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始祖鳥記



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【この小説が収録されている参考書籍】
始祖鳥記
始祖鳥記 (小学館文庫)

始祖鳥記の評価: 4.28/5点 レビュー 50件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21~40 2/3ページ
No.22:
(5pt)

全作品を読みたくなりました

この著者の作品を初めて読み、心をつかまれました。読み終えたあと、まっすぐに生きていこうと背筋が伸びる思いのする作品です。
始祖鳥記Amazon書評・レビュー:始祖鳥記より
4093860459
No.21:
(5pt)

自分史上最高傑作です

すでにたくさんの絶賛するレビューは載っていますが、私も大好きな本なので書かせていただきます。この本を読んで、飯嶋和一にはまりました。とにかく面白いの一言に尽きます。この本より面白い本ってあるのでしょうか??また、途中何度も感動してしまいました。時代物をあまり読まない人にはもしかしたら少し難しい箇所があるかもしれませんが、それを差っ引いても十分楽しめると思います。著者は完璧主義なのでしょうか、一冊の本に何年もかかるそうですが、長い年月をかけて出来上がった作品はまさに完璧です。実際の幸吉がどんな人物でどんな人生を送ったのかはわかりませんが、この本のような人生であってほしいと思います。出会ったのが最近なので、この本の後、雷電本紀を読み、今黄金旅風を読んでいます。この後も、買いだめしてある飯嶋和一作品が待っています♪
始祖鳥記Amazon書評・レビュー:始祖鳥記より
4093860459
No.20:
(5pt)

自分の中の「風羅坊」の血が騒ぐ

一冊の本との出会いは、本当に偶然だと思う。たまたま、題名が気になって買って読んだら、止まらなくなった。こんな小説を長い間読まずにいたなんて、信じられない。こういった話は大好きで、自分好み。今まで、何冊読んだか分からないが、読みながら涙するのはごくわずか。この本に出会えて、本当によかった。話も、江戸時代に空を飛ぼうとした人の生涯を、市井の人の反骨心を絡めて、みごとに描く。自分の中の「風羅坊」の血が騒いだ。他の本も読まずにいられない。
始祖鳥記Amazon書評・レビュー:始祖鳥記より
4093860459
No.19:
(5pt)

”空を飛ぶ”という、ただ、それだけの夢

”出星前夜”を読み、”飯嶋和一”という作家を知った後発組の私ですが、この本は、良いです! ”出星前夜”、”始祖鳥記”、”雷電本紀”は、僕の飯嶋本、ベスト3です。”空を飛ぶ”。 ただそれだけの事なんですよね。彼(表具屋幸吉)は飛びたかっただけなんです。色々言いません。 ”それだけ”のことなのに、こんな面白い本は、滅多にないだろうな。”それだけ”の事で、幕府から二度も罰を受ける・・・。なんか、でも、飯嶋さん、本を書く事に”徳川幕府への憎悪”が強くなってる気がする。(読んでる僕が、そうなんですけど。  教科書で”天下泰平”などと教わったけど、こんなののどこが?と思ってしまう。 「嘘」じゃん。 徳川幕府って、金日成体制だよね。)う〜〜ん、しかし、次の作品は、いつ出るんだろう・・・。3年後か? 5年後か?気長に待ちますね、飯嶋さん。 ^^;
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4093860459
No.18:
(5pt)

信念を貫く姿に感動!

「鳥のように空を飛びたい」純粋にそれだけを願い、試行錯誤を繰り返す幸吉。やがてそのことは、江戸の空に鵺が飛んでいるという噂となって広まる。幕府は、人々に混乱と恐怖を与えたとして幸吉を捕らえてしまう。表具師として真面目に働いているだけならば、何の不自由もなく穏やかに暮らせただろう。しかし彼は、自分の夢を決してあきらめなかった。彼が信念を貫き通そうとする姿は、やがて、悪政に苦しむ人たちに奮起をもたらす。いろいろな人たちが手をたずさえ、長年の悪政を打ち破っていく姿には感動を覚えた。信念を持ち、何ものをも恐れず、あきらめずに困難に立ち向かう強さや勇気が、人が人として生きていくためには必要なのだと強く感じた。「ダラダラと流されるように生きていくだけでは意味がない。人生を鮮やかに生きてみたい。」そういう気持ちにさせてくれる作品だった。オススメです。
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4093860459
No.17:
(5pt)

小説の内容はすばらしいが……。

小説の内容は大変面白かった。ただ、このページの出版社/著者からの内容紹介の「マンザイブームの仕掛け人がどうのこうの」という部分は何なのでしょうか? 直してください。
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4093860459
No.16:
(5pt)

伊兵衛たちの無私の生き方が爽やかでした。

江戸時代、幕府の無策から庶民が苦しめられた天明期。幼い頃、砂絵師から「この世で生きていく事は耐えがたく、いっそ空に飛び立ちたい」という思いを受け継いだ幸吉は、銀払いの表具師、晒し木綿商人として成功するほど、発作的に空を飛ぼうとする。 幸吉の空を飛びたいという思いは分からなくもないが、私を感動させたのは、むしろ幸吉の行動を「世直し」と勘違いして、「自分も」と立ち上がる人たちだった。 江戸の下り塩問屋に商いを独占され衰退するいっぽうの行徳地回り塩を、上質な「古積み塩」をつくる事で命をかけて救おうとした伊兵衛。その伊兵衛に原料の「下り塩」を届ける為に、命をかけて遠州灘を越えようとした源太郎と杢平。 彼らの私欲にとらわれない生き方が、爽やかでした。私にとっては、ただ飛びたかっただけの「鳥人」幸吉は、伊兵衛・源太郎・杢平の爽やかさを鮮やかに浮かび上がらせる、対比のように感じました。
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No.15:
(4pt)

主人公は魅力的

面白かった。 ただ、歴史の背景などのこと、 自分が不勉強という事もあり、なかなか頭に入らず 何度も読み返したので時間がかかったかな。 最後は壮快。 でも、もう少し分かりやすい表現であったら もっと面白く読めたかも。
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4093860459
No.14:
(5pt)

かっこよすぎる男たちの物語

大空を飛ぶことだけを夢見て挑戦し続けた男がいた。望むものはそれ以上でもそれ以下でもなかったのだが、その姿を世の悪政に対する批判だと受け取った者たちがいた。やがて男は処罰されるが、その思いは消えることはなく、触発された者たちは自分たちの道を信じて立ち上がった。江戸時代の廃れた政治と戦うものたちと夢を追い続ける男のあまりにもかっこよすぎる物語だ。ラストの展開には目頭が熱くなるほど。「このミス」にもランクインしたが、ミステイーというより歴史小説。だがそういったジャンルを超えて読み継がれてほしい感動作。
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No.13:
(5pt)

雄大な小説

大空への夢を忘れられない一人の男のロマンを描いた雄大な小説です。背景に弱体化した幕府の政治等が絡んでおり、歴史的資料としても面白いです。場面も岡山の児島から、千葉の行徳、そして駿府と舞台が広いことも小説の雄大さを助長しています。一言で言えば「すごい小説」です。
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4093860459
No.12:
(5pt)

日本のオットー・リリエンタール?

一応記録には残っているものの歴史の闇に葬られた元祖鳥人間・備前屋幸吉の物語。 彼については謎があまりにも多く殆ど明らかになっていない(未だに最初の飛行後の処刑説や92歳の長寿説まで分かれている)が、恐らくこんな感じの人物像だったのではないかと納得させられてしまうくらい描写が精巧かつ緻密。 主人公の性格自体は一見淡々として見えるのだが、心の奥底に抑え切れないマグマが潜んでおり、それが知らず知らずのうちに周りに影響を与え勇気付けていく様が見事。 ラストシーンはある程度予想できたが、これ以外のシーンだったら誰も納得できないだろう。わかってはいたが泣かされた。読後感の爽やかさ、満足感とも半端ではない。星五つ。
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4093860459
No.11:
(4pt)

迷わず行けよ!

「人は歩みを止めたとき、そして挑戦を諦めたとき、年老いていくのだと思います。」これはアントニオ猪木が引退試合で残した言葉だ。命の危険を冒し、安定した生活を放棄し、空を飛ぼうとする。通常の感性からすれば馬鹿げた話である。主人公・幸吉は腕の立つ職人で、安定した生活を捨てて空を飛んだところで、失う物ばかりで、得る物は何もない。それでも幸吉は空を飛んだ。それは、幸吉は安定した暮らしの中で年老いていく事に耐えられなかったからである。人が望むものを前にして、幸吉が感じたのは耐えがたい腐臭だった。何かにとどまる事は、流れをせきとめられた水のように、そこには停滞した腐臭しか感じられなかった。無駄に生を費やす事にしか思えなかった。だから、幸吉はリスクを冒して空を飛んだ。損得勘定ではない、男のロマンである。闘う事から逃げ、事なかれ主義に陥りかけている僕にとって幸吉の生き方は眩しすぎた。アントニオ猪木は冒頭の言葉のあとにこう続けた。「この道を行けばどうなるものか 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となる その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」
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No.10:
(5pt)

響き渡る男達の共鳴音

空を飛びたかっただけの幸吉。そこに野心なんてなかった。あったのは少年のような真っすぐな夢だけ。ただ、その姿は人々には浪漫としてではなく世直しを叫ぶ鵺という希望に映った。幕府の悪政を正すべく奔走する魅力ある男達の知性ある勇気と、期せずして伝説の男となった幸吉の真っすぐな気持ちがミックスされて時代を切り開いていく男達の物語。幼き頃と老年の幸吉に影響を与えた女性おキヌとウタは荒野に咲く小さな花のように物語を和らげている。微細にわたる時代描写、繊細な人物描写、五感に訴える自然描写。類い稀なる読後感。一級品の大衆文学。
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4093860459
No.9:
(5pt)

そこに空があるから・・・

購入してから時間が無くて中々読む事が出来なかったのですが、読み始めたら面白くて止まらなくなりました。これぞプロ!と言える詳細な時代考証も良かったですし、何しろ主人公幸吉の生きざまが良いです。周囲の人々が彼の行動に影響され、今までの安定した暮らしや地位を捨てて迄、悪政に立ち向かって行く姿は、感動的で心揺さぶられる物がありますが、それで幸吉も世の為、人の為空を飛ぼうとする・・・とならない所が気に入りました。彼は決して世直しの為に空を飛ぶのでは無く、むしろ、周囲に迷惑をかけているにも関わらず、空を飛ぼうとする。ただ飛びたいから、そうせずにはいられないから。多かれ少なかれ人には、理屈では説明しきれないこの様な感情を持ち合わせているのではないでしょうか?彼にとって飛ぶという行為に理由付けは不要なのです。*公儀のお裁きは他国で前例があればそれを踏襲するのが殆どと言う事を本書で初めて知りました。この様な江戸のちょっとした話が色々詰め込まれていて、これも面白いです。
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4093860459
No.8:
(5pt)

是非映像化していただきたい

綿密な調査に基づいて書かれてあることが伺えて、とても読み応えがあります。空を飛ぶ場面、航海の場面、奇しくも周りの人々が感化されていく心象風景等、映像としてくっきり浮かんで来ます。只、個性的な登場人物達の謎めいたところが謎のままに終わってしまったり、その人達の話が未完のままであるように感じるところが数カ所あり、もどかしいのですが、それも作者の思惑でしょうね。当時の理不尽な世相を何となく感じさせる効果があるようにも思えます。
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4093860459
No.7:
(5pt)

面白かったです

船橋のときわ書房で買いました。読んだら、久方ぶりに心からおもしろいじゃんと感じました。今までは正直言って、どの小説を読んでもあまり面白いともつまらないとも感じなかったのですが、この本は、2、3ページ読み進めるうちに情景がガンガン浮かんできて、おおすごいぞ、と思いました。こんな感動は、小学生の時に読んだ少年八犬伝以来でした。また小説をかきたくなったです。才能なんてあるかないかわからないが、ある意味恵まれているこの現代社会に生きてるんだから、好きな事やらんでどうする。これやったら損するし生きてくのに不便だけどやらんと気がすまんという気持ちを大事に生きてゆきたい。破滅しない程度で!
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4093860459
No.6:
(5pt)

勇気、感動

驚くほど緻密に書かれた江戸時代の世界。不況に苦しむ民衆、腐敗した役人達。何百年も前の世界のはずなのに、今の時代を写した鏡のようだ。ただ空を飛びたかった男。その姿を見て立ち上がる男達。「勇気と感動を与える物語」なんていうキャッチコピーは何度もみた事があるが、感動はともかく勇気を貰ったことはない。だが、この物語からはその両方を貰った。
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4093860459
No.5:
(5pt)

空を自由に飛びたいな

人間の夢の一つは空を飛ぶことだと思います。しかしそれはまた、権力者にとっては自分の地位を脅かす物でもあります。高いところは畏れの対象だったのでしょう。ブラッドベリの短編にも、空を飛んだがために罰せられた人の話があります。この話は、空を飛ぶことを縦糸に、それを巡る当時の経済情勢を横糸に話を織り上げます。史実の取り込み方と綿密な考証が緊張感を持った文体で迫ってきます。
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4093860459
No.4:
(5pt)

全日本人必読!の帯は誇張じゃない

面白い本はたくさんある。 感動を与えてくれる本もたくさんある。 かつ、生きる姿勢に影響を与えてくれる本は多くはない。 苦しい時、迷った時、登場人物の台詞が支えてくれる。 惰性で過ごしている時、何かをしなくてはいけない気分にしてくれる。 江戸時代という時代背景が合わない人にも、是非、お勧めの一冊です。
始祖鳥記Amazon書評・レビュー:始祖鳥記より
4093860459
No.3:
(5pt)

全日本人必読!の帯は誇張じゃない

面白い本はたくさんある。 感動を与えてくれる本もたくさんある。 かつ、生きる姿勢に影響を与えてくれる本は多くはない。 苦しい時、迷った時、登場人物の台詞が支えてくれる。 惰性で過ごしている時、何かをしなくてはいけない気分にしてくれる。 江戸時代という時代背景が合わない人にも、是非、お勧めの一冊です。
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4094033114

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