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風の影



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【この小説が収録されている参考書籍】
風の影 (上) (集英社文庫)
風の影 (下) (集英社文庫)

風の影の評価: 4.24/5点 レビュー 89件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 21~40 2/5ページ
No.69:
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
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No.68:
(5pt)

「忘れられた本の墓場」という言葉から始まる物語。

スペイン内戦が終わり、フランコ政権下でファシスト体制が敷かれていた頃でしょうか。コレラで母親を亡くした少年ダニエルは、本の墓場で1冊の本「風の影」に出会い魅了されます。作者の謎に満ちた人生を追い、その過程で出会った愛と恐怖の数々。 スペインの明るい空なんてどこにも出てこなかったような気がします。暗い闇の中にさらに暗い影が隠れているようで、楽しみに(下)に行きます、とは書けないほど怖いのですが…。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.67:
(5pt)

物語の世界に呑み込まれる不思議な感覚

アマゾンで次に読む本を探してサーフィン。先に読んだガウディに関する本からバルセロナが舞台のミステリー「風の影」に辿り着く。
題名の「風の影」はこの物語の中の本の題名。主人公の人生が、その本の主人公の人生とラップしていき…読んでる僕も不思議な感覚を覚える。上巻読み終わって続きが超気になる
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.66:
(5pt)

これまで出会った小説の中でベスト3に入る

圧倒的な物語でした。上巻からどんどん引き込まれて、最後は一気に。登場人物が生き生きと描かれ、描写の素晴らしさはこれまでに出会った小説の中でも最高。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.65:
(5pt)

大切なものを守ろうとする人々の思いが伝わってくる作品です。

重ねられた物語が、こちから、あちらから、と少しずつ読み解かれていき、最後に壮大な1冊になりました。それまでの緊張感がすごい。内戦と黒い警官と一族の崩壊。そして、行きつく先に破滅が待っているかもしれないのに抑えきれない愛。ずっと暗い描写が続きましたが、怖ろしい罠にかかっても友情や人間らしさを失わなかった人々にやさしい光がさしてきて、その奇跡をかみしめるような気持ちで読み終えました。『戦争は、忘れることをえさにして大きくなっていく。』戦争がテーマの本ではありませんが、内戦の濃い影の中で繰り広げられた物語です。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.64:
(5pt)

とにかく凄い

パウロ・コエーリョを、どこか彷彿とさせるような小説である。
架空の小説家フリアン・カラックスの「風の影」、その一冊を巡る、幻想的で、謎めいた物語。
少年はその一冊から、作者の人生を辿ろうとする。
冒険。謎解き。恋。サスペンス。娯楽要素は惜しみなく注ぎ込まれ、何年にも渡る、壮大な物語を構築している。
たしかに、問題点がないわけではない。
整理できたのではないか、と思われる冗長な部分や人間関係はあったし、
謎解きの答えがある人物の手記に負うところが大きすぎるのではないか、とも思った。
クライマックス、敵との決着の場面も、それまでの舞台立てに比して、わりあいあっさり描かれすぎている印象だ。
しかしそれらを差し引いても、この小説がきわめてすぐれた現代文学であることは疑いない。
台詞のひとつひとつまで、丁寧に、丁寧に書かれた、誠実かつ鮮やかで、ユーモアとペーソスが共存する文章。
冒頭からもう涙が出るほどだ。
ダニエル。その父親。フリアン・カラックス。
それぞれの登場人物が誠実で、悲しみを背負っていて、好感が持てる。
とりわけ、主人公に寄り添う元ホームレス、フェルミンのキャラクターは、白眉の出来栄えだ。
風采の上がらないそのやせっぽちの姿に、読者は理想の、無二の友人像を見出すことができるだろう。
お手軽な娯楽を提供するラノベとは、対極に位置する小説である。
文章を極限まできわめ、読者に真っ向から挑むような、真剣勝負の文藝作品。
こういう小説がいまだ全世界で広く受け入れられていることに、ぼくは希望を抱く。
日本でも、こういう小説こそが多くの人々に読まれてほしい。
そうでなければ、小説という文化は、遠からず死んでしまうだろう。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.63:
(5pt)

翻訳が良いから、楽しく読める。

カルロス・ルイス サフォンの話の展開も良いのだが、この手の本が楽しく読めるのは、 木村 裕美さんの翻訳が良いからでしょう。 以前の欧米の翻訳本は訳者の日本語の筆力が乏しくて、直訳だったので、読んでいるのが苦しくなりました。 まあ、作家も翻訳家も世代が若くなった性かもしれない。 本の話の展開は、日本の小説にない手法で十分に楽しかった。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
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No.62:
(5pt)

スペインの風

当初なにを勘違いしたのかバンパイヤーストーリーと思い込んでいた。 ところが実際はサスペンス純愛ラブストーリーだった。 一巻目はとりたてて大きな動きもなく優しい雰囲気の物語が続いていく。 私的にはやや刺激不足かと思われたがどっこいそうではなかった。 二巻目に入ると物語りは急展開していく。 ラストまでどっぷり引き込まれてしまう。 すばらしいの一言である。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.61:
(5pt)

サフォン大好きです

風の影 天使のゲーム 何回も読みなおしている小説です。
つい先日も スペイン旅行の前に読み直し この本の巻頭に出ている地図をコピーして
地球の歩き方の中に忍ばせて バルセロナを歩きました。
ミステリーの要素や 少年の成長物語としての側面や 悲しい歴史の側面や
ただ単に謎解きものなら ここまで何回も読み返したくならないと思います。
新作の翻訳はまだでしょうか・・・・
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.60:
(3pt)

読み応えあります

書評を読んで購入しました。
20世紀初頭のバルセロナで繰り広げられる夢幻と現世の狭間で生きる若者が本を頼りに過去の作家が生きた履歴を探るドキュメンタリーな物語です。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.59:
(2pt)

まだ未読です。

ネットで評判が高かったのでとりあえず購入してみましたがまだ未読です。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.58:
(3pt)

やや冗長とした感は否めない

ダニエルがたどり着く真相は?それがいよいよ、明らかになる下巻。

上巻と比べ、訳書にありがちな登場人物の多さがやや目立った。
そのため、肝心な箇所で完全に理解しきることが出来なかった。
結果として、やや冗長としてしまった感もある。

しかし、作者の描写力は素晴らしいものがあり、
イメージをビジュアル化しやすく、
読んでいて物語の世界にすんなりと入ることの出来る小説だった。
有名な小説でもあるので、未読の方には読んでもらいたい。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.57:
(3pt)

37もの国々で訳された実績のある小説

ダニエルは父に連れて行かれた本の墓場で、小説「風の影」に出会う。
作者リアン・カラックスの過去を探し求める中、
それを執拗に追う者も現れ、徐々に謎が深まっていく・・・

訳書独特の読みにくさもなく、すんなりと読めるのは、
37もの国々で訳された実績のなせる技でもあろう。

上巻は来る下巻に向けての大きなプロローグ。
どんな結末に至るのかは皆目見当が付かない。
恐らく全ての謎が明かされる下巻に期待。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.56:
(5pt)

バルセロナを舞台にした一大叙事詩

「このミス」や文春のミステリーベストテンで06年度海外部門で最上位に位置された傑作である。読書好きの人たちからも絶賛
されている。一人の少年がある作家の本を手にする。この本を売って欲しいと言われるが、なぜかこの作家のミステリアスな
ところに惹かれて少年は作者フリアン・カラックスの生涯を探ろうとする。少年ダニエルとこの作者のフリアンの人生がまるで同一人物
であるかの如く、交差していく。スペイン内戦時代のバルセロナを舞台に、まるで重厚な舞台劇を見るが如く、話の展開は
スピーディでまた、登場人物も奥深く、かつ魅力的だ。まさに愛と憎悪に満ちた物語の中でダニエルは成長し、恋をし、人を
傷つけ、自分も傷ついていく。彼の周りの人間も又なんと魅力的なことか。特にホームレスのような生活からダニエル父子に
救ってもらうフェルミンの魅力的な人間像と思慮深い言葉の数々。登場人物がちょっと多いため、やや筋を追うことがしんどく
なるが、それでも読後感の素晴らしさ。なかなかこういう一大抒情詩は味わえるものではない。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.55:
(4pt)

初めに天使のゲームを読み、それではと天使の~の前に書かれて風の~を読みました。

上下巻を読みました。上巻の内容はまずまずの出だしで途中より徐々にどのようになるのか興味を持ちながら読みました。下巻にさしかかると場面が急に展開を迎え開けてゆき終盤に向けて走ってゆきます。そういうことだったのかと納得して終わる。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094
No.54:
(3pt)

「赤い・・」シリーズ的な娯楽作品だと思えば星4つ

書店を経営する父が10歳になった息子を「失われた本の墓場」に連れて行く。「一冊の本を選びなさい、そしてそれを守りなさい。けっして他人には言ってはいけない。」と。謎めいた始まり方をするし、その設定から、本好きの者の、本好きの者のための、高邁な物語を想像していたのだが、まったく予想とは違った。上巻ではなかなか物語が進まず、フリアン・カラックスの謎に入るまでがやや冗長な感がある。下巻になりようやく物語が進み始めるが、妙にサスペンスチックな展開で意外な印象を受けた。そうかと思うと、ある人物の手記ですべての謎解きが話されてしまう。しかも、これって「赤い・・・」シリーズ?と思ってしまうとやや興醒めの感があった。あまりにもレビューの評価が高く、世界中で読まれた感動作、という触れ込みで、あまりにも期待が高かったためだろうと思います。
しかしロメロ・デ・トーレスは愛すべき特異なキャラクターだし、フリアンをとりまく人物達の誠実な思いや、物語が進むうちにフリアンとダブってくるダニエルをとりまく父親や本の墓場の管理人など様々な登場人物の誠実な心が確実に読者の胸を打ちます。最初から、過度な期待を持たなければ、星4つをつけられたと思います。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.53:
(5pt)

ありがとう

誰にでも忘れられない本があるものだ。
小学生の時に夢中で読んだ「レ・ミゼラブル」や高校生の時に読んだ
「大聖堂」などは本の内容だけでなく当時の自分の姿まで思い出させてくれる。
僕にとって本書は、そうした作品と肩を並べるものとなった。

「風の影」の作者をめぐる謎を中心に、恋愛、家族愛、友情のドラマが
バルセロナを舞台に繰り広げられる。
舞台は違うのだが、「ニューシネマパラダイス」や「マレーナ」を
彷彿させる。

のんびりのどかな場面も多いのだが、下巻に急転直下の記述があるので
ご注意を。
そこからはラストまで緊張感が途切れることなく進む。

少年時代を思い出させてくれた本書に感謝
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.52:
(4pt)

我慢して読む事も大事だなと思った

新刊が出た時に世界的ベストセラーという触れ込みだったので即座に買ったのだが、世界的ベストセラーというのは万人向けの意だし、内容もファンタジーっぽく、少年の成長物語のような気がして、それはそれで悪くないにしても、今ひとつ気分が乗らなかった。ただ最近、立続けに翻訳ものを読んだ流れの中で、本書も勢いで読んだ。

冒頭から、のめり込むような展開ではなかったが、クララやベアトレスと、主人公ダニエルとの恋の絡み、さらに、饒舌なフェルミンや不気味なフメロ(刑事)が気になり、徐々に小説世界へ入っていった。

しかし、ダニエルがフリアン・カラックスの本「風の影」の何処に惹かれたのか、あるいはカラックス自身の何処に興味を持ったのか、その辺りの詳細が省かれているので、ダニエルとの一体感がないまま読まざるを得ないところに、読書のスピード感も出てこなかった。

とはいえ、―-女性というものは、男がいつ見境もなく恋におちるか、きちんと感じとる本能をもっている。とか、ダニエルがベアトレスとのデートの後で、―-不可能なことはなにもない、そんな非常識な確信が、ぼくのなかでゆっくりひろがり、人っ子ひとりいない通りや、身を切るような風まで、希望のにおいを感じた。などの文章は個人的に気に入ってくるのだ。

本書は35年のタイムラグがある現在と過去のラブストーリーを縦軸に、その狭間で翻弄される多彩な人物の愛憎劇があるのだが、後半近くになって、ダニエルとフリアンが交錯する可能性を見た時、俄然、興味深くなった。読書というものは、やはり、我慢して読む事も大事だなと思わせる、ラスト一気読みの展開だった。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.51:
(5pt)

バルセロナが舞台のスペインらしい小説

訳者がいいのでしょうか?
バルセロナの街並み、本棚の様子、廃墟の地下室、読みながら手をとるようにわかります。自分が主人公になって読み進むような感覚があります。
人々の優しさ、ユーモアに触れることができる小説ですが、最初から一貫して流れているのは、内戦以降の暗く、悲しい影です。共和国軍も反乱軍側も政治的で、人々に対しては残忍であったということでしょうか、この小説では憎しみの塊と化している人間でさえ、人間的です。
風の影 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (上) (集英社文庫)より
4087605086
No.50:
(3pt)

意外とスケールが小さい

事件の裏にはスペイン現代史の大きな陰謀があるのかと思って読んでいましたが、きわめて個人的なことでした。読む人の好みはあるでしょうが、私には肩すかしな感じがありました。人間関係も、あの二人が○○というのは途中で想定できることで、もっと複雑に入り組んでいるのかと思ったらそうでもありませんでした。「忘れられた本の墓場」もボルヘスの図書館を思わせる興味深い登場でありながら、あまり活躍しませんでした。

読む前に、勝手に壮大なミステリーだと思っていましたが、実は恋愛小説でした。描写力は魅力的で、水準以上の作品なのは確かですが、恋愛小説が苦手な私としては低い評価になってしまいました。
風の影 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:風の影 (下) (集英社文庫)より
4087605094

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