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虐殺器官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 261~273 14/14ページ
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著者の早い死が惜しまれているため、導入部にみられる私小説もどきの勿体つけた語り口に、過大評価されているだけではと思いながら読み始めました。 しかし読み進めると、徐々に世界の秘密が明らかになるプロセス、意外な動機、さらにその先に末二重底の決着のつけ方など、非凡な才能を見せてくれます。 特に自己憐憫な内省描写に逃げずに、きちんと決着をつける終わらせ方に好感が持てます。 もう少し文書がこなれればと思いますが、叶わぬことと思えば、やはり作者の早すぎる死が惜しまれます。 | ||||
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佐藤亜紀が絶賛していたので読んでみたが、想像を遥かに凌ぐ傑作だった。何よりもこれほどの知識と技術を兼ね備えた作家が日本に存在していたことに驚嘆した。テロを掃討した先進国と虐殺の急増した後進国という近未来が舞台だが、それは現代社会の延長線上にあるものとしてのリアリティを獲得している。むしろ、本書は現代世界に生きる我々に肉迫したものですらあるのだ。ところで読者によっては、主人公の未熟な陰鬱さ、某漫画のパロディ、エピローグなどに対する賛否もあるらしいが、評価を下げるには至らない。それどころか、本書の魅力の1つとして、読後、「彼自身が侵されていたのではないか」という疑念が涌いてくることも挙げられよう。その筆力の凄まじさは宮部みゆき、伊坂幸太郎などの激賞にも覗える。余りにも稀有な才能を失ったこと、著者の夭折が惜しまれる。 | ||||
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カート・ラッセル主演の映画からインスパイアされたコナミのゲームをリスペクトした香りの、軍事小説でもありポリティカル・サスペンスでもある作品。 アニメや映画の小ネタも織り交ぜられてはいるが、ちょいちょい誤った認識も…(これは故意に、とも言われたり…)。 全体的に読み易く、滑らかに進行してゆくが、オチは先取りして読めてしまった。 このオチが賛否両論みたいだが、自分は、一種の美しさを感じた。 読み応えはアリ。 今は亡き作者のこれからの作品が読みたかった。 | ||||
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初めて読む作家。小松左京賞落選作ということだが、とてつもない作品だった。 これが英語圏で英語で発表されたら、センセーションを巻き起こしたんじゃないか。 9.11事件以降の世界の状況をよくとらえ、近未来の世界を想像力豊かに描いている。単純にアメリカが悪だとか、イスラムが悪いとかそんな話ではない。 テロや国家の暴力といったものの本質を残虐な描写はあるものの、非常に冷静に描いている。 おそらく、この世界からは暴力はなくならない。しかし、それは決して人類が進歩していないわけではないのだ。かすかな希望を感じさせるストーリーだ。結末は非常にショッキングで、あえて描写も詳しくしていないのだろうけど、その混沌にこそ、世界の希望が見える。しかし、恐ろしい書物だ。 | ||||
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現在のテクノロジーの少し先にある未来。テクノロジーの進化の中で忘れ去られようとしている部分。もしくは、テクノロジーではカバーできない人間の過去からの記憶というべきか。。。 エンターテイメントであり、その中に織り込んだメッセージ、この小説自体が虐殺器官であるかもしれない。そんな感じを読書感で感じるかもしれませんよ。 | ||||
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筆力、知識ともに最高の作家さんでした。 たしかにメタルギアシリーズのファンだけあってそのような臭いのピースが散りばめられていますが面白い作品である事に変わりありません。 値段分の価値もありますし、なにより重厚なテーマが最高です。 ・・・・・・アメリカで出版したらすごくいいと思うんだけれどなぁ・・・ | ||||
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次作の「ハーモニー」も同じだが、文章が大変うまい。話としてはウジウジと悩める男の物語なのだが、文章がうまい上に、博学。ついつい引き込まれていく。幅広い知識とたくさんの好奇心が著者の背景にあると見た。 文章は簡潔で無駄が無く、わざとらしさがない。知識をひけらかすような下心が見えない。感心した。著者のプロフィールがなぞめいているが、今後の作品にも大いに期待したい。 | ||||
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文章力がありますね。心理描写がうまいです。ただ、もう少し情景描写をしてもいいと思いますが、総じて高い文章力があります。 ストーリーとテンポもよいですね。特にストーリーは逸材で、これがデビュー作らしいので今後、かなり期待ですね。 近未来の軍、情報統制、それに虐殺器官。リアリティがありました。 ただ、なんとなく某ゲームに似ている気がしないでもないです(笑 | ||||
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新しい脳科学の知識をうまく使って、黙示録的な世界を描き出した。「戦争屋」「職業軍人」の存在にリアリティーがある。思索がストーリーを滞らせることなく、流れよくクライマックスに向かう。しっかりした近未来物語だった。 そして、デフォルメしてクローズアップされた世界の恥部が生々しい。アフリカで、中東で、東南アジアで、中南米で戦わされている少年兵たちへの、レクイエム小説でもある。 | ||||
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世界的に紛争が拡大している未来の話。 主人公は、アメリカの特殊部隊の暗殺者。 世界各地の紛争現場で、その首魁を暗殺する主人公。 しかし、各地の紛争現場には、なぜかいつも謎のアメリカ人の影が。 謎のアメリカ人を追う。暗殺チーム。逆襲も受けながら、追い詰めていくが。 謎のアメリカ人の正体は、彼はなぜ紛争現場に、、そして、 主人公の運命は・・。 読みどころ満点です。戦闘シーン、スパイシーン、 将来の戦争やナノのテクノロジー、 追いつ追われつのスピード感のある展開、 近未来の世界の様子、 そして、ビックリの仕掛け・・・ 人間とは、人類とは、言語とはなど、奥深いテーマも関連し、 読みどころ満点です。 | ||||
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「SFが読みたい!2008年版」の国内篇1位ということで読んでみました。 「小松左京賞最終候補の近未来軍事諜報SF」とのことですが、 近未来のアメリカで主人公は母親を「殺した」ことと戦争の中で人を殺していく仕事 とについて思考のスパイラルに落ちていきます。そこから進化、生物、哲学まで登場し、 「虐殺器官」の形が中盤以降姿を現していきます。 SFというよりバイオレンスものかと思っていると、 そのタイトルにもある「虐殺器官」を作動させるのがSFにある手法。 近未来である点とその部分がSF的といえるものの、 個人的にはとてもリアルで考えさせられる現実的な怖さがありました。 展開も速く、次々と場面が移っていきます。そして、 最後の6ページに主人公の辿り着いたある一つの決断が語られます。 これは……、ぜひアメリカで出版して欲しいです。 第一作目とは思えないスケールで次回作が楽しみな方です。 | ||||
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近未来のアメリカ軍特殊部隊の姿がリアルに描写されており、読んでいて「本当にこんな風になっていくのかも」と思わせる力量があります。(ただし、ミリタリー系の知識が多少無いとわかりにくいかも?) 主人公の内面の描写もなかなか興味深いのですが、最後の選択には狂気の匂いがします………。「これは、もしかして、八つ当たりではないか?」と思って、ちょっと引いてしまいました。そんなことも込みにして星4つです。 | ||||
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帯の惹句(大森望)ぐらいは仕方ないけど予備知識いっさいなしで読むことを強くオススメします。 かなりの傑作 面白いです。 そこでお願いなんですがカラス神父が出てくる映画のタイトルが違っていますので2刷からはぜひ訂正して下さい。(読んだ方はすぐ気が付いたはず) | ||||
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