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小袖日記



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【この小説が収録されている参考書籍】
小袖日記
小袖日記 (文春文庫)
小袖日記 (文春文庫)

小袖日記の評価: 3.88/5点 レビュー 24件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(3pt)

歴史を超えても変わらない「女の幸せ」

時代はまったく違うけれど
恋をして、幸せになりたいという女性の想いは同じ。
しかし平安の女性は周りの決めた男性と結婚することが圧倒的に多く、
主人公は彼女たちの姿を見て女としての生き方を模索していきます。

それぞれのお姫さまがとても魅力的です。
時代には逆らえずに、不幸な運命を背負う姫さまもいるけれど、
どの姫さまにも時代を超えて理解できる「女だけがわかる共感」を感じられる。

個人的な好みで言っちゃうと、
もっと重厚に切ない物語に仕上げてくれた方が私は好きかも。
そのへんが残念・・・。
ラストが急ぎ足になっちゃったのも惜しい!

歴史に詳しい人は歴史を冒とくしてると思ってしまうかもしれないけど、
無知な私にはそんなことはまったく気にならず。
小説を読むにあたり、私は時代モノが苦手な傾向にあるのですが、
これは軽いタッチなので比較的苦がなく読むことができました。
小袖日記Amazon書評・レビュー:小袖日記より
4163258906
No.3:
(3pt)

歴史を超えても変わらない「女の幸せ」

時代はまったく違うけれど
恋をして、幸せになりたいという女性の想いは同じ。
しかし平安の女性は周りの決めた男性と結婚することが圧倒的に多く、
主人公は彼女たちの姿を見て女としての生き方を模索していきます。

それぞれのお姫さまがとても魅力的です。
時代には逆らえずに、不幸な運命を背負う姫さまもいるけれど、
どの姫さまにも時代を超えて理解できる「女だけがわかる共感」を感じられる。

個人的な好みで言っちゃうと、
もっと重厚に切ない物語に仕上げてくれた方が私は好きかも。
そのへんが残念・・・。
ラストが急ぎ足になっちゃったのも惜しい!

歴史に詳しい人は歴史を冒とくしてると思ってしまうかもしれないけど、
無知な私にはそんなことはまったく気にならず。
小説を読むにあたり、私は時代モノが苦手な傾向にあるのですが、
これは軽いタッチなので比較的苦がなく読むことができました。
小袖日記 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:小袖日記 (文春文庫)より
4167918625
No.2:
(4pt)

欧米、いえいえ、平安か!!

失恋した女性が平安時代にタイムトリップ。「源氏物語」を執筆する香子さまのために
モデルを探したり取材やインタビューをしたりする「小袖」という女房と入れ替わって
しまったらしく、そのお仕事も取りあえずやってみることに。これは夕顔の、
これは葵の上の、そしてこっちが末摘花のモデルね、と、わずかな古典の知識を
思い出しつつ取材をするうちに、末摘花は不細工、とか、六条御息所はシット深い、
とか、そういう情報はフィクションで、実際のモデルの女性たちはもっと生身の
女性として生きていたことを知り、自分の恋愛観についてもいろいろ考えることになる…

という、古き良き時代のコバルト文庫風の、古典をモチーフにしたSFエンタテイメント。
柴田さんらしく「末摘花は見たところ不細工じゃないのになぜ後世には凄くブスって
伝わっちゃったのか」とか「父の入道の言いなりで源氏の相手をした明石の君に
意志はなかったのか」とか、突っ込みどころ満載の源氏物語に対してユーモラスな
答を用意している。それぞれの女性の秘密の描写は、ミステリー作家としての柴田さんの
センスでなかなかどれも面白い。時間旅行もののお約束「主人公はもといた時代に
無事に戻れるのか?」「戻ったとして、トリップ前より幸せになったり成長してたり
するのか?」という点でも爽やかなエンディングになっていると思います。
小袖日記Amazon書評・レビュー:小袖日記より
4163258906
No.1:
(4pt)

欧米、いえいえ、平安か!!

失恋した女性が平安時代にタイムトリップ。「源氏物語」を執筆する香子さまのために

モデルを探したり取材やインタビューをしたりする「小袖」という女房と入れ替わって

しまったらしく、そのお仕事も取りあえずやってみることに。これは夕顔の、

これは葵の上の、そしてこっちが末摘花のモデルね、と、わずかな古典の知識を

思い出しつつ取材をするうちに、末摘花は不細工、とか、六条御息所はシット深い、

とか、そういう情報はフィクションで、実際のモデルの女性たちはもっと生身の

女性として生きていたことを知り、自分の恋愛観についてもいろいろ考えることになる…

という、古き良き時代のコバルト文庫風の、古典をモチーフにしたSFエンタテイメント。

柴田さんらしく「末摘花は見たところ不細工じゃないのになぜ後世には凄くブスって

伝わっちゃったのか」とか「父の入道の言いなりで源氏の相手をした明石の君に

意志はなかったのか」とか、突っ込みどころ満載の源氏物語に対してユーモラスな

答を用意している。それぞれの女性の秘密の描写は、ミステリー作家としての柴田さんの

センスでなかなかどれも面白い。時間旅行もののお約束「主人公はもといた時代に

無事に戻れるのか?」「戻ったとして、トリップ前より幸せになったり成長してたり

するのか?」という点でも爽やかなエンディングになっていると思います。
小袖日記 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:小袖日記 (文春文庫)より
4167918625

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