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ペニス
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ペニスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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津原泰水と出会った作品で、読み返す度新鮮。 「妖都」よりも幻視力が飛躍的に向上。 自意識の肥大した公園管理人の偏執的妄想が、その狭い行動範囲をブラックホールの如き密度の時空に変えていく。 phallusとpenisの狭間に世界は生まれる。 芽久美の駈込み訴えを想起させる電話が兎に角好き。 | ||||
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余程モテない方だけが 読めばよろしいと 思います ゲスな人、むけです!! わざわざお金出す作品では ありませんと、 この作家の性格、関係無いと モテなきゃ、読めばよろしいかと ゼロにしても良いくらいです | ||||
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濃密な文体と悪夢的な表現力。気がつけば読み手は『ペニス』の世界に首まで浸かってる事でしょう。この小説から何かを読み取ってもいいし二日酔いの昼間に見た白昼夢のような世界をただたださ迷ってもいい。読み手は選ぶがハマった人間にはたまらない、中毒性の強い麻薬のような小説。 | ||||
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2001年に出た単行本の文庫化。 特殊な小説であった。解説では神秘主義的観念小説と位置づけられているが、まあ、とにかく、私が読んできたような『蘆屋家の崩壊』や『ルピナス探偵団の当惑』のような、著者の他の作品からは随分と印象の違う一冊であった。 混沌と幻想と変容。アルコール中毒者の妄想のような物語である。いまさら実験的な作品という価値づけが可能なのか疑問だし、読んで楽しいかと問われればノーである。 せめて、もっと短ければ、きちんと味わう余裕も出てくるのかも。しかし、472頁という厚さに負けた。私には良く分からない作品であった。残念。 | ||||
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一読して、日本の文学もまだまだいける、と根拠もなく 思ってしまいました。と言っても、エンタメとしても至高 の一冊です。読んでいる間中あのドグラ・マグラを読んで いるかのような感覚が容赦なく襲ってきて、眩暈を誘発し ます。幻惑的・魅惑的な言語感覚によって紡がれる濃密な 文章。その文章によって語られる物語が脳髄に響いてくる。 幻想小説のようで探偵小説のようでポルノ小説のようで恋愛 小説でもある。ジャンル・クロスオーバーのスリップストリーム 小説にして前衛的な実験文学。 この世界、一度よんだらやみつきになりますよ? | ||||
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男の子に贈る本として、何が打ってつけでしょうか? 一つ言えるのは、星の王子様を贈る女性は信用するな。 メッキの剥がれ落ちる、安いロマンチズムは、孰れ小説に埋め込まれた真実に打ちのめされるから。 贈るならば、内田春菊、やまだないと或いは、この本にしておくと、のちのちの 価値観の相違などというお題目の諸問題は急度、この本を読ませたという布石を打った御陰で、右肩上がりに愛密度が増すことだろう。 気になるモビーディク氏には早速お試しあれ。 | ||||
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男の子に贈る本として、何が打ってつけでしょうか? 一つ言えるのは、星の王子様を贈る女性は信用するな。 メッキの剥がれ落ちる、安いロマンチズムは、孰れ小説に埋め込まれた真実に打ちのめされるから。 贈るならば、内田春菊、やまだないと或いは、この本にしておくと、のちのちの 価値観の相違などというお題目の諸問題は急度、この本を読ませたという布石を打った御陰で、右肩上がりに愛密度が増すことだろう。 気になるモビーディク氏には早速お試しあれ。 | ||||
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THE BOOMがデビュー以来、売り上げも少ないながら残っている理由は『プロが聴く音楽だから』と言われている。それと同じように、津原のこの作品は『プロが読む小説だから』という意味で存在しているのではないだろうか。エンタテイメントとして評価するならば最低ラインに立つ可能性は高いが、作品内に置かれた様々な試験的要素は、猛烈なエネルギを感じる。密度の高い文章に対して、あまりにも軽い台詞。その中に哲学的手法を加えながら書かれたここから、何を感じたら良いのだろう。 | ||||
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主人公の記憶と夢想、幻想・想像・妄想の世界を飛び交いながら、ストーリーが進んでいく。登場人物は、実在・空想の人物、、死体、霊など。ストーリーの展開自体はどうでもいい、それ以上に、文・言葉、作品自体に引き込まれてしまう。自分としては、星5つだが、探偵推理小説希望の方にはお勧めできない。 | ||||
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