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屍鬼



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屍鬼の評価: 3.98/5点 レビュー 245件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 141~160 8/9ページ
No.37:
(5pt)

少女が静信に問う

孤立無残な少女が僧侶静信に問う。自分の墓を作るのに戒名はいるのかと?愛しく胸に迫るシーンだ。ずいぶん後のほうのことだが、長く続く物語なので活字になれていない人にはハードルが高いかもしれない。そうでなければ眠い目をしばたかせながらも一気に読み進んでしまうだろう。小野不由美さん渾身の力作だ。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
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No.36:
(5pt)

著者の『魔性の子』に通じる話の余韻を感じました。

作品の中に浸りきり、そこに絡め取られてしまう無類の読みごたえを体験しました。作品のリアリティとパワーに、ほんとこれは凄かったと呆然としました。結束が堅い外場という周りから孤絶した村に、異質なものが侵入してきて、村の日常を少しずつ変容させていきます。あたかも伝染病が蔓延していくかのように。その様子は、お城の外堀が徐々に埋められて行くのを上から見ているような感じでした。話の前半はそんな風に、平穏な村にぽつん、ぽつんと異変が起こり、進行していくのを淡々と描写しているので、ここで読むのを止めてしまう人も結構いるかもしれません。でも、そこで投げてしまっては本当にもったいないです。話の後半に行くほど、無類の読みごたえと面白さを感じたから。話の第四部に入ってから、自分がそれまで眺めていた視点が微妙に変化しました。拠って立つところの意識が逆転したと言ったらいいか。それまで眺めていた世界ががらりと変貌したみたいな、そんな驚き。ここまで読んできて本当によかった!  そう思いました。帰属する世界を喪失した者の哀しみ、その者の孤立感がひしひしと伝わってきて、そこにとても切なさを感じました。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
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No.35:
(4pt)

妙な充実感

~実は1998年の初版発売時に書評を見て、滅多に小説を読まない私が興味をそそられ、上巻を衝動買いしたが、読めない漢字が多く、また静信(登場人物)の書いている小説の原稿部分が難解なので、第一部を少し読んだところで読破を諦めて、最近(2004年春)まで書棚に放置しておいた。しかし気を取り直し、多少根気よく読んでいたら、気がつくと小説が苦手な私でも、~~ほんの数日間で上巻の後半に達していた。架空の山村の風景や生活が、現実感を伴って目の当たりに見えるような表現や、「こういう人、いるよなぁ」と思わせる人間描写は見事。~~全5巻の文庫本も発売されているが、村人たちの誰もが同じ会話をしている部分が何度も出てきたり、展開が決して早くないので、2~3巻くらい読んでも先へ進めずに興味を失うかも知れない。特に、最初の死者が発見されるシーンはショッキングだが、その後、死者が増え続ける展開は、同じことの繰り返しでちょっと間延びした感じがする。とはいえ上巻では後半を過~~ぎると下巻も読みたくなるので、私としては上巻を買って正解だった。多少ユックリした展開は、村が徐々に蝕まれていく状況に現実感を与えているのかも知れない。~~登場人物が多く、田舎が舞台のせいもあって同じような名前の人物が出てきたりして、とても全員を把握しきれないが、彼らの家族構成や居住地区などをメモしながら読んでいくと、誰がいつ問題の人物と接触していたかを即座に思い出せるので、できるだけ村人たちを把握しておいた方が恐怖が増すのではないだろうか?~~静信の原稿部分は面倒臭くて「読み飛ばしてしまおうか」と思ってしまうが、ここに何か謎の答えが隠されているような気がするので、根気よく読んでいる。読書中、ずっと病院かカビの臭いが漂っているようで気持ち悪いのだが、読み進んでいくことに妙な充実感がある。下巻はまだ読んでいないが楽しみだ。~
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
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No.34:
(4pt)

面白かった。

社会の形成、集団心理の恐ろしさ、儚い理想と突きつけられた現実、やるせなさ、失望、希望、壊滅、再生、歪な幸せ…どの言葉も間違っては無いけど、しっくりときません。現実の世界に少し違うエッセンスを加え、運命の渓流に流されるがままに進むと「こうならざるを得ない。」という過程が不自然なく描かれていると感じました。運命の流れは大きく、誰も抗えずにのまれていく。残酷さが生々しく脳裏に焼きつきます。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.33:
(4pt)

2巻から倍加速していく面白さ

1巻は村人の紹介など7割が導入部分として使われており、なかなか事件が展開しないのでもどかしく、途中で読むのをやめようと思いました。1巻では誰が犯人なのか、何が原因なのかと推理しながら読んでいくことと思います。しかしこの作品は読者の推理が及ぶほど凡庸な作品ではなく、2巻から5巻までは読み止むことができない、ぐいぐいと作品に引き込まれていくでしょう。寝不足になります。1巻だけ買うと先の巻は読まないと思うので、まとめて買うのをおすすめします。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.32:
(4pt)

面白い!

とにかく面白い作品です。息もつかせぬストーリー展開。個性豊かな登場人物達。(ただ少し多すぎる感もありますが、それもこの作品の醍醐味と割りきってしまえば苦にはなりませんでした。)哲学的な要素も含む作品で、とても勉強になりました。私としては五つ星をあげたい所。しかし、1巻~2巻の中盤あたりまでがわりと退屈だった記憶があるのと、とにかく凄いボリュームで、最初に「読もう!」と決意するのに多少勇気が必要だった点で一つ減点させていただきました。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
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No.31:
(5pt)

後からくる恐怖

十二国記ですっかり有名になった小野不由美さんの文庫本ですが、個人的には一番好きな本。伝統行事の最中にやってきた引越しトラックから全てが始まり、次々に奇怪な事が村で起こっていく。という不思議な物語。1巻では村人の生活が中心になっているので、面白さがあまり伝わらないのが残念。1巻だけ読んだ人はきっと「長くてよく分からない」という感想を持つでしょう。しかしそこを我慢し、2巻を広げるとそこからどんどん深みにはまるはずです。2巻から最終巻まで一気に読むことが出来ます。気づいたら続きが気になって仕方ないという所までくるでしょう。外界とは見えない壁で仕切られたような村と、その不思議な伝統行事、村人一人ひとりの思惑や人間関係。単行本も前後で出されていますが、こちらのほうが手軽に読めるのでお勧めします。解説は作家の宮部みゆきさんで、絶賛しております。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.30:
(5pt)

怖いのダメなんですが

最初のヤマを乗り越えられるか不安になるが読み出したが最後、本当に寝る間も惜しむ面白さ!!ムラという封建的風習の残る山間の村。そこに突然越してきた洋館に住む謎の人々。見えない恐怖に追い詰められる様はまさにホラーの真髄。あまりの登場人物の多さに相関図を書き出したくなったりもしますがそんなこともいつしか忘れて必ずのめり込んでしまうこと間違いなし!!恐怖と戦いながらも読まずにはいられなくなります。(本当に怖いのダメなのにーーっ)これだけの長さなのに飽きさせないなんて・・。もう参りましたm(__)m
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.29:
(5pt)

根気が決め手

前半、物語りは退屈に進む。特に、一番最初の出だしはひどい。しかし、それは「登場人物で小説家兼坊さんが書いている小説」であって、小野女史の小説ではない。この坊さんの小説が所々出てくる(字体が違うから分かる)が、私は全て無視した。無視してもストーリーに影響はなく、気力体力共に温存できる。退屈な前半を乗り切れば、中盤から後半にかけて、興奮の波状攻撃が始まる。かといって、この滅茶苦茶面白い「中盤から後半」だけを読んでも、この小説は面白くない。前半にネットリと描きこまれた人間関係があるからこそ、全ての登場人物が生き、活きるのだ。読んで損はなし。いや、読まなければ損だ。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.28:
(4pt)

初小野不由美

初めて小野不由美氏の小説がこれでした。それから十二国記、悪霊シリーズと読んでいきました。小野不由美さんのホラーは好きです。これは悪霊シリーズにも言えることなんですが、目に見えないのに文章でじわじわと怖さが伝わっていきます。この上巻は屍鬼の序章です。下巻からはすごい展開になっていきますが、この巻ではまだ謎は分からなくてただ異様に人が死んでいくだけです。そしてなぜかよく人が死ぬ。そして、死んだはずの人が現れる。あまりの登場人物の多さに誰が誰だかわからなくなっていきましたが、謎を早く解明したくて下巻が読みたくなります。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.27:
(5pt)

作者はすごい!

本当におもしろかったです。心から。上下巻に分かれていますが、上巻は(あれだけの厚さをもっても)序章にすぎません。本番はこの下巻から!上巻の途中まで、タイトルの「屍鬼」というのが何を指すのかわからず、それゆえに怖かったです。伝染病なのか、タタリなのか、化け物なのか。実体があるのか、ないのか。「よくわからない」というところが恐怖を煽ります。「屍鬼」の正体が明らかになった下巻では上巻とは違い、様々なことを考えさせられます。善悪の区別とは何なのか?人間側から見る善悪と、屍鬼側から見る善悪、そして第三者として神が存在するなら、何故屍鬼という生き物が存在するのか。「生きる」という根本的なことはどういうことなのか。この「屍鬼」という物語はただのホラーやミ!ステリーものとは違い、色々な意味で深い話です。人間一人一人、屍鬼一人一人の想いや生き方も鮮明に描かれ、切なくてやりきれない場面もいくつもあります。「外場」という小さな村が舞台の話ですが、物語自体は壮大な話だと思います。長いのが難と言えば難で、とっつきにくいのですが、逆にだからこその良さがあります。ぜひ一度読んでみてください。後悔はしないはずです。この話を読んで、改めて小野不由美氏のすごさを思いました。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030
No.26:
(5pt)

いい話。

確かに、物語が動きだすまでが長いと思います。場面が変わる度に「この人誰だっけ?」と、前に戻ることも少なくありませんでした。でも、その部分を読んだからこそ、最後に感動できるのだと思います。村の人、一人一人をあれだけ細かく書くから、その人が感じている恐さや悲しさがストレートに伝わってきたのでは。私の場合は、恐さより悲しい感動の方が勝っていました。絶対読んだ方がいいと思います。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030
No.25:
(5pt)

悲しい死鬼

一冊目、小野作品としてよく見られる傾向で、淡々と沢山の登場人物、村の状態が書かれている。この一冊を過ぎると一気に読まざるを得なくなる。外場村と呼ばれる、閉鎖的な村で起こる悲劇、山奥の集落で三人の老人が異常な死を遂げる。唯の病気なのか・・。村唯一の医師尾崎や、寺の僧侶であり作家の室井が、謎に迫る、深夜、それは動き出し、朝に死人がでる。村は死によって包囲され、謎が解けると同時に、村人たちの辛い決断、別れ、崩壊が一気に押し寄せる。読み始めたら、まず目が離せない。読み終えても、しばらくは、その世界から、抜け出す事は困難であろう。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.24:
(5pt)

人間解説本

人間は強さと弱さを持ちその中から自己を構築していく。自己の強弱で人生のスタイル&方向性が決まる。それがこの物語を読んで僕が思った事です。物語の登場人物たちは恐ろしいほどにリアルで、村で続く死から、隠された自己が露になってくる。それがとても面白かった。特に医者の敏夫。正義と信じるものへと進む道を明確に表し進んでいく、、たとえ途中で間違った事に気付いても。自己が露になりどんどん強くなっていく敏夫には興奮した。逆に静信は自分の信じるものが何なのか解らず考えて自己を見失って崩壊していき、まるで僕の弱さを著者に指摘されているようで胸が苦しかった。物語はとてつもなくおもしろかった。だが僕にとって一番おもしろかったのは物語うんぬんよりも人間描写の性格さだ。著者は一体どんな人間なんだろう?彼女の心の中を覗いてみたい。とても恐いけど。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.23:
(5pt)

果たして、恐ろしいのは「どちら側」なのか。

「村は死によって包囲されている…」この象徴的な文で始まる通り、ひとつの死をきっかけに、閉鎖的で小さな村にじわじわと死が蔓延し始めます。死の理由がわかるにつれて「え?こういう話の展開?」と個人的には思ったり、また圧倒的なボリューム、登場人物の多さや場面の切り替わりの早さなどにも初めは戸惑いまが、読み進めるうちに緻密で魅力的な世界観、文章力にぐいぐい引き込まれました。 登場人物の一人が書いている小説と対比されながらの展開も見事です。ホラーというカテゴリになるようですが、その枠だけには収まらない、深く考えさせられる、そして哀しい話です。傑作。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.22:
(5pt)

あっという間に読めますよ!

ぶらっと立ち寄った本屋で裏表紙のレビューを見て、素直に「おもしろそう!」っと思い1巻から5巻までまとめて5冊購入しました。でも、そのあと5冊読んでいるうちに飽きないか心配になりました。しかも1冊ずつそれぞれ厚みもありましたし。でも実際読み始めるとどんどんページが進み、5冊一気に読み終わりました。登場人物も多く、また5冊ともなると無駄な描写が多いと思われる方もいらっしゃると思いますが、わたしにとってはたいへん楽しめる作品でした!
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.21:
(5pt)

静かにして確実なる恐怖

非現実的な恐怖というものに、どれだけ感情移入できるだろうか。これまでたくさんの『ホラー』を標榜する作品があったが、どれもそれはあくまで『物語』の世界だった。しかしこの『屍鬼』は感情移入を止められない。…なぜか。それはそこにある世界が今そこにある風景であり、そこにいる人物がとなりにいる『彼ら』だからだ。非常に当たり前で現実的過ぎる世界に極端なほど非現実的な一つの事実を放り込んだだけでここまで恐ろしいとは。…しかしこの作品のすごい所は、その恐怖を感じさせないほどに面白い、という所だ。ストーリーテリングの技術と文章力がないとここまで読ませるモノは作れないだろう。2巻の途中まではかなり忍耐が必要だが、あとは一気に読ませてしまう。そして読後に!感じる静かな恐怖…。これをフィクションだと割り切ってしまってはいけない。…それがどんなに非現実的でも目の前にある現実だからだ。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.20:
(4pt)

長々と書かせていただきました

前々から気になっていたタイトルだったのだけど、ハードカバー版の辞書みたいなぶ厚さにどうにも腰が引けてしまって、そのまま忘れようとしていた私に、頃合を見計らったかのように友人から文庫版の一巻を薦められた。ページをめくればたちまち、精密な描写によって丹念に作り上げられた世界へと感情が移入してしまう、そういう悪魔的な魅力をこの作品は最初から最後まで放ち続けているように、私には思える。しかし、それにしても恐怖に辿り着くまでの道程が長い。この人ほど奥行きのある世界を、また、文字によって組まれた人間とは思えないほど生々しい人物を描ける作家さんは数少ないだろうし、実際その神経質なまでに塗りこめらた描写といったら素晴らしいものがあるが、いやいやこれは長すぎるのではないだろうか?途中、くどさを感じて読み詰まったことも幾度かあった。他の人はどうだか知らないが、私は短気な性分なので、三巻から四巻の前半にかけて、少々だれてしまいました。大そうな発言はできませんが、簡潔にして立体感のある物語を書く人もいますし…。とはいっても、これがこの人の良いところだとも思うんですが。しかしながら、読者と物語を追う主人公の二人は、個人的にすごく好きな組み合わせだった。極端な例えですが、もしも人間を二種類に別けるとしたら、きっとこの二人のタイプに隔てられるんじゃないかしら、と思います。ちなみに自分は、絶対的に、くたびれても頑なに自分を信じて行動しつづける(そしてやり遂げた後に残った虚無に唖然とする)敏夫タイプだと思います。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
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No.19:
(5pt)

序章及び第一部一章〜九章

舞台は人口千三百あまりの三方を尾根に囲まれた外場村。いまだに古い因習も残るが、都会から移り住んだ人もいて、近くには国道や高速自動車道も通っている。この村に住む僧侶の室井静信と、医師の尾崎敏夫を軸にストーリーが展開する。序章に書かれている11月に発生した外場村方面の山火事から遡ること約4ヶ月、7月の外場村内の様子から第一部が始まる。この村で、いったい何が起こったのだろうか?(屍鬼〈2〉のレビューに続く)
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.18:
(5pt)

第三部一章〜七章

(屍鬼〈2〉のレビューの続き)
合理的に見えた敏夫の、連続する病死の原因に対して立てた仮説は突拍子のないものだった。敏夫はその仮説の正否を確かめるため、静信とともに行動を起こす。同じ疑いを持ち、同じ行動をとった者が他にもいたが、原因がわかったところで対抗手段は見当たらない。その間にも死者は増え続ける。次は、いったい誰が病に倒れるのであろうか?
(屍鬼〈4〉のレビューに続く)
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256

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