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13時間前の未来の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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妻を殺された主人公が過去にさかのぼって妻を救おうとする。小説好きなら絶対に見逃せない舞台設定だろう。大いに期待し、大いに裏切られた。 謎解きを期待していたのだが、謎解き、少なくともロジカルな謎解きは一切ない。安っぽいアクション小説に終始している。 第一タイムトラベルもののセオリーをまったく無視していることが気に入らない。タイムトラベルのしくみがいい加減なことや、主人公が過去をいじることの影響にまったく触れられていないのはまあ許すとして(許せないか)、時間をさかのぼるごとに何度も過去をいじって、最後の結果だけが未来に影響するというのは虫がよすぎる。それに過去に戻ったときにもうひとりの自分がいないのはどうしたことか? 残された時間が少ないのに、主人公が余裕をかましているシーンが多いのも気になる。もっと言えば、妻を救うための行動自身も不可解なものが多すぎる。 B級でもおこがましい、C級作品だ。 | ||||
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変った題名だが、時間遡行というSF的趣向を採り入れたサスペンスである。冒頭は"第12章"で、警察の取調室で主人公が妻殺しの容疑で検挙寸前の所から始まる。そこに謎の人物が現われ、主人公に「妻の命を助けるチャンスがある」と告げる。そして、章の終りで主人公は2時間前にタイムスリップし、次の章で1時間過ぎると再度その2時間前にタイムスリップするという具合に、各章の冒頭で1時間づつ時間を遡り、そのリミットが12時間という趣向。タイムスリップした世界で主人公以外の人間は通常の行動を採っている。通常のタイムリミット物を時間的に逆向きに映すためにSFの力を借りたという形。 そして、第9章で主人公は生前の妻と会うが、作者がタイムパラドックスの問題を完全に無視している事が改めて分かる。主人公の言動が妻の命を救ったとしても、飽くまでパラレルワールド中の異世界での話で、冒頭の世界での主人公の嫌疑が晴れる訳でもなければ、妻の命が救われる訳でもない。そして結局、妻はこの世界でも殺害され、この段階で本作の趣向は霧散してしまい、物語の求心力は殆ど無くなったと言って良い。更に過去にタイムスリップして妻を未然に救ったとしても、パラレルワールド中の複数の異世界において妻は既に殺されている訳だから。後は通常の犯人・動機探しである。これがまた凡庸な展開で読み進めるのに苦労した。章に跨る同じ記述の繰り返しには特に閉口した。何より、主人公がタイムスリップした世界の中で遭遇した事象を、以前(未来)の章(世界)で覚えていないという事実が主人公の行動の無意味さを露呈している。結末もご都合主義に過ぎて、呆然とさせられる。 パラレルワールドという問題を扱うには作者の意識・手法が拙劣過ぎると感じた。我が筒井を是非見習って欲しいとも思った。まさに"趣向倒れ"の一作と言って良いだろう。 | ||||
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