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虐殺器官
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虐殺器官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 1~20 1/3ページ
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特殊部隊の一員である主人公とその同僚たちは、戦闘のストレスから逃れるため事前にカウンセリングや一種の物理的な洗脳を受けているというような設定。そのせいもあってか、主人公の思索やゆるい葛藤が延々と続く。 暗殺対象も、なぜそういう行動をとるのか共感できず、全編通して最後まで日記でも読んでいるような、ふわっとした印象しか持てなかった。 | ||||
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会話、展開、人物の思考全てにリアリティが無く、文章に「酔い」も感じられ読みづらかった 作者の夭折と作品自体の評価が分けられていない気がする 発表当時は新鮮だったのかもしれないが2024年時点では何も感じられなかった | ||||
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・説明&説明でテンポが悪い ・厨二病的なフレーズを使うのは別にいいのだが文脈無視でただその言葉を連呼したいだけ ・キャラクターの言動に納得のいく説明はほとんどなく、短絡的とか稚拙とかではなく ただただ薄っぺらいというか意味不明とすら言える ・虐殺の文法についての一応の説明(仕組み)はあるがそれがどのようなものか具体例は登場しない あえて言及しないのもテクニックだと思うしそれがこの本のすべてではないのでそれはいいのだが ・物語に直接関係のない長ったらしい説明(厨二病フレーズを言いたいがための説明)は満載 だがプロットに最低限必要な説明は無いか納得できるものではない ・傑作、駄作とか面白い、面白くないではない 物語として読み物として成立しているか、、、 ・感じ方は人それぞれなのは言うまでもないがここまで過大評価されている理由はどこにあるのか まずこの本の中には答えはないのは明らか | ||||
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冒頭の少年兵の描写でもうグロテスクで悪趣味なので挫折しました | ||||
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内容が軽い割に描写がグロく、どの世代をターゲットにしているのかよくわからない。 子供向けなら演出を抑えるべきだし、大人向けならもっと筆致を抑えるべきであると思う。修飾語が多すぎるので脂っこく胃もたれしてくる。 ラノベを卒業しかけている、厨二病をやや引きずった二十代にめちゃくちゃ刺さると思われる。 私にはつまらなかった。 | ||||
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SFというとディストピアであっても、主人公の強さとか未知の何かへの期待とかセンスオブワンダーとか、とにかく胸にくるような何かがあると思っていた 本作にそれなない 色々な設定が流れていった。人工筋肉や識別や、精神マスクみたいなもの。それがアメリカや紛争地域や日本という現実の地名と紐づいているのでリアリティはあった。近未来の管理社会、ディストピアみたいな世界観を描きたかったのかなと思う 読み始めるとグロテスクだったし、それに何も感じないように調整された主人公、亡母の影、そして正体不明の敵と「お! マジでこれ面白そう!」と思った。主人公が根暗すぎて、「え? こいつの経歴で特殊部隊に入ることも、目指そうとするのもおかしくない?」とは思ったが、(そう言うのもあるのかな…)と思った。たぶん、主人公や周囲の人間が、当たり前のように受け入れてるから気になりにくかったのだと思う 初期設定は気にしない。あまりに不快感があるものでなければ ヒロインらしき人物が出てきて、それから敵役も出てきて、主人公が絶体絶命に追いやられる…良かった。結構無理くりな感じもしたが、まぁ良いと思った しかし最後らへんの流れが「???」という感じだった。というのも敵役と武力で衝突はしたが、気持ちの面で衝突しておらず、なんか流れで終わってしまった印象があるからだ。 「せっかくマザコン設定あるんだから、亡母からの遺言受けて敵役と対峙する流れで良く無い?」と思った。序盤から最後までの亡母に対する粘着質な回想はなんだったのかと思った 材料はあって調理の腕もしっかりして、あとは皿に盛り付けるだけだったのに、そのままゴミ箱に突っ込まれた印象があった アメリカの覇権主義を批判するならランボーみたいな戦争帰りのPTSD書けば良かったのでは? そっちの方が、安寧を貪る市民への批判にも繋げられるし 複雑な設定を現実世界に被せて「ところがどっこいこれが現実! これが現実!」ってされた気持ち。そんなに現実見たければノンフィクション作家になれば良かったのに。 ドラえもんの道具で破壊活動する二次創作書く人みたいだなとも思った 読んで良かったと思わないし、今後この人の作品を読むこともないだろう 不快感はあまりなくスラスラ読めはしたが、「え? そう…」みたいな作品だったので星2 | ||||
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評価の高いSFということで読みましたが 2023時点で、『9.11』後の世界観のお話はさすがに古く感じる SFというには、近未来感も科学的という感じもしない それでもまだ「途中」までは「目的」が明確になるまではサスペンスとして読めました 明らかになる中盤以降はグダグダ 物語の設定が荒唐無稽な上に、主人公が突然日和って物語が進まなくなる アメリカ人の設定なのに、感覚的には2000年代の日本人、めちゃくちゃウエット 期待していたSFと違う 物語に全く共感できませんでした 今読んで点数高くつける人は偉い! 絶対に読んどけっていうSF小説というのは無理があるとおもいました | ||||
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半分まで読んだ時点で、耐え切れずに投げ出してしまった。 人物も背景も全くリアティが欠如していて、小説と呼ぶに値しない。 主人公の性格付け自体、プロフィールと全く一致してない。 こんなマヨネーズメンタルの人物に、重要な軍務など任せられるはずがない。 一人称自体も、いい年をした大人が自称「ぼく」で思考するなど有り得ない。 会話が会話になっていない。人間がこのように自分の考えをを全て言葉にすることなど、到底有り得ない。 抹殺の対象人物も、「妹がナチスの収容所で死んだ」設定になっているが、作中の世界観は近未来であり、使われているテクノロジーは、少なく見積もっても戦後100年以上経過している。 小説とは、たとえそれがどのように空想的な物であっても、納得できるリアルな描写の積み重ねによって描かれていなければ、話にもならない。文中の描写には、身体的なリアティが全面的に欠如している。 この作品は、すべてがキャラクターの言葉を借りた、作者の独白の積み重ねであり、全く共感を感じない。 この文章を読まされるのは、読者にとって苦痛以外の何もでもない。 本作は「小説家になろう」の無料小説やラノベにも劣る、構造的な欠陥小説と言わざるを得ない。 およそ支払いに値しない、最低の読書体験であった。 | ||||
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「人間には虐殺を司る器官が存在し、器官を活性化させる『虐殺文法』が存在する」って、中二病ではないが中二病感がすごすぎる。いい歳した大人がWikipediaでチョムスキーを今さら初めて知って思いついちゃった感、と言えば伝わるだろうか?そして、こんな発想が下地になっている設定のSFが、なんでこんなに高評価なのか、まったくわからない。SFは極端に高評価が多いジャンルだが、難解な専門用語が出てきたり雰囲気がかっこよければ手放しで絶賛するコミュニティなのだと、私は理解している。 私自身、SFに限らず小説(短編か中編)を書くが、「虐殺文法」みたいな発想をたとえ自分で思いついても「バカバカしいわw」って自分で突っ込んで真面目に書けないと思う。そんなレベルの発想だと思うのだが、この発想でこれだけの長編を書けるのは本当にすごい。よくもまあこんなに大量の文章を書けるなと、短編と中編ばかり書いている自分は思ってしまう。 | ||||
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かなり高評価なので非常に楽しみにして読みはじめた。話の本筋は面白かったが、全体を通してみると私には合わなかった。本来200ページで終わる内容を、残虐な描写と母の話をしつこく描き、400ページにかさ増ししてるように見える。 | ||||
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評価の分かれる作品ですね。 作品の概要は、「ぼく」と名乗る、精神的に幼い暗殺専門の軍人が、仲間や敵と哲学を語る話に、グロテスクで残虐な描写を混ぜ込んだ小説です。意味不明の精神論がダラダラ続き、ストーリーは盛り上がりに全く欠けるので、読み進むのが苦痛です。でも、それが楽しいとする方は、ハマります。 主人公は、無敵のスーパーマンです。仲間が敵に撃たれて、手足がもげたり、顔を吹き飛ばされたりしても、無傷です。列車の大事故に遭遇しても、かすり傷ひとつ負いません。その割には、結構ドジなところがあり、プロの殺し屋なのに、素人集団の罠に簡単に引っ掛かったり、民間人に背中に銃を突きつけられて窮地に陥ります。また、軍事機密を公の場で、ベラベラ喋ってしまいます。 でも、それは些細なことです。なぜなら、この主人公の目的は、相手と「哲学」を語ることなのですから。 | ||||
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精巧に作り込まれた世界観から、著者の「面白い物を書こう」という気概はとても感じるのですが、残念ながら「読者を楽しませよう」という気はあまり感じられませんでした。 前述の通り世界観はかなり作り込まれているのですが、そのためかとにかく説明が多いのです。 説明の後でようやく話が動いて、これからどうなる?というところで、また説明、説明、説明…でうんざりしてきます。 もっと噛み砕いた表現で、台詞などを利用して補完出来なかったものかと思います。 そして個人的に一番辛かったのは、主人公がマザコンだというところ。 ネタバレになりますが、最後はそのマザコンが引き金となって、とんでもないことをしでかします。 内容的にも、アニメ映画にもなっているということから、恐らく若者向けなのでしょうね。 私のような中年の読み物ではないと感じました。 セールだったので一緒にハーモニーも買ってしまったのですが、正直読むのを躊躇します…。 | ||||
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なかなかの高評価だったので、レビューや内容の粗筋も知らず、まぁ面白いのだろうと思い込み、他の本と一緒に買ってみました。 いやー読むのが遅すぎました。 もっとずっと早く読むべきでした。 調べもせず買った自分が悪いのですが、大人が読む小説では無いと思わなかったです。 中学生~こじらせた高校生までが限界でしょうか? 大人びた高校生ならもう無理ですかね。 なんせ主人公の精神が思春期の如くとても幼いので、大人は読んでてとても冷めます。 最後のオチもパクリ(オマージュ?)ですし。。 それと後で知ったのですが、アニメの映画になってるらしいですが、なるほどと納得しました。 内容的には深夜にやっているアニメにはピッタリでしょう。 個人的に星は一つですが、思春期の中学生ならばもっと楽しめるのではと思い星二つにしました。 | ||||
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近未来的な仮想戦記という皮を被った伊藤計劃氏のエッセイ。 とにかく作者の顔がチラチラと脳を過ぎり、ストーリーは単なる飾りとなっている。 では問題のエッセイ的な面はどうかと言えば、モノの本からとりあえずそれっぽい文章を適当に咀嚼してダラーっと吐き出したようなシロモノなので、考えさせられるようなことはない。 これを有難がっている諸先生方も、どちらかと言えば衒学的なものを好む志向にあるような人達ばかりなので、推して知るべし。モンティパイソン言いたいだけだろ、ジミヘン言いたいだけだろ、というようなダサさがそこかしこに溢れている。 ストーリー展開も些か冗長で、おつかいゲー的な行ったり来たり感はあるが、前述のエッセイ的な面を省けば楽しめる。短編でちょうど良い長さだったのかもしれない。 難しいことは分からないけどそれっぽいウンチクが好きな方には堪らない一品。 | ||||
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エンタメ小説としてものすごい強度を持った作品です。 ひとつひとつの言葉選び、またその配置が素晴らしく、 グイグイと物語に引き込む力の強さが、自分が今まで面白いと思った小説と比べても段違いでした。 ただ大きな欠点は、 未来を舞台にしたSFなのに登場人物や語り手の思考が書かれた時から比べても古くさいこと。 新しいテクノロジーや社会のルールは人間の思考や価値観を思いっきり変えているはずで、 そこを描くもSFに必要なものだと思います。 | ||||
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こんな話?(物語にもなっていないと思うけど)書いて面白いのか?亡くなった作者には申し訳ないけど、そう思わずにはいられなかった。 主人公の深層心理が何度も出てくるけど、どこにも深淵なる世界などない。特別に見える言葉を綴って、並べてるだけだ | ||||
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何人かの方が言われるように説明ばかり。 情景を思い起こさせもせず、心の内に共感もしくは反発を持たせるわけでもなく、ただ幼い考えや無駄にグロテスクな状況を淡々と一方的に説明する。 そういうのが好きな方も当然いるでしょうし、それは好みなので構いませんが、ゼロ年代最高は言い過ぎでは? 私にとっては小説と呼べない。知識の偏った子供の小説ごっこ。 | ||||
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いかんせん過大評価すぎた. 作中にちりばめられている科学的設定は雑学レベルに毛が生えたようなものだし,主人公や目的の人物の動機付けは弱い. エンターテイメントとしては星3つでもいいかもしれないが,SF関連の評論家や一般読者のレビューがあまりにも絶賛しすぎで読後はがっかり感が強調されてしまった. | ||||
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物語を通じて何を柱としたいのか?であったり、各キャラクターの設定が明確でない。不必要に繰り返される共感の持てない心理描写を流し読みしているうちに、不完全燃焼の中で読み終わった感じです。 | ||||
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私はこの小説を読み「非常に読みにくく、情景が想像しづらい」と感じてしまいました。申し訳ないのですが、この本を面白いと感じることができません。 読書を始めたばかりの人間が何を言ってるんだと思う方がたくさんいらっしゃると思います。しかし私にとっては、単語や固有名詞が英語だったり漢字だったりとたくさん出て来て、読んでいて何が何だか頭の中がぐちゃぐちゃになっています。 私の語彙力不足もいけないのですが、読んでいて理解するのに非常に疲れてしまいました。 違う小説になるのですが、最近「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を読んだ時は、初めての固有名詞が出てきてもすんなりと理解ができ、小説の世界に没頭できていましたし、本当に面白かったと感じることができました。 SF小説には独自の単語がたくさん出てきますが、それをいかに読者にわかりやすく伝え、理解しやすくすることも重要なんじゃないかと、読書初心者の私は感じました。 もっと色々な本を読んで語彙力を上げてから、もう一度この本を読んで見たいと思います。 | ||||
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