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風の影
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風の影の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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謎の作家フリアン・カラックスの過去が明らかになるにつれて、ダニエルの身に危険が迫る。一方、彼は作家の生涯と自分の現在との不思議な照応に気づいていくのだが…。ガウディ、ミロ、ダリなど幾多の天才児たちを産んだカタルーニャの首都バルセロナの魂の奥深くを巡る冒険の行方には、思いがけない結末が待っている。文学と読書愛好家への熱いオマージュを捧げる本格ミステリーロマン。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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書評を読んで購入しました。 20世紀初頭のバルセロナで繰り広げられる夢幻と現世の狭間で生きる若者が本を頼りに過去の作家が生きた履歴を探るドキュメンタリーな物語です。 | ||||
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ダニエルがたどり着く真相は?それがいよいよ、明らかになる下巻。 上巻と比べ、訳書にありがちな登場人物の多さがやや目立った。 そのため、肝心な箇所で完全に理解しきることが出来なかった。 結果として、やや冗長としてしまった感もある。 しかし、作者の描写力は素晴らしいものがあり、 イメージをビジュアル化しやすく、 読んでいて物語の世界にすんなりと入ることの出来る小説だった。 有名な小説でもあるので、未読の方には読んでもらいたい。 | ||||
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ダニエルは父に連れて行かれた本の墓場で、小説「風の影」に出会う。 作者リアン・カラックスの過去を探し求める中、 それを執拗に追う者も現れ、徐々に謎が深まっていく・・・ 訳書独特の読みにくさもなく、すんなりと読めるのは、 37もの国々で訳された実績のなせる技でもあろう。 上巻は来る下巻に向けての大きなプロローグ。 どんな結末に至るのかは皆目見当が付かない。 恐らく全ての謎が明かされる下巻に期待。 | ||||
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書店を経営する父が10歳になった息子を「失われた本の墓場」に連れて行く。「一冊の本を選びなさい、そしてそれを守りなさい。けっして他人には言ってはいけない。」と。謎めいた始まり方をするし、その設定から、本好きの者の、本好きの者のための、高邁な物語を想像していたのだが、まったく予想とは違った。上巻ではなかなか物語が進まず、フリアン・カラックスの謎に入るまでがやや冗長な感がある。下巻になりようやく物語が進み始めるが、妙にサスペンスチックな展開で意外な印象を受けた。そうかと思うと、ある人物の手記ですべての謎解きが話されてしまう。しかも、これって「赤い・・・」シリーズ?と思ってしまうとやや興醒めの感があった。あまりにもレビューの評価が高く、世界中で読まれた感動作、という触れ込みで、あまりにも期待が高かったためだろうと思います。 しかしロメロ・デ・トーレスは愛すべき特異なキャラクターだし、フリアンをとりまく人物達の誠実な思いや、物語が進むうちにフリアンとダブってくるダニエルをとりまく父親や本の墓場の管理人など様々な登場人物の誠実な心が確実に読者の胸を打ちます。最初から、過度な期待を持たなければ、星4つをつけられたと思います。 | ||||
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事件の裏にはスペイン現代史の大きな陰謀があるのかと思って読んでいましたが、きわめて個人的なことでした。読む人の好みはあるでしょうが、私には肩すかしな感じがありました。人間関係も、あの二人が○○というのは途中で想定できることで、もっと複雑に入り組んでいるのかと思ったらそうでもありませんでした。「忘れられた本の墓場」もボルヘスの図書館を思わせる興味深い登場でありながら、あまり活躍しませんでした。 読む前に、勝手に壮大なミステリーだと思っていましたが、実は恋愛小説でした。描写力は魅力的で、水準以上の作品なのは確かですが、恋愛小説が苦手な私としては低い評価になってしまいました。 | ||||
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会話の中で「それって、・・・」「・・・じゃないですか」という箇所が幾つかあります。ひどいではありませんか。明治の初めに、西欧の原文を日本語に訳すために悪戦苦闘した先達の苦労を思い起こしていただきたい。日本語を破壊するような翻訳をしないでください。 | ||||
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朝日新聞の書評で取り上げていましたので読みました。いかにも手だれの作品です。場所と時代の設定〜フランコ独裁下のスペイン、そして稀覯本をめぐる謎を中心に複雑にからみあう人間関係。本好きにはたまらない出だしである。そして巧みな翻訳の文章で一気に読ませてくれます。登場人物の描き別けもうまいし、いかにもスペイン人ならこんな行動を取るだろうなあ、とか。 しかし、本好きの推理小説好きの立場からすれば、どうしても納得のいかない点がある。それは、例えば天下の大新聞が書評で取り上げれば(この本のように)たちまち数万部の売上げがあるという。あるいは書店の口コミでもかなりの部数が出るという。あるいは熱烈な読者が数十人いればある程度の部数が出るという。日本でも少数の熱烈な読者によって支えられている小説家の実例がある。熱烈な読者を生む作品は必ず世上に一定部数流布するものなのですが・・・・ねえ、私家版、海賊版を問わず。レア イズ レア、という事があるのかな。 | ||||
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母を亡くした少年ダニエル。霧深い夏の朝、ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で『風の影』という1冊の本と出会う。本に引き込まれたダニエルは、他の著作を探そうとするが、作者フリアン・カラックスの本はほとんど焼失していた。フリアンについて調べ始めたダニエルは、次第に彼の生涯にまつわる謎に引き込まれていき... ものすごく面白いかと聞かれると、上を読了した時点では、「それほど」でした。下巻に入ってから、俄然面白くなってきています。下巻は今日読み始めたのに、既に2/3読みました。続きは、読み終わってから判断したいと思います。ラストが楽しみ。 | ||||
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ノタノタ・メタメタしているのは原作を忠実に訳しているからなのか。「上」はけっこう時間が掛りました。「下」は二日で読み終わりました。物語の展開は面白かったのですが、読んだ後に何も残りませんでした。 | ||||
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壮大な歴史ものを想像していたので、やや拍子抜けしました。 バルセロナで少年ダニエルが父に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で一冊の本を手に入れたことから始まる。ダニエルが著者フリアンについて調べていくうち、フリアンが書いた本を何者かがすべて燃やしていることを知り、謎は深まっていく。ダニエル自身の成長と恋愛が描かれ、徐々にフリアンの過去が明らかになる。 誰しも持つロマンチストな部分をくすぐる本だと思います。本を燃やす謎の男、丁寧に描かれる青春、戦争とそれぞれの過去、そして廃墟と「忘れられた本の墓場」。 丁寧な語り口調がとても良かったです。下巻では一気に過去と人間関係が明らかになり、目が離せません。 タイムスパンは短く、場所も大体はご近所でおきた事です。小さくまとまってました。「誰にも秘密」のことを意外とぺらぺら話してしまっているダニエルも微笑ましいです。もう少しフメロの心情にも踏み込んでもらいたかったと思いました。 | ||||
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年末年始の長時間フライトで眠られぬままページをくくり読破しました。 帯に2006年度No.1ミステリーとあるように第二巻の最後はミステリーの総決算というか、一気に謎が解きあかされ、また、その筆になんとも味わいがあり、玄人の専門家が高い評価をされることも頷けます。しかし、ハッキリいって第一巻は非常にスローテンポで話しが進み、アングロサクソン流の華々しいというかテンポの速い小説を読み慣れている私には相当の忍耐力を要しました。ポルトガルのファドを楽しめるような年代の大人にはお勧め。血気盛んな青年には、No.1と言えるかどうか微妙な所だと思いました。私自身は、10時間の機内閉鎖状態でなかったら第一巻で挫折していたでしょう。しかし、本はこの上下しか持っていなかったので読み進めたところ、第二巻でいきなり報われた感じがしました。 | ||||
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翻訳書だからか前半は非常によみづらさを感じた。 訳し方これでよいのかなぁ?会話でこんなのないでしょ?といったぎこちなさが目立ったが中盤くらいから少しずつなれた。 「上」の後半から少しずつ話が盛り上がり「下」に期待してしまいます。 カラックスとなんだか似ているダニエルが「下」巻でどういうふうに巻き込まれていくか楽しみです。 | ||||
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