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お初の繭
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お初の繭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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途中から最後の流れが予想でき、尚且つ最後の展開も盛り上がりなく、そのまま終わることが少し残念でした。大賞を取ったので期待していたがそこまでの作品に感じなかった。物語の面白みを重視するならあまりお勧めできません。古来の日本文化的な閉鎖感を表現する意味では良い作品ではないかと思います。 | ||||
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作者の性的嗜好に塗り固められた作品です。 読後感も最悪でしばらく気分が悪くなりました。 マニアが好きな作品として、話題になるのはわかるのですが、ホラー大賞、大賞って! 絶対もっといい作品があったはず! 林真理子さんの評価に首を縦に振りまくりました!! | ||||
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虫が苦手な身としては読み進めるにつれてぞわぞわ鳥肌が立つ描写が増えていきます。しかし時間を置くと読み返したくなる不思議。 おふざけ満点のネーミングセンスや内容よ悪趣味度合いから、ニッチなエログロでお馴染みのサイ●レット辺りがビジュアルノベルゲーム化したら最高にハマりそうです。絶対やらないけどね!! | ||||
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日本ホラー小説大賞受賞作品を、古いもの(一番古いものは第2回大賞受賞作『パラサイト・イヴ』)から順に読んでいる。本作は8作目。 これまで読んだ作品は、いずれも全く恐怖が感じられなかった。 この大賞が想定しているホラーとは何か、大いに疑問を感じていたところだった。 その点、本作は初めて、恐怖のようなものや、不気味さが感じられた作品だ。 場の設定やストーリーにオリジナリティがあり、文体も簡潔で読みやすい。 作者は農業大学を出ているとのことなので、養蚕に関する描写も、専門知識に裏打ちされているのであろう。 しかし、残念ながら、本作を再読したいとは決して思わない。 読んだ後味が、極めて悪い。 カタルシスが、まったく感じられない。 結末のもって行き方で、これは回避できたはずだが。 もう一つの問題点は、少女たちへの虐待描写だ。 これはかなり露骨であり、受賞当時は問題とならなかったのであろうが、現在ではどうだろうか。 いくら虚構の世界とはいえ、未成年者への性的虐待が問題視されている現代では、不適切な箇所が多いのではないだろうか。 せっかく独創的な世界を作り出したのに、残念と言わざるを得ない。 | ||||
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足腰のしっかりした文章で読みやすい。 一方でホラー小説に必要な不穏な雰囲気や質感の表現が若干弱い。 どんどん読めるのがそこまで怖くない。 | ||||
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古くさいしゃべり方の女の子達が裸になったりして色々ひどい目にあうホラー小説です。 小さい女の子がひどい目にあっている様を見るのが大好きなので、大変満足のいく作品でした! 露骨すぎる変態描写とおふざけ100%の人物名のおかげで、暗さはあまりありません。 それにしても、主人公が頑張っててめっちゃ健気ですね……。 萌えー!! | ||||
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旨い酒を呑んだようなあと味。料理の邪魔をしない、いい酒です。地名などのネーミングの点で星ひとつマイナス。 | ||||
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この度はお世話になりました。これをご縁にまたよろしくお願いいたします | ||||
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オチが最初からバレバレであるが、お初の一人称で進む文章は不安を募らせ、なかなか雰囲気が出ていたと思う。 しかしそのオチの描写が…もちろん意識的なのであろうが、突然の安っぽいラスボスみたいなベタなセリフ回しがキツかった。 読めるオチを盛り上げるにはこれしかなかったのかもしれないが、角川ホラー大賞ってこういうの多いな、という印象(笑)。 | ||||
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世界観と文体は好みだったけれど、あほらしい下ネタが多い。裏表紙のあらすじには淫靡とあったが下品というほうがしっくりくる。ホラーを期待したのに怖くもなく無駄に厭らしいばかり。選考委員は何を考えていたのか分からない。 | ||||
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内容的には既知的でありながら、次が気になる感じで、本当に一気に読んだ。 ま、本である限り、読んでまたすぐ読み返すことはないので、また何年か後に 紐解くのだろうか・・・。 | ||||
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お初は12歳で村の少女達と共に製糸工場に奉公に出る。特殊な蛾を育てて糸を取っているその工場では女工の身体検査などが徹底しており、まだ初潮を迎えていないお初は養蚕の担当に選ばれるが・・・ 物語には、意表を突く展開で先読みを許さないものと、伏線などで先の展開を匂わせておき読者に「ああ、やはり」と想わせるものとあるが、こちらは後者で、それが実に美事。終盤に入って何度「ああ、やはり」と心中で云わせ続けられた事だろうか。 | ||||
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新鮮で面白かったです。けどやっぱり救いが欲しかった。 | ||||
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文章はとても読みやすかった。けれども途中から飛ばし読みをして結末を読んだ。 ホラー小説大賞とするには、インパクトに欠ける作品と感じた。全部を読めなかった大賞作品はこれが初めて。 ユーモア?なのか製糸工場で登場する動物や人物のネーミングは何を意図していたんだろう?作品のイメージがヘンテコなものに なってしまって途中から飽きてしまった。結末も予想した通りだった。結末が「おおっ」と捻りのあるものならまだよかった。 | ||||
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予想通り…あるいは予想とそう変わらない内容の残虐が描写が延々続くだけで、 こんなものがホラー? そもそも、タイトルでネタバレしちゃってますし。 作者の頭の中はこういうもので一杯なんだろうなと思ったら吐き気がしました。 他の方も書いていますがホラーじゃないです。ただのエログロ。 確かに読み進めさせる何かはありますが、面白いからというより謎が気になるからというだけです。 そこを面白さと履き違えている選考委員が居たことも、非常に残念でした。 少女を標的にした犯罪が問題になっているのに、こういうものを大賞として世に出すというのは、 出版社も選考委員もモラルについて考えているのか疑問ですね。 その点、林真理子氏が巻末の評価で苦言を呈していたことは、非常によかったです。 暗にこの本に対する指摘とも受け取れました>まさにそういう本ですので 人物の書き分けができているという評価がありましたが、それって当たり前のことでは? 人物といえば、洞察がとにかく浅い。読後に残るものが何もありません。 残虐的な内容でも、何か考えさせられるものを感じるなら『テーマ』として生きてきますが、 読後にそういうものがない、伝わってこないというのは、非常に痛いです。 (ここに出すのも何ですが、『魍魎のはこ』『屍鬼』なども残虐でしたが、読後に考えさせれられました) この本で評価できることがあるとすれば、たしかに読み進めさせられてしまったこと。 でもそれは面白かったからではないです。他の方も書いているような、下種な好奇心?みたいなもの。 週刊誌で他人のすっぱ抜きを読むような、それだけのことです。 だから読後感も最悪、ただ気持ち悪いだけ。 作者は世の中のいびつさ、ゆがみを表現したかったというような趣旨のことを書いていますが、 私から見れば、『それは貴方の目が曇っているってだけでは?』といいたいです。 女性ホルモンが少ないから処女がいいというなら、むしろ男性のほうが良いような気がしますし(笑) 『卒業』した女工が戻ってきても口を噤んでいるというのも、ちょっと。 あまりに女と言うものを知らなさ過ぎると思いました。 これは一例ですが、読みながら突っ込みどころも満載でした。 ゲスなオヤジギャグのネーミングセンス、読後の『何もない』感… ☆はゼロでもいいくらいですが、無評価は不本意ですので、最悪の意味でひとつだけつけます。 ホラー大賞って、こんな作品でも取れるんですね。私の中では、この賞の価値が確実に下がりました。 | ||||
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この作品を読んでいて、小説の「滋味」みたいなものを深く考えさせられた。 最近は、「100万部突破!」みたいな本を読んでも、がっかりさせられることが多い。 単に、もっとも裾野が広い読者層(普段、本を読まないような人)をターゲットに、平易な文章でわかりやすく書かれたようなものが多く、事実、そういうものが良く売れているように見える。 この「お初の繭」は、そういう流れからはちょっと外れているところに好感が持てた。 少なくとも「わかりやすさ、読みやすさ=面白さ」だと勘違いしている読者は相手にしていない作品だと思う。 ネーミングのセンス云々は、人それぞれだと思うしかないが、作者の持っているオリジナリティは高いと思うので、次回作に期待する。 | ||||
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お初は、はるか遠くの製糸工場へ働きに出る。その工場から、期間を無事に終えて帰って来れる者は5人に1人しかいない。傑作時代ホラー小説。 作品を包む世界観が素晴らしい。時代小説特有の侘びさびと、現代人の話し方や、ネーミングセンスが渾然一体と融和して、見事な世界観を作り上げている。 文章力、表現力も一流作家にひけをとらない。 物語はかなり前の方から、大体の結末が見えてくるが、分かっていてもおぞましいオチであった。 ホラー小説大賞の風格漂う一作。 | ||||
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素晴らしい作品。この作品には「現実感のある怖さ」を感じる。 ホラーとは何だろうか?人によっては幽霊や残虐な殺人かも知れないが、本当のホラーとは、人間の心や生の人間が暮らす現実社会にあるのではないだろうかと考えさせられた。 独特の世界観の構築と演出も素晴らしい。ミステリー小説的なドンデン返しを作品に期待するベタなホラーの愛好家は、ストーリーや文体がシンプルだと言うかも知れない。しかしこの作品は、蚕を煮る匂い、滴る汗、工場の湿気までも読者に想像させ、読者を「物語の世界」に引き込む従来のホラー小説にはない文学的要素も感じる。ストーリーを予期できたらいけないのか。逆にストーリーを予期できていても、物語の世界から読者を離さない何かが、この作品にはあるように思う。 ジャンルとして昔話の残酷物語的ホラーとでも言えるのかも知れないが、それを嫌味に出さない文体とストーリー構成には好感を持った。方言や工場の描写などを見ると、筆者の綿密な調査と緻密な作業を感じる。軽いノリのようで実は重厚、薄いようで実はソリッドな印象。これらが分かるリテラシーを持った読者は非常に楽しめる作品だと思う。この作品は『安藤三兄弟の、、、』や『紗央里ちゃんの、、、』といった猟奇的殺人や死体描写、幽霊物の「書き殴り的小説」で溢れる近年のホラーとは対極的な存在で、日本のホラーの新たなジャンルの誕生を感じさせる。 | ||||
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他の方が書かれているようにストーリーは読み始めて、すぐに類推できてしまう。 しかも内容が既に他の作家によって書かれているものばかり。 一体、何が評価されて大賞になったのだろう? 他の応募作がそれほどダメだったのだろうか? 謎が深まるばかりです。 | ||||
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「野麦峠」の都市伝説バージョン。 週刊誌の「ちょっと怖い話特集」で扱うレベルです。 読み始めで想像出来るストーリー。 ただ気分が悪いだけ。 全く怖くない作品がホラー大賞? この手の話なら往年の西村寿行氏の作品をお薦めします。 | ||||
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