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レッド・ドラゴン
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【この小説が収録されている参考書籍】
レッド・ドラゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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新潮社の「羊たちの沈黙」(旧訳) も一緒に読んでたんですが、アレに比べるとこっちははるかに読みやすいですね。 訳がダメとか言ってる人は菊池光訳の「羊たちの沈黙」読んだこと無いんでしょうか? | ||||
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上巻は結構退屈で、事件の事前説明が大半を占めます。 レクター博士を愛でることが唯一の楽しみでした。 それにトマス・ハリスは何も悪くないと思いますけど、訳がひどくて読むのを途中でやめたくなりました。 英語を正しく訳しているんでしょうが、すごく目が滑るような文章になっていて、日本語としての魅力が皆無でした。 下巻に入ってからは最初から最後まで面白いという出来で、ずっと目が離せません。 犯人の過去からの人格形成や葛藤などは大変面白かったし、犯行現場の緊張感ときたら手に汗握るほどです。 だからこそもったいない。本当に文章だけが残念な作品だと思います。惜しい。 | ||||
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「羊たちの沈黙」を読んでからこちらを読みました。書かれた順に読むのが正解でしょうが、それでもスピーディーな展開が良かったです。 | ||||
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当ver.はいわゆるペーパーバックサイズより若干背が高い変形版で、たいへん美麗な装丁 が目を惹く(本棚への収まりが悪いところが難点)。淡々と始まりながらも徐々にペース が上がっていくため、気がつくと夢中になっている。エンターテイメント色は薄めで地味 な印象を受けるがバランスが素晴らしく、たいへん楽しめる作品。次作以降とは異なり、 主人公が男性であることも感情移入のしやすさにつながっている。 | ||||
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英語の読解力をみがくためにこの本を購入しました。ふつうならば、ミステリーなどの娯楽小説の英文は比較的わかりやすい英文で書かれているのでネイティブでなくとも読みやすいのですが、この本は違いましたね・・・。たぶん、この本の英文は、ネイティブにとっても歯ごたえのある英文だと思います。僕が接してきた英文小説のなかで最も難しいです。非常に平易な英文で書かれたマイケル・ムーアの本(タイトルは忘れました)とはまったく対照的です。 | ||||
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トマス・ハリスの名作。 涙なくしては読めない。 ハンニバル・レクター登場。 | ||||
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ストーリーはとても面白いです。 レクター博士も素敵でした。 しかし訳があまりにも酷いと思います。とても良いシーンや緊迫したシーンでも、訳のせいで現実に引き戻されてしまう所もありました。 正直、訳をこんなに酷いと思ったのは初めてです。もう少し何とかならなかったのでしょうか…。 ハヤカワ文庫は翻訳権を独占するべきではありません。 訳が酷いだけで原作に罪はないので星3つです。 | ||||
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映画を観てから手に取りました。 羊たちの沈黙、ハンニバルを読んでいますが、 それらに比べて和訳が子供っぽいというか表面的な感じがします。 せっかくの原作の良さが台なし。 ストーリーはいいです。 | ||||
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「ハンニバル」を読んだ後に「レッド・ドラゴン」を読みましたが、ストーリーは荒削りながらも、精神異常者による連続殺人を、犯人の出生・生い立ちにさかのぼって、緻密に描かれていて、結末にも大どんでん返しが仕掛けられていて、作家トマス・ハリスの天才が余すところなく出ている読み応えのある1冊になっていました。フィクションでありながら、人間の生い立ちの大切さや精神異常へ至る描写によって、精神異常を伴う犯罪者の人物像に鋭く迫っていて、幼少期の環境と人間の健全な精神の発達について、深く考えさせられました。傑作です。 | ||||
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いかに殺人狂の心理といっても、ミステリー小説である以上は可能な限り犯人の心理と行動は理屈で説明されなくてはならない。こんな作者の信念が生み出したのが、天才精神医学者であり殺人嗜好者であるレクター博士である。いかにもアメリカ的な合理主義の要請がこの小説のキャラ設定とストーリーには溢れている。(まあ、そもそも現代ミステリー小説の源流に位置するポーを産んだのからしてアメリカなわけで、殺人事件という異常事態を理性で紐解いていくというミステリーの思想は本来極めて合理主義的なものだ。) だが、狂気を例に挙げるまでもなく、実際の人間の心理はかなり不合理だったりする。僕はこの点で、現実と(殆どの)大衆ミステリー小説の間には溝があると思っている。ストーリーの内容的には緻密な構成と、映画化を念頭に置いて書かれたみたいなサスペンス・シーンの連続には感心させられたものの、やっぱり人物設定がよくでき過ぎているが故に、この世の中の狂気や暴力をカギカッコに入れて眺めつつ安心してるような限界はあると思う。もちろん、これは全てのミステリー小説に対する批判ではなくて、全然別の狂気の描き方をしているようなミステリー小説も存在するだろうと思うし、案外、「メフィスト」系をはじめとする日本の若い書き手の方がこういう限界から遥かに自由なのではないかと予感していたりもするので、相対評価で星を1つ削った。 なお、余りにも有名な小説なので、読む前から粗筋を知っている人も多いだろう。僕もそうだったが、それでも下巻のエピソードをネタバレ的に明かした本書上巻の解説はいただけなかった。 | ||||
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ブルックリン美術館にある「大いなる赤き竜(レッド・ドラゴン)と日をまとう女」の現物は"34'p×43'p"という非常に小さな水彩画である。この水彩画を目にしたことから、あるDPE屋の技師の人生は狂ってしまった。このDPEラボの名称が"Gateway"というのも極めて象徴的である。本書が発表された1981年当時、写真業界は銀鉛写真全盛の時代であり、DPE屋がビジネスとして成り立っていたのだ。 本作におけるハンニバル・レクター博士は身柄を拘束された捕らわれの身であり、直接犯罪の手を下すわけではない。 ハンニバル、あの第二回ポエニ戦争で、見事あのローマを打ち破ったカルタゴの名将である。欧米ではいうことを聞かない子どもに対して、親たちは「ハンニバルが来るぞ!」と脅かせば、大抵の子どもは静かになるという。平成ジャパンの「ガオーさん」というところか。 本格推理小説ではないので、プロットとか、こりゃ何かの伏線かいな、という積りで呼んでいくと、まったく関係ないということが多々ある。ハンニバルがウイルに投げ掛ける「あんたがわたしを捕まえたわけは、わたしたちが瓜二つだからさ」と言った意味合いとか、麻雀パイの"中"キャラクターの意味など。 | ||||
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それ程のモンじゃないやろ?訳?途中で一回放りだしたが、まあこんなもんやろ。一応最後まで読めたが、世評とか部数とか過大評価しすぎだよ。このシリーズ、著者にとってはラッキーチャチャチャだな。ハリウッドに感謝! | ||||
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トマス・ハリスのハンニバル・レクター博士シリーズは皆すばらしいですが、その中でも「レッド・ドラゴン」は、サイコキラーのキャラクターが秀逸です。写真屋という他人のプライバシーを覗き見できる場所で獲物さがす。デジカメ、自宅プリントができる今では、心配はいりませんが、調子に乗って、ブログにプライバシーをのせていると、サイコキラーに目を付けられるかも知れませんので、お気をつけて。 | ||||
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犯罪者側を悪の権化としてだけ書くのでは無く、犯罪者にも歩んできた人生があり、その描写にページを惜しみなく費やしている作品が好きです。特に、犯人の幼少期におけるつらい体験は涙を誘います。実際、終盤では自分は犯罪者側の立場になってドキドキしました。また、犯人の変態ぶりもキテマス!25年以上前に書かれた作品とは思えません。ダラハイドとレバの触れ合いや、それによって変化するダラハイドの感情の動きも細かく書き込まれており、一人の人間としてのキャラクターを与えています。続編の「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」もこれから読もうと思います。 | ||||
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ハンニバル・レクターシリーズの第一作ということで購入しました。なんじゃ。これは。英語が難解で読みにくい。ぜんぜんこなれていません。ロビンスやシェルダンといった一流のストーリーテラーに慣れた読者には酷です。とくにネイティヴでない私には苦痛でした。また犯人の行動が変です。主人公のグレアムをねらったりするから返り討ちにあうのです。この作品ではレクター博士の恐ろしさが十分に描写されていません。まだ脇役ですね。とはいっても「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」につながる重要な作品であることにはかわりがありません。 | ||||
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「"ハンニバル"レクター」シリーズの初作であり、次作のソフィストケイトされた「羊たちの沈黙」より衝撃度で数段優っていると思う。"ハンニバル"レクターの天才精神科医にして異常犯罪者という設定のユニークさ。FBIの捜査官でありながら感性がレクターに近く、相打ちの形でレクターを独房に追いやったグレアム。 グレアムが退職した後、レクターを崇拝するサイコ・キラーが満月の夜に猟奇殺人を繰り返す。FBIはグレアムに協力を仰ぎ、更にグレアムはレクターに協力を求める。この辺の人間模様も面白い。レクターの真意不明な言動に振り回されながらも、犯人に近づいていく捜査陣。そして、犯人はグレアム一家を狙うようになる。サスペンス性も充分である。バイオレンスの香りがプンプンとする。やがて明らかにされるサイコ・キラーの人物造型も巧み。 ユニークな人物設定と、緊張感と衝撃度抜群のストーリー展開。既に本作で"ハンニバル"レクターをシリーズ・キャラクターとする構想が示唆される。強烈な衝撃性が味わえるレクター・シリーズ第1作。 | ||||
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トーマス・ハリスはすごい作家だと思った。新聞記者としてキャリアをつみ、APのエディタを経てから、独立して作家に転向したと聞いているが、全編を通じて、ピンと張り詰めた文章は最後まで一寸の隙も、無駄もいっさいない。 バーミンガムとアトランタで、一家惨殺事件が発生する。どちらも絵に描いたような幸せな夫婦と子供3人の裕福な一般家庭。事件が発生するのはいづれも満月の晩。この2つの事件を結ぶ鍵はなにか? 単純な殺人事件でないことを予感したくFBIのクロフォードは、今はFBIを離れているグラハムに協力を仰ぐ。このグラハムこそ、数年前レクターの逮捕を なしとげた捜査官であり、殺人鬼の心理を読める不思議な才能を持っていた。 追うものと、追われるもの。トーマス・ハリスは、その非凡な筆で、殺人者の 心理と人生を描き、この小説を単なる捜査物の読み物にはない深みとすごみを与えることに成功している。 私は、羊たちの沈黙の後に、このRed Dragonを読んだ。優劣などつけようがないぐらい両者とも素晴らしいと思った。とにかく脱帽した。 トーマス・ハリスの文体は、FBIの捜査メソッド関係の専門用語が結構出てくるし、捜査官たちが使うスラングがちりばめられていて、とっつきにくいかもしれない。しかし、彼のスタイルはFBIのラボ調査の現場に立ち会っているような、キョーレツな臨場感を持っている。辞書さえあれば、文体自体は非常に簡潔で美しい。 私はダ・ビンチ・コードのダン・ブラウンより、トーマス・ハリスの方が作家としては上だという気がする。 ハリスが最後に「ハンニバル」を1999年に出してからすでに7年たっている。 この寡作な作家が次作を発表するのはいつになるのだろうか。 | ||||
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彼の作品の、ハンニバル初登場の話。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」を読後、この本に初めて手をつけた。 ハンニバルが監獄にいるのと、スターリングが話に出て来ないのが残念だが、ストーリーは十分に読み応えはある。 簡単な推理要素が加味されているが、犯人の人格要素を盛り込んでいる点は他の作品と変わらない。そうして犯人の新たな殺人予告に、縮み上がるような恐怖と悦楽を味あわされる。 「噛みつき魔」といって思い起こされるのが、映画ハンニバルでも公開された、看護婦噛みつき事件である。博士は残酷性に富み、私達をいつも楽しませてくれる。 | ||||
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トマス・ハリスは、数年に1度しか 本を書かない作家で有名だ。この本と出合ったのは、もう十数年前だ。映画「羊たちの沈黙」がヒットしたので、 その後で、この本を知った人の方が多いと思う。ただ、決して上記の作品と優劣を比べることは出来ない。何故なら、この人の作品は、言葉に出来ない程、 ストーリーが面白く、全く展開が予想できない。もし、これから読むのなら、「羊たちの沈黙」は 頭から忘れて、新たな気持ちで読んで欲しい。きっと、時間が経つのを忘れて、この本に 没頭させられることだろう。 | ||||
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トーマス・ハリスという作家は、周知の通り、 「羊たちの沈黙」で世界的な知名度を得た。 僕自身もその成功まで著者の存在を認知していなかった。 本作を読んだのも、「羊・・」の映画・原作を読んだ後だ。 もう10年ほど前になる。 とにかく、脱帽した。 「倒錯の心理」を核におき、重層的で緻密な人物造形は、精緻で完全なリアリティを成立させ、人物像が複雑に絡み合う ストーリーは見事な構成をもち、微塵の破綻もない。 主人公の分析とともに進む展開は抑制されたケレンのない 文章で語られ、読むものを引き付けて離さない。 この完成度の高さに匹敵するエンターテイメントは 僕が知る限りスティーブン・キングの「ファイアスターター」かフレデリック・フォーサイスの諸作!にしか見当たらない。本書が「羊・・」の興行的成功後も特段の宣伝もされず、 多くの書店で平積みとなっていたのは、作品そのものの圧倒的な力に よるのだろう。 「羊・・」の後、サイコスリラーは大きなブームとなり、山ほどの サイコ作品が出版、上映されたが、本作はそれらの凡百と完全に一線をひく段違いの名作。ぜひ一読を! | ||||
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