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神無き月十番目の夜



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神無き月十番目の夜の評価: 4.59/5点 レビュー 41件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全41件 41~41 3/3ページ
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No.1:
(4pt)

全ての事柄が最悪の結末へと収束する

半農半武士の村で武士の心を持った農民達。幕府から派遣されてくる検地役人。もちろん正義は農民の側にあり、その心境は痛いほど伝わってくる。ただの百姓だと思い傲慢な態度をとって事務的に検地を遂行する役人が悪役なのだが、読んでいて僕はこの役人達の理屈も理解できてしまうのが辛かった(そういう風に書いてるからだと思うが)。役人も上司と部下がいて、村人にもリーダーや色々な立場のものがいる。各自がそれぞれの思いで自分を信じて行動する事によって、物語は最悪の結末へと収束していく。「始祖鳥紀」「雷電本紀」は勇気をくれるのと反対に、この物語は無力感が漂いひたすら哀しい。
神無き月十番目の夜 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:神無き月十番目の夜 (小学館文庫)より
4094033149

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