貫き通していますw さんざん引っ掻き回した伊良部先生ですが、結果的にうまくまとめて大団円に! 爽やかな読後感が味わえますv | ||||
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前作「空中ブランコ」では、とんでもない診察しかしないが、ひょっとしたら名医なのかもと感じられるところがあった。 しかし、本作においてそのように感じられるところはなかった。 単に伊良部の馬鹿さ加減だけが目立ってしまった。 その上、伊良部の金持ちのバカボンというイメージが強く感じられた。 金持ちのいやらしさが滲み出ていた。 これでは単なる馬鹿なボンボン息子のどたばた物語になってしまう。 精神科医というものは、ある意味伊良部のような破天荒な診察も必要なのかもしれない。 前作まではそれらしきものが感じ取られ、その上での伊良部の言動に笑った。 しかし、本作ではその点がなく、伊良部の可笑しな言動も嫌味しか感じられなかったのが残念である。 | ||||
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短編集の構成からしては、表題作町長選挙は、内容的にかなり浮いています。 しかし、話の内容は、圧倒的に面白く、伊良部先生は、お約束の楽しい行動をとってくれます。 はっきりいって、この物語を読めただけでも、満足感を感じられました。 他の作品は、有名人物を風刺したパロディであり、作者の優しさ?あるいは大人の事情のために、一歩引いてしまった印象を受けます。 でも、こういう物語は、映像化されることによって違った面白みがあるかもしれませんね。 私は、作家の仕事というものは、水物で常に安定感のある作品を供給することは、難しく、ある程度、波があるものだと思います。 だから、今作には、いまいち共感をもてなくても、次回作以降の伊良部先生の活躍に期待しようという考え方も出来るわけです。 一冊の短編集の中に一作でも、心に沁みるイイ話があれば、私としては満足できます。 だから、私としては、買って楽しめたのですが、みなさんの作品の批判についても、尤もなことだと理解しています。 奥田英朗氏という作家は、とても引き出しの広い方ですので、きっと、伊良部先生は帰ってきます。 気長に次回作を待ちましょう。 | ||||
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初めて話題の伊良部を読みました。前の2作との比較無しでおもしろかったです。娯楽作品。肩の力をガク〜〜〜ッと落として読んで笑える作品でした。 確かに3つの中編はモデルがスケスケではありましたが、それをどう料理するか、楽しめる作品でした。また物語の落としどころも上手だなあと感じました。 町長選挙も楽しかったのですが、選挙に携わったこともあり、ゲンナマで勝負などちょっと短絡的かなあという気がしました。実際の末端の選挙なんかでは実はゲンナマって登場しません。それにかわるこすいようなオマケと義理人情、知恵をどう使うか。こっちの方が面白い気がします。だから棒倒しってのは面白かったです。 さかのぼって前二作を読みたいと強く思わせる作品でした。 | ||||
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