Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です

No.7: (4pt)
身近な問題にこそ生きる意味がある
テンポもよく読みやすかったし、5年前の話なのに今もまったく変わっていないと思った。「本当に大切な問題はいつだって足元にある」ということに考えさせられた。仕事をして社会に貢献している二人が痛感させられた話がとても印象に残った。ボクもこの二人同様、福祉は国がするもの、ボランティアは暇人の道楽、自治会は社会を知らないお山の大将が勝手にやっているだけなんて思っていた。そのような考え方が少しずつ日本の社会を変えていったのかもしれない。ただ、昔の日本では、常に自分の足元を見て、身近な問題にこそ生きる意味があると考えていたのだろう。
Amazon書評･レビュー:Close to Youより 4163197400
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2008/07/23

No.6: (4pt)
身近な問題にこそ生きる意味がある
テンポもよく読みやすかったし、5年前の話なのに今もまったく変わっていないと思った。「本当に大切な問題はいつだって足元にある」ということに考えさせられた。仕事をして社会に貢献している二人が痛感させられた話がとても印象に残った。ボクもこの二人同様、福祉は国がするもの、ボランティアは暇人の道楽、自治会は社会を知らないお山の大将が勝手にやっているだけなんて思っていた。そのような考え方が少しずつ日本の社会を変えていったのかもしれない。ただ、昔の日本では、常に自分の足元を見て、身近な問題にこそ生きる意味があると考えていたのだろう。
Amazon書評･レビュー:Close to You (文春文庫)より 4167203111
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2008/07/23

No.5: (4pt)
大人になるという事
一流企業でエリートコースを歩んでいたはずが派閥抗争に破れて失業し、酒とパチンコにのめり込む３３歳の主人公。 そんな彼が、馬鹿にしていたマンションの専業主婦たちと付き合うようになり認識が変わって来た時、妻が誘拐される。 自分達は何故恨まれなくてはいけないのか・・・・。 些細な無関心・無神経から、知らぬ間に憎悪されていたＤＩＮＫＳの夫婦。 しかし、これを読んで「自分には関係無い」と思える人はいないのでは。 読み終わったらきっと、経済的な意味だけではない“大人として生きる事・暮らす事”を考えさせられます。 マンションと言う独特の狭い空間を舞台に、交差する人間の感情と主人公の心の成長を合わせて描いた見事なミステリーです。
Amazon書評･レビュー:Close to You (文春文庫)より 4167203111
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2007/07/30

No.4: (1pt)
それはないだろう
犯人の動機がどうにも苦しすぎる。読み始めて、なんだか無理っぽいプロットだなぁと思いつつ結局最後まで読んでしまったが、正直時間を返して欲しいというような内容。それでも最後まで読ませるのが柴田よしきのすごいところかもしれないけれど。きっと迷いながらも書いちゃったんだろうな。
Amazon書評･レビュー:Close to You (文春文庫)より 4167203111
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2007/07/17

No.3: (3pt)
思わぬところに潜む恨みの怖さ
一生懸命働いて、一生懸命生きている。そう本人たちが思っていても、思いもよらぬところで人から恨まれることもある。何気ない行動、何気ない言葉。それが凶器となり、人の心を傷つける。どんなに気をつけているつもりでも、そういうことは起こり得ることだと思う。人の心の奥底は計り知れない。平凡な日常の中から生まれる恨みが、もしかしたら一番恐ろしいのではないだろうか。何だか人とつき合うのが怖くなる。
Amazon書評･レビュー:Close to You (文春文庫)より 4167203111
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2005/05/10

No.2: (5pt)
夫婦のあり方
ミステリーなんだけど、社会的な内容もあってずんずん読めました。斉藤由貴さんが１日で読んじゃったというのが良く分かります。ディンクスの夫婦がマンションの共同生活の秩序の維持にかかわらないっていうのはどこにでもある話だと思うんだけど、それが思わぬ方向で進んでしまって・・・「専業主婦」の地位を認める作者の思いも表れていてよかったです。めんどくさい近所づきあいにはかかわりたくないと思っている人にもお勧めかもしれません。
Amazon書評･レビュー:Close to You (文春文庫)より 4167203111
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2004/12/09

No.1: (4pt)
日常の中での関わりから事件へ
主人公の雄大は会社の派閥抗争に巻き込まれ失業。編集者の妻に頼まれて専業主夫となるが、その雄大はオヤジ狩りに会い、住んでいるマンションでの放火と次々に災難に襲われる。そしてある時妻が誘拐された。犯人の目的は何か、そして雄大夫婦とマンション住民との対立など、日常生活の中での関わり合いの狂気が描かれた作品。　物語は中々面白い展開で進んでいくが、他人と関わりを持たない主人公とマンション住民との対立がミステリー仕立てとなっていますが、最初の対立はほんの些細なことから始まり、それが他人が大きな反感を持ってしまうというのは、実際にはありえる話ではあるとは思いますが、それが誘拐事件に発展するという展開は少々突飛すぎるようには思いました。それでも後半はスリリングな展開で、一気に読まされましたし、中々面白いミステリーではありました。
Amazon書評･レビュー:Close to Youより 4163197400
このレビューは…[ネタバレあり][削除希望][？] 2002/04/20