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聖なる黒夜
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聖なる黒夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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警察小説という一言では語り尽くせない上下巻の長編。それぞれの心理描写と陰我のような人間関係、そして、登場人物を通して紡がれる含蓄ある言葉の数々に、底なしの奥深さを感じる作品でした。 | ||||
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この作品の大まかな感想から言うと、①主要登場人物(男性)がすべて同性愛者か、同性愛行為 経験者である、②文庫で上下巻合わせて1200頁という大作である、そして③凝ったプロットと人物 描写の深堀で非常に上質の刑事ものサスペンスある、ということに纏めていいだろう。暴力団の 大物やくざである韮崎が、ホテルの風呂場で殺害される。この残忍で用心深い実力派やくざを誰が 殺害したのかというストーリー展開が、まず一つの大きな流れだが、この韮崎に拾われ、その後彼の 実質右腕となって経済的に組を支えることになる山内練という青年の過去を解いていくのが、 二つ目の大きな流れという2本の本流に沿って物語は展開していく。実はこの山内は、この物語の 主人公である捜査一課の警部麻生によって、数年前に「誤認逮捕」され、その後人生が狂っていくと ことで、山内と麻生の地獄が非常に丹念に描かれていくことになる。物語の展開に沿って、登場人物 も多岐にわたってくる。同じ警察で麻生と並ぶ実力者暴担の刑事及川は、麻生の大学時代の剣道部の 先輩であり、麻生が抱く闇の部分の一つの原因にもなる男である。過激な性描写(同性愛者の)が 何度も出てくるが、女性との絡みはほとんどない。とはいえ、女性登場人物の描き方も、卓越して いる。些か風変わりな刑事ものだが、ある意味純小説かと思うぐらい内省的な作品でもある。 ストーリー展開が面白いので、読む手が止まらない。そんな作品だ。 | ||||
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また読み返したくなり中古で購入しました。 作品は最高なので星5つですが、気をつけてください。 中古で購入するときは、評価『良い』でもかなり状態の悪い汚い商品が届くことがあります。 破れは多少しかたないですが、汚いのはちょっと。 ちなみに送料込み400円でした、失敗しました。 ネットで購入する場合は中古の『非常に良い』か新品買った方が良かったと思いました。 素敵な作品なので、読む前にがっかりしてほしくないなと思い、レビュー載せました。 | ||||
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BLっぽい…という不純な動機で読んでみましたが、読んでいる最中に多分10回ぐらい「これはBL小説か…?」と驚くような描写がありました。 BL小説レーベルから出ていても違和感がないぐらい濃いBのLです。何となく同性愛を匂わせてるだけのそこらのなんちゃってBLではないです、ガッツリぼかしなしの性描写があります。ですがBL要素を抜きにしても、サスペンス、刑事物として非常にレベルが高いです。途中からBLそっちのけでページをめくる手が止まらず、徹夜で読みふけってしまいました。全編通して中だるみもなく、無数に張られた伏線が次々と回収されていく様は本当に見事でした。 | ||||
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BLっぽい…という不純な動機で読んでみましたが、読んでいる最中に多分10回ぐらい「これはBL小説か…?」と驚くような描写がありました。 BL小説レーベルから出ていても違和感がないぐらい濃いBのLです。何となく同性愛を匂わせてるだけのそこらのなんちゃってBLではないです、ガッツリぼかしなしの性描写があります。ですがBL要素を抜きにしても、サスペンス、刑事物として非常にレベルが高いです。途中からBLそっちのけでページをめくる手が止まらず、徹夜で読みふけってしまいました。全編通して中だるみもなく、無数に張られた伏線が次々と回収されていく様は本当に見事でした。 | ||||
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聖なる日の夜、一体何が起こったのか。ひとつの事件を通して暴かれていく麻生龍太郎と山内練に秘められた壮絶な過去。さらに事件は新たな殺人事件を招き、人間の愛憎、傲慢、悲痛な魂の叫びを曝け出していく。2人はこの絶望の淵で何を決断したのか。 | ||||
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古本屋で分厚いと言う理由だけで手にしたのに、こんな素晴らしい作品だったとは❗宝くじを当てたような感じ | ||||
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平凡の向こう側で悪により嗚咽や慟哭、辛い思いをしている人々。それらを知らん顔するしかなく生きる人々。人は悪と無縁では生きられなく、 人が存在する所には常に悪も生まれる。悪と無縁で生きれる人はいない。かと言って悪を放っておけば世の中は生地獄になる。こう言った社会の矛盾に立ち向かう人達を描いた一欠片の隙も無く、完璧に構成された久々の名作!本当に心に響く良い作品でした。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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冤罪を着せられ、地獄に落ちた山内練と、そのきっかけを作った、麻生龍太郎の物語。そして、愛するものを殺された、女たちの復讐の物語。人を憎むことによってしか生きられない。もう二度と、読みたくはありません。ただし、パーフェクトな傑作だと思います。 | ||||
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柴田よしきさんのRIKOシリーズの大ファンです。そこに登場する、魅力的なインテリやくざ、山内練が登場すると知って、読み始めました。まだ、上巻しか読んでいないのですが、心が揺さぶられました。山内練の、物語。こんなのあり?いろいろな、ミステリーを読んできましたが、これほど、重たく苦しい物語は初めてです。凄い、凄い。何で、柴田さんは、こんな物語が書けるのですか? | ||||
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BLでいうとヨネダコウ先生の話に雰囲気が近いかな…?ストーリーやトリックは他にもすぐれている作品はあると思うのですが、キャラクターや心理描写がとても良くて素晴らしい作品だと思います。また海外のドラマとかが好きな人にもお勧めできます。 | ||||
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かなり前に単行本の時に読みました。で、今回、もう一度読みたくなり文庫本を調達して一気に上下読み返しました。 やはり、山内 練は魅力的です。柴田よしきさんは色んなジャンルの本を書かれますが、リコ、麻生を絡んだこのシリーズは大好きです。 | ||||
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昔から読書が好きで、様々なジャンルの本を読んできましたが、 これほどまでに強く衝撃を受けた本はありませんでした。 そしてこれから先、どんな本を読んでも、これ以上の衝撃と感動を 覚えることはもうないだろうと思っています。 どうしようもなく深く、悲しく、逃げ場のない物語なのに、読み終わった後 何故か少し救われたような、そんな気持ちになる、不思議な魅力のある本です。 新しく読む本を探している方に、強くおすすめする一冊です。 | ||||
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擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。 | ||||
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擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。 | ||||
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上下の分かれる前に単行本で購読し、文庫に上下各次に書きおろしがあると言うので購入しました。 主役はだれ?ってほど人物がめちゃくちゃですが、目が離せず。 一気読みでした。 一気読みは「女神の永遠」「月神の浅き夢」「聖母の深き溝」の緑子シリーズからですが。 このあと「花咲慎一郎」シリーズにもいっきにいきます。 この自分にはないであろう入り組んだ人間関係が、とても現実的に書いてあります。 読み終わると今度は暇な時に読み返す本となります。 ぜひ。 | ||||
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巷間のBLでは、有名らしいですね。 シリーズらしいのですが、私はこの「聖なる黒夜」しか読んでません。 しかし、この後、読むつもりです。二人に、はまってしまいました。 いいですね~、この二人の関係が。 人から薦められて、読んでみたら 夢中になってやめられない。 こ、これは・・・ 懐かしさにしんみりしてしまいました。 読みながら思い出したのは、 学生の頃夢中になって読んだ栗本薫氏の作品群 「真夜中の天使」とか「捕り物帳シリーズ」とか「元禄無頼」とか ようするに、「小説」してるんですよね。 孤独である人間を描くところなぞ、文学の香りすらする。 BLなんて「しょせんB級」。まともに読むに値せず、とまでいわなくても 息抜き程度ちょうどいい私にとって、ある意味新鮮でした。 山内練のキャラは、手塚治虫氏の「MW」の結城美智男を彷彿させ (だから、途中から山内が、玉木宏に見えてしようがなかった。) 悪魔的な山内が、刑事の麻生にだけは甘えるのが可愛いかった。 (個人的には山内が、女っぽく見えて仕方なかったですけどね。私は、麻生派ww) この二人の会話が突き抜けて面白い。 ストーリー性うんむんよりも、この二人のキャラが際立って、キラキラと輝いている。 きっと、作者はこの二人をこよなく愛してるんだな、と感じてしまいました。 「冤罪」というか「不可抗力」で、いびつに捻じ曲げられてしまった人生。 ラストの練の台詞が圧巻。効いてました。 読みごたえありの一冊でした。 | ||||
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内容は面白かったです。 品物も良品でした!! ただちゅう子でもいいとは思いました。 | ||||
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たまたま手にとった本でしたが…(;o;)やられました。主人公たちの思うたび、心がぬじれるように痛みます。出会えて良かったと思える作品です | ||||
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