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(短編集)
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クリスマス・プレゼントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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表題作ほか「ジョナサンがいない」、「三角関係」など、モラルハラスメントあるいはDVに耐え抜いた女とその子どもの複雑な心理描写を取り上げた作品が多いところに興味もちました。 離婚率急上昇のなか、家族のありかたと子どもの気持ちについて考えさせられるところの多い短編集。ミステリーに手に汗握るというよりも、人生観変わる1冊です。 | ||||
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I am a huge Jeffery Deaver fan, and I thoroughly enjoyed this one. It is a bunch of short stories with excellent twists as the book title suggests, and each story features coloful characters. I actually read the part two, More Twisted, before I read this one, and both are equally stunning. I am currently reading "The Burning Wire" and love all his novels but short stories can be a real treat to read once in a while and "Twisted" series certainly do not disappoint. | ||||
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内容の濃いお話が16篇も収められて10ドルにも満たないこの1冊は、今世紀最大のお値打ち品、それを手にした私は世界一の果報者。例えばタイトル Triangle での経験を私勝手にお話しいたしますと、ときどき感じる文章表現の違和感にアレ?アレ?と思いながらも立ち止り、手お休め、内容吟味、熟考するゆとりを与えることなく次の展開へと導く作者のテクニック、もしもこれが著者と読者の戦いだとしたら私の完敗でした。そんな作品が16篇も詰まった1冊。ものすごく魅力的ではありませんか?もちろん次作品 More Twisted も衝動的に買ってしまった私がいます。 | ||||
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まえがきに書いてあるが、米国の短編TVドラマシリーズ「ミステリーゾーン」を彷彿とさせます。 各作品が異なった趣をもっており、それぞれ楽しめます。リンカーン・ライムシリーズファンとしては、クリスマス・プレゼントも読めますし。ただし、お得意のドンデン返しが、読めてしまうものもあったので、マイナス1点です。 | ||||
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今まで読んだ短編ものの中で、一番楽しめました。 デーヴァーは、まだ読んだことが無いので 何も先入観も無かったのが、良かったのかもしれません。 まず、一番最初の 『ジョナサンがいない』で、アッパーを喰らい。 『三角関係』では、裏切られた!!と、イイ意味でにんまりとさせられ 『ひざまづく兵士』は、あーそう来るか!!と唸り 『釣り日和』では、なんだ、そうだったのか!!と。 初心者だからこそかもしれませんが、16編全て楽しめました。 噂にたがわぬデーヴァー作品です。 気負い無く読める短編集としては、買って正解の一冊でした。 今度は、長編を読みたいと言う気持ちにさせられました。 作品の順を追って、読んでいきたいと思います。 | ||||
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どの作品もうまく練られた短篇ばかりです。「意外性」と「ひねり」というミステリー短篇にはかかせない要素がふんだんです。もちろん、「どんでん返し」という決め技もあります。後で読み返してみると、作者の短篇ミステリーにつぎ込んだ技術に触れることができます。長編ミステリーならばひとつのストーリーだけですが、短篇集となるとストーリーがたくさんあるので、何度か読み返すと自然に作者のミステリーの技の数々、ストーリーの作り方まで見ることができます。 どの話もうまくできています。そして、どのストーリーもいかにもアメリカ(ハリウッド)的です。いい意味でも悪い意味でも、アメリカのミステリーであり、間違ってもヨーロッパ的ではありません。娯楽としてのハリウッド(アメリカ)は、やはり作りかたはさすがです。そういった良質のアメリカン・ショート・ミステリーの見本的な作品集だと思います。そういった意味でこの本は、どちらかというとショート・ミステリーを書きたい人がどんどんと読むといい本なのではないでしょうか。小説を書きたい人にとっては、最高の教科書になると思います。ディーン・クーンツの「ミステリーの書き方」と合わせて読んだらもっといいでしょう。 ただ楽しみに読みたいという人はちょっときついかもしれません。ちょっと憂鬱になるような話ばかりです。最後の「ひざまずく兵士」などその典型で、ストーリーだけを追えばとてもやりせない話で、家族には救いがありません。ですが、ストーリーは置いておいて、意外なストーリー展開、伏線の張り方、うまい結末のつけかたなど、高度なミステリー技術の数々は舌をうならせるほどに絶妙です。そういう読み方ができる人にとっては本書は最良です。 | ||||
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『TWISTED』(ひねり)という原題のとおり、話に“ひねり”が利いていたり、逆転必殺の“オチ”が付いていたりする短篇集。 この作家の作品を読むのは初めてだったのですが、話の展開のさせ方、お話の作り方が堂に入っていて、巧いもんだなあと堪能させられましたね。乗り心地の良い車の助手席に座って、流れ去る外の景色に目を走らせているうちに、目的地の終点近く。「えっ!?」という、ツイストの利いたサプライズ(驚き)が待っているという妙味。小気味よく、楽しませてもらいました。 収録16作品のなか、特に「やられたっ!」と痛快な心持ちにさせられたのが、「三角関係」と「ひざまずく兵士」。前者の騙しのテクニック、後者の話の絵柄が反転するエンディング、いずれも巧妙で鮮やかでした。 そうしたひねりの要素は薄いけれど、出来のいいショートストーリーとして贔屓したいのは、「ノクターン」の一篇。O・ヘンリー風味の心あたたまる一品。音楽好きの警官が活躍する音楽ミステリとして、これはなかなかの逸品ではないでしょうか。 原書に掲載されていたものなのか、それぞれの作品の扉に載っている挿絵が、ちょっと洒落ていていいですね。話の中に入っていくムードを盛り上げてくれて、好印象を持ちました。 | ||||
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今まで色々な短編集を読んだけど、これほど濃密で全編面白かった短編集も珍しいです。 読み出したらやめることが出来なかったです。 16編全てに巧妙なプロット、捻りのきいたオチが待っていて流石ディーヴァーって唸らされました。 どれもが面白いのですが、その中でもリンカーン・ライムシリーズ初の短編集でもあるクリスマス・プレゼントが良かったです。 些細な矛盾点もライムにかかれば命取りですからね。 限られたページ数でこれだけの話を作り上げるディーヴァーはやっぱり凄すぎます。 また彼の短編集が発売されたら速攻で読んでみたいです。 | ||||
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初めて読んだディーヴァー作品です。 この作品で好きになり、リンカーン・ライムシリーズも読み始めました。 レビューされているかたは、出来不出来が別れているという意見もありますが、 自分は、ほぼすべての作品を楽しむことができましたよ。 どんでん返しの快感っていうものをお手軽に味わえる作品集だと思います。 | ||||
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さすがディーヴァーの作品たちだ。短くてもひねりがきいていて、飽きることがない短編ばかりだと思う。リンカーンとアメリアの活躍も面白いけれども、市井の潜む犯罪の方がよほど怖いと思う。 | ||||
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この作者は長編を主に読んでいた.どの作品もプロット,人物描写,展開の巧さに感嘆. 短編といっても軽視すべからず. どの作品も駄作無し.捨て作無し. 井上靖氏も言っているが長編より短編の方が創作は難しい. 作者は,今最も脂ののった時である. 今後も新作が期待される. ちなみに,このミスでも上位にランクイン. | ||||
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全16編からなる短編集。「このミステリーがすごい! 2007年版」で2位になったというだけあって、なるほど、どれも意趣をこらした読みごたえのある短編となっている。あえてベスト3を選ぶと。 『身代わり』。夫殺しの計画。その顛末は…。 『見解』。現金輸送車強盗事件発生。目撃証言者と保安官助手の関係、結末はいかに? 『釣り日和』。息抜きに休日、娘へのプレゼントを約束し、湖に釣りに出かける男。衝撃のラストが! | ||||
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前半3分の1位読んで、失敗したかなと思いましたが、「三角関係」あたりから俄然面白くなった。でもそれも、「クリスマスプレゼント」までね。 どうも出来不出来がはっきりしていますね。まあ、他人の評価を鵜呑みにしてはいけないと言うことですね。 O、ヘンリーの短編の方が、遙かにひねりが効いていますね。 これくらいの作品なら、我が北森鴻の「メイン・ディッシュ」で充分対抗できる。 「ノクターン」の後味の良さに免じて、星3っつ。 「クリスマスプレゼント」は捻り過ぎ(映画を意識し過ぎと言うべきか)。 | ||||
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事故が原因で左手の薬指と肩と頭しか動かすことのできない主人公の犯罪学者 リンカーン・ライムのもとには市警などから捜査顧問の依頼が舞い込む。市警の ロン・セリットーは妻の友人スーザン・トムソンの捜索をライムへ非公式に打診 してきた・・・表題作『クリスマスプレゼント』 16編からなる短編集で・・・このミス海外編同率2位の作品。表題作は映画化もされた 『ボーンコレクター』のリンカーン・ライムシリーズの短編でもある。だいたい どの短編もどんでん返しが待っており,期待を裏切らないのがほとんどである。作者の 前書きがありその中で「長い作品を書くことは,短い作品を書くことよりも遙かに楽な 作業だ・・・短編小説は作者の怠慢をけっして許さない」とある。それを読み,私は著者 でもないのでらないことであるが,そんなものなのかなぁ〜でも,そう言うからにはこの 短編のどれも自信があるってことなのか?前書きでこんな事を書くなんて楽しみである と思った。そして,どの作品も決してしの期待を裏切らない出来であると感じた。読み 進み,後が少なくなり,読み終わることがもったいないなぁ〜という気持ちになった。 | ||||
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とても上質で上品な短編集です。 意表をつくどんでん返しは素晴らしいものがあります。 読み進むうちに「次はどんなどんでん返しかな」と 想像しながら読んだのですが、 意外な結末で想像が外れることが多く、楽しかったです。 ゆったりとした気分でくつろぐひと時のお供には 最高のミステリー集だと思います。 | ||||
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読者を騙す。著者が前書きでそれとなく示唆しているため、こちらはつい身構える。 で、僕の場合は心地よく騙されられなかった。形容が重なれば重なる程、そこが逆なのだろうと つい深読みをしてしまい・・・・まあその通りになってしまう。 むろん予測の外の結末も有るのだが、基本シニカルだし、ほとんどが犯人当てに近い印象。 騙してスカッとさせるなら、予想以上に良いエンディングも欲しかった。結局のところ人が死ぬのでは あまり爽快感は感じられないのではないだろうか?好みにもよるが。 暇つぶしにはなったので星をつけておきました。 | ||||
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短編小説で、こんなに満足させられたものはないです。 全ての作品がパーフェクト、というわけではないけど、多くの作品の 結末が意外性があり、一気に最後まで読んでしまいました。 分厚い本ですが、いくつもの短編に分かれているため、ちょっとずつ 読み進めることも可能です。 お得な買い物をした、という感じですね。 | ||||
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著者も前書きで言っているように”トワイライトゾ−ン”などの、30分TVシリ−ズを思わせる、高品質な作品群。 リンカ−ン・ライムが登場する”クリスマス・プレゼント”以外は30ペ−ジ程度の短編ばかりで、その短い作品の中で快くだまされます。 シニカルな落ちの作品のなかに、ハ−トウォ−ミングなものも挿入され、バラエティ―に富んでいて、飽きることなく読めます。 個人的に星新一のショ−トショ−トを思いだしました。 短編の楽しみを思い出させる、絶品の作品集です | ||||
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帯には「どんでん返し16連発」とある。 しかし、「どんでん返し」と言ってもプロットとしてのものではなく、小説としての仕掛けである場合が多い。 読者は作者から提供される情報を頼るしか術はない。それが「実はこうでした」と覆され、しかもそのアイデア一本のためだけのような内容では下手な詐欺にあった気分になるだけだ。 | ||||
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J.ディーヴァーは初読。ドンデン返しの名手と聞いていたのでツイストの利いた短編の連続を期待していた。が、正直言って、期待程では無かった。個人的好みにも依るが、作品によって出来不出来の差が激しいような気がした。 連続殺人が起きている公園近くの湖に釣りに行く男の話、金の力で無実を勝ち取ろうとする男を待っている逆転のワナ、少女期の残酷さを余す所なく描く話。印象に残ったのはこの3つくらい。後は先が読めるか、プロットが元々平凡なものばかりだ。文章はこなれているので、気軽な読書タイムを過ごすには良いかもしれない。 | ||||
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