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わが名はレッド
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わが名はレッドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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双子の弟と共に捨てられ孤児院で育った男の復讐譚。 惨めな暮らしの末、最愛の弟を亡くした主人公レッドは、自身を捨てた兄コナー・ドナヴァン一家に恨みをつのらせて、報復を企てる。この計画が病的とも言えるほど執拗なのだ。 警官の赤子を誘拐し孤児院に放置したレッド。レッドは、20年後、この娘ルシールを使って、ドナヴァン一家の破滅を開始するのだ。レッドの悪辣さが延々と語られていく。 ルシールを探り出し、ドナヴァン一家の娘アンを母親と勘違いさせ、己が罪を悔いさせようと画策するレッド。ここでもレッドは、ルシールに直接コンタクトせず、ルシールのルームメイト ジェマを通して間接的に操ろうとする。これが、卑劣かつ回りくどいのでストレスが溜まる。著者の悪党小説『Mr. クイン』のテンポの良さはどこに…。 レッドの計画は、連続猟奇殺人鬼、ピカソの登場で狂ってしまう。ピカソは、ジェマを惨殺した挙句、ルシールを誘拐するのだ。偶然撮られた殺戮シーンの動画を入手したレッドは、ピカソを脅迫し、ドナヴァン一家を殺害していく…と続く。ピカソとは何者?は良いのだが、ここまでくると、当初の計画との落差に不満を感じてしまう。 クインと同じ犯罪プランナーのレッドは、同じ無情の悪党でも、粘着度が半端ないからか、どうも好きになれない。ゆえに結末はスカッとしてしまったよ。 | ||||
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