回帰者
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アティカス・シリーズの最終章。 静かに隠遁生活を送っていたアティカスとアリーナだが、突然の隣人襲撃で渦中に身を投じることに。 国際的人身売買組織を追いつめていく緊迫感は最高、満身創痍のアティカスだ。 これで最後とはあまりにももったいない。 寡作で結構だから、ぜひシリーズ続編を熱望する。 | ||||
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第七作になる本書でコディアックシリーズが完結した。 終わってしまった、でもすごくよかった、また出会いたい、が正直な感想である。第一作のボディーガードとしてのハードボイルド小説から、暗殺者でのドラマとの運命的な出会いを経て、いつしか冒険小説へと変遷したが、全七作を通して読者を離さないリーダビリティーは他に類をみないレベルであり、稀代のシリーズが終わってしまった。 本作では世界的な人身売買ネットワークとアティカスの奮闘が繰り広げられるが、相変わらずのボーイスカウトぶりを発揮して、正義のために容赦なく突き進んでいく姿に取り込まれた。 | ||||
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グレッグ・ルッカの、“世界最強のハードボイルド”という惹句が付けられた、プロのボディーガード(パーソナル・セキュリティ・エージェント)、<アティカス・コディアック>シリーズの後期三部作の3作目、シリーズを通しては第7弾となる完結編。 ’10年、「このミステリーがすごい!」海外編で第20位にランクインしている。 前作『哀国者』からおよそ5年。‘わたし’ことアティカスは、旧ソ連の黒海に面したグルジア共和国コブレチの町の一軒家に、パートナーとその愛犬と共にひっそりと、しかし警戒にも抜かりなく暮らしていた。アティカス・コディアック、36才、夏。事件は起こった。親しくしていた隣人一家が惨殺され、14才の少女が連れ去られたのだ。‘わたし’は少女を取り戻すべく立ち上がるが、そこに国際的な人身売買組織のネットワークの影が浮かび上がってくる。 グルジアからトルコへ、ドバイへ、アムステルダムへ、そしてラスヴェガスへ、‘わたし’は何かに取り憑かれたように“世界の裏路地”を奔走する。‘敵’との激しいアクションの末、今回も全身傷だらけになる。彼女を見つけ出すことは、すなわちおぞましい悪に鉄槌を下す闘いであり、‘わたし’にとっては、かつての自分といまの自分に折り合いをつけようとする自己との和解であった。 第1作からの愛読者である私は、完結編である本書を、まるで慈しむようにじっくり読もうと思っていたが、ルッカの筆はそんな悠長にはさせてくれなかった。‘わたし’の次から次に転回するハイテンポな緊張感ある追跡行。後半には私立探偵ブリジットとその妹も登場し、このシリーズ全作に言える、最後の1ページまで息を抜けない緊迫のストーリーが読む者を没頭させて離さないのだ。 ’96年の『守護者−キーパー−』から、人を守ることを生業としていた男が、ある女に出会って激変する、その生き様を描いてきた“稀代のハードボイルド”シリーズは、現代ミステリー史に燦然と輝く足跡を残して’09年の本書で波乱の幕を閉じた。 | ||||
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遂にアティカスシリーズが完結してしまう(泣)。ファンとしては哀しいけどいつの日かまた会えると信じてます。あまりにも多くの悲劇を乗り越えて今のアティカスがあるけど、最後やから昔の仲間の事などがもっと書かれてたら良かったのに・・・・。まぁ〜一番好きなキャラのブリジットだけが最後まで変わらず登場するのは嬉しかったなぁ〜。ボディーガードから暗殺者の恋人へと変化していったアティカスやけど、その根底にあるものは初期のアティカスのままでした。アリーナとお幸せに。 | ||||
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グレックルッカのアティカス最終作、「えー本当といった印象と、何でこんなに早くといった消化不良」を率直感じた。現代ハードボイルドのシリーズ作としては、国内発売物ではコナリーのボッシュシリーズと双璧をなす傑作物として、個人的には評価していたし、出版不況の昨今、国内翻訳物しかり、サブプライムローン問題以降のアメリカでもかなりの消費不況から、あえて当代第一の人気シリーズを閉館してしまう必要を疑ってしまう。プロ野球でいえば、名選手、名投手でありながら、かなりの余力を残しての第一線からの引退とでもいえようか、ルッカ自体、さらなる飛躍の期待ができる作品があるのか分からないけれど、読書好きには、毎年、季節柄の楽しみの一冊が無くなってしまうことが、本当に残念です。作品的には、ブリジット姉妹が本作の重要な舞台に絡み、シリーズのエンディングを飾る一作に色を添えています。初めて読む方には、第一作から読んでほしいし、単発での読書は、本シリーズを読む上で、上策ではない。 | ||||
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