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(短編集)
桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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「くすくす」ではありません。 「ふっふっふっ。ふっふっふっ。」と細かい波動の笑いが腹筋にじわじわ効いてくるので、寝る前に読むのはやめたほうがいいです。 クワコー最高!! | ||||
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美品でした | ||||
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過去の戦争犯罪と現代の猟奇的連続殺人を描く重量級のミステリだった「モーダルな事象」から、百八十度変わった軽薄ミステリ。まずはこの落差に驚くが、主人公のクワコー自体は、実の所変わっていない。個人的には非常に楽しめたけれど、クセが強くて万人向けのユーモアミステリとは言い難いと思う。作者と関係があるのかわからないが、かなり露骨な「千葉」の貶めは、自虐とは言えないだろう。もっとも普通思っていても、こう堂々と差別意識を剥き出しに書きはしないからこそ、面白かったのだけど。地方在住の私にとって「千葉」ってそういうイメージなのかと言うのは新発見ではあった。ミステリとしても十分楽しめるレベルで、私自身が貧乏との相性が良いから楽しめるのかも知れない。 | ||||
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笑いを取るコメディ系なのだが、途中で飽きてしまった。中途半端で寒い。 | ||||
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私には面白い。読んでいると、登場人物が芸人にダブル。 テレビドラマ化私案。 芸人だけでおもな人物を配役、脇は実力のある渋い人で固める。 違う話にはゲストに大物を呼ぶ。 時間は一時間にするの脚本家の腕が必要。 二時間にすると中だるみして、女房は寝る、私は本を読んでいるが。 主人公はロンブー、ピース(又吉君は無理かな)、オリエンタルラジオ等々色々思いつく。 上司は西田敏行さんなどはどうか。女子大生役は、ぴったりの女芸人たちが居る。 半年位は視聴率が取れそうな気がするが。 | ||||
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始めは主役の卑屈でシニカルな物言い、2巡目は徐々に生き生きとしていく貧乏生活、次には主役の報われない人生の恨みが、少しずつではあるけど晴れていく様子…など、個人的にはリバーサルフィルム的な楽しみ方ができました。普段は主役への感情移入などどうでもよく、犯罪が不可思議で猟奇的でトリックが(叙述でも)凝ってるほど良い、という価値観の人間ですが、これは続編も合わせて何か楽しいし和みました。 | ||||
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事前の情報で「捧腹絶倒」「爆笑必至」といった言葉を目にし、過度に期待をしてしまった反動のせいか、そんなに笑えなかった。ただ笑えないからといってつまらなかったというわけでもなく、極端に戯画化された登場人物や、突拍子もない比喩表現の人物描写、セルフツッコミ等、ユーモアを感じる部分も多々ある。この辺の作者特有のユーモアセンスは読者各々の好みによるとしか言えないだろう。私自身は、常に笑わせようとする狙いが透けて見えて辟易してしまった。作者の顔が出すぎているのである。もう少し緩急が欲しい。 笑いのツボがハマる人にはとことんハマりあっという間に読めてしまうのだろうが、私にとってこのテンションの文体で400ページは長すぎ、途中から退屈してしまった。 | ||||
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とくに猫助がぐるぐる廻りながら駄洒落を押し付けてくるところ。思わず吹き出し、かなり恥ずかしい思いをした。 ミステリー?まあ、どうでもいいかな。 合う人には合う。合わない人には合わない。ギャグって、そういうもんでしょ? 私には合った。合いすぎた。 | ||||
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笑えるミステリ小説ということなんだけれど、 寒すぎる。 一体どれだけ滑っているのやらと。 文章だけがなぜか古典的でギャグとミスマッチなので、 読みづらいことこの上ないし。 作者が何かを勘違いした駄作。 | ||||
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商品が中古でもきれいだったので星を五つにしました。読んでいても何も差し支えはなかったのでよかったです。 | ||||
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なんとなく手に取ってみたものの、正直なところ、私には合いませんでした。 主人公を取り巻く他の登場人物が多い割りに個性は乏しく、 それぞれがキャラクターを活かした推理やヒントを読者に投げかける事は殆どありません。 唯一、ホームレス女子大生ジンジンが真っ当にミステリ作品の登場キャラクターらしく活躍しています。 ミステリとしてもあまり気持ちが高揚することはありませんでした。 個人的に一番気になったのは特に話の根底に関わるような事でもない単語が太字で書かれる、という表現の多用。 はじめは物語の上で読者として念頭に置いておくべき大事なものなのかとも思いましたし、 そういう部分が太字表現である場合もありましたが、大抵は「ココ、笑うとこだよ」程度のものです。 ただ、登場人物たちのワイワイと楽しそうな会話、なんてことない日常の雑多なやりとりなど、 非常にコミカルな文章で進められていくので、そういった作品が好きな方は楽しめるかもしれません。 | ||||
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誰にでも多かれ少なかれあるカスな性格なところを桑潟幸一は表している ホームレス大学講師は面白かった | ||||
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まずは「なか見!検索」で本文初めの4ページを読んでください。 面白くないとか、笑っちゃったけど不愉快だと思った方。 残念ながらお勧めしません。 面白い、楽しく笑えた方。おススメします。 奥泉光はなんちゅう性格の悪い奴だ。普段からこんなこと 考えてるなんて最低だな。と喜んでおられる方。 大プッシュさせていただきます。 読まれる方への注意事項としては、外で読まないこと。 にやにやして怪しまれるぐらいならまだしも、突然爆笑してしまう、 飲み物を吹いてしまう、笑いも涙も止まらなくなる、という危険性があります。 私はファミレスで、読んで大変後悔いたしましたので。 | ||||
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読んでがっかり。ちっとも笑えない。 これでは、中途半端な筒井康隆ではないか。 | ||||
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純文学の最後の砦(と個人的には思っている)奥泉光の新作は、 まさかまさか、パステル調のピンクの表紙に女子ウケしそうなイラスト。 奥泉ファンは何ごとかと思ったことだろう。 本格ミステリ『モーダルな事象』からのスピンオフ作品。 トホホな大学講師、クワコ―准教授と、イマドキの女子大生たちが 繰り広げる抱腹絶倒のユーモア・ミステリ3編を収録。 千葉の「たらちね国際大学」に赴任してきたクワコ―准教授。 そこで彼を待ち受けていたのは、「レータン女子大」をさらに上回る、 ゆとり世代の女子大生たちのソーゼツな生態だった! リアルなダメダメライフを謳歌するクワコ―に加え、 キャラ立ちしまくりの女子大生たちがおかしくもいとおしい。 お笑いモード全開の奥泉氏はここまでスゴいのか。 とにかく果敢に、貪欲に笑いを取りにくるその姿勢や良し。 涙なしには読めない(違う意味で)、おすすめの一作。 | ||||
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教授候補たるものもっと深刻な悩みでも抱えているのかと思ったら、平成版「それから」コミックですよ。主人公は独身ということですが、これから作者にいじくられそう?まあ気楽に楽しませてもらいます。夏目漱石が生きていたら怒りそうな作品ばかり書いてますね。 | ||||
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「呪われた研究室」、「盗まれた手紙」、「森娘の秘密」の3つの作品から成る連作中編集。各々、S.キング「呪われた町」、ポー「盗まれた手紙(そのまんま)」、「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘と"山ガール"を遠〜い下敷きとしたユーモア・ミステリ譚。 ミステリと言うよりは、桑潟(通称クワコー)という名前のうだつの上がらない、学究とは縁のない、卑屈で根性が捻ね曲がっている上に開き直っている准教授の爆笑生活振りを、クワコーが顧問を務める文芸部の"ブッ翔ンダ"女子学生達との珍妙な絡みの中で描いたものという印象が強い。とにかく、読んでいて何回も声を出して笑ってしまった。大学内の派閥抗争なども描かれており、大学における教師・生徒の(誇張した?)実態が余す所なく練達した筆で活写されている。作者自身が大学の教授という強みが出ているのであろう。作者自身の日頃の鬱憤を晴らしたものかもしれない。また、作者が"若者言葉"やコスプレ・アニメ等のオタク文化を自然に取り入れようと苦心している様も良く窺える。 それでいて、各作品ともミステリとしての体を成しているのである。おバカな謎に対しておバカな解決が提示されるのだが、その推理の過程はまさに本格である。取材対象に対する綿密な調査(本作の場合はある程度自然だが)と全体構成の巧みさという作者の持ち味が出た快作と言って良いのではないか。 | ||||
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テレビの方を先に観ましたが、原作の方がおもしろいかと思います。これを映像にしようとすると、結構大変だったのでしょう。 ストーリーを追っていくより、一文一文を味わいながら読むほうがよいと思います。漱石の「吾輩は猫である」と同じように。 | ||||
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千葉県某市にある「たらちね国際大学」を舞台にして、そこに赴任してきた桑潟幸一准教授を主人公にしたユーモアミステリーである。 桑潟准教授は駄目人間である。ここ十年は何の勉強もしていない。しかしこれは従前の勤務地である大阪の土地柄のせいではないかと彼は考える。そうして全責任を大阪に転嫁した上で、この赴任を機に生活を刷新して知的な生活を送ろうと決意するところから物語は始まる。 彼はすぐに泣き、いじけ、開き直り、そして諦める。常に自分の損得にのみ行動基準を求め、間違っても他者のために動くようなことはしない。駄目人間もここまで突き抜けていればむしろ見ていて清々しく、嫌味っぽさも感じない。小者界の大物であるといっても過言ではない。 しかしながら自身が顧問を務める文芸部の部員からは、決して尊敬されることはないながらも、それなりに慕われてはいるようである。この文芸部の面々もまたユニークで、ギャルに始まり、コスプレイヤー、ホームレス、元レスラーとそのジャンルは多岐にわたる。 本書は、騒動に巻き込まれた主人公が、その謎を文芸部とともに解き明かしていくという形式のショートストーリー三編から成っている。小気味よい文体で書かれており、また内容も全編を通してゆるい感じで仕上げてあるので気楽に読める良書である。 | ||||
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前作「モーダルな事象」の続きかと思ったら、主人公が同じというだけの別物でした。 重厚長大な前作に比べ、かなり軽い内容で、少し幅広い読者層を意識したのかな?と思いました。 しかしクワコー先生の小物っぷりは健在です。 千葉の辺境にある底辺大学に薄給で雇われ、最初は不満たらたらだったのに、あっというまに貧乏生活に馴染んでしまう情けなさです。 前作と違って、今回は文芸部の個性豊かな女子大生たちに囲まれ(というか研究室を占領され)、何だかんだで楽しそうです。 一応ミステリー仕立てになっていますが、事件としては小粒。 底辺大学にしては、女子大生たちが頭よすぎるのが少々難点かな? | ||||
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