わが名はレッド



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初公開日(参考)2002年08月
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長編小説

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わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2002年08月31日 わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)

犯罪組織を裏で操る男レッド・ドック。幼いころ親に捨てられた彼と弟は、荒れた修道院で凄惨な少年期を送る。やがて弟は非業の死を遂げ、彼は誓った。俺の人生を破壊した奴らを皆あの世に送ってやる、と。20年後、レッドは誘拐した警官夫婦の赤子を利用し、親族への復讐を開始。誰も予想だにしなかった究極の犯罪計画がついに幕を開ける…。『Mr.クイン』でミステリ史を塗りかえた著者が放つ「史上最悪」の暗黒小説。 (「BOOK」データベースより)




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No.7:
(3pt)

粘着度の高い復讐譚

双子の弟と共に捨てられ孤児院で育った男の復讐譚。

惨めな暮らしの末、最愛の弟を亡くした主人公レッドは、自身を捨てた兄コナー・ドナヴァン一家に恨みをつのらせて、報復を企てる。この計画が病的とも言えるほど執拗なのだ。

警官の赤子を誘拐し孤児院に放置したレッド。レッドは、20年後、この娘ルシールを使って、ドナヴァン一家の破滅を開始するのだ。レッドの悪辣さが延々と語られていく。

ルシールを探り出し、ドナヴァン一家の娘アンを母親と勘違いさせ、己が罪を悔いさせようと画策するレッド。ここでもレッドは、ルシールに直接コンタクトせず、ルシールのルームメイト ジェマを通して間接的に操ろうとする。これが、卑劣かつ回りくどいのでストレスが溜まる。著者の悪党小説『Mr. クイン』のテンポの良さはどこに…。

レッドの計画は、連続猟奇殺人鬼、ピカソの登場で狂ってしまう。ピカソは、ジェマを惨殺した挙句、ルシールを誘拐するのだ。偶然撮られた殺戮シーンの動画を入手したレッドは、ピカソを脅迫し、ドナヴァン一家を殺害していく…と続く。ピカソとは何者?は良いのだが、ここまでくると、当初の計画との落差に不満を感じてしまう。

クインと同じ犯罪プランナーのレッドは、同じ無情の悪党でも、粘着度が半端ないからか、どうも好きになれない。ゆえに結末はスカッとしてしまったよ。
わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.6:
(4pt)

ライト・クライム・ノベルです

「悪い奴が、いるもんだナ。他人の一生を滅茶苦茶にして……」が第一の感想。
他のレビュアーは、微に入り細に入りストーリーを論じていますが、
私は単純に楽しめました。

ピカソという名のサイコ・キラーが登場したあたりから、暗黒小説・犯罪小説
から娯楽的要素が強まった気がします。
その意味で本作は、ライト・クライム・ノベルと言えるでしょう。
わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.5:
(4pt)

緻密な復讐

Mr.クインに続く、著者のデビュー2作目。
主人公のレッド・ドックは、Mr.クインのジャード・クイン同様、犯罪プランナーだ。
ただし、この2作品で主人公の性格は異なっている。

クインが純粋に職業として、金儲けとして、仕掛けを楽しむのに比べて、レッドは
ひたすらに復讐に燃えている。

自分の復讐のために、何年も、何年も時間をかけて、緻密な仕掛けを作っていく様は、
Mr.クインにあった作品としての明るい感じのユーモア性は感じられずダークなトーンである。
それは、Mr.クインよりも、主人公を描く上で復讐を目的に生きる主人公の内なる世界と、アイルランドの歴史に踏み込んでいるからだと言える。
ブラックユーモア的な楽しみはMr.クインに譲るが、作品としての完成度は高いと感じた。
わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(4pt)

最後までクールでいて欲しかったが・・・

最後がややあっけなかったが、かなり引き込まれた。本の帯には、「闘うベストテン2002」海外ミステリー編第2位、「このミステリーがすごい!2003年版」海外編第3位とあるが、こうした高い評価を受けているのもうなづける。著者の「Mr.クイン」は未読なので是非読みたい。完全犯罪の迂遠ではあるが用意周到な準備とそれをぶちこわしにしかねないサイコ・キラーの登場という設定の面白さ、軽妙な語り口で前中盤は★5つ。ただ、予想もしていなかったあっけない幕切れで、結末は★3つ、平均すると★4つくらい。主人公レッドは、最初はすこぶるつきの優秀なのだが、徐々に優秀のレベルが落ちてくる。最後まで、クールで頭のいい悪役のままでいて欲しかったというのは読者の欲張りか。
わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.3:
(4pt)

born to be bad

犯人が語るというミステリーは結構古くからありますが、そのほとんどは、犯人が捕まらない様にと、ビクビクしています。でもこの物語の主人公は、根っから悪いというか、ピンチになりかけても動じません。なんとまぁ悪くなる為に生まれてきた様な、宿命の人です。あまりにサクサクと、すごいことをやり続けていくので、かなりひどいことをしていても、怪奇的な怖さがない分、現代風です。星が4つなのは、結末が少しものたりないかな?ということで。こんな人が世の中にいて欲しくないですけどね。
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