二流小説家

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評判

二流小説家の評価:

3.55/5点 レビュー 100件。 B ランク

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平均点3.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全193件 161〜180 9/10ページ
No.33
(4pt)

主人公は二流でも物語は一流

題名通りなかなか花開く機会のない「二流」の主人公が、
猟奇殺人で社会を騒然とさせ脚光を浴びた「一流」の死刑囚の独白本を
手がけるチャンスを得た所から物語が動き始めます。
独白本を手がける条件として死刑囚の依頼を請け負う主人公。
そんなある日、死刑囚が刑務所にいるにも関わらず再び猟奇殺人が、、、
そして第一容疑者は主人公!?

他の登場人物も親友がゲイだったり、パートナーがしっかり者の女子高生だったり
主人公とロマンスに堕ちるのがストリッパーだったり、ニューヨークならではの
人間模様もちりばめられています。特に女子高生の場面ごとの出で立ちなど細かく描写されており、
作者の几帳面さというか女性に対する分析意欲が端々に見て取れます。

話の合間には主人公の連載作品の一部を挿入したりしながら物語の相互連携を深めて一気に
結末まで読み進めさせる勢いを持たせてくれました。

翻訳本ということでやや期待は薄かったのですがあっという間に読了。
ミステリーとして様々な所で評価されていると帯にありましたが、
オチはそこまでではないです。しかし物語を勢いよく読ませてくれる全体感は良い印象でした。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.32
(5pt)

著者が用意した結末はちょっとばかり手の混んだありがちなものではなかった

「ぼく」こと小説家のハリー・ブロックは、ニューヨークの北50キロのシンシン刑務所に向かった。12年前に4人の女性を殺し服役中のダリアン・グレイから、ハリーのもとに告白本の執筆を依頼する手紙が届いたからだ。ダリアンは一切の供述を拒否しつづけ、3カ月後に死刑が執行されることになっている。
ハリーは、さえない中年作家。ドラキュラ物、SF、ポルノ、ミステリなどをいくつかのペンネームを使って書いているものの、これといったヒット作はなく、家庭教師でなんとか食いつないでいる。恋人に逃げられ、教え子の女子高校生のクレアには、足元を見られているというていたらくぶり。告白本をものにすることは、ハリーにとって有名作家になる千載一遇のチャンスだと、クレアにけしかけられた。
ダリアンは真実を告白するかわりに、彼の熱烈な女性ファンと彼を主人公にした、彼のためだけのポルノを書けという条件を提示した。ダリアンの女性弁護士キャロル・フロスキーの条件は、死刑が執行されるまでダリアンに関して知りえた秘密は一切公開してはならないというものだった。刑の執行が遅れたり減刑されたりすれば、告白本を書いたとしても金を手にできない。
ハリーは、依頼どおりダリアンの女性ファンたちを取材し、ポルノを書き始めた。ところが、ダリアンの手口そっくりの猟奇的な女性連続殺人が起きてしまう。ひょっとして、ダリアンは12年前のシリアルキラーではないのか、真犯人は野放しのままなのか。ここから話は急展開し、脱力気味のユーモアに満ちた書きっぷりは影を潜める。
ハリーのいくつかの作品が所々にレトリックとして差し込まれ、文学論や作家論、犯罪心理論が繰り広ろげらる。ミステリ通の著者が用意した結末は、ちょっとばかり手の混んだくらいのありがちなものではない。



二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.31
(4pt)

主人公は二流でも物語は一流

題名通りなかなか花開く機会のない「二流」の主人公が、
猟奇殺人で社会を騒然とさせ脚光を浴びた「一流」の死刑囚の独白本を
手がけるチャンスを得た所から物語が動き始めます。
独白本を手がける条件として死刑囚の依頼を請け負う主人公。
そんなある日、死刑囚が刑務所にいるにも関わらず再び猟奇殺人が、、、
そして第一容疑者は主人公!?

他の登場人物も親友がゲイだったり、パートナーがしっかり者の女子高生だったり
主人公とロマンスに堕ちるのがストリッパーだったり、ニューヨークならではの
人間模様もちりばめられています。特に女子高生の場面ごとの出で立ちなど細かく描写されており、
作者の几帳面さというか女性に対する分析意欲が端々に見て取れます。

話の合間には主人公の連載作品の一部を挿入したりしながら物語の相互連携を深めて一気に
結末まで読み進めさせる勢いを持たせてくれました。

翻訳本ということでやや期待は薄かったのですがあっという間に読了。
ミステリーとして様々な所で評価されていると帯にありましたが、
オチはそこまでではないです。しかし物語を勢いよく読ませてくれる全体感は良い印象でした。


二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.30
(5pt)

読者自身ののど元にも切っ先を突き付けるシャープな作品

主人公は自らを「凡庸だ」みたいなことをこの本のあちこちで言っておりますが、なかなかどうして、この本はかなりシャープに問題意識を読者に突き付けます。
ミステリーの領域(たとえば「虚無への供物」)でも、それ以外(たとえば平野啓一郎「決壊」) でも、こうして読者自身に揺さぶりをかけるだけの力をもった作品は稀有だと思います。エンタテインメントから一歩踏み出し得た傑作です。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.29
(5pt)

読者自身ののど元にも切っ先を突き付けるシャープな作品

主人公は自らを「凡庸だ」みたいなことをこの本のあちこちで言っておりますが、なかなかどうして、この本はかなりシャープに問題意識を読者に突き付けます。
ミステリーの領域(たとえば「虚無への供物」)でも、それ以外(たとえば平野啓一郎「決壊」) でも、こうして読者自身に揺さぶりをかけるだけの力をもった作品は稀有だと思います。エンタテインメントから一歩踏み出し得た傑作です。
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.28
(4pt)

期待の新人でしょうか

気づいたら2011年このミス等総なめしてましたね。
そこまでか?といわれると少し首もかしげますが、
面白いのは確かです。

売れない連載小説家として、様々なジャンルの小説を書く主人公、
その劇中作の二流っぷり(もちろんいい意味で)がすばらしい。
その続きが見たくて、頁をめくってしまいます。

純粋なミステリとして、そのプロットや謎解きは
正直星3つかな?と思いますが、魅力的な登場人物や
主人公の生き様?が星4つです。

これから作風がこなれてくることを期待して!
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.27
(4pt)

期待の新人でしょうか

気づいたら2011年このミス等総なめしてましたね。
そこまでか?といわれると少し首もかしげますが、
面白いのは確かです。

売れない連載小説家として、様々なジャンルの小説を書く主人公、
その劇中作の二流っぷり(もちろんいい意味で)がすばらしい。
その続きが見たくて、頁をめくってしまいます。

純粋なミステリとして、そのプロットや謎解きは
正直星3つかな?と思いますが、魅力的な登場人物や
主人公の生き様?が星4つです。

これから作風がこなれてくることを期待して!
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.26
(4pt)

連載物「作家魂」

原題「serialist」(連載物作家)には、冠詞(a、the)が付いていないので、連載物作家「魂」と訳してもあながち訳し過ぎではないと思う。複数のペンネームを使い分けして小説をかき分けるほど主人公が発奮しているのだから。
 むしろ、なぜ「連載物」を「二流小説」と訳したのか、主人公が自身の小説観を吐露しているこの小説の内容からして理解に苦しむ。売れない連載物=二流、とは自虐的過ぎないか。

 それはともかく、ドラマCSI科学捜査班を見ているので、殺害現場からもっと容疑者の手がかり、痕跡が発見されてもいいのでは、と突っ込みたくなるが、この小説の眼目ではないのでまあいいか。
 謎解きには若干不満の残る内容とはいえ、主人公を取り巻く人物の造形の見事さに加え、著者の小説観を主人公に語らせるその内容にも飽きさせるところがない。劇中小説も通俗的趣に満ち、それがかえって最後まで頁をめくらせる魅力となっている。


二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.25
(4pt)

連載物「作家魂」

原題「serialist」(連載物作家)には、冠詞(a、the)が付いていないので、連載物作家「魂」と訳してもあながち訳し過ぎではないと思う。複数のペンネームを使い分けして小説をかき分けるほど主人公が発奮しているのだから。
 むしろ、なぜ「連載物」を「二流小説」と訳したのか、主人公が自身の小説観を吐露しているこの小説の内容からして理解に苦しむ。売れない連載物=二流、とは自虐的過ぎないか。

 それはともかく、ドラマCSI科学捜査班を見ているので、殺害現場からもっと容疑者の手がかり、痕跡が発見されてもいいのでは、と突っ込みたくなるが、この小説の眼目ではないのでまあいいか。
 謎解きには若干不満の残る内容とはいえ、主人公を取り巻く人物の造形の見事さに加え、著者の小説観を主人公に語らせるその内容にも飽きさせるところがない。劇中小説も通俗的趣に満ち、それがかえって最後まで頁をめくらせる魅力となっている。


二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.24
(4pt)

ミステリーというより哀れな中年作家の恋物語

冴えないはずの主人公が何故か重大発見を繰り返し、しかも美女が何人も絡んでくれるなんて、ご都合主義もいいとこだ。
だが、主人公の駄目さ加減が実によく書けていて、最後の切ない終わり方もホロリとさせる。話の展開に冗長さがないので
テンポよく進み読みやすい。なお、104頁あたりに出てくる地名の「スカーズデール」は、「スカースデール」が正しい発音です。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.23
(4pt)

ミステリーというより哀れな中年作家の恋物語

冴えないはずの主人公が何故か重大発見を繰り返し、しかも美女が何人も絡んでくれるなんて、ご都合主義もいいとこだ。
だが、主人公の駄目さ加減が実によく書けていて、最後の切ない終わり方もホロリとさせる。話の展開に冗長さがないので
テンポよく進み読みやすい。なお、104頁あたりに出てくる地名の「スカーズデール」は、「スカースデール」が正しい発音です。
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.22
(3pt)

「ミステリ」に拘らないで読むと楽しめるのでは

2011年の年末、日本国内の3つの年間ミステリ・ランキングでベスト1となった本書、その感想は…。

売れない小説家ハリー・ブロックの「ぼく」は、ペンネームを使い分け、ミステリやSFなど4つのジャンル小説を執筆するかたわら、家庭教師の稼ぎで糊口をしのいでいた。
そんな彼に死刑囚の連続殺人犯ダリアン・クレイから、ある条件のもと、犯行内容を告白するとの申し出があった。
告白本を書けばベストセラー間違いなしと、申し出を受け入れた彼だったが、取材途中で過去を彷彿とさせる殺人事件に遭遇する…。

本書は、「ぼく」が初めて本名で世に送り出す小説という体裁をとっており、一人称形式で綴られています。
私は、冒頭2ページのプロローグと言うべき部分に注目しました。

まず、第一文は、
1.【小説は冒頭の一文が何より肝心だ】
そのページ後半には、
2.【信頼できない語り手】
の記述があり、次ページ前半には、
3.【ぼくはひとを殺しちゃいない】
とあります。

1.〜3.の文言を見た私は、「これは、何かあるぞ」と大きな期待を抱きつつ、ページを繰っていきました。
でも−−正直なところ、冒頭2ページへの期待は未消化のまま終わってしまった観があります。

本作品は、「ミステリ」という枠に拘らずに読むと、楽しめるのではないかと思います。

まず、売れない小説家、という設定は、一種の「業界もの」として楽しめます。
また、途中、ハリーが別名義で書いた小説の一部が引用されていますが、「これがなかなか面白い」。
さらに、ハリーを取り巻く三人の女性も、いわゆる「キャラが立っている」。
そのほか、物語のところどころで展開する、作家論、読者論も、ユーモラスかつシニカルで、楽しむことができます。

総体として、この著者は「ミステリ」という「ジャンル小説」に拘らずに、独自の作品世界を構築できると、今後も読みごたえのある小説を発表できるのではないか、と感じました。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.21
(3pt)

「ミステリ」に拘らないで読むと楽しめるのでは

2011年の年末、日本国内の3つの年間ミステリ・ランキングでベスト1となった本書、その感想は…。

売れない小説家ハリー・ブロックの「ぼく」は、ペンネームを使い分け、ミステリやSFなど4つのジャンル小説を執筆するかたわら、家庭教師の稼ぎで糊口をしのいでいた。
そんな彼に死刑囚の連続殺人犯ダリアン・クレイから、ある条件のもと、犯行内容を告白するとの申し出があった。
告白本を書けばベストセラー間違いなしと、申し出を受け入れた彼だったが、取材途中で過去を彷彿とさせる殺人事件に遭遇する…。

本書は、「ぼく」が初めて本名で世に送り出す小説という体裁をとっており、一人称形式で綴られています。
私は、冒頭2ページのプロローグと言うべき部分に注目しました。

まず、第一文は、
1.【小説は冒頭の一文が何より肝心だ】
そのページ後半には、
2.【信頼できない語り手】
の記述があり、次ページ前半には、
3.【ぼくはひとを殺しちゃいない】
とあります。

1.〜3.の文言を見た私は、「これは、何かあるぞ」と大きな期待を抱きつつ、ページを繰っていきました。
でも−−正直なところ、冒頭2ページへの期待は未消化のまま終わってしまった観があります。

本作品は、「ミステリ」という枠に拘らずに読むと、楽しめるのではないかと思います。

まず、売れない小説家、という設定は、一種の「業界もの」として楽しめます。
また、途中、ハリーが別名義で書いた小説の一部が引用されていますが、「これがなかなか面白い」。
さらに、ハリーを取り巻く三人の女性も、いわゆる「キャラが立っている」。
そのほか、物語のところどころで展開する、作家論、読者論も、ユーモラスかつシニカルで、楽しむことができます。

総体として、この著者は「ミステリ」という「ジャンル小説」に拘らずに、独自の作品世界を構築できると、今後も読みごたえのある小説を発表できるのではないか、と感じました。

二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.20
(5pt)

ほろ苦く甘い

最近の通勤のおとも。

主人公は、中年の小説家。
素晴らしい経歴なんだろうけれど、売れず。
生きていくためには、いろいろな筆名で、ポルノ、ヴァンパイア小説、推理小説、、
まで書いて、しまいには、家庭教師まで。彼女はさるし、家庭教師相手の女子高生からは小馬鹿にされる。
そんななかに、間もなく死刑となるはずの、猟期的連続殺人事件の、死刑囚から、条件付きの執筆の依頼。
うまくいけば、大ヒットになるはず。

ミステリーとしても、どんでん返しも十分にあるし、面白い。
決して、新しい技ではないのだけど、
読み返すと、いくつかのヒントはちりばめられていたのだけど、
最初は、犯人には、気がつかなかった、、。
上手に隠されてしまっていて。

普通の小説としても、事件解決後のほろ苦さとか、
人生感とかに非常に共鳴でき、
なんとも言えない余韻が残った、、。

よくできた小説だ。
でもねえ、、
小説の執筆の依頼があって、コアなファンサイトもあって、
それなりに、食えているのだから、、。
これで生きていく、、人の、意気込みというか、気力、運を感じる。
こういうのを、単純に二流っていうのかなあ。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.19
(5pt)

中年男の切ない青春ドラマ

主人公のクイーンズへの偏愛とか、日本でいえば純文学みたいなものへの嫌悪と劣等感とか、愉快で切なくて愛おしい。私はこの前半の雰囲気が好きだった。
 そんな気分に浸っていたら急展開して、話はいきなりスプラッター風になっちゃって加速する。読み逃したのか、私の理解が足りないのか、細部の未解決部分が多いまま終わるけど、全体に流れる空気はよく伝わってきた。クイーンズというところに行きたくなってくる。主人公は中年だけどちょっと泣けてくる青春ドラマでもある。読み終わるのがもったいなかったです。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.18
(5pt)

ほろ苦く甘い

最近の通勤のおとも。

主人公は、中年の小説家。
素晴らしい経歴なんだろうけれど、売れず。
生きていくためには、いろいろな筆名で、ポルノ、ヴァンパイア小説、推理小説、、
まで書いて、しまいには、家庭教師まで。彼女はさるし、家庭教師相手の女子高生からは小馬鹿にされる。
そんななかに、間もなく死刑となるはずの、猟期的連続殺人事件の、死刑囚から、条件付きの執筆の依頼。
うまくいけば、大ヒットになるはず。

ミステリーとしても、どんでん返しも十分にあるし、面白い。
決して、新しい技ではないのだけど、
読み返すと、いくつかのヒントはちりばめられていたのだけど、
最初は、犯人には、気がつかなかった、、。
上手に隠されてしまっていて。

普通の小説としても、事件解決後のほろ苦さとか、
人生感とかに非常に共鳴でき、
なんとも言えない余韻が残った、、。

よくできた小説だ。
でもねえ、、
小説の執筆の依頼があって、コアなファンサイトもあって、
それなりに、食えているのだから、、。
これで生きていく、、人の、意気込みというか、気力、運を感じる。
こういうのを、単純に二流っていうのかなあ。


二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.17
(5pt)

中年男の切ない青春ドラマ

主人公のクイーンズへの偏愛とか、日本でいえば純文学みたいなものへの嫌悪と劣等感とか、愉快で切なくて愛おしい。私はこの前半の雰囲気が好きだった。
 そんな気分に浸っていたら急展開して、話はいきなりスプラッター風になっちゃって加速する。読み逃したのか、私の理解が足りないのか、細部の未解決部分が多いまま終わるけど、全体に流れる空気はよく伝わってきた。クイーンズというところに行きたくなってくる。主人公は中年だけどちょっと泣けてくる青春ドラマでもある。読み終わるのがもったいなかったです。
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.16
(4pt)

R-15指定が必要かも、な内容

意外にそういう場面がたくさん出てきます。また、人がたくさん死にます。
二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014
No.15
(4pt)

R-15指定が必要かも、な内容

意外にそういう場面がたくさん出てきます。また、人がたくさん死にます。
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018456
No.14
(1pt)

題名通り

いくらなんでも軽すぎ!
 
主人公の行動、言動があまりにも稚拙、陳腐。
初めの殺人現場に遭遇した後とか。
女子高生、ストリッパー、FBI捜査官(特に尾行してた人)ら脇役も同様。 
 
が、しかし題名を見て気がつきました。(←読み終わってからかよ!)
私が読み方を間違えていました。
 
「二流小説家」が書いたパルプ・フィクション(≒バカミス)なのですね。
 
大変失礼致しました。
 
ポケミスから刊行されている、というのがトリックか。(笑)


二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 Amazon書評・レビュー: 二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
4151795014