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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 121~140 7/8ページ
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| 主人公がノートを見つけてのめりこんでいくくだりは、斬新で参りました。 変な言い方かもしれませんが、殺人の描写が美しく感じました。 後半が駆け足気味になったため、消化不良な部分も若干ありましたが、最近読んだ小説で一番楽しめた一冊でお薦めです。 | ||||
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| 最近流行りのイヤミス本。イヤミスとは、読んでいやーな気分になるミステリーだそうで、30代女性に大人気らしく告白とか、家政婦のミタとかが、そのジャンルらしい。 ぞっとするほど怖くて、超面白かった(^◇^) | ||||
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| 私とって、児童の殺人の衝動について書かれたものを読むの始めてでしたので、前半の部分は興味深く読み、変に納得させられる説得力がありました。筋書きも婚約者の突然の失踪。なにゆえの失踪か謎を持たせる。その謎解き。また、亡くなった母親の残したおぞまし内容の手紙、その手紙に内容は真実なのか?真実の内容が徐々に解き明かされる。エンディングに向けて、母親の息子に対する愛ゆえの計画殺人。引き込まれて一気に読んでしまいました。 | ||||
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| いかにもなサイコサスペンスな出だしの割に主人公を取り巻く流れが妙にホンワかサラサラした読み心地なのでまさか作者も事件だけは物々しいけど中身はほのぼの系という売れ筋の素人探偵ものに手を出したかと思った。 しかし話は短い中で読者にあらゆる可能性を示唆させながら思わぬ方向へカーブし結果,切なくて泣いてしまう,というとんでもない魔球なのだった。 実際ストーリーだけツラ〜となぞっちゃうと大したことないので例えば私がもっと若かったり大切な人との別れを知らぬ頃だったら斜め読みして「まぁよくある展開だ」とか評価したかもしれない。 切なくて泣いたと書いたが普段の私は「切ない」とか「癒し」とかいうキーワードが大嫌いでそういった言葉を臆面もなく垂れ流す帯の本や映画は全く信じないし,ましてや猟奇殺人もので切ない,なんてどんだけ強欲な商売なんだとせせら笑うタチなんだが,今回読んでて後半胸が締め付けられ,話のリアリティだの矛盾だのそっちのけになり,しまいには自分にもある何気ない日常の尊さや命の儚さに思いを馳せ,自分にとって大切なものをもっと大切にせねば,という思いに迄至った。書いてて恥ずかしいがそこまで心の琴線に触れちゃったんだから仕方ない。共鳴できる部分もないしストーリーにもそこまでの深さはないので作者の表現力の凄みにはまっちゃったのだろう。 ラストのドンデン返しはある程度予想つくし、冷静に考えると非常に矛盾もあるのだけど,この結末に拍手したい。 全体が突飛な話なのにドンデン返しが日常に帰依するというのも珍しいが,やたら読者を無理矢理ジェットコースターに乗せたがる作家はこのラストこそ見習って欲しいと思った。 | ||||
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| 手記を読んだだけで、皆が書かれたことを信じてしまい、極端な行動に走るくだりは少々不自然さを感じたが(普通はとことん裏付けを取るし、動かぬ証拠を突きつけられてもまだ信じたくないのが人情だと思う)、それでも、見事な物語の構成力だと思った。 特に「ユリゴコロ」という、もとの言葉からはまったく違う方向へと派生させた摩訶不思議な響きと意味合いを持つ造語や、ミチルちゃんちの井戸に関する描写は秀逸。 手記の主に共感することはとても出来ない。 そんな人間をどうしようもなく愛することも、受け容れることも、まっとうな精神の人間なら出来ないと思う。 それでも、「そういうこともあるかもしれないな」「こんな人間もいるかもしれないな」 そう思わせてしまえば勝ちなのだ。 そして、とうてい有り得なさそうなことを、エイヤっと柔道の投げ技でもかけられるように、「有り得るかもしれない」と思わされてしまうこと・・・それこそが小説を読む醍醐味なんだと思う。 沼田まほかるは小説好きにそんな喜びを与えてくれる作家だと思った。 | ||||
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| 『ユリゴコロ』 泣けた。 こんなに泣けたのって、「銀の匙」以来かもしれない。 人を殺すことでしか自分の心のバランスを保てないという設定は小説的。 小説は道徳の教科書ではないから何人殺そうと許されるけれど、 (それを不快に感じてしまう人もいるだろうが) そういう小説を書いてしまうこと自体、既に書き手の中の他者性が薄い。 他人を、あるいは世界を 自分を傷付けるものでなく得体の知れないものでなく、 向き合うべき何かだという体感が乏しい。 確かに他人も世界も自分の思い通りにはならない厄介なものではあるけれど、 この小説の彼女には怖くて厭な感じはあっても 他者がただ存在しているという実感すらない。 だから罪悪感を持たずに殺すことができ、 死んだ人が自分の中に存在するという奇妙な感覚が起こる。 そのことの孤独と苦痛。 お人形のユリコは自分の思い通りになるもの、 みつ子はもう一人の自分であり、 擬似的な他者とは言えるが自分の閉ざされた世界を壊してくれる確実な他者ではない。 「アナタ」と発語した瞬間。 彼女の前には他者が存在した。 それは三重苦のヘレン・ケラーが「ウォーター」と叫んだのと同じ。 ヘレンは世界を理解し、彼女は他者を初めて認識した。 その感覚に泣けた。 最後の結末の作り方が甘いせいで(真ん中くらいで容易に結末が読めてしまう)、 「家族の物語」としては機能していないと思う。 | ||||
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| 出だしから暗く重たい状態がつづきます 殺人とかもちろん共鳴できませんがこれも愛のひとつなんだなと 感じました 人を愛すること、親子愛、こんな形もあるんだなと 少々グロイ描写もありますが たぶん後味スッキリです ぜひ読んでみてください | ||||
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| 主人公が手記を見つけ、読みはじめた瞬間からゾクリと寒くなりました。 実家にこんな恐ろしいノートがあったら嫌ですね。 ぞくぞくしながらも先が気になって一気に読了です。 登場人物たちの行動に理解しがたい部分もあるけれど、 大体は「ああそうか」と思えたし、 ラストは素直に驚かされました。 衝撃の手記で重くなりがちななか、 弟の軽いノリに私もちょっと助けられていたようです。 | ||||
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| 冒頭から不幸の連鎖が予想される展開で読むほうは覚悟がいる。しかし、沼田まほかるの文章は次の行、次の頁へ進ませる魔力を持っているのだ。 また、その気持ち判るよなぁと云う箇所があったりするので、その度に立ち止まる。 例えば、千絵が失踪し、亮に文字通り肉体的欠落感が生じ腑抜けになる状態の時だ。肉体的な悦びが残像として残れば残るほど、その度合いも大きい。このように話の断片の中に共感を呼ぶというか、文章のうまさ、深さを感じるので、暗鬱な流れでも、途中で投げ出せない。 そして終盤に向い、否が応でも緊張感が高まり、どう収斂するのか期待されて行くのだが、結果的に伏線が随所に散りばめられていたと云うのに、過去と現在が交錯する意想外の展開に見事にやられた。完成度の高さに脱帽の★5つ。 | ||||
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| すごく面白かったです!著者と秘密を共有してるようなドキドキ感を味わいました。 でも、え?これで終わりなの?と最終ページの後になにか仕掛けでもあるのでは? とも思いましたが、そんな気持ち悪い読後感が、逆に凄い快感!みたいな本です。 そんな感じですから、 通勤通学で20〜30ページずつ分けて読むより、じっくりと1ページ目から最後まで一気読みをオススメします。 初めてのまほかるさんでしたし、まほかるさんの他の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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| 『九月が・・・』は、正直そんなでもなかった。 が、これは良かった。 最後の数ページは鳥肌ものでした。 お薦めします。 | ||||
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| 帯に「桐野夏生氏推薦」という文字が目に入り購入しました。桐野氏が推薦するだけあって、文中の手記などは心の奥底の他人に伝えようのない 欲や悲哀などの書き口が素晴らしく、桐野氏の「グロテスク」を思わせます。 名前に「ユリコ」「ミチル」などとあるところからも、多分桐野氏を意識しているかと思われます。 ※グロテスクに「ユリコ」「ミツル」という人物がいて、その人物像(ユリコは人形だが)にたいしての書き口などがやはり少し近いものがある。 引き込まれ度は満点ってくらいに一気読みさせて頂きました。 男性と女性ではだいぶ感じ方の変わる作品なのではないでしょうか? ※当方男性です。 読後感は良かったです。 桐野氏を好きな方には是非お勧めしたいです。 勿論他のかたにもですけど。 | ||||
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| まほかる氏の作品は、はじめてでした。 正月の3〜4日間で読もうと思っていましたがページをめくる手が止まらずに一気にいきました。 手記中のリアル感に凄い筆者の力量を感じました。 前半に展開の早さとボリュームがある分 ラストはチョット軽いイメージでしたが でもこんな手法もアリかな・・ | ||||
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| どう考えても、薄気味悪い話としか思えないあらすじ紹介ですし、 この作者とは僕は相性がいまいちと思った読書経験もあり、 2012ミステリランキングで各社上位のこの本にもあまり 期待していなかった。 出だしももたもたしてるなと思ったり、100ページくらいまでは 世界に引きずり込まれるまでの感じはなかったけど、そこから先は 一気読みでした。 止められないという感じは久しぶりで、原因不明ながら、 ノートと地の文というダブルストーリーや、描かれる家族の姿や それほど怖くないけどサスペンスの力やなんやかやで、 最後はわりとびっくりなどんでん返し的なものもあったり、 家族小説だ!と断言したくなるほどのホロリ感もあり。 いままでのまほかる本がダメな人もいけるんじゃないすか。 僕同様。 | ||||
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| 帯がボロボロで届いたのは、出版社が悪いのかアマゾンが悪いのか。拠り所の無い人間の儚さを書いた傑作だと思うが、帯がなあ。そういえば前にも帯が汚い事があったぞ。本てのはカバーだけじゃなくて帯にも命があると思う。 | ||||
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| みんな誰しもが持ったことのあるだろう不安定な気持ちをユリゴコロと名付けている、ノスタルジーな冒頭でまず、ぐいぐいと引き込まれました。 ユリゴコロは思春期とも言うのかな、と思いますが…大小深さは違えど、その思春期たるやが陽か闇かみたいなところだと感じました。 たぶん…ちゃんとしっかりしたプロットがあって、巧妙に書かれたんだろうけど…そんなのあたしは一切感じませんでした。 いま小説を読んでいるのか読んでいないのか何なのかぐちゃりとする感覚で、なのに気付いたら綿あめみたいに優しくなります。 ★ひとつ少ないのは…、千恵のくだりがあまりにも取って付けたように無理矢理入れたみたいだから。作者も作中でたまらず、千恵の旦那の悪事を「出来すぎ」みたく書いたんだろうな…そこだけが残念…現実に冷めちゃいました。 とは言え、優しく綿あめみたいな気持ちになれました。 読後すぐにお腹下しちゃって、トイレにこもってしまったのは…あたしのユリゴコロなんでしょうかね… | ||||
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| 非現実的であっても、正義に目を背けても、 猟奇的で陰惨であっても、利己的であっても、 登場人物に共鳴できなくても、それでもいい。 今作品の描く世界こそ、小説の醍醐味であった。 全体のプロット、段階を踏んだ恐怖とミステリーの 展開の完成度、読者を引き込む筆力、ドス黒い心闇 からは想像できないラスト、今作のイメージをさらに 補完する装丁、告白部分の楷書フォントから伝わってくる 内容とは違う優しさ・・・、すべてが読後感を高める 味わいを持っている。 湊氏・道尾氏・真梨氏テイストな設定を、三氏では踏み込めてない レベルで昇華させたと思う。 邪悪で底なしの絶望と、辟易する場景の中から、ある種 静謐な温かさ・救いを生み出す。 また、トリックに騙されたという意味での2度読みはよくあるが、 今作に至っては、2度読みの意味合いが違った。 ある人物と主人公が取り交わす会話や出来事の場面での、 ひとつひとつのやり取りや科白が、最後に至るまでの 伏線として、丁寧に表現されていることを再認識した。 そして、さらっと書かれた、最後の殺人が行われたであろう 背景を想像するに、一瞬、読むのをやめて、天を仰いだ自分が いた・・・。 人が殺されたのに、加害者の心情が切なく、重く、やりきれない。 読者が、被害者や遺族の心情を気にしなくなるのはなぜか? 彼女は、生まれ持っての異常者のまま生きてきたのか? ようやく手に入れた、「アナタ」と、どこへ行くのか?・・・。 「ユリゴコロ」の行方は? 血縁とは、家族とは、親子とは、命とは、宿命とは、償いとは? 読者への多くの命題をしっかりと提示した今作。 小説としての存在価値を高い次元で創造している今作。 直木賞候補にもならなかったのが不思議だ。 せめて映像化を、茶化すことない演出と配役で実現してほしい。 「彼女がその名を・・・」「猫鳴り」と合わせ、「まほかる三部作」 として、業界を席巻するのは時間の問題であろう。 次回作が一番気になる作家である。 | ||||
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| なかなか面白かった。どうしようもなく狂っている人殺しの女が恋に落ちた。その相手は自分の父親だった。 末期ガンの父親の部屋で見つけた手記4冊。読んでいくたびに、人殺しの恋の相手が父親であると確信していく主人公。ということは、この二人の子どもが自分なのか... 主人公の現在と、手記によって綴られる父親の過去が交差してスリリングに展開していく新感覚サスペンス。 | ||||
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| 某雑誌でおススメしていたので読んで見ました。最近の『実は・・・』と読み手が推理できない新事実を最後にうワーッと並べ立てなんか腑に落ちない本が多い中、読み始めは『失敗かな』と思っていましたが最後まで読んでよかった本でした。今ドラマでやっている『それでも、生きていく』の俳優人でドラマ化してほしかったですね。そんな本です。 | ||||
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| 「告白」に続き、双葉社が強烈にプッシュしていた本作。インパクトは「告白」が上だが、読後感はこちらがずっと良い。ある殺人者の告白があり、かなり不気味な雰囲気でしたが、最後は不思議な感覚にとらわれる。おもわず拾いものした感じです。過去作品も読んでみたいです | ||||
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