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わたしを離さないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全544件 201~220 11/28ページ
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はじめに物語の背景が明かされていないので、引き込まれていきます。ドナーになることが義務付けられていると知ってからは、どんな運命を辿るのかやきもきしながら読み進みました。ポシブルと再会とか逃避行とか心中とか、そういった大衆文学的な出来事は起こりません。ただ運命を受け入れて終わります。なので皮肉じみてるし普遍性を残していて面白いと思いました。登場人物たちの他愛ない日常の精緻な描写が物語に説得力を足しています。 | ||||
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面白かったです。ノーベル文学賞とるような小説って難しいのかと思ってましたが、そんなことは無く、21世紀の文学ってこういうものなのかなって思いました。 | ||||
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内容はともかく話題の作品を夜中に自宅で直ぐに読めたのが感激。kindleのありがたみを感じる一瞬でした。 | ||||
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静謐な世界で無機質な絶望を生きる。 現実の世界とシンクロさせてしまう時に 後戻り出来ない様な感覚に襲われます。 それでも生きて行く、と言う 良い意味での諦観もまた不思議な感覚でした。 浸って読める美しい文章 訳者の方へも敬意を感じます。 | ||||
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相手と世界と命と誠実に向き合う主人公たちにしみじみと愛しさが募る。素晴らしい。 | ||||
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(今年)2017年ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロの代表作品。 前から読みたいと思っていたので、この機に手に取ってみた。 感想の前にひとつ。何故テレビで堂々とこの作品のネタバレをするんだろう…。咄嗟にチャンネル変えたけど見てしまったよ。カズオ・イシグロ的にはネタバレOKなスタンスらしいけど、解説でも訳者あとがきでもネタバレなしで読んだ方がいいってあるし、私も激しく同意する。この作品は予備知識なしで読んで、数々の違和感を抱えながら読み進めて、次第に明らかになっていくこの世界の悲劇的な有様に徐々に対峙していく…方が面白く読めると思う。私もそう読みたかった。 感想。 淡々とした語りと物語運びには賛否両論あるみたいだが、私は賛の方。これが激しいうねりのある小説なら、かえって冷めてしまったかも。主人公たちが反乱を起こすとか、なんとかして逃げ出すとか、自分達の運命を哀れんだりとか、そういうありがちなチープ展開ではなく淡々と運命を受容する様にこそ深く心が動かされた。やりきれなく、悲しい。彼らの運命受容は幼少期からの教育の賜物なんだろうか? 印象的なキャラクタはルース。何度も嫌な子だと思ったし、なんで主人公は彼女の知ったかぶりをフォローするんだろうと思った。結局のところ、主人公はルースを愛していたんだと思う。そしてルースの愛情深いところ、自己中な振る舞いの理由が自己中な気持ちによるだけではないことをわかっていたんだろう。第三者から見れば不可解な関係だが、主人公とルースの間には特別な友情関係と愛情が成り立っていたんだと思う。 ところでこの物語を読みながら、ずっと映画「アイランド」を思い出していた。(まあ物語運びは全然違うのだけれど) どっちが先なんだろうと調べたら、どちらも同じ2005年発表のものなのだとか。このあたりの時代はこのテーマに関連することに敏感になっていた時代なのだろうか。 | ||||
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一気に読みました。イギリス独特の雰囲気の中で主人公と友人達の幼少期からの郷愁が淡々と描かれています。 でも大きな疑問が…なぜ提供者達はみんな素直に提供するのでしょう?自分なら逃げ出すかも(笑) そのあたりが描かれてないのが唯一不満。 | ||||
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自分の家庭が世間的にどのポジションにあるのか、 子供の時分にはほとんどの人がわからなかったように思う。 父親が居ないのは普通ではないとか、 平均より所得が著しく低いであるとか、 そういったことは、薄々感じることはあっても、 ある程度の年齢になって、様々な環境に触れないとはっきりはわからない。 たとえわかったとしても、生まれたときからそうであるのだから、 その普通でない状況は当人にとってはごく当たり前のこと。 世の中には優しい嘘というオブラートがあふれている。 しかしどんなに丁寧に包んでも、事実は事実であって変えようもなく、 事実に対する対処は受け入れるか受け入れないかだけなのだと思う。 ノーベル賞受賞おめでとうございます。 | ||||
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英語版と一緒に購入しました 日本語版だけを読むと、ちょっと古めかしい文章のように感じるかもしれませんが、英語学習用として最高の教材だと思います | ||||
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漠然としたレビュータイトルになってしまいましたが…子供のような感想を書くと、こんな事が実際に起こってしまってはいけない…そんな小説のような気がします。文章自体は、丁寧に書かれていて、かつ難しい専門用語もなく、読みやすく、また、美しい文体だと思います。ただ、日本と英国の文化の違いを垣間見るシーンが幾つかあり、それが私には興味深かったです。それも、英国について、さほど歴史的知識もない私にでも分かるくらいに、それらのシーンの描写が上手であると思いました。日本の若い方にも、是非、一度は読んで欲しい小説だと思います。ただ、内容的に、高校生の方には、薦めにくい内容が若干含まれているので、その点において、個人的な匙加減で、☆4つにさせて頂きました。その点がなければ、間違いなく☆5つの小説だと私は思います。素晴らしい小説だと思いました。 まさかクローン人間など作り出される社会になどならないのだから、これはただの架空の物話でしかない…と、あなただったら、本当に、そう言い切れますか? | ||||
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カズオ・イシグロという作家は以前から気に懸かっていたが、これまで作品を手にするまでには至らなかった。今回のノーベル文学賞受賞を報じる記事を見て、これは読まなくてはと書名を控えた一冊の本がある。『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ著、土屋正雄訳、ハヤカワepi文庫)が、それである。 1日半かけて読み終わって感じたことが、3つある。第1は、深刻なテーマでありながら、感傷に流されることなく、淡々と綴られていること。第2は、最初から最終ページまで、31歳のキャシー・Hという女性の「わたし」が記憶を思い起こしながら語る形が採用されているが、ストーリーテリングが巧みなため、緊張感が常時、保たれていること。第3は、この著者は小説という文学形態の力、価値を確信を持って信じている人間だなと思わされたこと。 思い出の前半部分では、「わたし」がヘールシャムという特殊な施設で、同期生のトミー、ルース、その他の仲間たちや「保護官」と呼ばれる教師たちと過ごした日々が回想される。この施設が何とも奇妙な所で、生徒たちには毎週、健康診断が実施され、異常なほど図画工作に力を入れた授業が行われている。 思い出の後半部分では、「わたし」がヘールシャムを卒業後、「提供者」と呼ばれる人々を世話する介護人となってからの経験が語られる。 不可解な謎を覆い隠しているヴェールが一枚一枚剥がされていく。そして、最後の最後に至って、遂にヘールシャムの恐るべき真実が明らかにされる。 完成度の高い小説に久しぶりに出会えた幸せを噛み締めている私。 | ||||
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ノーベル文学賞おめでとうございます。 ドラマがあって読んでみようと思いました。 | ||||
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小説は登場人物(3人)子供時代~思春期~青年期の様子が、キャシーの回想の形で事細かく語られていきます。 普通の子供達のようにけんかして、普通の思春期の子達のように恋愛して…特別なことは何もありません。子供時代に特定の先生の親衛隊ごっこをしてみたり、えこひいきをされているかのようにふるまったり…。子供なのに特別扱いしてくれる存在がいない切なさで苦しくなってきます。普通すぎることが語られるからこそ、最終的な運命とのコントラストがくっきりしてきます。でもだからといって、臓器提供のためと人扱いしない方がいいのか、じゃ人間の形をしていなかったらいいのか。顔がなかったらいいのだろうか。臓器そのものだったらいいのか…。どこまでがよくて、どこからはいけないのか。また、チャンスがあったら、自分は家族のために選択しないだろうか。倫理とか、そういうことも考えましたが、一番はごく普通の人と変わらない3人は、3人しかいないのに、それ以外のだれも助けてくれないのに、最終的には流れに流されて、離れていくことの切なさが辛くて…じんわり涙が出ました。 | ||||
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イシグロ氏がノーベル文学賞受賞と聞いて再読。初読よりもすんなりと読めました。どこまで行ってもずっとセピア色の風景が続いている感じでした。ただ、TVドラマを観ていたせいか、主要人物が日本人に脳内で変換されてしまうのがちょっと…(笑) | ||||
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綺麗な文章です。重いテーマですが、淡々と描写されていて、読みやすいです。 | ||||
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久々に小説を読みましたが、一気に読み終え、読了後も余韻がずっと残っています。翻訳も素晴らしく、このような作品をリアルタイムで読めることに感謝いたします。 私は「提供者」ではないですが、少なからずこの世に産まれた限り、死は避けられないことを考えれば有限な時間のなかでいかに生を過ごすかということを深く考えさせてくれた作品です。 | ||||
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!ネタバレ注意! ノーベル賞受賞をきっかけにはじめてカズオイシグロの本を読んだ口です。 前半は、誰でも共感できる、ありふれているけど心にちくっと刺さるような青春の思い出が丁寧に語られます。それが大半を占めていて、正直これがいつまで続くんだろうとすら思ったのですが、主人公たちの置かれた状況が見えてくると、そんな思い出が本当に貴重なものであることが、わかってきます。 謎は少しずつ解けていくけど、結局全てが見通せるわけではない。でも、それは私たちが、自分を取り巻く社会の全てを完全にわかっているわけではないのに、手さぐりで進んでいかざるを得ないのと同じように感じられます。 後半、三人が介護人や提供者になり物語が進展してからは、すでにわかっている結末が迫ってきて息苦しいほどです。 ヘールシャムの仕組みを作った先生には偽善的な面があったかもしれないけれど、そのおかげで三人は素晴らしい人間関係を築き、たくさんの思い出を作ることができたことは否定できない。そして、短い一生で大事なものはそんな思い出なのだと思いました。 3人は、圧倒的な運命に対峙して、それぞれが何とか自分で方向を決めて進もうとしていた。特に最後の場面のキャシーにそれを強く感じました。なので、とても悲しいけど穏やかな読後感が残りました。 | ||||
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最初の書き出しからでは、なにが起こるのか予想もできない展開、クローン人間、臓器提供、かなり戸惑いがあった。 けなげな子供たちも最後には提供者になり亡くなる。それが使命という。なんとも後味が悪い作品であるが、 現実の科学の実験とした生まれた子供たちの成長を淡々と語る姿にカズオ・イシグロの魅力があるのかもしれない。 | ||||
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生物、医学関係の学者、学生のみなさんに是非読んでほしい。 倫理観を考えずにはいられません。カズオ・イシグロはいろんな問題を投げかけてくれるはずです。きっと記憶に残る一冊になると思う。 | ||||
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村上春樹は読めない私でも、カズオ・イシグロは読める。 この人の作品は、文学でありながら「物語」として誰でも楽しめる。 深いところまで到達できるか否かは人によるだろうけれど、お話としては読む者を拒まない。 この『私を離さないで』も、作品のアウトライン的にはホラーのようでもあり、ミステリーのようでもあり、 ファンタジーのようでもあり、社会風刺を込めた寓話のようでもある。 ヒロインの独白(=ヒロインの見た世界)のみで物語が進むため、じわじわと異常な世界のさまが判別していく構成は、 さながらミステリーそのもので読んでいてドキドキハラハラする。 健康体であるにも関わらず、次の命を宿すことを許されない登場人物たちがフリーセックスに耽るくだりは、 嫌悪感とともに哀れを誘う。 一筋の希望を手繰り寄せるかのような小さな冒険や、それを残酷なまでに打ち砕かれる終盤を経て、 物語は一見、何の救いもないまま終了する。いや、事実、何の救いもそこには存在しない。 読後、圧倒的な絶望、無力感、徒労感に襲われるなかで、それでも思うのは、 「こういうことって別に特殊な世界の(フィクションの)話でもないよなあ」ということだった。 たとえば余命宣告をされたとしたら。 内戦まっただ中の国に生まれ落ちたとしたら。 生まれながらに、治る見込みのない重度の障害を負わされていたとしたら。 現実に、逃げ場も救いもない苦しみと向き合って生きている人はたくさんいる。 そういう境遇で、それでも生きていくというのはどういうことだろう。 絶望のなかでも見える光というのは存在するのだろうか。 運命を受け入れるその心情の底には、何があるのだろう。 人が何かをよすがとして生きていくことの意味とはなんだろう。 私には、このお話が荒唐無稽な作り事にはまるで感じられなかった。 他の方が「後遺症」という言葉で本作を評していたが、言い得て妙だと思う。 読後に深い後遺症を残す、いい作品だった。 | ||||
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