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哀国者



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【この小説が収録されている参考書籍】
哀国者 (講談社文庫)

哀国者の評価: 4.14/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

3部作の2作目

主人公アティカスの劇的な変貌と、彼を取り囲むサブキャラクターたちとの関係断絶を描き、当シリーズのファンを当惑させる内容となった前作『逸脱者』でしたが、今作ではその「逸脱」はさらに進んでいます。もちろん主人公はアティカスですし、前作の結末からの直結で始まるのですが、これまでのシリーズとは、もうほとんど別の物語が語られている作品だといっていいでしょう。
作者によれば、この本は『逸脱者』から始まった「3部作の2作目」にあたるそうで、さまざまな積み残しは、次作において完結をみることになるのだそうです。ですので、いままでのアティカス物のテイストを期待して読むと、おそらく肩すかしを食らうと思います。もちろん退屈な小説ではありません(個人的には、ルッカの『わが手に雨を』と読後感が似ていて好きです)が、連作の中盤部という位置づけなので独立した1作品としての評価はなかなかしづらいのも正直なところです。早く次作を読みたい気持ちです。
哀国者 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:哀国者 (講談社文庫)より
4062761637

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