■スポンサードリンク
ファイナル・カントリー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ファイナル・カントリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アナーキーな中年探偵ミロシリーズ。題名『ファイナル・カントリー』がストーリーそのものを暗示している。錯綜する登場人物とストーリーに頭の整理が追いつかないが、重厚な物語はさすが。破天荒な暴力シーン、酒、ドラッグ。そして緻密な描写と多用される比喩がすばらしい。名作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クラムリーは超寡作なので、本作品も勿体無くて購入後1年以上寝かせていました。結論から言えば、寝かせる必要が無いほど熟成した味わい深い作品です。こう書くと滋味あふれる知性的小説のようですが、主人公のミロは、ジジイなのに(作中、還暦を迎えます)、その行動たるや無軌道な若者の如くです。それでも熟成感を感じさせるのは、ミロの魅力的な人物像を読者に印象付けるクラムリーの筆力でしょうか? 今回の作品でも、嘘・欲望・暴力・愛・別離が描かれており、行き着いたところには、ある種の諦観があるのですが、それが虚しいものとは思えませんでした。こんなことをしていて一体何の得があるのか?このミロの行動原理に対する疑問を考える上でも重要な2人の女性が登場します。この女性たちとミロのやりとりが非常に秀逸です。 いやはや、全く文句なしの5つ星です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クラムリーは超寡作なので、本作品も勿体無くて購入後1年以上寝かせていました。結論から言えば、寝かせる必要が無いほど熟成した味わい深い作品です。こう書くと滋味あふれる知性的小説のようですが、主人公のミロは、ジジイなのに(作中、還暦を迎えます)、その行動たるや無軌道な若者の如くです。それでも熟成感を感じさせるのは、ミロの魅力的な人物像を読者に印象付けるクラムリーの筆力でしょうか? 今回の作品でも、嘘・欲望・暴力・愛・別離が描かれており、行き着いたところには、ある種の諦観があるのですが、それが虚しいものとは思えませんでした。こんなことをしていて一体何の得があるのか?このミロの行動原理に対する疑問を考える上でも重要な2人の女性が登場します。この女性たちとミロのやりとりが非常に秀逸です。 いやはや、全く文句なしの5つ星です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「このミステリーがすごい(2005年版)」の海外編4位に 入ったと言うことで、久しぶりに買ったクラムリーに度肝を 抜かれた。本作は著者が描く二大探偵のうちのひとり、酔いどれ 探偵ミロ・ミロドラゴヴィッチ・シリーズの作品なのだが、 この還暦を迎えた探偵のタフガイぶりは桁外れだ。コカインを 吸い続け、車でアメリカを縦横無尽に駆けずりまわり、 セックスもばんばんこなす。いや、すごい。ミステリーとしても 様々な趣向が凝らされ、最後のどんでんがえしもまたすごい。 素晴らしい。でも、何よりもミロの絶倫ぶりがやはり一番の驚きだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「このミステリーがすごい(2005年版)」の海外編4位に 入ったと言うことで、久しぶりに買ったクラムリーに度肝を 抜かれた。本作は著者が描く二大探偵のうちのひとり、酔いどれ 探偵ミロ・ミロドラゴヴィッチ・シリーズの作品なのだが、 この還暦を迎えた探偵のタフガイぶりは桁外れだ。コカインを 吸い続け、車でアメリカを縦横無尽に駆けずりまわり、 セックスもばんばんこなす。いや、すごい。ミステリーとしても 様々な趣向が凝らされ、最後のどんでんがえしもまたすごい。 素晴らしい。でも、何よりもミロの絶倫ぶりがやはり一番の驚きだ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!